ようこそ選択肢に振り回される人生へ   作:らら

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選択肢が絶好調だと話が全然進まない...



第九話 ウェヒヒハシャイジャッテ!

【綾小路は我の恋路を阻む憎らしい敵。光の速さで黒髪美少女の隣に座る】

 

【あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)】

 

なんだこの選択肢!?人生崩壊RTAしてんじゃねえんだぞ!!

 

公共交通機関の中で脱糞したら俺の人生終わるナリィィィィィィ!!!!!!!

 

くっそっ!こんなん上選ぶしかないじゃねえか!!

 

光の早さってただの比喩表現なんだろうなあ!?

そこんとこ頼みますよほんと!!

 

シュバっ!ストッ!!

 

「!?」  「……」

 

上を選んだ瞬間身体のリミッターが外れ、俺の出せる最高速度で清隆を追い越し席に座った。

 

こちらを∑(゚Д゚)ファッ!!?って顔で見つめてくる少女と清隆の無言の視線が痛い。

 

あと身体も痛いです。一瞬とはいえ限界のそのまた先に辿り着いてたからな。

 

…こんなくだらない事で限界突破する俺の人生って一体…?

 

「……( ㅍ_ㅍ)ジトー」

 

そんな事を考えていると件の少女がこちらを∑(゚Д゚)ファッ!!?から( ㅍ_ㅍ)ジトーに切り替えて見つめているのを

視界の端に捉えた。

 

そ、そりゃそうだよな…初対面の男が人外染みた速度で自分の隣の席に座ってきたんだもんな…気になるよねぇ...キモいよねぇ...怖いよねぇ...だがまだ挽回できる筈だ!!

 

確かにファーストコンタクトは有栖ちゃんの時と同じで失敗したが、ここで何かいい感じの一言を言って自然な流れで会話を繰り広げれば悪印象は覆せるのではないでしょうか!!

 

さすがおれっ!頭いいっ!!

 

となるとウィットに富んだスカした一言だな...う~ん…どうしようか...あっ!よしキタコレ!!

 

飛ばすぜえー?スカしt

 

【しりとりしようぜ!!】

 

【今日はいい天気ですね】

 

自分で考えるっつってんだろ黙ってろ!!

開口一番がその二つってやばすぎだろ!!

 

どっち選んでも発展しない会話の墓場だよボケナスゥ!!

 

「しりとりしようぜ!!」

 

「...嫌よ」

 

で、デスヨネー分かってた!!俺だって初対面のやつにいきなりしりとり誘われたら嫌だって思うもん!!

 

選択肢の野郎っ!!たまには好感度上げるタイプの真っ当な選択肢も出してみやがれ!!

 

【しりとりしようぜ!!】

 

【今日はいい天気ですね】

 

会話下手くそだろおまえぇ!!邪魔すんな!!

 

何その謎の天気推しっ!?どうでもいいだろそんなこと!!

ウザがられる事間違いなしだよ!!

 

嫌われRTAじゃなくて告らせRTAやらせて!!お願いだから!!

 

「今日はいい天気ですね」

 

「...そうね。忌々しいほどにいい天気だわ」

 

あ、あれ?普通に返してくれるのん?...もしかしてめちゃくちゃいい人?惚れたぜっ(唐突)!!

 

変な空気も払拭されたしここから一気に畳み掛けるぜ!!

 

俺の話術を舐めるなよ?

 

【それはそうとしりとりしようぜ!!】

 

【今日はいい天気ですね】

 

うがぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

 

2回連続で天気の話なんかできるかぁっ!!

会話できねえやつじゃねえか!!普通に雑談させろ!!

 

しりとりネタも何回目だよ!?さっき断られてたの見ただろ!!

 

これ言わされる俺の身にもなってみろよバカちんがぁ!!

 

「それはそうとしりとりしようぜ!!」

 

「しつこいわよ。さっきもう断ったでしょう?そういう馴れ合いがしたいなら他でやって」

 

お、オゥフ...盛大に拒否られた…当たり前だけどさ...

 

【「じりどり…じて…よぉ…グスッうぇぇぇぇぇぇ…」】

 

【「じりどり…じて…よぉ…え?やだ?…ひっく……やだやだ!それ以上に僕の方がもっとやだ!!」】

 

お前今日絶好調だな!?

言えとッ!?これを俺に言えとッ!?

ドン引きされるわっ!!

 

マジでどっちも選びたくないが下だけは死んでもごめんだ。

 

……いやだなぁ。

 

「じりどり…じて…よぉ…グスッうぇぇぇぇぇぇ…」

 

「!?ちょ、ちょっと…別に泣かなくてもいいでしょう?」

 

「うっ、ぐぅぅぅぅぅぅぅ……!」

 

あ、ダメだこれなんか死にたくなってきた!涙も止まんないし情けないしでなんかこう…死にたい。

 

「わ、分かった、分かったわ。しりとりしてあげるからもう泣かないでちょうだい」

 

……え!?マジで!?いいんですか!?

 

せ、聖女や…聖女がここにおるっ!!勝ったな!!

 

【ここで泣かなきゃどこで泣くっ!!涙腺爆発!!】

 

【ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!】

 

もうええわっ!!タイミング遅いんだよ!!せめて泣き出した直後にやってくれ!!

 

「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

 

はいノルマ達成ぃ!!

 

「!?」

 

「ふぅ…じゃあしりとりのりからな」

 

「き、切り替え早いわね。...リス」

 

......意外とチョイス可愛いな。

 

「小動物好きなのか?…スズメ」

 

だとしたらギャップ萌えが素晴らしいですわよ!!萌えますねぇ!!

 

「別に好きというほどではないわ。...雌鹿」

 

「雌鹿って...ほんとに女子高生?懐石料理」

 

「関係ないでしょう?...リチウム電池」

 

あれ?なんか意外と雰囲気いいな?

もしかしてしりとりするのが正解だった?

 

...さすが選択肢だぜッ!!(掌クルー)

 

【チ○コ】

 

【女の子にチ○コはまずいでしょ。乳首で】

 

言えるかっ!!言えるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

アウトだよっ!!2アウト満塁で両方アウトだよクソボケッ!!

 

折角穏やかな時間が過ぎてたのに何いきなり爆弾放り込んでくれてんだテメェ!!

 

お前ちょっといい加減にしろよ!?

俺がいつまでも泣き寝入りしてると思ったら大間違いだぞ!?

 

全力で誤魔化してやるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!

 

「チ○コ」

 

「...?......ッ!?あ、あなたっい、いまチ、チンッ....!?」

 

「おいどうしたんだ!?沈降だぞ?沈降!!早く答えてくれようだぞうゥ!!」

 

無理があるのは分かっている!!

 

でもこうしてゴリ押すしかないんだよぉ!!

 

不審に思われようが唐突に下ネタブッパしてくる男よりマシだァ!!

 

うちの選択肢がほんとにごめんなさい!!

 

「あ、ああ...沈降、沈降ね...沈降?それってありなのかしら?しりとりって現象系もありなの?」

 

...現象系?コイツは何を言っているんだ?

意外とこう言う遊びに詳しかったりするのか?

 

...それはまずい...まずいぞ.....沈降が無しになったら絶対言わされるに決まってる......!!

 

穏やかに平静に波風立てず誤魔化さねばならんぞ!!

 

「まあいいじゃないか。そんなガチガチに縛らなくて──

 

【俺がルールだ。一々喚くなこのメスブタがァ!!】

 

【じゃあチ○コだったらOKなのか?】

 

オワタ\(^o^)/

 

 




この作品のキャラは全体的に丸くなってます。

文字がギツギツで読みにくいと意見があったので、改行多めにしました。
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