ようこそ選択肢に振り回される人生へ 作:らら
にゃー
俺の名前は矯正一択、本物のサイヤ人の戦士だ!!
…今のあなたには信じられないかもしれませんが、今から間も無くあなたは堀北さんをカフェに誘ってしまわれる……そしてフラれてしまうんです。
怖すぎるんですっ!怖すぎるんですよ拒否られるのはっ!!
……と言うわけで俺は今、宇宙の帝王クシーダに『おめえちょっと堀北をカフェに連れてこいッ…いいな?』と無茶振りされて更にそれを断れないと言う地獄以上の状況に追い込まれている。……あの独裁者め。
……あいつは童貞の行動力を甘く見ていますっ!自分から能動的に女の子を誘える勇気があるならとっくに卒業してんだよバーカ!!
童貞人を甘くみるなよ……(ベ◯ータ)
ただやらないと俺はコントロールを失ったクシリーに八つ裂きにされてしまう……くそぅ。
あんのクソ女めっ!いつか目にもの見せてくれるっ!!覚悟してろ!!
…………選択肢とか、出てこねえかなぁ……はっ!?俺は一体何をッ!?
あんなのに頼るぐらいだったら死んだ方がマシだッ!!
見せてやろう、超エリート伊達男の圧倒的パワーをっ!!!!
そう、さりげなーく誘えばいいんだ。別に知らない仲じゃないし……一番最初に誘ったのがしりとりなんだぜ?
それに比べたら何と正常なお誘いでしょうか?
余裕ですな。
「……よよよよお堀北。い、今ちょっといいか?」
ハイ全然ムリデシター!!!!!!!!!!
あかん、やっぱなんかめちゃくちゃ緊張する!!
だって一緒にカフェ行こうってほぼデートじゃん!!(童貞の発想)
デートのお誘いとかした事ないんですけど!!緊張するんですの!!
「…あら、矯正くん。どうしたの?そんなに改まっちゃって……何か困り事でもあるの?相談に乗るわよ」
アヘェ)v(゜∀。)v↑↑↑↑↑↑
や、優しい……!!やっぱり堀北さんはとてつもなく優しいッ!!
あなただったら必ず誘いに乗ってくれると信じています!!
「い、いやそういう訳じゃない…心配してくれてありがとう……あー、それはそれとして今日放課後暇だったりしますか?」
ドキがムネムネしてきますねぇ!!緊張の一瞬ですの!!
「今日?そうね……特に用事はないわ。寮に戻って明日の準備をするくらいかしら」
よっしっ!放課後フリータイムって事はまず間違いなく来てくれるっ!!
勝ったな……ああ。
…でもこれで断られたらダメージデカくない?俺と一緒に行きたくないって事だもんね?
……さ、流石にそこまで嫌われてはいない……はず……ですの……。
寧ろ結構好かれているはず……ですの……優しいし……の。
……大丈夫だよな?な?
【私と伝説の超デゑゑゑdoor!?しようではありませんか】
【私と隣り合わせのベッドで絡み合おうではありませんか】
普通に誘わせろやっ!!
一緒にカフェ行こうぜくらいで丁度いいんだよ!!
俺の後押しでもしてるつもりかお前っ!?
ほっとけや!余計なお世話なんだよ!!
バカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
「私と伝説の超デゑゑゑdoor!?しようではありませんか」
何言ってんのか分かんねえ!!日本語でおけって知ってる!?
「……ごめんなさい、上手く聞き取れなかったわ。もう一度言って貰える?」
ハイッ!!僕もそう思います(ト○○○○)
もうウジウジしてる暇はねえ!!選択肢がししゃり出て来る前にとっとと誘っちまおう!!
それが一番正しい選択肢だッ!!
「これからパレットってカフェに行きます!一緒に行きませんかー!?」
もうどうにでもなれーッ!!!!
「……カフェ?それはまた、随分突然ね。…矯正くんがああ言ったところに興味があるとは思わないのだけれど……それに私だけ?
佐倉さんや綾小路くんは誘わないの?」
俺もあの二人が一緒だったらもっと気楽に誘えてたよっ!!
でもあの性悪女が『まずは堀北さんから私の元へと連れて来なさいッ』とか我儘言うんだもんっ!!
逆らえねえしやるしかねえよなぁ!?
あの二人はこの戦いに着いて来れないだろうから置いて来た……みたいな事適当に言うしかねえっ!!
【堀北と二人で行きたいんだ】
【堀北と二人で…デュフフw行きたいンゴwwコポォwww】
やめっ…ヤメロォー!何を考えているんだキサマはっ!?
下はどう足掻いてもドン引き案件だし、上はちょっとガチ感でるしで最悪だよ!!
これで断られたらどうすんだっ!?我死ぬぞっ!?責任取れんのかおまえっ!?
闇雲にラブでコメディするのは危険ですっ!!もっと情報を集めてからでも!!
……言うしかないよねぇ……ははっ……
「堀北と二人で行きたいんだ」
俺の突然の熱愛宣言を聞き、目を丸くする堀北を見て、場違いだがやはり可愛いと思った。
……こんな状況じゃなかったらもっと堪能できてたのによぉ!!クッソォ!!
「それでどうだ?俺的には一緒に来てくれると大変嬉しいのですが」
嬉しいどころか命の恩人だよね、ほんとに。
「っ……まあ、別に構わないけど……」
「……え?マジで?いいの?」
ほんとのほんとのほんとに?ドッキリとかじゃなくて?
「ええ。今日は特に用事もないし」
…………………やったああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこれめっちゃ嬉しいっ!!最高の気分なんですけど!!もう何もこわくない!!
伝説の超俺の勝ちでございます。ふーっふっふwあーはぁーはぁーはーっwうあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはっはぁーっwwひぁっはっはっはっww
いいぞぉ!!最早櫛田との約束など必要はないっ!今の俺のパワーで堀北と最高のデートをしてしまえェェェェェ!!!!!!
【喜びのダンスを披露する(ギニュー)】
【心情を吐露する】
このくたばりぞこないがーっっっ!!!!!!!
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喜びのダンスを披露したせいで約束の時間から大分遅れてしまったがもう知らん。
だってあれ俺悪くねえし。絶対悪いの遅延行為大好き邪神のアイツだし。
……櫛田さん怒ってないといいですねぇ……。
そんな死の恐怖を味わいながら注文を終えて、二人でドリンクを受け取る。
……食べ物とかも頼もうと思ったけど絶対喉通らないからやめておくが吉ですの。
胃がイッテェですの。
「折角来たはいいけど、席が空いてないわね」
「ですの。あっでも丁度あそこが空きそうですの!!日頃の行いがいいからですわねきっと!!」
二人掛けテーブルの女子たちが即退散するのを見て、その場を超特急で確保する。
ここまでは概ね計画通り。時間の遅れはありましたが……。
「あなた口調どうしたの?」
「マイブームですの!!」
この後の修羅場を思うとですのってないとやってられねえんだよ……。
俺たちが席に着くと、隣の女子二人がドリンクを手に取りすぐさま席を立った。
……そして多分ずっと待ってたであろう櫛田がすぐに向かってきました。
……コワイ。
「あ、堀北さん。偶然だねっ!……それに矯正くんも」
俺は見逃さなかったぞ!一瞬俺を睨みやがったのをなっ!!
【この出会いは必然かもしれないぞ?】
【俺の本来の計画は堀北をここに呼び出し、櫛田と仲良くさせる事なのだからなぁ!!ふぁ〜はははw】
ニャメロン!勝てる訳がないっ!!あいつは伝説のクシーダ様なんだぞッ!!
「この出会いは必然かもしれないぞ?」
「えっ!?…は、はは…面白い事言うねっ!!矯正くんはっ」
外面だけはいいんだよなぁ……内心めっちゃイラついてそうだけど。
そんな俺たちのやり取りを見て、堀北が意外そうな顔付きで口を開いた。
「矯正くん。あなた、櫛田さんに対する拒絶反応はもうないの?」
…………確かにっ!櫛田と話してても選択肢が出て来なくなってる!!なんでっ!?
……もしかしてアレか?彼女の本来の姿を知ったから選択肢が満足でもしたのか?
ずっと仮面仮面うるさかったのはそう言うことか……なんでも知ってんなコイツ。
腐っても神ってことね……さーて、どう答えたものかなぁ……。
【好きな子に意地悪したくなるアレですよ】
【お前には関係ない】
小学生かよ!!さすがの堀北も呆れるわっ!!
『矯正くん…あなた……』って顔が目に浮かぶようだよ!!
相変わらず下鬼畜だしな!!急に冷たすぎんだろッ!!
上だ上ェ!!絶対櫛田にキッモとか思われるけど
そんなのはもう無視だ!!
堀北に暴言吐くより全然マシですの!!
「好きな子に意地悪したくなるアレですよ」
その発言を聞いた櫛田は、予想通りドン引きした顔を此方に向けてきた。
……別にいいし、想定通りだし……。
しかし、意外だったのは堀北の方で、ただ呆れ果てるだけかと思っていた
彼女の顔は少しだけ…そう、ほんの少しだけ、気に食わないといった様な不快な表情に染まった様に見えた。
だがそれは本当に些細な変化で、注視していなければ気付かないレベルのものだった。
その変化に驚愕している俺を尻目に、堀北は直ぐ様いつも通りに表情を戻し荷物を纏め始めた。
……あ、あの?堀北さん?
「……そう。私、帰るわ」
ゑゑ!?堀北…一体どうしたと言うんだ……とか言ってる場合じゃねえだろバカッ!!
なんか怒ってません!?…まさか……嫉妬?……ってんなわけねえよ自惚れんな俺っ!!
まだ出会って一か月も経ってねえのにこんな奴好きになる訳ないだろっ!!冷静になれ!!
堀北も堀北で櫛田に対する確執的なものがあるってだけだって絶対っ!!
「あ、ま、待って堀北さんっ」
櫛田もなんとかしろオラみたいに睨んで来てるけど、ガチ拒絶堀北を呼び寄せる手段なんかもってねえぞ俺っ!!
何かもおしまいだぁ……泣きそう。
【(´・ω・`)】
【「待っでよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」と泣きついてみる(笑)】
これ以上状況を悪化させんな!!今それやると冗談じゃ済まなくなるわっ!!
(笑)じゃねえんだよ(笑)じゃッ!!ふざけてんのか!?クソがっ!!
上しかねえ!!でも意味あるのかこれ!?
「(´・ω・`)」
「(何してんのよこのバカっ!!そんな顔したところであの堀北を引き止められるわけないっつーのっ!!)」
俺が追いかけようともせずにただただ(´・ω・`)顔で佇んでいるのを見て、櫛田が何か言いたげな顔でコチラを睨んでいる。
……仮面剥がれて来てますよー櫛田さーんアハハハー(現実逃避)
「と思っていたけれど折角カフェまで来たのに一杯も飲まずに帰るのも間抜けな話ね。……矯正くん、少し詰めて貰えるかしら」
「ハイッ!堀北最高ッ!!」
「(!?嘘でしょ!?これ本当に私の知ってる堀北なのっ!?堀北鈴音の皮を被った別人って説はないっ!?)」
なんかよくわからんが勝ったッ!なんかよくわからんけどッ!!
……そう言えばメル友の時もこの顔したら了承してくれたなぁ……選択肢補正でもかかってんのかな……ヨシッ!!
【櫛田を殴る】
【櫛田を煽る】
唐突すぎマジワロエナイッ!!
出すのに困ったからって適当な選択肢出して来てんじゃねえよアホっ!!
幾ら櫛田に恨み辛みがあったとしても暴力に訴えるほど落ちてねえわ俺はっ!!
「おい櫛田、なにボーっとしてんだ?どうせだったらなんかオススメとか教えろよ。気が利かねえ女ですの!ですの!!ですのっ!!!!」
ウッゼェですの!!!!
「(こ、コイツッ!!)……あ、あははっ!そうだね!!これとかこれ…おすすめだよっ!!今度来た時頼んでみたら!?」
俺には分かるぜ!今の結構イラついてますね!!
だがお前に対して申し訳ないという気持ちは一切湧いてこねえっ!!
はっはっはっはっ!!ザマァw
「矯正くん。今のは少し、口が悪いと思うのだけれど」
「……へえっ!?(う、嘘でしょッ!?やっぱりこれ別人じゃないっ!?他人を気遣える心とかあったの!?私の知ってる堀北鈴音じゃないんだけど!!)」
【お前に言われんでもわかっとるッ!!】
【素直に謝る】
やっぱり、悪口って、よくないよね。
「そうだな…確かにそうかもしれない……悪いな、櫛田」
「(あんたも謝るのかよっ!)…う、ううんっ!大丈夫だから!!気にしないでっ。……ほ、堀北さんもありがとね」
「…別に、あなたの為じゃないわ。……矯正くんは時々訳の分からない行動に出る事があるから、周りがちゃんとフォローしてあげないとね」
そう溢した彼女の姿はまさに慈愛の女神。母性溢れるその在り方に俺が何度救われたか……何時も有難うございます。
「……いや誰っ!?」
どうした急に。
「…どうかしたの?櫛田さん。急に立ち上がったと思ったら叫び出したりして。……ここは公共の場でしょう?あまり、周囲に迷惑をかけては駄目よ」
「だから誰っ!?」
…………?ナニイッテンダコイツ?(゚Д゚)ハァ?
「…質問の意味が分からないのだけれど……私は堀北鈴音よ」
「そんなこと知ってるよっ!!」
本当にどうしたんだ櫛田のやつ……情緒不安定かよ。人のこと言えないけど。
「……櫛田さん、あなた大丈夫?熱でもあるのかしら?疲れてるの?そう言う時は、無理せずちゃんと休んだ方がいいわよ」
こんな優しい堀北を嫌っている人が居るらしいですよ!誰とは言いませんけど!!
「……ああもう、本当訳分かんない……どうなってんのよ……」
もう取り繕う余裕もないのだろう。口調もあの時の素に近い感じになっていて、頭を抱えて机に突っ伏す櫛田を見て素直な感想が口から飛び出る。
「……なんか大変そうだな」
「……誰のせいだと思ってんのよ」
素が出て来てますよ櫛田さん。……なんかコイツ、このままだと人目の多いここで爆発する気が微レ存なんですけど。
…彼女に限ってそんなミスはしないと思ってはいるが、なんか今色々バグってそうだし可能性はゼロではないだろう。
なんでバグってるのかは知らないけど。
…………俺のせいって恨まれるのも癪だし、今日はもうお開きにしてとっととここから出よう。
……後が怖いし。
「もう出ようぜ。人多すぎて疲れましたの」
「そうね。私もあまり人混みは得意ではないから気持ちはよく分かるわ。……櫛田さんは、どうするの?まだ、私に何か言いたい事がありそうだけど」
「……えっ!?じゃ、じゃあ私も行こうかな……えっと、でもいいの?堀北さん」
「別に構わないわ。私が決めることでもないし」
「そ、そう…そうなんだ……あはは……」
……櫛田のやつなんかずっと微妙そうな顔してんなぁ…なんでですの?
【臆病者はついて来なくてもよいッ!!】
【早くしろッ!間に合わなくなっても知らんぞーッ!!】
黙ってろ!!バーカッ!!!!
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カフェを出て寮への帰り道、堀北も櫛田もひたすら無言。やたら空気が重くて泣きそうです。
なんで喋らねえんだよこの二人……ガチシリアス状態じゃねえか。
選択肢も何故か大人しいし。
そうして胃が壊れそうになりながらもなんとか寮の近くまで帰って来た頃、周りに人が居ないことを確認してから、漸く堀北が口を開いた。
「櫛田さん、一つだけ確認しておきたい事があるのだけど、あなたは私のことが嫌いよね?」
直球スギィ!!
やめてぇ!!そう言うの俺のいない所でやってぇ!!!!
もう胃がぶっ壊れそうですの!!イッテェですの!!
胃薬よこせですの!!
「どうしてそう思うの?」
「そう感じるから、としかその質問には答えられないけれど……間違ってる?」
「……あはは、参ったな」
櫛田は一度目を瞑り、そしてとびっきりの笑顔を堀北へと向けた。
「そうだね。大っ嫌い」
そうはっきりと、隠すことなく堂々と伝えた彼女の笑顔に、思わず見惚れてしまったのは秘密だ。
「やっぱりね。……ただ、それだと益々あなたの行動原理が分からなくなるわ。何故、嫌っている私と仲良くしようとするの?」
「……私には私の目標があるの。だから、堀北さんとも仲良くしてたいの……理由、話した方がいい?」
「いいえ結構よ。興味もないから」
相変わらずバッサリですね!!
「あはは…でもさっき大っ嫌いって言ったけど、今の堀北さんはそんなに嫌いでもないかな」
「……今の?それは可笑しな話ね。今も昔も私は私で、私のまま。何一つとして変化していないと思うのだけれど?」
「……それ、本気で言ってるの?」
「ええ」
「……これはもう、重症ね」
一欠片も口を挟めないんですがもういいでしょう。このまま大人しく空気としてフェードアウトするのがこの上ない幸せです。
【俺の事はどう思ってるんだ?】
【さっきの笑顔に見惚れたぜ!結婚してくれ!!】
やっぱり来ると思いましたのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!!!!!
ここまでやけに大人しいと思ってたらタイミング測ってたんですのね!?
イッチバン俺がイラッて来るタイミングをよ!!
ほんっといい性格してますねーっ!!!!
このクズヤローッ!!!!!!
「俺の事はどう思ってるんだ?」
この前言われたから答えなんて分かりきってるんですけどね!!クソがっ!!
「矯正くんのこと?……大ッッッ嫌いッッッッ」
はっきり言いやがって!!せめて嫌いで留めとけよ性格悪いなッ!!
今日の俺はお前の手となり足となり働いたってのに……!!
「もっとオブラートに包めよ!この性悪女!!」
「それ、人前では言うなって言ったよね?……あーあ、言っちゃおうかな?お姉ty」
「なに言おうとしてんだっ!?黙ってろこのバカっ!!」
「なによ!」
「なんだよ!!」
「……二人とも、随分遠慮のないやり取りをするのね。……意外と、仲良いのかしら」
そんな俺たちを見て堀北がそう溢した。
……俺と櫛田が仲良いだと?なんの冗談だ!!脅されて使役されてんだぞこっちはっ!!
胸に関しては自業自得だけどさっ!!
そこだけはごめんなさいだけど!!
「「仲良くないっ!!」」
「「真似すんなッ!!(しないでっ!!)」」
「……仲良いでしょ」
俺はこの性悪が黒歴史録音しやがった事一生許さねえからなっ!!
……器が小さい?なんとでも言えっ!!
絶対許さないですの!!
胸に関しては自業自得なんだよなぁ……