転生者がほどほどに原作改変しながらOSR重視な世界で足搔く話 作:タマヤ与太郎
そんなわけで21話です。今回掲示板パートちょっと短め。
【ついに】双極が発動しそうな件【終局】
1:OSR
とまあそんなわけで単独行動中。具体的に言うと双極発動に合わせて日番谷隊長達と合流して四十六室に殴り込む
[配信中]
2:名無しの転生者
最初から一緒じゃあかんの? 雛森ちゃんに『私に変わるきっかけをくれたのは桃真君だよ』とか言われたから照れてんの?
3:OSR
地獄に落ちろ
まあ簡単に言えば陽動だわな。俺が中心になって動いてる(と思われてる)だろうから、
単独行動してれば何かしらの接触はあるはずだ。それでなくともここ2・3日派手に動いてるからな
初手藍染じゃないことを祈りたい
4:名無しの転生者
藍染はな……ギンはその目的上イッチ的にも交渉の余地はあると思うが
東仙は確か対策山ほどしてんだっけ? 原作だと狛村隊長(+七・八副隊長ズ)と一緒だったか
双極発動前ぐらいに剣八とやりあってんだよな
5:塵塚
ここまで藍染からの干渉らしきものすら感じられないのが怖いんだよねえ
鏡花水月は回避できたにせよ、雛森ちゃん関連とか隊長格の動きからして気取られててもおかしくない
6:OSR
それな
まあ今まで極力他の信用できる隊長格と一緒にいたりしてるから手が出しづらいのもあるんじゃないか
昨日とか剣八コンビと一緒だったからな
おっ噂をすれば東仙隊長、狛村隊長と一緒だ。好都合好都合。集中するから返答できなくなる、すまんな
7:名無しの転生者
お、にこやかに話しかけに行った
まあ方々に顔売ってるから信用だけはあるからなイッチ
『おお、狛村隊長に東仙隊長! 副隊長のお二方も。……お耳に入れておきたいことが』
8:名無しの転生者
初手で藍染偽死体と手紙の件を暴露すんのは草なんだわ
東仙がなんとも言えん顔をしてるじゃん
『そいつは本当なんか、桃真? あの遺体は卯ノ花隊長直々に検分したっちゅう話じゃろう?』
『その卯ノ花隊長自身も僅かながら違和感を感じておられたようですよ、射場副隊長。
そも、その藍染隊長の遺した直筆の手紙に日番谷隊長を狙うように雛森副隊長に指示がありましてね。
平素の藍染隊長であればまずやらぬことですが……
潜伏をしやすくするための攪乱と欺瞞工作でしょうかね』
9:名無しの転生者
しれっとギンも関わっている、そして鏡花水月の存在まで示唆……
イッチ、完全に東仙を遠回しに煽って行ってんな?
何でそこまでして煽ってるのかは知らんが
『にわかには信じがたいな……しかし、今回の処刑云々、おかしいと言えばおかしいんだよな。
藍染隊長かどうかはさて置くけどよ、上位席官とは言え副隊長でもない死神を、
それもわざわざ双極で処刑ってのも、確かにやりすぎと言えばやりすぎなんだよな……
朽木家に対する当てつけにしても度が過ぎた話だ』
『檜佐木副隊長もそう思われますか? 我が朽木家を筆頭にした五大貴族のうち三家、
そして京楽家、女性死神協会の連名の書状をいくら送ってもなしのつぶてです。
何かがおかしいと、そうは思いませんか?』
10:塵塚
あー、これね……桃真ちょっとキレてるなこれ。東仙隊長にはちょっと八つ当たり気味の恨みがあってさぁ
11:名無しの転生者
え、何それ。仲間に誘うみたいな話は聞いたけど
12:名無しの転生者
あ、狛村隊長が動いた。この人は山じいの意志が最優先! みたいな人だから説得は難しいぞ?
『桃真、おぬしが言う事にも一理ある。しかし元柳斎殿がお決めになられたことだ。
お前も護廷の隊士であるならば、元柳斎殿のご意思に従うのが道理である。違うか、桃真』
『道理ではありますね。俺が今こうして出せる証拠も口先だけのもの。
狛村隊長を説得するにはいかにも弱い。分かっていたことではありますが……
縛道の二十一・赤煙遁』
13:名無しの転生者
赤煙遁って言えば大前田が使ってた奴か……待って待って、煙多くない?
狼煙みたいになってんじゃん
『説得が無理とあらば、ここで足止めさせていただきましょう』
14:名無しの転生者
いくらイッチでも隊長2人副隊長2人を倒すのは……ああほら煙から抜けた所で東仙が対応した
……ん? 狼煙? あれイッチ、これ……
『目が見えぬ私相手に煙幕は悪手だったな、朽木。自分の目をも潰しては意味があるまい』
『そうして突出してきてくれることを待っていたのですよ』
15:名無しの転生者
あ、檜佐木が闐嵐で煙幕ふっとばし……うわでた
(煙を吹き飛ばした所で剣八が乱入し、それを狛村が受け止める)
『更木隊長、狛村隊長はお任せしますよ。斑目三席たちは副隊長方を』
『仕方ねえ……ま、狛村ならちったあ斬り甲斐もあるだろうよ』
16:名無しの転生者
ナンデ!? 剣ちゃんナンデ!?
原作に近い流れではあるが!
17:塵塚
まあ元々こういう打ち合わせだったんだよね。隊長格と出くわしたら狼煙上げて剣ちゃんズ呼び寄せる
という風に説明したけど、実の所原作通り七・九チームと出くわしたらこうする予定だったんだよ。
原作通りの流れに寄せるためと、東仙隊長とどうしても戦いたい、って桃真が言うからさあ
ちなみに赤煙遁は疑似重唱で三つ重ねてるから煙も三倍です。流石に六連はまだ無理っぽかった
18:名無しの転生者
どゆこと? 仲間にしたいとは言ってたけどイッチ特に戦わないといけない理由とかないんでは?
むしろ藍染サイドに戦力を把握される危険性が高まるだけでは……
19:名無しの転生者
……あー、なんとなく見当ついたぞ?
20:名無しの転生者
知っているのか>>19!!
21:名無しの転生者
推測込みだが。ほれ、ツナマヨだよ。東仙とイッチには共通項がある。
東仙は親友の仇。そしてイッチにとってはアウラから父親を取り上げた仇だ
だが、イッチからすると東仙もアウラから父親を奪う遠因を作った男、とも言える。
そうだろ塵塚ちゃん
22:塵塚
だーいせーいかーい。よく分かったねえ、花丸あげよう
23:名無しの転生者
????
24:塵塚
ほら、前にスレで*1教えてもらったじゃん?
ツナマヨが仇というのを隠して東仙隊長と知り合って、『敵討ちなんて彼女は望まない』という言質を引き出したうえで煽った話
25:名無しの転生者
あーあったねそういう話も。で、それがどうつながるわけ?
26:名無しの転生者
ああなるほど。そこでブチ切れて殺したりしたらアウラの父親は死なずに済んだかも、ってこと?
27:塵塚
そだね。桃真自身も半ば八つ当たりだってのは分かってると思うよ。
それでもまあ、正義だ何だと言いながら藍染に手を貸してるのも許せないし、
もっといいやり方がたくさんあったはずなのにそれを選ばなかったのも許せない。
何よりアウラちゃんから父親を奪う遠因を作ったのが一番許せない。
色々考えたけど一発ぶん殴ってやらんと気がすまねえ、って言ってた
28:名無しの転生者
まあ、それは……うん、わからんではないがなあ
29:名無しの転生者
実際なりふり構わずぶった斬ればツナマヨぐらいは殺せたかもしれんしな。
分家の末席を殺した程度じゃ首がすげ変わるだけだったかもしれんが、
少なくとも友人の仇は討てた
30:名無しの転生者
イッチもなんだかんだ熱いやつだもんなぁ。
……まさか殺したりはしないよな?
31:塵塚
しないとは言ってたよ、手加減して当たれる相手じゃないとも言ってたからもしもはあるけど
その為に色々メタ張ってたみたいだからねぇ
32:名無しの転生者
メタを張ってるとはいえ相手は隊長格だしなあ。無理はせんでほしいが……
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「もう少し離れましょうか? 更木隊長の戦いに巻き込まれたくはないですし……
何より、狛村隊長に聞かれてはまずいお話もあるでしょう?」
「…………」
にこりと笑い、狛村と戦う剣八が見える程度の位置に移動する桃真。
それに応えぬまま東仙は後を追い、桃真が抜刀するのに合わせて刀を抜き、口を開く。
「……朽木。君はどこまで知っている?」
「どうでしょうね、通り一遍の事は知っているつもりですよ。
……例えば、東仙隊長が100年前に自分の上司、六車隊長や同僚たちを斬った、とか。
浦原喜助殿の追放に関わった真犯人の1人である、とか。
上司や同僚を斬って手に入れた隊長の椅子、さぞ座り心地が良かったでしょう」
「……そうか」
東仙の気配が鋭く研ぎ澄まされて行き、その中に殺気も混じる。
今、東仙の中で自分は『警戒すべき相手』から『斬らねばならぬ相手』へと変わった事だろう。
それを見計らい、桃真は東仙に問うた。
「一つだけ、お聞きしたい」
「なんだ?」
「――――――綱彌代時灘を、なぜ殺さなかった」
桃真の顔から笑みが消え、ほんの一瞬、東仙は硬直する。憎い仇の名前だったのもある。
60にもならない若年の隊士の口から出る名前ではない、というのもある。
昨夜
それについては東仙が忠誠を捧げている男からは『静観せよ』との下知が出ていたため放置していたが、
この瞬間、東仙は桃真が『自分』に殺気を、敵意を放っていることに気付く。
当人曰くの『足止め』に留まらない、ともすれば本当に殺す気でいるかのような、鋭い気配だった。
「復讐は何も産まないからか? 故人がそう言ったからか? ならなぜおまえはそこにいる、東仙要。 友の横で、自分を慕う部下の上で、どんな顔をして生きていた、答えろ」
息つく暇のない目まぐるしい攻めを捌きながらも、東仙は疑問符を浮かべる。
何故、彼はこれほどまでに自分に敵意をむき出しにしているのか、と言う事だ。
その口振りからするに、どういう訳か100年前の浦原喜助追放の真相も掴んでいる。
そしてその更に昔に起こった綱彌代時灘との確執も。
多数の隊長格や隊士を抱き込み朽木ルキアを救うにあたり、自分と藍染、市丸には決して助力を求めなかった。
雛森桃の一件でも、藍染惣右介が黒幕であると知らなければできない動きをしていた。
責任転嫁をするつもりはないが、ならば憎しみを向けるならば藍染のはずだ。
「……果たすべき大義のため、為すべき正義のため。
ただ最も血に染まぬ道を行く。それだけの事だ」
「――――――笑わせるな!」
桃真の突き蹴りを受け止め、大きく飛び退る東仙。そこに追い打ちをかけるように襲い来る
それを『清虫』の音波で吹き飛ばしながら、東仙は瞠目する。
(解号を呼ばぬ始解、それは即ち――――――)
卍解に至ったものは、解号を呼ばずとも始解を可能とする。
朽木桃真が卍解を習得している、と言う事については調べがついていた。
恐らく、自分が卍解を習得しているという事が露見している前提で彼は戦っているのだろう。
その上で彼はこう言っているのだ、自分は卍解をいつでも使える、お前も卍解を使えと。
「今ここに至るまで、どれだけの屍を積み上げた? どれだけの血を流してきた?
それが一つ増えるだけだろう、お前が時灘を殺さなかったせいで、ある少女の父は死んだ。
元死神代行・銀城空吾、その下に集った者達もだ。 お前があの時手を下すのを迷ったせいで、多くの人間が死んだぞ。
そんな貴様が
復讐を諦め、藍染惣右介に頭を垂れたその瞬間から、お前の身は返り血に塗れている。
さあ、
その瞬間、桃真は何かが切れた音を聞いた。実際には幻聴の類であったのだが、
膨れ上がった東仙の敵意や殺意が、そのような音として聞こえたのかもしれない。
東仙は刀を立て、鍔についている輪に手を当てる。すると環が回転しだし、鍔から外れ、
巨大化したかと思えば九つに分かれて周囲に散り、東仙と桃真を取り囲んだ。
「――――――卍解」
その言葉と共に周囲に散った『輪』から何かが溢れ、周囲を覆っていく。
桃真は周囲が覆われていくにつれて、目が、耳が、鼻が、霊圧知覚が鈍くなっていくのを感じ―――
「清虫終式・閻魔蟋蟀。さあ朽木、お望み通りの私の卍解だ。 もはや言葉も聞こえてはいないだろうが……
お前の存在は藍染様にとって必ずや障害となる。故に、ここで必ず排除させてもらう」
東仙の卍解、『清虫終式・閻魔蟋蟀』が完成するとともに、桃真は無音無明の暗闇へと落とされた。
そんなわけで桃真VS東仙勃発。
次回はほぼ小説パートの回になりそうです。
■解説
・桃真
アオリ・ジツを会得していた我らが主人公。
半ば八つ当たりにもほどがあるのは理解しているけど、それはそれとしててめえいっぺんぶん殴る! となった。
キレると素が出るタイプ。
・東仙隊長
仇が死んだ上にその仇に手を下した当人から喧嘩売られたでござるの巻、な苦労人。
桃真的には復讐諦めた負け犬がよぉ! な感じだけど作者的には結構好きな人です。
実際時灘に対してどウするつもりだったんでしょう。
・狛村隊長
桃真の介入の結果剣ちゃんとやり合うことになったお方。
まあ死にゃあせんでしょう。
・剣ちゃん
ゴキゲンで狛村隊長とチャンバラしてます。
何したら死ぬんだろうこの人。