その日は家に帰り、次の日
私はまた、武装探偵社に来ていた
本当は特に理由はないのだけど...私はどうしても気になることがあった
それは...私の異能力についてだ
私は本来触れた機械を完璧に使いこなす、そんな異能だと思っていた
だけど、昨日の出来事で全部が変わった
私と少女を覆ったあの文字の壁...あれはきっと私の異能力だとおもう
実際に壁に映っていた文字は私が思い浮かべいたメロディと限りなく似ていた
そして、異能力に詳しい武装探偵社ならあの時の異能力の正体が分かると思い、今日ここに来た
扉を開ける
「だれかいませんか...?」
いざ来てみると中には人は居なかった
今日は休みなんて書いてなかったはず...
「ちょっとそこの君、そこに居られると邪魔なんだけど?」
「あ、すいま...せん?」
この人...見たことない人だ...なんで探偵の格好?
「あの...貴方は...」
「ん?僕?」
声は若く、青年感が見える
その人は部屋に入るとそのまま奥に進み、そのまま一番正面の席に座った
(あ...あそこ、誰も居ないと思ったらあの人だったんだ)
って、それより
「あの、名前は...?」
「なんだ君は、そんなに名前が知りたいの?面倒くさいな~」
「え?あ、すいません」
「まあ、見た感じ何か疑問を持ってここに来た感じだ、僕も探偵社よ一員だし社長になんか言われたくないし...」
...この人、すごいな、何も言ってないのに私が何か考えてここに来たって分かってる
「まあ、そんなことは置いといて...僕の名前は江戸川乱歩、天才の異能力者だ」
「天才?」
「そう、天才」
っていうかこの人も異能力者なのか...
「...その感じ、僕が天才って信じてないな?」
「え?」
まあ...確かに見た目と今までの言動を聞いた感じ...天才とはほど遠い気が...
「仕方ない、なら僕が本当に天才ってことを見せてあげよう」
そう言うと、彼は胸ポケットから眼鏡を取り出した
「見ておいてくれ...異能力【超推理】」
.......
「...なるほど」
「あの...一体何が...」
「こんな人、見たことがない」
「...え?」
「まさしく、人生が困難だらけ、僕だったら耐えきれなくて自殺する勢いだ」
「...」
この人...
「...そんなに、父親の事が気にかかるのか?」
「?!」
なんで...?
「まあ、僕は他の人の事なんて気にかけれない、自由にすればいい...だけど」
「一つだけ忠告だ...君、このまま行くと...僕でも想定できない事になるよ?」
「...それでも」
「......それでも、私は、決めたことから動かない」
「...そう言うと思ったよ、まあいい、でも僕は止めないが応援もする気は無い、こんな人生...今まで見たことない...」
この人...きっといい人なんだろうな
私だって、こんな事、覚悟してる
だけど、彼は、乱歩さんは止めなかった
この人...本当に的確に当ててきたな...だけど、私は少し苦手なのかもしれない
「...それより、君の疑問に答える番だ」
「...え?」
疑問?
「ほら、ずっとここに居た理由、異能力のことでしょ?」
「...!はい」
本当にこの人にはどれだけ経っても勝てなさそうだ
「...もうそろそろだな」
「...?」
「結論から言うと...」
「...」
「あの時の、異能力は正真正銘、君の異能力だ」
それと同時に、扉が大きな音と共に開けられた
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