ようこそ選択肢に振り回される人生へ   作:らら

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全然進まない...


第三話 自己紹介は劇的に

二択と見せ掛けて実質一択な選択肢を選んでクリアするゲームはぁじまぁるよー!

 

やりますやりたくなりますねぇ!ああ^~いいっすねこのゲーム~(恍惚)粋スギィ!!

 

 

……現実逃避はこのくらいにして今早急に解決すべき問題について目を向けるとしよう。

 

それは前回の選択肢を選んだ瞬間から身体中のリミッターが外れて施設内を猛烈に爆走する俺自身、このままじゃまた大人たちに折檻されるし体が壊れる。お助けください!ベジータ王(懇願)!!

 

いやね?自分の体なんだから止まればいいだけの話だろうヴァカめ!って思いますやん?無理なんだなぁこれが。

 

だってバカの選択肢が【銀髪ロリ美少女の気配がするぜ!!全速全身DA!】とかほざきやがって消去法とはいえそっち選んじゃったんだもん。

 

ならあとはそれに従って強制ロールさせられるだけだよね仕方ないね。当たり前だよなぁ?…くそぅ。

 

しかしさっきからひたすらバクシンバクシンバクシン!バクシンシーン!してるが一向に止まる気配がないな。

 

おまけに知らないルートとか隠し通路的なところを色々ぶっ壊しながらフルスロットルで駆け抜けてるんだがこれ大丈夫か?

後でドチャクソに怒られたりしない?……だ、大丈夫(の筈)だ問題ない(震え声)

 

「おい!さっきからずっと爆走してるが何処へ向かってるんだ?…にしてもこんな道よく知ってたな」

 

!!その孤独なシルエットは…綾小路お前っずっと着いてきてくれてたのか!?いきなり走り始めた意味不明な俺を!?

 

な、なんていい奴だ…でもやったぜ!これで責任を分散できる!!怒られるの俺一人じゃなくてすみますねぇ(クズ)!!心の友よ~(ジャイ○ン)

 

「進み続けるんだ!!銀髪ロリ美少女に出会う(強制)まで一歩も休まずっ…俺がっこの足で!!」

 

「そ、そうか…だがここにそんな奴は居ないと思うんだが…」

 

ハイッ!僕もそう思います。けど選択肢で出たんだからしょうがないだろ!いい加減にしろ(八つ当たり)!!

 

「居ると信じて頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る!!(切実)」

 

「……かれこれ三十分ちょっと走ってるが一向に見つかる気配なしだな。本当に居るのか?あといつまで続けるんだ?」

 

……ほんとにいつまで走らされ続けるんですかねえ俺はっ!?

 

銀髪ロリ美少女に出会うまでの辛抱なんだろうが、それも件の美少女がホワイトルームに実在したらの話だ。

 

どうせ性格が捻じ曲がってる選択肢様の事だから

【銀髪ロリ美少女(但し索敵範囲は地球とする)の気配(ここからするとは言ってない)がするぜ!!(見つけるまで)全速全身DA!】って可能性も全然ある。

 

もしそうだった場合、外に抜け出せない俺は永久にこの中を

走り続ける事になるが……

 

そんなのいやだーっ!!!(ブウ並感)罠だ!!これは罠だ!!選択肢が俺を落とし入れるために仕組んだ罠だ!!

消去法で選ばざるを得ない上が死の具現というのはおかしいじゃないか!!それが罠だと言う証拠おおおぉぉぉぉぉぉ!!!!(迫真)

 

はあ…はあ…もうダメだ…おしまいだぁ…殺される…俺だけ殺される…ヤツは伝説の超選択肢なんだぁ…

 

「あっおい、あそこでもう行き止まりみたいだぞ。どうするんだ?」

 

逃げるんだぁ…勝てるわけがないっ!!アイツは伝説の…うん?なんだって?行き止まり?…わあほんと、凄く大きい鉄の扉ですの。すごく…大きいですの…。

 

この速度でぶつかったら普通にタヒねますの…あはっはーっはっーはっはっは…‥やばいですのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!??!??!!??

 

どうする!?どうすればいい!?体の制御は未だ効かないし速度全く緩めないしっ!!寧ろあの扉を見つけた瞬間から加速度的にスピード増していってる気がするんだが!?想い人ですかぁ!?

 

なに?銀髪ロリ美少女って銀鉄デカ扉の事だったの?そんな訳ねえよなあ!?訳が分からないよぉってあ?

 

【第一印象こそが全て。扉を蹴り壊して一生忘れられない出会いを相手の心に刻み込む】

 

【あんな大きな鉄扉を蹴って怪我をすると危ない、代わりに綾小路清隆を投げ飛ばしてみる】

 

誰に!?あとなんでぇ!?上も下もおかしいだろ!!

 

俺が死ぬか綾小路が死ぬかの二択じゃねえかふざけんな!!

 

特に下ァ!!

 

なあにが投げ飛ばしてみる(キリッ(`・ω・´)だ!!軽い気持ちで言ってんじゃねえ!!

 

命がもっだいだいっ!!バカじゃないですか!!?

 

あんなの蹴り壊せるわけないでしょ!?

いくらリミッター外れててもワイトは人間ですよ!?

 

……ああそうだよな選択肢に文句言ってもしょうがないよな…選び続けるんだ…死んでも…死んだ後も…。

 

ちっくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

二つの選択肢の二重奏により肉体が限界突破(\(^o^)/)した俺は並走していた綾小路を置き去りにし扉を蹴り壊す為に全力疾走していた。

 

 

「?…(矯正…一体何する気だ?…まさか……)」

 

「スゥ……オラァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

ドゴォォォォン!!凄まじい轟音が響き渡ると同時に足に掛かる衝撃で泣きそうになるが、それよりも頭のおかしすぎる登場をした俺を呆然とした顔で見つめてくる銀髪の少女の事が気になってしまった。

 

【キザな自己紹介で心を掴む】

 

【○○な自己紹介で心を掴む(オート)】

 

お、オート?なにそれこっわ……上だ上ェ!!

 

「フッ、我の名前は矯正一択。キミに会いたくて、そしてキミと言う運命を感じて飛んで来た!!可憐なる銀の少女よ!!名前を教えて貰ってもいいだろうか!?」

 

気持ち悪っ!!キザとは(疑問)。

まずびっくりさせてごめんなさいとか謝らせて欲しいんですけど!!

よく見たら杖ついてるし?……いやほんとマジですいませんでした。

 

俺の渾身の気持ち悪すぎる名乗りに目の前の少女は胡乱げにこう答えた。

 

「……馬鹿なんですか?あなたは」

 

デスヨネー。

 

これが後々、俺や綾小路とも長い付き合いになる銀髪の少女とのファーストコンタクトだった。

 




次回...どうなるかな...
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