ラーの翼神竜に転生したけどなんか質問ある?   作:悲しいなぁ@silvie

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長くなり過ぎたので2話に分かれます


第四話「激突、海馬瀬人」

「………ん?危害を加える?」

 

海馬(かいば)のセリフに遊斗(ゆうと)はこてんと首を傾げた。

 

「ん…?オベリスクで君にダメージを与える気は無いという意味で言ったのだが…わかり難かったろうか?」

 

「ダメージ……?神のカードでダイレクトアタックしねーって事か?」

 

頭の上にハテナを浮かべる遊斗を見て海馬は僅かに目を見開くと一筋の汗を流しながら問い掛ける。

 

「…………まさか九重(ここのえ)少年、君は神のカードで相手を攻撃した際に実際に負傷させうる事を知らないのか…?」

 

「…………あっ……………へー…そうなんだ…」

 

遊斗はこれまでのラーの翼神竜を拾ってからの記憶を辿り、一つの心当たりに思わず声を漏らした。

 

「実際に…ダメージ……おい、遊斗…お前……」

 

後ろで話を聞いていた本田(もとだ)が震えながら遊斗の肩を掴む。

 

「お前……今、ダメージって…実際に負傷って…」

 

遊斗は素早く本田の方へ向き直ると両手でがっしりと肩を掴みながら大真面目に言い切る。

 

「本田、お前はなんか大丈夫だったしそれで充分だろう…

だというのにお前はヤバかったんじゃないのかと騒ぎ立てようとして…いつまでもそんなことに拘っていないでデュエルでもして静かに暮らせば良いだろう」

 

「遊斗……お前……」

 

呆然と立ち尽くす本田から視線を切ると遊斗は再び海馬へ向き直った。

 

「よし!デュエルしようぜ社長さん!」

 

「…………一応後で医療機関へ寄る事をおすすめしよう

手間ならばウチの医務室を使うと良い、医師にも連絡しておこう」

 

俯いた本田に心配気にそう声を掛けると海馬もデュエルディスクを構える。

 

「きっとラーの翼神竜がわざと外したんだと思うよ…?」

 

後ろでは放心状態の本田を城内(きない)が必死に慰めていた。

 

「よっしゃ!なんか久し振りに先行とった気がするぜ!」

 

遊斗のデュエルディスクが緑色のランプを灯らせ先行を伝える。

先行と後攻はデュエルディスクがオートにて決定する為に確率の偏りは無い…無いったら無いのだ。

 

「オレは手札から決闘者(デュエリスト)の宝札を発動!4枚ドローして2枚捨てるぜ!

んー……よし、オレは手札のピンクリボーと蒼穹の機界騎士(ジャックナイツ)を墓地へ!

そして、手札から魔法(マジック)カード龍相剣現を発動!

デッキから相剣モンスターを1体手札に加えるぜ、オレが選ぶのは相剣師-泰阿!そのまま召喚して効果発動だ」

 

「決闘者の宝札…なるほど、ハイランダーか

中々珍しいデッキを使うようだね九重少年」

 

海馬は遊斗の笑顔に眩しそうに目を細めながら呟く。

 

「そーいう事!泰阿のコストとして墓地の龍相剣現を除外し、相剣トークンを特殊召喚するぜ!

よし!レベル4の相剣師-泰阿に同じくレベル4の相剣トークンをチューニング!来な、相剣大師-赤霄!」

 

その呼び声に応え、遊斗のフィールドに赤い鎧を身に纏った竜剣士が降り立った。

 

相剣大師-赤霄 ATK2800 DEF1000 攻撃表示

 

「赤霄の効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功した時、デッキから相剣カード1枚を手札に加える

オレは相剣軍師-龍淵を手札に加え、墓地のピンクリボーの効果発動!墓地に3枚以上カードが存在しそれらのカード名が全て異なる場合自身を特殊召喚出来る!

来いよ、ピンクリボー!」

 

『ピンクリー!!』

 

ピンク色の毛玉が意気揚々と墓地から跳ね出てくる。

毛玉はキョロキョロと辺りを見渡すと思い付いたように遊斗のデュエルディスクの方へ跳ね、デッキに覆い被さりゴソゴソと漁り始める。

 

「ピンクリボーの効果!デッキからレベル4以下のモンスターを特殊召喚出来る!

来い、ギャラクシーサーペント!」

 

ピンクリボーは遊斗のデッキから小さな(それでもピンクリボーからすればそれなりの大きさではあるが)タツノオトシゴのようなモンスターを引きずり出した。

ギャラクシーサーペントはピチピチと元気に跳ねるもピンクリボーはその短い手足で器用に抱きかかえている。

 

「ピンクリボーの効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効になる…が、ギャラクシーサーペントは通常モンスター

デメリットはねーのと同じだぜ!

更にオレはレベル8の相剣大師-赤霄にレベル2のギャラクシーサーペントをチューニング!

行ったれ!フルール・ド・バロネス!」

 

ピンクリボーの手から抜け出したギャラクシーサーペントは竜剣士の方へ飛んで行くと光の輪へと姿を変える。

竜剣士はその光の輪を見ると一つ頷きその輪をくぐり抜ける。

辺りを光が包むとその場には甲冑を着込んだ騎馬に跨がる華の騎士が佇んでいた。

 

フルール・ド・バロネス ATK3000 DEF2400 攻撃表示

 

「まだ終わらねーぜ?フィールド上にEX(エクストラ)デッキから特殊召喚されたモンスターが存在する時、コイツは手札から特殊召喚出来る!

来い、教導(ドラグマ)の騎士フルルドリス!」

 

華の騎士の隣に白銀の鎧を纏った騎士が並び立つ。

 

教導の騎士フルルドリス ATK2500 DEF2500 攻撃表示

 

「更に、墓地の赤霄を除外する事でコイツを手札から特殊召喚するぜ

行け、八雷天神!」

 

雷を龍の形に押し留めたようなソレは空から海馬を見定めるように睥睨する。

 

八雷天神 ATK2000 DEF2000 攻撃表示

 

「レベル8のモンスターが2体…聞くに及ばず、と言ったところかな?」

 

「オレはレベル8の教導の騎士フルルドリスと同じくレベル8の八雷天神2体でオーバーレイネットワークを構築!

エクシーズ召喚、希望魁竜タイタニック・ギャラクシー!」

 

希望魁竜タイタニック・ギャラクシー ATK3000 DEF2500 攻撃表示

 

「オレはカードを3枚伏せてターンエンド…アンタのターンだぜ社長さん」

 

竜と蛾を綯い交ぜにしたようなモンスターと華の騎士、そして元気に跳ねるピンク色の毛玉が海馬を威圧するように立ち塞がる。

 

「遊斗の野郎、底意地の悪ぃ盤面だな…」

 

そんな遊斗のフィールドを見て本田は顔を引き攣らせながら呟く。

 

「……?なによ、そんな変なモンスターなの?」

 

本田の様子に首を傾げる杏子(きょうこ)

しかし、その疑問には城内がゆっくりと答えた。

 

「かなり強固な盤面だね…フルール・ド・バロネスは一度だけだけど相手の魔法・(トラップ)・モンスター効果を無効にして破壊出来るし、タイタニック・ギャラクシーは魔法を無効に出来る…それに2体共3000打点、戦闘破壊も難しいラインだよ」

 

「おまけにバックも三枚伏せてやがる…こりゃ遊斗のヤツ本気で勝つ気だな」

 

二人からの説明にへー…と興味無さ気に返す杏子。

しかし、盤面を見る二人と違い其処に興味の無い杏子だからこそ気付けた。

 

「でも……海馬総帥、全然余裕そうよ?」

 

海馬はニヤリと笑う遊斗を優しい眼差しで見遣りながらゆっくりとカードを引いた。

 

「では、私のターン…ドローフェイズからスタンバイフェイズへ移行

このままメインフェイズに移っても問題無いかな?」

 

ゆっくりと丁寧に問い掛ける海馬に遊斗は目を丸くしながら頷く。

 

「……丁寧っつーか、マナーが良いっつーか…

なんか……真面目だな、社長さん」

 

「フフ、折角の遊びだ…双方が楽しめるように心掛けるのは当然だろう?

私は手札から真源の帝王と虚無魔人(ヴァニティー・デビル)を墓地へ送り禁じられた一滴を発動

対象は勿論フルール・ド・バロネスとタイタニック・ギャラクシーだ」

 

「あらぁ!?」

 

遊斗のフィールド上で佇む華の騎士と竜の頭上から、ぴちょんと静かにしずくが垂れる。

その一滴が触れると同時に2体のモンスターは微睡み眠ってしまった。

 

「………あれ?なんで遊斗は今のカードを無効にしなかったの?

魔法カードなんだしどっちの効果でも無効に出来るんじゃなかったワケ?」

 

眠りこける2体のモンスターを眺めながら杏子が首を傾げる。

 

「禁じられた一滴はフィールド、手札から任意のカードを墓地へ送り発動出来る速攻魔法

墓地へ送った枚数分相手フィールドのモンスターの効果を無効にし攻守を半減させ、更にこの効果に対して相手は墓地へ送ったカードの種類と同じ種類のカードを発動出来ない

つまり、モンスターカードと罠カードを墓地へ送った為に九重少年は私の禁じられた一滴を止められなかった…という訳だね」

 

海馬は頭上にハテナを浮かべる杏子へ丁寧に教える。

しかし──

 

「………は、はぁ……」

 

曖昧に頷くその顔には何言ってんだコイツ…とありありと書かれていた。

 

「さて、厄介なカードも無力化出来た事だし…少し動かせて貰おうか

私は手札から帝王の凍気を墓地へ送り、汎神の帝王を発動

デッキからカードを2枚ドローするが…何かあるかな?」

 

海馬からの問に遊斗は苦々しい表情を浮かべ唇を尖らせる。

 

「【(みかど)】…しかも0帝*1かよ

………何もありません」

 

「中々手に馴染んでね…ならば私は今墓地に行った汎神の帝王を除外することで効果発動

デッキから「帝王」魔法・罠カードを3枚相手に見せ、君が選んだ1枚を手札に加えさせて貰う」

 

海馬はそういうとデュエルディスクを操作し三枚のカードをソリッドビジョンで表示する。

 

連撃の帝王

連撃の帝王

帝王の深怨*2

 

「…………ブルーアイズのビンゴマシーンといいコレといい…相手が選ぶって書いてるくせに全然選ばせる気ねーよな…

…………真ん中にある連撃の帝王で」

 

若干いじけたように選ぶ遊斗を見ながら困ったように肩を竦める海馬。

 

「すまないね…だが、私が手を抜くのは君にとっても不服だろう?」

 

「………まぁ、ならしゃあねーか」

 

遊斗は再びニヤリと笑い海馬を見る。

 

「……こりゃやばいかもな」

 

「うん、0帝に墓地に送った虚無魔人……遊斗君のデッキとは相性が悪そうだね」

 

そんな二人を本田と城内は心配そうに見ていた。

 

「………ちなみになんで相性悪いワケ?」

 

杏子は聞いてもわからないだろうけど、と前置いて二人に尋ねる。

 

「あー……遊斗のデッキはグッドスタッフに近いハイランダーなんだが、デッキのカードが全部1枚しか入ってねぇからカード同士のコンボよりも1枚1枚のカードパワーが高いカードが優先的に入ってんだよ」

 

「……それの何が悪いワケ?」

 

「いや…別に悪い訳じゃねぇんだ

個々のカードパワーが高ぇって事は逆転の一手が多いって事だしな…ただ、遊斗のデッキにはテーマデッキに多いサーチカードってのがあんまり入ってねぇんだ」

 

「サーチカード……」

 

「つまり、狙ったカードを引くのが難しいって事だよ

普通のデッキ相手ならそれが悪いように働く場面も良いように働く場面もあるんだけど…0帝相手には致命的になる可能性が高いんだ」

 

城内と本田は遊斗を見つめる。

 

(帝王のフィールド魔法…真帝王領域を貼られたら勝ち目ねぇぜ

勝てよ、相棒)

(帝王の溶撃や虚無魔人…気にするカードなんて幾らでもある

でも……きっと、遊斗君なら…)

 

「私は手札から永続魔法冥界の宝札を発動、これ以降私が2体以上のモンスターをリリースしアドバンス召喚に成功すればカードを2枚ドロー出来る

更に私は手札から天帝従騎イデアを通常召喚

天帝従騎イデアの効果、このカードの召喚・特殊召喚に成功した場合デッキから自身以外の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する

私は冥帝従騎エイドスを特殊召喚、冥帝従騎エイドスは召喚・特殊召喚に成功した場合通常召喚に加えて1度だけメインフェイズにアドバンス召喚が可能となる

私は天帝従騎イデアと冥帝従騎エイドスをリリースし手札から天帝アイテールをアドバンス召喚

そして、冥界の宝札の効果によりデッキから2枚ドローさせてもらう」

 

海馬のフィールドに白いローブを身を包んだ巨人が姿を現す。

その巨人は金色の錫杖を手に鋭く眠りについている相手を見定めている。

 

天帝アイテール ATK2800 DEF1000 攻撃表示

 

「天帝アイテールの効果発動、デッキから帝王の轟毅と2枚目の真源の帝王を墓地へ送りデッキから光帝クライスを特殊召喚

光帝クライスの効果発動、自身を破壊する事でデッキから1枚ドロー」

 

白き巨人に誘われて金色の巨人が現れたのも束の間、金色の巨人は海馬に自身が身に着ける華美な装飾品を譲り渡すと何処かへと消えていった。

 

「待ちな!クライスのドローに合わせてリバースカードオープン、便乗!

オレのフィールドに便乗がある限り、アンタがドローフェイズ以外でドローする度にオレも2枚ドローさせて貰うぜ!」

 

「ほう…だが、ここは押し通させてもらおうか

私は手札から強欲で貪欲な壺を発動、デッキトップの10枚を除外し2枚ドロー」

 

「オレも2枚ドローするぜ!」

 

「手札から速攻魔法帝王の烈旋を発動、効果により私がアドバンス召喚をする際に君のフィールドのモンスター1体を代わりにリリース出来る

私は墓地の真源の帝王の効果発動、墓地の帝王の轟毅を除外する事で通常モンスター扱いで特殊召喚出来る

更に手札から魔法カード二重召喚(デュアルサモン)を発動

このターン、私はもう一度通常召喚が可能となった

私は真源の帝王と君のフィールドのタイタニック・ギャラクシーをリリースし冥帝エレボスをアドバンス召喚

そして、冥界の宝札で2枚ドローする」

 

海馬の背後に漆黒の鎧を身に着けた巨人が姿を現した。

巨人は眠る華の騎士を興味無さげに一瞥すると頬杖をついて玉座にて佇んでいる。

 

「便乗の効果でドロー…は出来ねーな」

 

遊斗は漆黒の巨人を見上げながら呟く。

 

「ああ…これ以上のドローは勘弁願おうか

私は冥帝エレボスの効果発動、デッキから2枚目の汎神の帝王と帝王の溶撃を墓地へ送り君のフィールドの便乗をデッキへ戻す

更に…1ターンに2回以上帝王モンスターをアドバンス召喚している為このカードを発動出来る

魔法カード帝王の凱旋、デッキから2枚ドローしこのターン私は更にもう一度だけ通常召喚が可能となる

私は手札からワンタイム・パスコードを発動、セキュリティトークンを特殊召喚

更に墓地の冥帝従騎エイドスの効果、自身を除外する事で墓地の天帝従騎イデアを特殊召喚

私はセキュリティトークンと天帝従騎イデアをリリースし怨邪帝ガイウスをアドバンス召喚し、冥界の宝札の効果で2枚ドローする」

 

2体の巨人の前に、更にもう一体の巨人が現れる。

その巨人は底冷えするような悍ましい瘴気を放ちながら遊斗のフィールドを睨む。

 

「………リバースカードオープン!ダメージ・ダイエット!

このターン、オレが受ける全てのダメージは半分になる!」

 

遊斗は真剣な眼差しで怨邪帝ガイウスを睨み返すと残り2枚となった伏せカードの1枚を発動させる。

 

(ふむ……誘っているか

はてさて、乗るべきか反るべきか……)

 

海馬は口元に手を当て少し悩むとすぐに遊斗のフィールドを指し示す。

 

「怨邪帝ガイウスの効果発動、君のフィールドのフルール・ド・バロネスを除外し1000ポイント…の半分の500ポイントのダメージを与える」

 

巨人の手から放たれた瘴気は未だ眠り続ける華の騎士を呑み込み地の底へと引き摺り込んだ。

 

遊斗︰LP4000→3500

 

「バトルフェイズへ移行、怨邪帝ガイウスでピンクリボーを攻撃」

 

華の騎士が引き摺り込まれたのを見送った巨人はすぐさまピンク色の毛玉へ駆け寄るとその剛腕を振り上げる。

 

「へっ!リバースカードオープン、速攻魔法ドロー・マッスル!

このターン、ピンクリボーは戦闘では破壊されねぇぜ!」

 

巨人の剛腕で殴り飛ばされたピンクリボーはすくっと立ち上がるとその短い腕を折り曲げながら器用にポージングをする。

その姿に漆黒の巨人は気怠げに手を叩きながらもおひねりだと言わんばかりに遊斗へひょいと宝石を投げた。

 

「更に、ドロー・マッスルの効果でデッキから1枚ドローするぜ!」

 

「ふふ、素直にピンクリボーを除外すべきだったね」

 

「あー、アンタが真面目にやってくれる人で助かったぜ

バロネスを残してもオレのライフは50だけ残る…なら再利用出来ねーようにバロネスを除外してからピンクリボーを攻撃してもオレの残りライフは700…最上級帝のバーンが一発1000だからどっちみち削りきれるって訳だ

なら自分の効果で破壊されたら除外されるピンクリボーを残してバトルで破壊すれば良い

まぁ…分の(わり)ー賭けだがな」

 

「だが、君はその賭けを通した…そう謙遜せずともいい

私はバトルフェイズを終了しメインフェイズ2へ移行、カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

「オレのターン、ドロー!

へっ、さっきのお返しは万倍だぜ!オレのフィールドのモンスターがアンタのフィールドのモンスターより少ない時、コイツは手札から特殊召喚出来る!

行け、ダイナレスラー・パンクラトプス!

更に、オレのフィールドのモンスターの攻撃力の合計がアンタのフィールドの攻撃力の合計より少ない時に獣王(ししおう)アルファは特殊召喚出来る!」

 

3体の巨人から遊斗を守るように筋骨隆々の恐竜と数多の角を携えた獅子が現れる。

 

ダイナレスラー・パンクラトプス ATK2600 DEF0 攻撃表示

獣王アルファ ATK3000 DEF2500 攻撃表示

 

「獣王アルファの効果発動!自分を手札に戻してアンタのフィールドの表側表示モンスター1体を手札に戻す!

オレが選ぶのは怨邪帝ガイウスだ!」

 

獅子はその巨大な身体を身震いさせると大気が震える程の咆哮を響かせる。

その衝撃波は瘴気を纏う巨人へ向う。

 

「ならば、私は永続罠連撃の帝王を発動!

効果によりアドバンス召喚を行う」

 

あわや直撃かと思われた衝撃波は光の粒へと変わった巨人をすり抜ける。

 

(まぁ…そうだろうな

だが、獣王アルファは条件が整ってりゃあ何度でも特殊召喚出来る…ここで連撃の効果を切らせたのは悪くねー筈だ

問題は何を召喚するかだが…)

 

遊斗は注意深く海馬のフィールドを見遣る。

 

「私は──怨邪帝ガイウス、天帝アイテール…そして冥帝エレボスの3体をリリース!」

 

「3体リリース…まさかっ!」

 

「そう、そのまさかだ

私はオベリスクの巨神兵をアドバンス召喚!」

 

瞬間、辺りを漂う空気が一変した。

 

『RUUUUOOOOOOOOH!!!』

 

3体の巨人を糧に現れたのは青き体躯の巨神。

その腕の一振りで容易く万物を破壊し尽くす破壊神にして天地を揺るがす災厄。

三幻神の一角は身の毛もよだつ咆哮と共に現れた。

 

THE GOD OF OBELISK

星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000

その者、降臨せしむれば、灼熱の疾風大地に吹き荒れ、生きとし生ける者すべて屍とならん。

 

「さて、どうする九重少年」

 

三幻神を従え、海馬はそう問い掛けた。

 

 

 

 


 

今日の最強カードはコレ!

 

帝王の凱旋

通常魔法

 

①︰このターンに2回以上「帝」モンスターのアドバンス召喚に成功している場合に発動出来る。

自分はデッキからカードを2枚ドローする。

その後、自分メインフェイズに1度追加でモンスターを召喚出来る。

 

2枚ドローに召喚権の追加と豪快な効果を持つ魔法カード!

発動条件はちと厳しいが【帝】デッキなら雷帝家臣ミスラの効果で召喚権を追加するカード無しで発動出来るぜ!

ふわんだりぃずでライザーを2回出したり、いっそダイヤモンドガイとトップ操作カードで無理矢理発動すんのも手だな!

*1
EXデッキの枚数がゼロ枚の構築 他には15枚フルで使う15帝もある

*2
帝王カードを手札に加える事が出来るカード




連撃の帝王はこのタイミングだと効果が発動出来ない気がしますがアニメ的演出という事でご容赦下さい

敵キャラのデュエル描写はどれぐらいが良いでしょうか?

  • ほぼ全て描写
  • 最終盤面だけ
  • ざっくりダイジェスト
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