ようこそ選択肢に振り回される人生へ   作:らら

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お久しぶりです。お久しぶりですが……話が全く進まねえ!どうなってんだ!?


第三十一話 ほも……ほも!?

こうして俺が泣き土下座で尊厳を底辺のドン底まで叩き落とした以外は割と丸く治った。

あーよかったよかった……って全然良くないけどな!クソがっ!!

 

選択肢マジ許さねえ…いつか私が然るべき報いを……!

 

「矯正くん。勉強会のことだけど、私も手伝ってもいいわよ。人数が多い方が効率がいいでしょう?綾小路くんだけでは大変でしょうし」

 

俺が選択肢に対する憎悪を燃やしていると、堀北鈴音さんがそんなことを……って。

 

「え?いいのか?割と大変だと思うんですけど……」

「構わないわ。私としても、このままDクラスのままでは困るのだし。寧ろ、いいきっかけが出来たと思ってるくらいよ」

 

そう優しく微笑む聖母堀北さん。

 

な、なんて優しいんだ……!こんなの…こんなの……!

 

惚れt

 

【世界の中心でアイを叫ぶ】

 

【教室の中心でアイを叫ぶ】

 

【もういっそのこと自分が世界の中心になる】

 

だあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

クッソがァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!

少しは大人しくしてろよこの疫病神が!

 

こんな所で愛なんか叫べるか!どんな形の公開告白だよ!?罰ゲームすぎんだろ!

 

一番下に関しては意味分かんねえし!ちょくちょく人外だの概念だのになる選択肢出してくるのやめて貰えます!?

気の迷いで選んじまったらどうすんだこのバカッ!!

 

……あーはいはい、いつも通り言っても無駄ですよね分かってますよやりますよ……クソッタレめ!!

 

俺は消去法で真ん中を選んだ。すると体が勝手に教室の中心へと動き出し……。

 

「アイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!」

 

「「「「「「「「「「!?!?!?」」」」」」」」」」」

 

アイを叫んでいた。

 

……待って!アイを叫ぶってそういう事なの!?文字通りの意味!?

 

ふざけんなよ!マジでほんとに意味分かんねえやつじゃねえか!

これならまだ公開告白の方が良かったよ!

 

クラスのみんなの驚愕の視線を見ろよ!軽く死ねるぞ!?マジで!!

 

あの清隆や堀北、佐倉でさえもファッ!?って顔してんだぞ!?

……なんかもう心折れそう…助けてケスタ……タスケテ……。

 

そんな俺の思いが通じたのか、我らがイケメン平田くんが話しかけてきてくれた。

 

「ど、どうしたんだい矯正くん?何かあったのかな?」

 

……イケメンで優しいとか最強すぎませんかこの人。ちょっともうほもになってもいっかなって思うくらいカッコいいんですけど。……っていやいや何考えてんだ俺っ!?気をしっかり持て!俺は女の子が大好きな変態野郎だろう!?

男を好きになったりなんてしません!絶対に!!

 

くっ、平田め…なんて奴だ……!この魔性の男め……!許さんぞ!!

 

でもそれはそれとしてほんとにありがとう!感謝します!!!!

 

俺は普通に当たり障りのない弁めi

 

【教室の中心で平田への愛♡を叫ぶ】

 

【ここは敢えて当たり触りたい佐倉の胸を揉みしだく】

 

【意味の分からない弁明をする】

 

殺すぞ!お前ちょっとマジでいい加減にしろよ!?

なにが敢えてだ!?ちょっと上手いこと言ってんじゃねえよこのバカッ!!

佐倉にんなこと出来るわけねえだろーが!死ぬわ!罪悪感で!!

 

もう以上場をカオスにするんじゃねえよ!疲れたんだよ色々と!!

 

大人しくしててくれ!お願いだからさぁ!!

 

俺は消去法で下を選んだ。……てかさっきから実質一択じゃねえかふざけんな!!

 

「いや悪いな。ちょっと推しのアイドルの名前を急に叫びたくなっただけなんだ。そう言う時、あるだろう?」

 

ねえよ!自分で言っててなんだがねえよ!いや百歩譲って現実のアイドルならあるかもしんないけどさぁ!!

そのアイドルって二次元の存在じゃねえか!ワケワカンナイヨー!!

 

「そ、そうなんだ…確かにある…かもしれないね……はは」

 

イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!!!めっちゃくっちゃ気を遣わせてる!ほんとごめんね平田くん!!

今度なんか奢るから許してェェェェェェ!!!!!

 

俺は色々な居た堪れなさから即座に土下座を敢行した。自分の意思で。

 

「なんか色々すいませんでした」

 

周りがざわざわしているが知るか!もうほんとに平田くんには迷惑かけっぱなしな気がして申し訳ないの!

土下座くらい安いもんだぜ!

 

「あ、頭を上げてくれないかい!?別にそこまで謝る様な事はしていないじゃないか!それに、君のお陰で須藤くんとぶつからずに済んだんだし……こっちの方が感謝してるくらいだよ!」

 

あっ…あっ……この人……やさしい……しゅき♡……ってはっ!?違う違う!血迷うな!俺はほもじゃない!

女の子大好きな一人の少年だろう!?

 

唱えるんだ思い出せ!堀北可愛い佐倉可愛い櫛田かわ…かわ……?うん、顔だけは可愛い。顔だけは。

あと有栖ちゃんも可愛…いやあの子もちょっと怖かったような……ま、まあいいか!とにかく俺は女の子が好きだ!ノーマルだ!だから大丈夫ですの!!

 

「そう言ってくれると有り難い。サンキュー平田くん。じゃ」

 

これ以上この優しさとイケメンが合わさり最強に見える男と話していると、ガチでほもに目覚めそうになってしまう予感がしたので、俺はそそくさと堀北と佐倉、清隆が居る場所に出戻りする事にした。

 

「矯正くん。あなた、やっぱり何処かおかしいのかしら?…それとも、何か悩み事でもあるの?相談位なら……乗るわよ」

 

そう言って照れくさそうにそっぽを向く堀北。可愛い。

 

「きょ、矯正くん。あ、あの……だ、大丈夫?なにか無理してない?わ、私も相談位だったら…頼りないかもだけど……」

 

佐倉もおどおどとしながらも、あんな頭のおかしい行動を取り続けている俺を怖がらずに心配してくれる。優しい。

 

……うん、やっぱ堀北と佐倉両方滅茶苦茶可愛いな!結婚したい!!全く美少女は最高だぜ!!

 

矯正一択はほも疑惑が晴れて気分は非常に快晴となった。うん!やっぱ俺はほもじゃない!大丈夫だ!!

 

俺は二人に感謝の気持ちを伝えようとすると……。世界が静止した。静止しやがった。

 

ああクソッ!何だよぉおもおおおまたかよぉおぉぉおおおお!!!!!!

 

【「清隆は…その……心配してくれないのか……?」(上目遣いで頬を赤ながら)】

 

【ガチホモとして生きていくか悩んでるんだと真面目に相談してみる。教室中に聞こえる声で(笑)】

 

(笑)じゃねえんだよこのバカァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

 

おまえほんっと、お前ほんっとさぁ!性格悪すぎんだろマジで!!!!

 

絶対許さねえ!駆逐してやる!絶対に駆逐してやる……!!

 

このデッケェ害虫がぁぁぁぁぁaaaaaaaaaa@#_##v#/**/*_*^^'-[_?!?!??!?!?!!?

 

いっだっ!?いやいっだっ!?なに!?害虫呼ばわりに怒ったのぉぇえぇええぉぉぉえ!!???!??

 

わかった!分かったよ!やればいいんだろやれば!

 

こんの性悪神がァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

 

「清隆は…その……心配してくれないのか……?」

 

やったよ。やってやりましたよ。男の娘ならともかく俺みたいな筋肉野郎の上目遣いとかマジで誰得だよ……。

 

これには流石の清隆さんもドン引きかと思いきや……。

 

「いや…心配と言うか……お前のそれは割といつも通りだからな。余程の事がない限りオレが心配する事でもないだろう」

 

普通に…普通に答えてくれました。

 

…さすが付き合いが長いだけあるな我が親友よ!信じてたぜ!!

……てか清隆目線だと俺のこれもさっきのもいつも通りの通常運転なのか……まあ間違ってないけどね、はい。

 

だがここに来て俺は気づいた。清隆は兎も角、堀北と佐倉は今のにどう言う反応示すのかと言う事に。

 

恐る恐るそちらを見ると……。

 

「きょ、矯正くんと綾小路くんってやっぱり……!?」

「……矯正くん、あなた男色家だったの?いえ、まあ…私には関係ない事だけれど」

 

恐れていた事態が起きている!?違うんだよ二人とも!俺はちゃんと女の子が好きで!

……ってん?ちょっと待て……佐倉の反応、なんか可笑しくない……?気のせいかな……?

 

佐倉の様子に脳裏をよぎったあかん違和感を無視して俺はほもではない事を二人に説明──

 

【言わせるなよ…恥ずかしい……】

 

【今この場で性転換して清隆と付き合う事によってほも疑惑から脱出する】

 

……はは、俺、泣いてもいいかな?

 

 

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