宵崎奏の異能セカイ   作:不透明な水滴

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異能の変化

「はぁ...大丈夫でしたか?中原さん」

 

「ああ、今回ばかりは助かった、それと中也でいい」

 

「あ...はい」

 

「っというか、お前の異能ってなんだ?」

 

「私の異能力は、よく分からないんですけど...頭の中でメロディを浮かべるとそのメロディの壁を作れたり、触れた機械を使いこなす事ができます」

 

「...何かがたりねぇな」

 

「たりない?」

 

「ああ...多分、お前の異能はまだ覚醒してねえ」

 

「覚醒?」

 

「ああ、俺の異能「触れた物の重力を操る」は元々完成された異能力だ、だがお前の異能は途中から身についた異能」

 

「途中からだと何かあるんですか?」

 

「生まれた時から持っている異能は俺のようにどんな細かいことにも対応ができる、だがお前みたいな途中から身についた異能はまだ完全になりきっていない、お前の異能を見る限り、その異能が付いたのも最近だろうな」

 

「完全になりきるには...どうするんですか?」

 

「その完全になる鍵は人それぞれ違う、日常の事だけですぐ完成する奴もいるし、人一人の人生だけじゃ完成しないのもある」

 

「とりあえず、まずはその鍵を見つけることだ、今のお前じゃ、さっき会ったあいつらには勝てねえ」

 

「鍵を見つける...」

 

「お前の異能、さっき見たが結構えぐいな」

 

「え?そうなんですか?」

 

「ああ、俺とあいつで傷一つ付かないなんて、どんな硬さだよ」

 

「おそらくだが、その異能、覚醒したそこらの異能とは比にならないレベルで強くなるぜ」

 

「.......」

 

一体...どうなってしまうんだろう

 

私は、この長い道で生きていけるのだろうか

 

「おい、そろそろ着くぞ」

 

「え、はい...そういえば何処に向かってるんですか?」

 

「あ?そりゃ武装探偵社だろ」

 

「あ...そうですか」

 

「なんだ?まさかポートマフィアにでも連れて行かれるのかと思ったのか?」

 

「いえ、そんなことは...」

 

「流石にそんな事したらボスにキレられる」

 

そんな話をしていたら、武装探偵社が見えてきた

 

武装探偵社の屋上にヘリが止まり、ドアが開く

 

「おら、行ってこい」

 

「あの...中也さんは行かないんですか?」

 

「俺が行ったら戦いが勃発するがいいのか?」

 

「あ...大丈夫です」

 

「な?あと、俺のボスへの命令は「無事に助け、武装探偵社に届けること」だったからな」

 

「...ありがとうございました」

 

「代償は太宰の命でいいぜ」

 

扉の外に出て、改めて中也さんにお辞儀をする

 

「お帰りなさい、宵崎さん」

 

「はい、なんとか無事に帰って来れました」

 

「では、部屋に戻りましょう、お客さんが来ています」

 

「え?お客さん?」

 

一体誰なんだろう...

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