腕の良いアホトレとモブウマ娘   作:リボガンに恨みを抱く物

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苦悩するマーチ

皐月賞以来ずっとあった自分が勝ったけど何か違うは何が違うのかずっと考えてたマーチはついに何が違うかわかった。

 

入学当初は他のウマ娘を見て一流との差に愕然とした、けれども同時に自分が憧れていたトゥインクルシリーズに参加している全員が才能も努力も指導も何もかもが一流であった事が嬉しくもあった。

 

憧れていたものは手が届く物では無かったけど、それでもキラキラと輝いていた物は本当のきらめきだったと思えたから。

 

私みたいな凡人は努力する事しかできないから精一杯頑張ってみたけど頑張れば頑張る程追い付けない事をわからされる。

 

そうやって現実に打ちのめされている間にも天才は簡単に私を置き去りにしていく。

 

自分がその世界に踏み込めない事に悔しい気持ちはあるけど、それ以上に別世界の凄い天才の輝きに魅了されるというか。

 

はー皆凄いなぁ、憧れちゃうなぁって遠い世界の事のように思ってまして、自分のいる世界とは別の事扱いなんですよ。

 

そんな自分と遠い世界にいる人には勝てないだろうなって思ってたんですけど、皐月賞を勝っちゃって。

 

なんで勝てたのかなって思うとマヤノちゃんが本気でトレーニングとかしてなかったからだと思ったんですよね。

 

私のトレーニングの7割もマヤノちゃんがやってたら多分普通に負けてたと思うんですよ私。

 

勉強はわかっちゃうのにやる意味がないから嫌いで、トレーニングもやる意味が無いってわかっちゃうからやらない。

 

そんなマヤノちゃんでも最初からライバルがいるなら本気になってたと思うんですよね。

 

そんな感じの本気でトレーニングしたマヤノちゃんに全力を出して負けたのならって思うんですけど、今回の勝利って相手が油断した隙に空き巣をしたみたいだなって思うんですよ。

 

マックイーンさんは怪我の不調を引き摺ってて、マヤノちゃんはダメダメな感じで…

 

何処まで自分がやれるかって皐月賞で試してみよう!って思ってたんですけど、結果は周りが全部勝手に自滅してました~みたいで何か申し訳ないと言いますか…。

 

トゥインクルシリーズって本気の努力をした熱い一握りの天才同士がしのぎをけずる姿を何十万人ものファンが熱狂しながら手に汗握って見守る物だと思ってまして。

 

なんか適当に出たら相手が全部不調なのでなんか勝ちました~みたいなのだと盛り上がりませんし、熱いレースを期待してたファンの皆様にもなんか裏切ってしまったみたいで申し訳ないし、本当に私どうすれば?みたいな感じで。

 

皐月に勝ったら日本ダービー出ないわけにもいきませんけど、私が本命みたいに出るのはちょっと違うと思いますし。

 

そうは言いつつも現実的に考えるとマックイーンさんの調子は上がらなさそうだし、マヤノちゃんは流石にひと月程度じゃトレーニングも終わらないだろうし私の勝ちぃ…ですよねー?

 

別に勝ちたくないってわけじゃないんですよ?それでもなんだかもにょもにょしちゃうんですよ。

 

うーんこの…私はどうしたらいいんでしょうかね?

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