「ここ...なのかな?」
敦さんに渡されたのは名簿の場所に着いた
確かに建物の玄関前に【武装探偵社】と書かれていた
だけど...勝手に入ってもいいのかな...?
玄関前で考え込んでいると...
「何かお困りかな?お嬢さん」
「...え?お嬢さん?」
「もしかしてここに入りたいのかい?」
「お嬢さんって私のこと?」
「私も何も、こんなに可憐で美しいお方、貴方しかいません」
よく分からないけど...
「でも...敦さんに言われて...」
「なるほど...敦君か...全く、敦君にも負けてられないね」
「...?」
「大体は分かった、お入りください」
「あ...ありがとうございます」
「あ、お嬢さん、お名前を聞いても?」
「宵崎奏...です」
「宵崎さん、ここは社員の一人として、お客様を向かい入れよう」
「あ...貴方の名前を聞いてもいいですか?」
「勿論...私の名前は太宰、太宰治と申します」
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武装探偵社内
扉を開ける
「国木田く~ん戻ったよ~」
「遅い、どれだけ時間をかけているんだ」
「ごめんよ~戻ったよ矢先に依頼者と言うかお客様が居たんだよ」
「なに?何処に?」
「私の後ろ」
「ん?」チラッ
「あ...どうも」
「...なに?!」
あ...私を見つけた途端太宰さんを連れて何か会話をしている
「なぜ居ると言わなかった!」
「いや聞いてなかったし」
「...はあ、仕方ない、今対応するか」
「お客様、お名前をお伺いしても?」
「宵崎奏...です」
「私の名前は国木田独歩と言います、とりあえずこちらへ」
そう言って、私は国木田さんと太宰さんと共に対応部屋へと連れて行かれた」
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「それでご用件は?」
「え...?えっと...」
「国木田君、まだ宵崎さんは状況を掴めていない、まずはここの紹介からだよ」
「あ...そうだったな、申し訳ない」
「あ...大丈夫です...」
なんだか...表情豊かだな...
そこからは国木田さんが説明してくれた
元々武装探偵社の社員であったが、今は渋谷で起きている最近の異能事件を追って渋谷に仮の武装探偵社を作った所がここらしい
武装探偵社は本来警察などが関与できない異能事件などを解決する場所
ここに居る人達はみんな異能力を扱えるらしい
「本来はもう少し人数が居るんですが、今は仮の探偵社として、私、太宰、敦の他に、江戸川乱歩という者がいます」
「大体は説明しましたが、理解はできましたか?」
「は...はい、何というか...初めて知りました」
「初めて?」
「はい...初めは異能力を使ってる人って怖いイメージがあったんですけど...皆さん優しいなって思って...」
「少しでも印象が変われば幸いです」
「あぁ!なんと美しい...そんな美しい貴方とこの太宰治...ぜひ貴方と心中...「一旦沈んどけ」ガン」
「気にしないでください、こんなバカ」
「え?...は...はい」
「改めて、お話を聞いても?」
「は...はい、分かりました」
こうして、私は大切な物を取られたことを話した