宵崎奏の異能セカイ   作:不透明な水滴

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気づかぬ内と予想外の提案

「なるほど...オルゴールか...だがなぜ?」

 

「私も何で取られたか分からなくて...」

 

「顔は見えないと言っていましたから...特定は難しいな」

 

「どうしよう...もし取り戻せなかったら...」

 

「大丈夫です、必ず取り戻して見せます」

 

その言葉に少しばかり安心する

 

「だが...手がかりが無いとすると...やはり乱歩さんか...」

 

「あの人はあんまりこういう面倒なことには手を貸さなさそうだけど」

 

「太宰、復活したんだな」

 

「誰かさんのせいでぶっ倒れたからね」

 

「なに、もう一回気絶したいのなら言えばいいのに」

 

「イイヤエンリョシテオクヨ」

 

「それより...確かに乱歩さんがすぐに手を貸しくれるとは限らないな...」

 

「ならどうすれば...」

 

「うむ...一か八か乱歩さんに聞いてみるしか...」

 

乱歩と言う人の場所に行こうとした時...

 

ガチャという扉の音と共に敦さんが入ってきた

 

「国木田さん...捕まえることが...って貴方は...」

 

「おや敦君、帰ってきたんだね」

 

太宰さんがそれを言うと同時に敦さんに近づく

 

小声で何を言ってるのかは分からなかったけど...なぜか「そんなのじゃないです!!」と言う叫びと同時に敦さんの顔が赤くなっていた

 

太宰さんは少し残念そうな顔をして戻ってきた

 

「何の話をしてたんですか?」

 

「いや、少しこちらの話をしていてね」

 

よく分からないけど...ってそんなことより...

 

「敦さん...捕まえるって...?」

 

「あ...それは...」

 

「十中八九、宵崎さんのオルゴールを奪った人物を捉えられなかったって感じでしょ?」

 

「う...はい、すいません...」

 

「え...あ、大丈夫ですよ...」

 

だけど...捕まえられなかったとなると...どうすれば...

 

「すいません~誰か助けて~」

 

「ん?誰か助けを求めてる?」

 

聞いた感じ...社内でのトラブルかな?

 

「ちょっと行ってきます」

 

「いや、私も行くよ」

 

「太宰は何で付いてくるんだ?」

 

「ん~?最近はあんまり事件といる事件も無くてね~少しばかり退屈してたんだ、まあ、あと国木田でもできなかった場合かな?」

 

「まあ...付いてくるには構わんが...」

 

そう言って国木田さんと太宰さんは向こうへ行ってしまった」

 

 

 

/////////////////////

 

 

 

「あの~パソコンが変な画面になって...」

 

「ふむ...これは見たことがないな...」

 

「まあ昔から使ってるし、故障じゃない?」

 

「太宰は何かできないか?」

 

「残念ながら私はパソコン専門じゃないからね、分からないこともある」

 

「...ならやっぱり故障か...」

 

「いや、故障じゃないよ」

 

「宵崎さん?」

 

「何でそう思うんですか?」

 

「言うなら...分からない...けど、貸して」

 

そう言って席を替わって貰う

 

そして...

 

「こうすれば...直った」

 

「これは...確かに直っている...」

 

「パソコン、詳しいんですか?」

 

「いや、パソコンは使ってるけど、基本的に音楽関連にしこ使わないし、今回の画面も初めて見た」

 

「じゃあ、なぜ分かったんですか?」

 

「分からないけど...最近、触ったこともない機械も、触れるだけで分かるようになったんです」

 

「ほう...そうなんですね」

 

「今回のも、初めて見たけど、パソコンを触った瞬間、分かった」

 

「.......」

 

「太宰さん?」

 

「太宰?どうした?」

 

「いや、これはいい発見をしたと思ってね」

 

「いい発見?」

 

「はい...言うなら、宵崎さん、貴方は異能力者だ」

 

「...え?」

 

私は太宰さんが何を言っているのか分からなかった

 

「いや...私は持っていないはず...」

 

「まあ、普通に見て、触っただけでその機械を操れるなんて、見たことも聞いたこともない、どんな天才でもできやしない」

 

「要するに、そこからは宵崎さんは異能力者と?」

 

「うん、だけど、確定とは言えないよ」

 

だけど...私は信用できない...

 

「異能力って、事件を起こせれるレベルじゃないんですか?」

 

「勿論、大体は、異能力を使い、下手をすれば事件なんて簡単に起こせれる異能力ばっかりだ」

 

「だけど、そうとも限らない」

 

「...それは...」

 

「今ここには居ないけど、社員の一人は回復系の異能力者だ、完全にそうとは言い切れなくなっただろう?」

 

「....」

 

完全に言い返せる言葉がなかった

 

「まあ、貴方が見てきた異能力者という者は、事件、犯罪、暴力のような危ない印象を持ちがちだ」

 

「だが...ここの場所をお忘れかな?」

 

「...ということは...」

 

「ここは武装探偵社、異能力を利用し、人を助ける所さ、ここで宵崎さんへ提案したい」

 

「ここ...武装探偵社に入ってはいただけませんか?」

 

 

 

それは、私の人生を賭けた選択だった

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