イギリスに来たジャッキーは学院で勉強する事になってとある少女に出会う。その少女の名は…

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ジャッキーの学院生活(ブッシュベイビー&セーラのコラボ)

ここはイギリスのロンドン。ジャッキー一家はお父さんの仕事の都合でアフリカのケニアからイギリスにやって来た。ブッシュベイビーのマーフィを野生に返す事も考えてはいたけれど心配だから一緒に連れて来てしまった。

 

ジャッキー「ふー。やっと着いたわ!マーフィ、ここが新しい家よ!マーフィの部屋は私達家族よりも良い環境だからこれなら生きていけるわね。」

マーフィにとってロンドンは寒い。そのため、あらゆる工夫をしなければならないのだ。家にはマーフィ専用の部屋があり、いつでも温度調節が可能。断熱材仕様になっていて寒くない。

 

ジャッキー「餌の昆虫はなかなかいないけどブッシュベイビーは雑食だから助かる。そういえばお兄ちゃん、ロンドンにハッカ飴は売ってるのかな?」

アンドルー「キャンディーが売ってる店あったぞ!ハッカ飴あるかもな。そんな事よりジャッキー、学校はどうするんだ?僕はハンナさんのおかげで獣医になる夢を持ったから専門学校に行くけど。」

アーサー「ジャッキーはミンチン女学院に通わせる。寄宿学校だけど家から近いから寄宿はせずに通えるよ。」

ジャッキー「お父さんと一緒に学院を見に行ったけど、ついていけるか心配なの。」

アーサー「心配ないよ。ミンチン院長は良い人そうだったしジャッキーを利口そうなお嬢さんだと言ってくれたじゃないか。」

実はミンチン院長は学院の経営の事しか頭になく、親がお金持ちの子には利口だと褒めまくるというだけの話である。アーサーはジャッキーの想像以上にお金を沢山持っているのでミンチンはご機嫌だった。一方で、たとえお金持ちでも一文無しになった生徒には容赦なく態度を手のひら返しするのだ。その事はジャッキーには知る由もない。

ジャッキー「分かった。私、頑張ってみる!ミンチン女学院に入る!」

ペニー「お母さんも応援してるわ。」

アンドルー「ジャッキーなら大丈夫だよきっと。」

アーサー「そうと決まったら早速準備だ!」

 

 

ージャッキー入学ー

ジャッキーはめでたくミンチン女学院の仲間になった。意外にも勉強はついていけて、それなりにクラスメイトとも打ち解けられた。

入学した時からジャッキーはとあるメイドの少女が気になっていた。着ている服はボロボロだが美しい顔立ちで上品な雰囲気を醸し出す女の子に心惹かれ、思い切って話しかけてみた。

ジャッキー「あなた、名前はなんていうの?私はジャッキー。よろしくね!」

セーラ「私はセーラ。事情があってここで働いているの。」

ジャッキー「出稼ぎに来てるのね?」

セーラ「いいえ、そうじゃないの。」

セーラはそう言うと、いきさつを話し始めた。お父さんが事業に失敗して熱病で亡くなってしまい一文無しになった事、学院に置いてもらう代わりに働かなければならない事、1日にこなしている仕事や屋根裏部屋について語った。ジャッキーは絶句した。

ジャッキー「いくらお父様が亡くなったからといってその扱いはあまりに酷いわね...。私、体力には自信があるから掃除とか手伝うよ。」

セーラ「そんな...。それは悪いわ!ジャッキーは一般生徒なのに。」

ジャッキー「いいのよ、気を遣わないで休んでね!」

 

ジャッキーが掃除をしていると運悪くラビニアと取り巻き2人に遭遇してしまった。

ラビニア「なんでジャッキーが掃除してるのよ?」

ジャッキー「セーラの手伝いよ。セーラは働きっぱなしで疲れているから。たまには休まないと体がもたないし。」

ラビニア「ふーん。」

ラビニアはこっそりミンチン院長に告げ口した。

しばらくするとミンチンと妹のアメリアがやって来た。

ミンチン「ジャッキー、何をしているんです?アメリア、怠け者のセーラを呼んで来なさい!」

セーラが来るとジャッキーは俯きながら言った。

ジャッキー「私、セーラがあまりにも大変そうだったので手伝っただけなんです。」

ミンチン「ジャッキー、あなたは生徒なんです。下っ端のメイドと口をきく事、ましてや仕事を手伝う事は認められません。」

ジャッキー「分かりました...。」

ミンチン「セーラ!余程の事がない限り生徒と話してはいけないと言ったはずです。罰としてお前は明日の朝も昼も夜も食事抜きです!!」

アメリア「お姉様、そこまでしなくても。」

ミンチン「アメリア、あなたは口出し無用。」

セーラ「はい、院長先生。私の食事抜いてください。」

ミンチン「分かったらさっさと仕事に戻りなさい。」

 

セーラ仕事終了後

ジャッキー「ごめんねセーラ、こんな事になって…。」

セーラ「大丈夫よ。私、食事抜かれるのは何度もあったから耐えられるわ。」

そうは言ったものの、セーラは空腹と疲れが積み重なり限界を迎えそうな状態だった。

 

 

ある日、学院内にマーフィが侵入した。実はジャッキーの家と学院は結構近所であり、ジャッキーの家を抜け出したマーフィは隙を狙って入って来てしまったのだ。偶然マーフィを目撃したセーラは驚いた。

セーラ「まぁ!このお猿さんはどこから来たのかしら?」

セーラが困惑しているとそれを見つけたジャッキーが慌てて走ってきた。

ジャッキー「この子は私のなの。どうしよう、家から抜け出してしまったみたい。家に返さないとね。幸い休日だから授業なくて良かった。」

セーラ「私も付き添うわ!」

セーラはジャッキーの家に行く事になった。

 

ジャッキーの家に行くとお父さんとお母さんはセーラを歓迎し、付き添いに感謝した。

ペニー「いつもジャッキーと仲良くしてくれてありがとう。ところで服がボロボロなのは何かあったの?」

セーラはメイド生活について話した。

アーサー「それは酷い…。良かったらうちでメイドをしてくれないか?勿論給料は出すよ。」

ペニー「ケニアではハワがやってくれていたけどもういないから代わりがいると助かるわ。」

セーラ「学院よりもここで働きたいです。よろしくお願いします。学院には働き口が見つかったと置き手紙を残しておきます。」

 

置き手紙を見たミンチンが驚いたのは言うまでもない。台所頭のモーリーとジェームスはセーラがいなくなって楽が出来なくなったので残念がった。特にモーリーは舌打ちする程イライラしていた。

一方セーラはローズ家でメイドをする事になってこれまでとは待遇が180度変わった。温かい食事にふかふかなベッド。しかもタダ働きではない。こんな生活は夢みたい。セーラは深く感謝した。お父様を失ってしまった悲しみは一生拭えないけどこれからは学院メイド時代より楽しい人生になりそう。セーラはそう思って今ある幸せを噛みしめた。

 

おしまい


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