出したいヒロインをどうやってだすのか難産でした。
今回も日記形式ではありません。
私はあの日、私の
心を教えてくれました。生きるための知識を施してくれました。だから、私は、あの人がいるのなら、この世界で生きていたいと、そう思うのです。カレーですか?大好きですよ。だって、あの人がくれた最初の【愛情】ですからね。
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その日、俺はロンドンを散歩していた。青子と橙子は魔術協会に足を運び、自分達と俺の編入について、話をつけてくるらしい。「「お兄ちゃん(紅)はこの部屋から出ないで」」
と念押しに言われたが、わしがゲームもない部屋に何時間もいれるはずがなく、暇潰しがてら外に出よう、と思い付いたからだ。型月世界といっても、あまり現実のロンドンと変わりはしない。しいて違いを言うのであれば、ところどころに魔力を発している人がちらほらいるぐらいだ。そいつらも、昼間は人目があるからか、お互いに睨み合うだけで、その場所から動こうとはしなかった。ただ散歩するにも飽きてきたので、こうなったらロンドンの観光地でも歩き回ることにしよう。
「ほぇ~、すっごい」
バッキンガム宮殿を目の当たりにすると、あまりのすごさに感嘆の声がでた。べ、別に芸術に興味がなくて、なにがすごいのか分からないなんて、そんなんじゃないんだからね!
ほらあの~あれだ、な、なんか白いのがすごい!
ぐうぅぅぅぅ~
お腹がなったので腕時計をみれば、時計の針は12時を指していた。辺りを見渡せば、近くに屋台が出ていたので、そこで食べることにしよう。屋台には人が並んでおらず、すぐにでも注文したものが出てきそうだった。メニュー表をみるとかそこには『curry rice』とあったので、それを注文した。
出てきたのは、日本のように茶色いものではなく、少し白っぽいルーがかけられていた。そのスパイスの聞いた香ばしい匂いが食欲を刺激し、見ているだけでよだれが溢れそうになる。さっそく、近くにあるベンチに座り、食すとしよう。
ベンチに座り、ご飯にカレーをかけ、口に含もうとしたその瞬間、後方から視線を感じた。振り返ってみると、そこには赤い汚れが付着したボロボロな服を着た
「あの、お願いします。少しでいいので、それを分けていただけませんか」
今にも消えてしまいそうな声を聞いた俺は、持っていたカレーを少女に渡すと、近くにあった自販機で水を購入し、少女に与えた。
「こんなに・・・ありがとうございます」
ほんの少しだけ、その少女の瞳に光が戻った気がした。
有馬のエアグルーヴ強すぎて草