転生者がほどほどに原作改変しながらOSR重視な世界で足搔く話   作:タマヤ与太郎

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尸魂界編も終わりに近づいてきました。まあなんだかんだ20話は超えるとは思いますが……

UAがぼちぼち七万の大台に乗ろうとしております。
本当に皆さんありがとうございます……


17スレ目

 

【戦時特例】藍染隊長が殺されてしまった件【発令】

 

1:OSR

 

皆大変だ! 藍染隊長が殺された! 旅禍の仕業だろうか!

 

 

2:名無しの転生者

 

その旅禍と一緒にいた奴の台詞じゃねーな?

ともあれ藍染偽装死か、事態がだんだん動き始めてきたな

 

 

3:塵塚

 

ちなみにNO鏡花水月で見るとこうなるよ! まぶしい!

 

[画像]

(ハゲ(一角ではない)が壁に磔になっている画像)

 

 

4:名無しの転生者

 

えっ誰だこのハゲ

 

 

5:名無しの転生者

 

このハゲ生きてたのか、ほら、過去編で藍染の仕草と言動完コピして入れ替わってたハゲ

 

 

6:OSR

 

いやーあいつ生きてたんだなって謎の感慨にふけったよな……

 

 

7:名無しの転生者

 

でも死んじゃったのか……悲しいね……

 

 

8:塵塚

 

まあこれが視認できてるから桃真の鏡花水月対策は成功したんだなって確信できたから必要な犠牲だったよたぶん

 

 

9:OSR

 

まあ問題は周りが鏡花水月ってる時に俺だけ誰に化けてるか分かんねえから気を付けにゃいかん事だが

あ、そうそう。涅隊長を抱き込むのは成功したぞ。サンプル提供して気を良くしたのもあるが、

この一件が終わったら俺と共同のビッグプロジェクトを行うことになったからな、そのためにも事態の収拾は望むところだそうだ

ちなみに俺の出自と言うか、前世の記憶がある事はバラした。元々なんか不審には思ってたらしく納得はしてもらえたよ

まあそもそもその原作からはちょっと逸れてるので完全な予知はできませんが、と前置きはしたがね

近い未来はともかく展開ごと消滅した代行消失編とか、起きるか不明な小説版・アニオリ編とかもあるし

 

 

10:名無しの転生者

 

どういう説明したのかは分からんけどよく納得したな……頭の出来が違うんかね

ともあれ、ある程度腹割って話せる人が増えたのはいいな。マユリ様に話したって事はネムさんも?

 

 

11:OSR

 

うん。横で聞いてた。涅隊長にその時からネムさんに惚れてたのかと聞かれたので即答したら赤面してた……

かわいい……とてもかわいい……今なら藍染にも勝てる

 

 

12:名無しの転生者

 

落ち着けイッチアホになっとるぞ。そういえば兄上はどうしたん?

 

 

14:OSR

 

あー、父上は一応『処刑当日に事を起こすのでそれまでは無闇に動かないでください』と言い含めておいた

『明日(時間的には今日)あたり旅禍が叔母上奪還に来るはずなので死なない程度に叩き返してください』とも

まだ父上には旅禍に協力している事は話してはいない。当然怪しまれたけど、

恋次さんとの戦いの後、一晩は治療と休息に費やすはずなので早ければその辺りになるでしょう、と伝えた

 

 

15:名無しの転生者

 

少なくとも頭脳プレーに関してはイッチの方が上だもんな、メタスタシアの時もそれっぽく言い訳してたし

これで牢屋前で戦闘して夜一さんが連れ去って卍解修行させるルートに乗ってほしいな……

 

 

16:塵塚

 

銀城達があっちこっちで騒ぎ起こしてくれてるみたいだから結構陽動にはなってるみたいだよ

アウラちゃん壁抜けできるから逃げる時は今いる場所から直に地下水道に移動してるんだってさ

あとはあれだね、銀城が言い含めてくれてるのか月島さんもむやみに挟んだりはしてないっぽい?

まああれ表面上はどうなってんのか分かんないんだけどさぁ

 

 

17:名無しの転生者

 

まあブック・オブ・ジ・エンドそのものはぱっと見超斬れる刀だし、

はさんでも表面上使ってるかどうかの視認は困難だから見えざる帝国サイドも理解はできめえ

 

 

18:OSR

 

だといいなあ。ちなみに掲示板の事は言ってない。説明難しいしな

それにこっちで長々会話しててもあっちだと一瞬あるかないかぐらいの時間だし

前に検証したが配信設定にしてる時だけ時間経過が同期するっぽい

 

 

19:名無しの転生者

 

残当やな、まあそこは言わんでもいいだろ

 

 

20:OSR

 

ふむ、懺罪宮の方ででかい霊圧がぶつかってる、多分更木隊長とやり合い始めたな?

そして八番隊の方で京楽隊長が動いた、となるとチャドとやりあってる

となると雛森副隊長に藍染の手紙が届くのも今頃かな

 

 

21:名無しの転生者

 

え、イッチ何かしたん?

 

 

22:OSR

 

藍染が雛森副隊長に残した手紙にちょっと仕込みをな

あのまま藍染に振り回され続けるのは忍びないと思ってな……

まあ平子が来てくれれば立ち直ってくれると思うんだが、仮にも師と仰いだ人だしな

 

 

23:名無しの転生者

 

具体的に何やったの? 偽物とすり替えたとか?

 

 

24:名無しの転生者

 

いやでも筆跡似せる必要あるだろ? 少なくとも雛森ちゃんに見せて違和感ないレベルに似せる必要あるし

 

 

25:OSR

 

苦労したよ、仕事&修行しながらだったから完コピに15年かかった

まああの名も知らぬハゲにできたんだから俺にもできるさ

普通に盗んでも良かったけど気取られるのが怖いからな、ちょっと内容改竄した偽物を置いてきた

復讐を考えてはいけない、僕は君がこれ以上傷つくのを望まない、みたいな感じで

 

 

26:名無しの転生者

 

あまりにも力技の解決過ぎて笑うわ

 

 

27:名無しの転生者

 

恐らくここでしか使わない技術のために15年使ったのか……

無駄ではないけどバカの所業、イッチさてはおめー生前からこういう一瞬のために年単位の準備するタイプだったな?

 

 

28:塵塚

 

まあ有効な手段だから止めなかったけどさぁ……

それに雛森ちゃんめっちゃ動揺してるから多少の違和感は誤魔化せたとは思うけど

まー実際愛染が尸魂界から出ていくまで雛森ちゃんを誤魔化せればいいからね

 

 

29:名無しの転生者

 

……あれ、するってーと原本はもしかして?

 

 

30:OSR

 

うん、俺が持ってる

誰に渡そうかねえ……順当に山本総隊長かな、あるいは卯ノ花隊長か

ニセ藍染の死体検分してるだろうし卯ノ花さんかな? 虎徹副隊長つながりで縁もあるしな

チャドの霊圧が消えた後にでも渡しておこう

 

 

31:名無しの転生者

 

藍染に目付けられねえかな? ちょっと心配だわ

 

 

32:OSR

 

実はそれを狙っている。多分行動を起こすなら藍染自身ではなく市丸隊長か東仙隊長を指し向けてくるだろうし

そこでどっちかに接触したいね、特に市丸隊長

危険な賭けにはなるがここから先はリスクを負う覚悟をしないとな

 

 

33:名無しの転生者

 

無茶をするなあ……

 

 

34:名無しの転生者

 

まあイッチにとってはネムパイタッチよりはイージーだろうて

どうせまだキスもしとらんだろ

 

 

35:名無しの転生者

 

いや分からんぞ、ネムさんとアウラの両手に花かも知れん

なんかアニメのシーンで合ったろ、日番谷隊長が両サイドに雛森ちゃん侍らせてる想像図みたいなの

あんな感じで

 

 

36:名無しの転生者

 

塵塚ちゃんもお膝に乗っけてハーレムと行こう

 

 

37:名無しの転生者

 

天才現る

 

 

38:OSR

 

うわー心底ぶっ殺してえ

 

 

39:塵塚

 

桃真がパイタッチなんて無理に決まってんじゃん

まあネムさんには乱菊さんと一緒に折を見ていろいろ吹き込んでるからそのうち食われるんじゃないかな

ふるえてねむれ

お酒呑むと寝ちゃうからお酒呑まないのも教えてあるからな! 何年か前にアウラちゃんにも!

 

 

40:名無しの転生者

 

塵塚ちゃんファインプレーするやん……

 

 

41:OSR

 

おい塵塚てめーなんか最近コソコソしてると思ったらんな事してたんかよへし折るぞ?????

んでなんでアウラにそれを教えた? ああそうかアウラに出されたら呑むからな……

現世にいられる時間は限られてるしそれを寝て浪費するのは悲しいな

 

 

42:塵塚

 

え? 違うけど?

 

 

43:OSR

 

ん?

 

 

44:名無しの転生者

 

塵塚ちゃんそういうこと?

 

 

45:塵塚

 

うん、面白そうだし教えんとくし言わんといてね

 

 

46:OSR

 

?????? さっぱりわからん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……やれやれ、歳は取ってみるものだネ、よもや前世の記憶などというものを持っている者に会うとは」

 

十二番隊隊舎、密談部屋。一切の影が排され、かつてより大幅に拡張されたそこでは、隊長であるマユリとその副官ネム、そして桃真が湯呑を片手に語らっていた。

今後のための布石の一つとして、桃真はマユリをこちら側(・・・・)に引き込むことを画策。

自分が前世の記憶を持ちこの世界に生まれ落ちた転生者であることを明かしたのだ。

 

「――――――しかも、エェ? この世界が絵物語として語られている並行世界が前世だった?

 荒唐無稽にもほどがあるが……事実なのだろうネ、今までの事を鑑みるに」

 

「まあ、事実ですからねえ。前世(あちら)があるから今世(こちら)があるのか、その逆なのかは判然としませんが。

 それに、俺自身すべてを知っているわけでもありません。大本の作品から派生した外伝もありますから……

 それが絡んでくると今までの要素も含めてどう変化するか。そもそも、俺自身大本にも外伝にも記されていない、全くのイレギュラーな存在ですので……」

 

「……それは今初めて聞いたネ、未来が関わってくる以上多くは話せぬと言っていたが……過去は構わないだろう?」

 

「まあ、そこはもう過ぎた事、あるいはこの世界線では起こり得ない事なので構いませんが……」

 

そして桃真が語るのは、『原作』で綴られた物語。

父・白哉と母・緋真の間に子が産まれず、緋真は結婚して五年後に病死した事。

その一件の翌年緋真の妹ルキアが見つかり、朽木家に迎え入れた事。

妻との死別、そして掟破りを二度も行ったことにより、けして掟は破らぬと白哉が頑なになってしまった事。

 

「そこでお前が産まれた事で分岐した世界……と言う事なのかネ、私達が今認知しているこの世界線は」

 

「そう言う事なのだと思います。世界とは無限に分岐する大樹の枝葉の先のようなものである……とは誰の言葉でしたかな」

 

「このことを私やネム以外の者には話しておるまいネ?」

 

「無論。理解し、信用してもらえると踏んだからこそ涅隊長とネムさんにはお話ししましたので……

 ああ、一応おりますな、我が斬魄刀、塵塚は俺の魂の写し身。

 同様に俺のかつての記憶も持っております。まあ下手に口にするようなことは無いでしょうが。

 あとは……宗弦殿には色々知っているぞ、的に匂わせはしましたが、彼には後で伝えておきましょう。

 何にせよ、語ったところで普通なら狂ったと座敷牢にでも押し込められるのがせいぜいでしょうし。

 傲慢な話ですが……俺の知識を活用し、いずれ来る戦いにおいての被害を少しでも減らす。

 それが、俺の今生においての目的の一つです」

 

そう言って苦笑する桃真にマユリはフン、と鼻を鳴らすが、不意にのんびりと湯呑を傾けている桃真の方に向き直る。

 

「どうされました、涅隊長」

 

「何、大したことではないのだが、桃真。ネムにはもう手を付けたのかネ?」

 

盛大にむせた。

 

「ふぐ、ぐ、がふっ……く、涅たい、ちょう……なに、を……げほっ」

 

「噴き出すんじゃないヨ汚らしい。……で、ネム、どうなんだ?」

 

「手を繋いだり、茶店に行ったりなどはしておりますが……直接的な肉体接触はまだありません、マユリ様」

 

「やれやれとんだ純情小僧だネ。お互い好き合っているのだからやることをやってしまっても良かろうに。

 まあ、別に急ぐものでもないが……いずれネムを娶る以上、眠計画の最終段階は桃真、お前にやってもらう必要があるのだがネ?」

 

むせながらも呼吸を落ち着けていた桃真だったが、聞こえて来た言葉に耳を疑った。

眠計画。マユリの悲願ともいえる被造死神製造計画であり、義魂、義骸技術の粋を集め、神ならぬ身で人を産み出す計画。

無論桃真はその計画を知っており、その計画によって生み出された被造死神第七号、それがネムこと眠七號である。

その『最終段階』を桃真にやってもらう必要がある、それは三十年近くをマユリの下で過ごしている桃真にとっても初耳の情報であった。

 

「良いかネ? ネム、即ち眠七號は、無から()を産み出す眠計画によって生み出された被造死神だヨ。

 未だ細胞分裂が止まるという欠点そのものを克服出来てはいないが……ネムは今までの七体の中で、最も完成に近い個体だ。

 だが、個体としての被造死神を産み出した、ただそれだけでは生命を創造した、とは言えないのだヨ。

 命とは何か、それは繋ぎ、受け継がれて行くモノだヨ。それを成してこそ、眠計画は成功したと言える。

 ……まあ、有体な物言いをしてしまえば、子を孕んでこその命だ、と言う事になるネ。

 神ならぬ身で命を育む、それは女にしかできぬ事だ。だからこそ、私は眠計画で生み出す個体を女として作っているんだヨ」

 

「……なるほど、確かに。女性は神ならぬ身で唯一命を産み出す力を持つ存在。

 ならばネムさんが妊娠、出産し、その子供が健やかに成長することができれば……」

 

「それは紛れもなく、神ならぬ身で魂を、生命を、ヒトを作り出したと言えるだろう。

 だから、さっさとやることをやってしまえば良いのだヨ? 試行回数を重ねねば出来るものも出来んのだからネ」

 

そう言って茶を啜るマユリ、湯呑を持ったまま硬直する桃真、ちらりと桃真の方を見て、その隣に移動するネム。

眠計画の最終段階が達成されるのは、まだまだ時間がかかるようである。

 

この後、ガンジュと花太郎によるルキアの解放が未遂で終り、急行してきた一護が夜一に連れ去られる。

そして、尸魂界を騒がせた騒乱は終幕へと向かう事となり……

藍染一派が、本格的に動き出す。

 

 

 

 




眠計画云々に関しては個人的な考察も大幅に含みます。
ただ生命の創造が目的であるのなら、子供を作れるようになって初めて完成と言えるのでは? と思うのです。一心さんが義骸で子供作ってるのでたぶんネムさんもいけるはず。少なくともこの世界線では。

桃真? 自分から手を出すなんてとてもとても。


■解説

・桃真
15年かけて藍染の筆跡模倣をするというこの一瞬でしか役たたないようなスキルを会得していた我らが主人公。雛森ちゃん周りには親しい間柄だったのもあり思うところあった模様。
眠計画の最終目的を果たすという大役を仰せつかったもののまだABCで言うとAにも達していない。

・塵塚
桃真×ネムを進展させるために乱菊と一緒にいらん事をネムに吹き込んでいる。
主に桃真の性癖関連。テクニックの指南は乱菊担当。

・マユリ様
桃真の出自や計画の大半を知らされ、いずれビッグプロジェクトを行うことになる。
桃真が純情すぎて進展しないので塵塚がネムにいろいろ吹き込んでいるのは半ば黙認している。

・ハゲ
過去編に出て来た藍染の言動や仕草を完コピしたハゲ。
この世界線では偽装用の死体として殺されて磔にされた。
五番隊十五席「禿丸 甚五郎(とくまる じんごろう)」という席次と名前だという設定はしてたけど使わずじまいに終わった悲しきハゲ。
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