転生者がほどほどに原作改変しながらOSR重視な世界で足搔く話 作:タマヤ与太郎
皆様本当にありがとうございます……
そんなわけでようやく原作主人公と本作主人公の邂逅です。
【主人公と】ついにチャンイチと初遭遇した件【ある意味主人公】
1:OSR
よう、イヅルさんと恋次さんが脱走したってよ
2:名無しの転生者
待ってたぞイッチ、スレタイも気になるがまずはその話からだな
3:OSR
まあ既定路線として脱走した感じだな。恐らく恋次さんは叔母上を救いに、イヅルさんは市丸隊長が手引きしたんだろう
雛森副隊長が脱走した、という話は聞かんので偽手紙で大人しくしてくれているものと思われる
4:名無しの転生者
良かった……雛森ちゃん曇らせは無かったんや……
5:名無しの転生者
良かったな、15年かけた無駄スキルがまさに無駄にならなくて
6:OSR
無駄いうなや、仕事と修行の合間に瀞霊廷通信模写とか怪しまれない程度に藍染隊長の書道教室に通ってコツコツ模倣したんだぞ
まあその流れで講習会に参加せざるを得なくなったのはあるんだが
7:名無しの転生者
努力の方向性は間違ってないんだけど活用する機会が1度しかないスキルのために15年かける熱意を卍解修行に使え
8:OSR
必要なスキルだったんだから良いだろーが別に!
ともあれスレタイの件だが、例の双極地下の元祖勉強部屋でチャンイチと夜一さんに挨拶してきたぞ
[画像]
(斬月のオッサンに吹っ飛ばされて犬神家状態になってる一護)
9:名無しの転生者
もうちょっとかっこいいとこ撮ってやれよw
10:名無しの転生者
草
ともあれやっと本編主人公と顔合わせか
11:OSR
いやだって勉強部屋に降りて来た時に一番最初に視界に入ったチャンイチがこれだったから……
降りて行ったタイミングで丁度1日目の修行終わったから温泉入りながら色々話したよ
12:名無しの転生者
夜一さんの脱衣シーンとかあったはずだけどイッチだいじょぶか? 鼻血噴かない?
14:OSR
ネムさんの裸と夜一さんの裸が等価値とか大丈夫か? ありがたみが違うわい
そもそもすぐに猫になったよ
15:名無しの転生者
こ、これがモテる者の余裕……ッ!
16:名無しの転生者
成長したなイッチよ……
17:名無しの転生者
塵塚ちゃん?
18:塵塚
割とマジで動じてないよ桃真。なんなら「うわホントに下から脱いだよこの人」とすら思ってる
ガチめにネムさん以外眼中にないんだよね……
いや美人に成長したアウラちゃんには一瞬ヌッってなったことはあったかな?
19:OSR
うるせーぞお前ら、特に塵塚!
まあそんなわけでチャンイチと夜一さんと話したわけだが
俺が父上の息子と知って夜一さん驚愕しとったわ、一護は叔母上やアウラから聞いてたのか「あーお前が……」みたいな顔だったが
[動画]
(夜一が驚愕し『白哉坊に息子!? つまりあいつ結婚しとったのか!? いやー物好きはおるもんじゃの……
……これは喜助の奴割と真剣に殺されるかもしれんな』と言っている動画)
20:名無しの転生者
草
まあ100年前の兄上って短気で直情的なガキだったからな……今や隊長だぜ
その義妹に崩玉仕込んで結果的に藍染の策略に巻き込んで殺されようとしてるし、知ったらキレるだろうな兄上
21:OSR
俺もその辺は「はははそうかもしれませんな」で流したが会ったら顔面に一発叩きこむつもりではいる
まあそれはそれとしてチャンイチと話したんだが、なんかすげー感謝されたよ
アウラを助けた事で結果的に真咲さんと叶絵さんが助かった事に礼を言われた
22:名無しの転生者
まあそこは当然だろうな、アウラがいたから2人が助かったわけだし
ルキアの事に関しては何か言ってた?
23:OSR
俺のせいで迷惑かけちまったな……とかは言ってたな
とりあえず彼らにはこのまま卍解修行を続けてもらう事にした
俺が卍解使えると伝えたら夜一さんめっちゃ驚いてたわ
……そしてここでバタフライエフェクトの波及が発覚した
24:名無しの転生者
……何があった?
25:OSR
いやな、原作だとこの直前にガンジュ・花太郎が叔母上を牢から出した直後に父上にボコボコにされたじゃん?
そしてちょっとだけチャンイチとやり合って夜一さんに助け出されてる
26:名無しの転生者
せやな
……もしかして兄上が先走ってそれを手助けしようと?
27:OSR
いやそこまでは無かったらしいが……
市丸隊長があそこで割り込んでチャンイチと軽くやり合ったらしいんだよな
聞くにあそこのチャンイチVS父上がチャンイチVS市丸隊長にすり替わった
その後は浮竹隊長が更に割って入ってその場はお流れになったそうだ
28:塵塚
いやービビったよね、危うくあそこで一護が殺されるかと
夜一さん的にも市丸隊長が出張ってきたのはやべーと思ったみたいで原作通り卍解修行の方向になったぽい
29:OSR
あっぶねえ……市丸隊長相手とか普通に死ねるからな……
一応敵対するだろう隊長格、特に東仙隊長に対するメタは色々仕込んではいるんだが、
市丸隊長は卍解も含めシンプルに強いタイプだから相手にしたくないんだよな……
30:名無しの転生者
イッチが最警戒するレベルかギン……
確かに東仙も厄介だが、ギンはほんと不気味なんだよな、敵に回すと
31:名無しの転生者
そんな市丸を仲間に引き込もうとかイッチ正気か?
東仙は説得次第で行けそうな気はせんでもないが
32:OSR
恐らくボチボチ放たれるであろう俺への刺客が誰になるかだな……
東仙隊長なら圧勝は無理でも卍解切れば最低限撤退に追い込めるとは思うんだが
前にも言ったが東仙隊長なら色々対策してるし付け入るスキもあるからな
33:名無しの転生者
刺客ガチャが難易度ナイトメアかある程度対策できてるけどどっちみちハードのどっちかしかないの地獄では?
34:OSR
まあ死ななきゃええんよ、死ななきゃ。四肢吹っ飛ぶぐらいなら補肉剤でなんとかなるし
グロいから言わんかったけど屈服修行中なんて塵塚の野郎素で殺しにかかってきてたからな?
そのおかげで色々覚悟キマってきたところはあるが
35:塵塚
無傷圏とか甘えだよね
36:名無しの転生者
え、塵塚ちゃんアレないの?
37:塵塚
あるわけないじゃん、そもそも私は始解も卍解もそういうセーフティー削ってリソース確保してるからね
なんとなれば手足の一本二本ぐらいは敵もろともぶっ壊すぐらいの覚悟がなきゃやってらんないでしょ、元パンピーなんだし桃真は
大体桃真は相手をぶっ殺そうって気概が足りないんだよ、虚は浄化してるって事で何とかやれてたけど
これからは人の形して動いて喋る生き物をしこたまぶっ殺す必要があるんだからさあ、破面なり滅却師なり
38:名無しの転生者
黄金の精神ではなく漆黒の意志を持てと
39:塵塚
そう言う事。一応やり合ってる間にその片鱗だけでも見れたからよしとしました
40:名無しの転生者
塵塚ちゃん結構厳しいっつーか、ドライなとこあるよな、その辺
斬魄刀は使い手の写し鏡だが、イッチのペルソナの中にもそういう面があるって事なのかね
41:OSR
卍解修行終えた今だと割かししっくりくる気はするんだよな、塵塚の言う事ももっともというか
確かに俺は現代知識とか常識引き摺ってる所あるし、殺人にも忌避感は未だにぬぐえないけどさ
それでも自分の目的や信念と相手のそれがぶつかった上で譲れねえなら、殺るしかねえわな
やらずに後悔するぐらいならやってから後悔するわ
なんだっけ、転生直前にやってたガンダムでも言ってたろ、進めば2つ、逃げれば1つってやつだ
どっちにしたって原作から離れつつある世界だ、逃げずに進んで出来る限りいい方向に変えていかねえとな
42:名無しの転生者
言うねえ、イッチよ
43:塵塚
実際皆もそうでしょ? みんなの転生先は知らないけどさ、助けたい子がいて、それを殺そうとするやつがいるなら殺るでしょ
そうしなきゃその子を絶対に助けられないなら
44:名無しの転生者
まあ、やるやらないで言えばやるよな。むざむざ見殺しにしたら多分死んでも後悔するし
変える余地のある原作付き世界に転生した奴らは大体そうだろ
45:OSR
尸魂界編終われば藍染の目を気にする必要もないし、涅隊長という協力者も得たから心強い
あとはツナマヨ野郎をどのタイミングで殺るか、かね
46:名無しの転生者
この混乱のうちに殺っときたいところだな、確か銀城と月島に場をセッティングするっつってたっけ?
旅禍騒動が落ち着いたらちょっと動きづらくなるだろうし今のうちにやるのがいいかね
47:OSR
だなあ、後で銀城達とも打ち合わせせな。取り合ずボチボチ風呂あがって四番隊舎行くか
本物の藍染の手紙届けるついでにガンジュとチャドの面でも拝んでこよう
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
「――――――ここに書いてある事は本当なのですか?」
四番隊、隊首室。隊長である卯ノ花烈が執務を終えた頃合いでふらりと現れた桃真が差し出した手紙を見て、卯ノ花はその柳眉を歪めた。
そこに記されていたのは、『十番隊隊長、日番谷が双極を奪い尸魂界を滅ぼそうとしている、自分が戻らないようなら敵を討ってくれ』
という文面の、副隊長の雛森に向けた手紙であった。
「まさか。嘘八百の出鱈目ですよ。ですが、それは藍染隊長直筆の書状に相違ありません。
つまり、藍染隊長が日番谷隊長、ひいては雛森副隊長を陥れ、殺し合わせようとしているということですな。
卯ノ花隊長であれば、あの死体に何かしらの違和感を感じていたのでは?」
「……あれは死体ではなかったと?」
「死体には間違いないでしょうが、『藍染隊長の死体』ではありませんな。
俺もあの場におりましたが……あそこに磔にされていた死体は藍染隊長ではありませんでした。
卯ノ花は沈黙する。確かにあの死体には違和感を感じていた。
ほんのわずかなそれではあったが……隊長格の死神の死体にしては、決定的に何かが足りない。
何かが違う。そんな些細なものであったが、初代護廷十三隊において、
「おかしいと思いませんか? 養子とはいえ四大貴族当主の妹を、重罪とはいえ死罪にするには厳しい罪で極刑。 しかも本来隊長格の処刑にしか使われぬ双極を用いてまでです。
如何に四十六室が腐っているとはいえ、四大貴族に真正面から喧嘩を売るほどの愚行、常ならばあり得ません」
「四十六室が何者かに……いえ、藍染隊長に惑わされている、と?」
「そんな面倒な事はしないでしょう。卯ノ花隊長すら騙し得る幻惑を操るとするならば……
皆殺しにした四十六室が変わらず動いているように見せる程度は容易いでしょう。
何にせよ、常ならば立ち入ること叶わぬ場。殺されていてもすぐには露見はしないでしょうしね」
「……桃真さん、あなたは何を知っているのです? そして、何を成そうとしているのです?」
当然の疑問であった。この朽木桃真という死神、若くして十二番隊の三席に上り詰める才覚を持ち、
良く交流しているという副隊長の勇音から聞くにその人柄も良い。
しかし、こうして顔を合わせ話しているだけでも、不可解な点がいくつも浮かび上がる。
何故こうまで様々な事を知っているのか、そしてこの混乱の最中に何をしようとしているのか。
事と次第によっては、今ここで切り捨てるのもやむなし。
そう思って己の斬魄刀の柄に手を当てるが、桃真はむしろ自分からその間合いへと踏み込んできた。
「全てとは言いませんが、大概の事は。少なくとも叔母上が極刑に処されるべき理由を含め……
今回の騒乱の事ならば、おおよそ全てと言って過言ではないでしょう
そして、何を成そうとしているか……ですか。難しい質問ですね」
「はぐらかすつもりですか? 知っているでしょうが、あなたは今私の間合いに踏み込んでいるのですよ」
「存じておりますとも。どちらにせよ本気で卯ノ花隊長が俺を殺す気ならば、
この身はすでに千々に散っておりましょう。そうなっていないというなら……
卯ノ花隊長の
まあ、大した理由でもないのですが……俺は、誰かが傷つくのが嫌なんですよ」
「あなたが、ではなく?」
ええ、と苦笑し、桃真は言葉を続ける。
「厳密に言えば、俺が好ましいと思っている方々が傷つくのが嫌だという事です。
理由は今は話せませんが……確かに俺は色々な事を知っております。
だから出来る限り防ぎたいのです。卯ノ花隊長にその手紙をお渡ししたのも、その一環です。 本来であればその手紙はそのまま雛森副隊長へ届けられ、
そして日番谷隊長と殺し合う事となります。
それを防ぐために俺は手紙をすり替え、そして藍染隊長……
いえ、藍染惣右介の策略に介入すべく、
今こうして卯ノ花隊長にこれをお届けすることにしたのです。
……少々話し過ぎましたね。俺はここいらでお暇する事としましょう。
卯ノ花隊長、その手紙をどうするか、それはお任せします。ただ、誰かがその手紙を求めた時。
例えば
「それは、何故です?」
「
他人の死体を己の死体に偽装し、卯ノ花隊長の目と鼻を欺くほどの相手です、
誰かに成りすますなど容易いことでしょう。それでは、俺はこれで。
色々とやらねばならぬ事がありますので」
そう言って、桃真は開いていた窓から飛び出していった。
それを見送り、刀の柄から手を放し、卯ノ花は小さくため息を吐く。
「やれやれ……確かに、あの子の言う通り私の
ならば……信じてみるとしましょうか。さて、どう動いたものでしょうね――――――」
そう呟いて嗤ったその顔は、ほんの一瞬ではあったものの、千年前ぶりの顔をしていた。
その顔は『あらゆる流派・あらゆる刃の流れは我が手にあり』と嘯いた剣の鬼、
初代十一番隊隊長、卯ノ花
そしてその頃。桃真は地下水路を十二番隊方面へと進んでいた。
飛廉脚も交えながら音もなく駆け――――――十二番隊管轄区の真下まで来ると、横の壁に手を当てる。
すると石の擦れる音と共に壁が開き、隠し部屋が顔を出す。桃真はその中に滑り込むと扉を閉め直し、懐から墨を取り出す。
その墨をもって掌と腕に文様を描くと、両手を前に突き出し口上を始めた。
「黒白の羅 二十二の橋梁 六十六の冠帯
足跡・遠雷・尖峰・回地・夜伏・雲海・蒼い隊列 太円に満ちて天を挺れ
縛道の七十七 天挺空羅」
突き出した手の先に四角い霊圧の枠が生まれ、そこから放射状に網のような霊圧が伸びる。
縛道の七十七、天挺空羅。霊圧を補足した相手に言葉を届けることのできる鬼道である。
その先に繋がるのは、3人。
「聞こえているな、銀城、月島、アウラ。
それを俺が追う形にして案内する。悪いが予定が詰まっている、今夜中に片づけるぞ。
アウラはそれ以外の者達を連れて双極の地下にある空間へ向かえ。
今ならば黒崎一護が卍解修行をしているはずだ。処刑の日までそこで待っていてくれ」
用件だけを告げると桃真は天挺空羅を切り、隠し部屋の中に常備してある非常食や水で腹を膨らませた後、
部屋の隅にある転移装置を使って十二番隊舎へと移動、そこから銀城達の霊圧を追って飛び出していった。
そんなこんなでツナマヨ退治のお時間です。感想でも言った通りサクッと終わらせるつもりですが。
たまには鬼道使わせたいなあと天挺空羅を使わせてみましたが、よく考えたら伝令神機の通信は十二番隊の管轄だからそこでどうにかすればよかったかも?
まあ銀城達伝令神機持ってないし雀夜を介することになるのでやらなくて良かったかも。
■解説
・桃真くん
漆黒の意志を持ちつつある我らが主人公。
卯ノ花隊長の間合いに踏み込んだ時は必死に恐怖を表に出さないようにしてました。
だって怖いもんは怖い。
・塵塚
千本桜と同系統の癖に無傷圏持たない系斬魄刀。
桃真の映し鏡であるからこそ、桃真の最大の欠点、殺意のなさを危惧し屈服の際それを求めた。
戦いとなるとシビアかつ殺意ましましで戦うタイプなので卍解修行中は桃真の手足が気軽に飛んだ。
・卯ノ花隊長
桃真に藍染レター(本物)を託されちょっとネタバレされた。
あの時わずかでも『斬るべき』と
・時灘
秒読み。
おまけの雀夜のざっくりした外見置いときます。
【挿絵表示】