ようこそ選択肢に振り回される人生へ   作:らら

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いつまで教室にいるんだコイツら……?


第三十二話 勉強会について

「言わせるなよ…恥ずかしい……」

 

俺は言った。言ってやった。て言うかもう言うしかなかった。死にたい。

 

三人の反応は……。

 

「…………」

 

堀北は無言。

 

……なんか怖いんですが。

 

そして佐倉は……。

 

「……!!」

 

なにやら興奮していらっしゃる様だ。……いやなんで!?まさか、そう言う事なのか!?

 

佐倉愛里は腐女子なの!?腐女子愛里だったの!?

 

ウゾダドンドコドーン!

 

清隆は……。

 

「生きろってことだよ、とでも返しておけばいいか?それにしても古すぎるだろこのネタ、誰が分かるんだよ」

 

特に気にした様子もなく普通に返して来た。

 

……何言ってんだコイツ?古いネタ?は?……あっ!そう言えば昔掲示板でこんな感じのやり取りがあったような気が……いやなんで分かるんだよ、キッショ(◯索)

 

でもお陰でそう言うネタなんですよ、って誤魔化せるぜ!さすが清隆!略してさすきよっ!!

 

【やりますねぇ!】

 

【ヤらないか?】

 

うるせぇ!もうほもネタはいいわっ!黙ってろ!!

 

「やりますねぇ!」

「まあな」

 

なんで動じないんだコイツ……凄くね?俺の扱い慣れすぎだろマジで。びっくりだよ。

 

「……ネタ?どう言うことかしら?」

 

俺たちの一連のやりとりを見て、堀北がそう質問してくる。

 

ありがとう!その質問を待ってたんだ!!

 

【一々説明するのも面倒だ…てめえで勝手に想像しろ……】

 

【喧しい!首の骨をへし折るぞ!!】

 

お前今日絶好調だなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?

 

「一々説明するのも面倒だ…てめえで勝手に想像しろ……」

 

罪悪感に苛まれながらその台詞を口に出す。ほんとごめん堀北。

 

ああもうやだ…なんなのこれ……選択肢いつか絶対ぶち転がしてやる……。

 

「……怒るわよ?」

 

笑顔って本来可愛い筈なのになんかめっちゃ怖いんですけど!チョー怖いんですけど!

 

「すいませんでした!さっきのは昔掲示板であったやり取りみたいなものです!それをネタって呼んでるんです!俺は決してほもではありません!!これマジですの!!」

 

その笑顔に戦慄した俺は、選択肢が茶々入れしてくる前にサッとネタ晴らしをした。

……佐倉が少し残念そうな顔をしているのはきっと気のせいだ。うん。

なんか怖いので、取り敢えず話を逸らすことにした。

 

「それより勉強会のことだけど、本当にいいのか?堀北さんも結構忙しいのでは?」

 

「さっきも言ったけれど、これは私にとっても利の有る事なのだから問題ないわ。……綾小路くんだけだと大変でしょうし」

 

……その大変って言うのは主に俺のお世話でって事なんですかね?……うん、多分そうなんだろうね。

 

くそっ、選択肢さえなければ俺だって大人しく出来るのに……!

 

全部あいつが悪いんだ!

 

「ありがとうございます堀北さん。……ところで佐倉はどうする?一緒にこっち来る?それとも平田の方に行く?」

 

「……えっ!?わ、私!?」

 

突然話を振られ、わたわたする佐倉。

 

うん!今日も佐倉は可愛い!!

 

「いや、須藤みたいなステレオタイプの不良とか怖いんじゃないかと思って……どう?」

 

「あっ、うん。…確かに、ちょっと怖いかもだけど……矯正くん達と一緒なら……大丈夫かな……?」

 

そう言って微笑む彼女を見て、穏やかな笑みを浮かべる堀北。

 

可愛い(確信)

 

全く、この二人は最高だぜ!!百合って言うのも…ありだな……!

 

「そうか。じゃあ佐倉も俺達と一緒に──」

 

【ゆるゆりのopを熱唱する】

 

【百合がありならほもも有りでは?清隆に交際を申し込む】

 

死ねッ!!!!

 

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