転生者がほどほどに原作改変しながらOSR重視な世界で足搔く話 作:タマヤ与太郎
ここから設定や時系列の創作・自己解釈とか多めに入ってくるのでご注意ください。
【現世】原作キャラらしきキャラを保護した件【わかんねえ】
1:OSR
よう、なんか順調に囲い込まれつつある気がする十二番隊六席副官補佐です
2:名無しの転生者
昇進おめでとうイッチ
まあ実害が認識できないならいいんじゃないか
3:名無しの転生者
実害が『ない(存在しない)』ではなく
『認識できない(あっても分からん)』なのがミソよな
4:名無しの転生者
副官補佐? 副官って事はネムさんの補佐か
……これはケジメ案件では?
5:名無しの転生者
カーッ! 見んねお前ら、卑しか男ばい!
6:OSR
>>2
>>3
こえーよ
>>4
>>5
明らかに監視のための配置だろーが
期待してるほどの事はねーよ
7:名無しの転生者
……などと申しておりますが、塵塚ちゃん?
8:塵塚
まあ好みの人の部下についてちょっと嬉しそうなのはあるし、
たまーにハプニングがないでもないんだけど……
悲しいほどに……何も……ないんだよね……
9:名無しの転生者
……ごめん
10:名無しの転生者
俺達が悪かった
11:名無しの転生者
大丈夫だって、ネムさんだって成長はするんだし、
長く付き合っていけば何かしらはあるさ
12:OSR
俺だって傷つくんですけど!?!?!?!?!?
14:名無しの転生者
塵塚ちゃんのシュンとなってる感じとても興奮する
15:OSR
>>14
ぶちころすぞ
ええい、それは良いんだ別に!
今日はスレタイ通りの事があったんでちょっと困っている
16:名無しの転生者
原作キャラと遭遇? こないだいってた宗弦さん?
17:名無しの転生者
まず今があれから何年後かを教えてくれ、
話はそれからだ
18:OSR
えーと、なんだかんだあれから二十五年、特に事件もなく過ぎました
ネムさんの補佐と言うか、実質監視されてるような状態ではあるけど、
特に拘束されてるわけでもなく過ごしているよ
卍解習得のための訓練も欠かしてないしな
十二番隊の上位席官は研究職や技術者が多いから、
実働部隊としては割と上の方ではある
19:塵塚
フツーに強くなってるからね、桃真
まーまだまだ具象化も卍解もするにはよわよわだけど
20:OSR
うるせーぞてめー、あとで覚えてろよ
んで、現世に行った時なんだけど、女の子に会ったんだわ
厳密に言うと、保護したというべきか。
この時点で原作開始から十四年前なんだが
21:名無しの転生者
もう二十五年かぁ。こっちとあっちの時間経過は一致しないとはいえ、
時が過ぎ去るのはあっという間だな
十四年前……女の子……分からんな、現世って事は人間だろ?
織姫ちゃん?
22:名無しの転生者
いや織姫はこの時点でまだ三歳になるかどうかだろ?
イッチ、もうちょっと情報が欲しい
23:OSR
おう、続けるわ
場所は鏡野市ってとこ、女の子自体は13・4歳ぐらいの子でな
なんか妙な霊圧を感じたから向かってみたら、
虚に襲われそうな女の子がいたから助けようとしたんだ
24:名無しの転生者
助けようとした?
助けたじゃなく?
25:OSR
うん、もちっと詳細に言うとだな、
俺とネムさんが現世の鏡野市に行く
↓
妙な霊圧を感じて向かう
↓
家の中から出てきた女の子が庭で虚に襲われそうになる
↓
助けようとしたら自分で倒した後倒れる
↓
保護してその女の子の家に滞在中(今ここ)
な感じ。たださ、その女の子が使ってるの完現術なんだよ
代行消失編が今から十六年後ぐらいとして、
安賀田なんて苗字の女性キャラXCUTIONにいなかったよな?
26:名無しの転生者
……わからんな、たまたま居た原作未登場の完現術者か?
リルカは毒ヶ峰だし、ジャッキーはトリスタンだし
27:名無しの転生者
……安賀田? なあイッチ、その女の子、もしかして名前アウラとか言わないか?
家の地下の水槽みたいな部屋に閉じ込められてたんじゃないか?
28:OSR
うん、大当たり。やっぱ原作のキャラなん?
でもやっぱり覚えてる限りそんなキャラいなかったような……
29:名無しの転生者
……アウラ? あ、もしかして道羽根アウラか! 小説版の!
30:名無しの転生者
多分そう。
そうかイッチは小説版あんま知らんのか。
その子は道羽根アウラ。千年血戦編の半年後を描いた小説、
『Can't Fear Your Own World』に登場するキャラでな、
ざっくり言うと事件の黒幕一派の一人になる子なんだ
道羽根は母方の姓で、父親が安賀田天晶という完現術者。
天晶氏は原作では描写されてないが、完現術能力を消すために、
銀城の所に集まった完現術者の一人なんだ
31:OSR
なるほどな……じゃあ、保護しない方が良かったかな……
原作の流れに支障は出なさそう?
32:名無しの転生者
少なくとも千年血戦編までには影響は出ないな。
個人的には保護しちゃっていいかもしれん。
『Can't Fear Your Own World』の事件が発生しない可能性は高いが、
あれは正直発生しない方がいい類の話だからな……
お話としては最高に面白かったと断言はできるが
33:名無しの転生者
補足というかネタバレしておくと、CFYOWの事件の黒幕は
イッチと同じく五大貴族(この時点では志波家は没落してるので厳密には四大貴族)
の当主、綱彌代時灘。まあこいつが反吐が出るレベルのクソ外道でな……
末席も末席の分家筋だったんだが本家筋を皆殺しにして当主になって、
CFYOWの事件を引き起こしたんだ。
登場はしてないが原作キャラにもかかわってて、
東仙の友人を殺した当人兼その元夫、銀城の一件にもかかわってて、
この二人の闇堕ちに直接的に関わっている終身名誉クソ野郎だ
34:名無しの転生者
で、その子、アウラちゃんの能力を利用して作中に出てくるある存在を作らせるんだが、
逆に言うとその子がいないとマトモな成功例は作れない。
ちなみにこれは時灘だけじゃなく綱彌代家が昔から行ってる事でな。
その子をイッチの手元で保護してしまえば、そいつのというか、
綱彌代が計画している陰謀を打ち砕くことができる
35:OSR
なるほどな……可哀想だし、保護してやりたいな
ちらっと話聞いた限りだとさ、親父さんに監禁はされてたけど、
それでも彼女を危険にさらしたくないという思いが行き過ぎただけっぽいし
それに前にスレでも言われたが、最高のBLEACHにしてやろうじゃん?
だったらそのクソ野郎の陰謀なんざぶっ壊してやるぜ
36:名無しの転生者
その意気よ
ちなみに>>34をもうちょっと具体的に補足するとな、
綱彌代家は霊王をあんなバラバラにして水晶に封印した諸悪の根源でな。
実際に作中で行っていた陰謀も、
『自分たちの言う事を聞く、自分達に都合のいい霊王を作る』事が目的だ
それをさらに悪用して事件を引き起こしたのが時灘
37:名無しの転生者
そのアウラちゃん、小説では愛着を持てる物が無いから固有の完現術はないが、
代わりに霊王の欠片の一つ『霊王の鎖結』を持つおかげで、
たとえるなら斬魄刀がない代わり鬼道・白打が藍染レベルの死神みたいなもん
上で言ってる都合のいい霊王も、それによって人間・死神・虚・霊王の欠片、
これら全部をまぜこぜにして作り出したもんだ
38:名無しの転生者
ちなみに原作中だと『虚に母親が襲われたから能力に目覚めた』とされているが、
完現術者は全員が例外なく霊王の欠片を持ってる
だから本来は因果が逆で、『霊王の欠片を持つから虚に襲われた』なんだよ
ちなみにさらに補足しておくと、
霊王は『死神・完現術者・滅却師』の要素を持つ存在だった。
霊王の左腕であるペルニダが自分は元々滅却師だ、と言ってたのはそのためだな
ユーハバッハが霊王を取り込めたのもそのせい
39:OSR
なるほどなあ……つまりこの子をしっかり守ってやれば、
銀城と東仙隊長に報いることができ、かつ五大貴族の面汚しの面目をぶっ潰せるわけだな!
40:名無しの転生者
ついでに言うとアウラちゃんの親父、天晶さんは銀城と知り合いだ。
だから彼の名とアウラちゃんの存在を出してやれば説得は可能かもしれん
銀城が『仲間が殺された』と言ってたのは事実だし、天晶さんもその一人
何よりそれに直接的に関わってるのは綱彌代家で、
浮竹さんは最後まで銀城を信じていたんだよ
原作中では出会うことは無かったが
41:名無しの転生者
あとはあれだ、綱彌代家は完現術者から剝ぎ取った相当数の霊王の欠片を所持してる
その事をマユリ様にぶちまければお手柄だ、とかで滅却師のサンプルをくれたりするかも
42:OSR
おー、そいつは良い案だな! クソ野郎の面目を叩き潰せて、
宗弦さんの魂魄を確保可能で、浮竹さんに恩も返せて、
銀城も説得できるかもしれない。うまくいけば一石四鳥だな……
43:名無しの転生者
気になる事があったらもっと聞いてくれ、CFYOWは全部持ってるからな
あと問題があるとすれば檜佐木が卍解習得するのこの話なんだが……
あの後特に大きな事件なかったらしいからまあ、いずれ習得すんだろ
44:名無しの転生者
かわいそうな修兵……
まあ、あるいは俺達の干渉によるバタフライエフェクトで前倒しになるかもだし、
そこまで重大な問題ではないな
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「お、おはよう……」
「おはよう、アウラ」
「おはようございます」
アウラが寝起きしている地下室から出てくると、居間には桃真とネムが居た。
壁際になにやらグロテスクな形状のモニターを設置し、ガチャガチャと配線をいじくっている。
アウラと桃真たちが出会ってしばらく、父親以外に人間を見た事がなく、
また虚や死神といった存在も知らなかったアウラであったが、
桃真らが滞在するにあたり簡単ながら説明を受け、桃真らが種族的な意味での人間ではない事、
また自分を襲った怪物が虚という人間の魂の成れの果てである事、
桃真らが死した人間の魂を導き、あるいは虚になってしまった魂を狩る死神であることも聞いた。
父が会おうとしていた死神代行、銀城とは無関係であるとも聞き、
そして、恐らく父が死んでいるであろうことも。
「それは……何を?」
「ああ、済まない。少し家具を動かしたよ。
俺達が尸魂界という世界から来た事は伝えただろう?
これはその世界と映像と声をやり取りする道具でね。
もう暫く居させてもらうことになりそうだし、帰る時には片づけるから」
「大丈夫……桃真さんには色々教えてもらったし、
これからも、来てくれても……」
おずおずと語るアウラ。父はもうおらず、
ここ暫く桃真達と暮らしていたアウラだったが、不思議と嫌な気分ではなかった。
ネムは無口で時折突拍子もないこともするが気遣いもできる女性で、
桃真は自分と同じぐらいの外見(本来は父ぐらいの年齢らしい)だが、
優しく、ネムと共に親身になってたくさんの事を教えてくれた。
父といる時間が心地よくなかったわけではなかったが、
桃真やネムという『家族』を得た事に、アウラは我知らず安堵の感情を得ていた。
「―――接続終わりました、桃真さん」
「ありがとうございます。ええとスイッチは……ここか。
こちら朽木六席です。技術開発局、応答願います」
最終的にやはり人の教育を受けるべきだ、として別れ、
アウラは母方の親族に引き取られ『道羽根アウラ』となったが、
この桃真とネムとの生活は、アウラの心に温かいものを残すこととなった。
そしてその後アウラが隣町である空座町に行き着き、
浦原商店経由で尸魂界へ向かう事となるのだが、
それはもう少し先のお話。
安賀田家の場所、アウラさんの年齢(あと銀城関係のあれこれ)などは本作独自の設定です。
アウラさん、大体20台後半のイメージなんですよね……
〇解説
・桃真くん
前世から好きだったネムの補佐(実質的に監視されてる)に付けて、
割と人生上り調子。監視されてるけど。
前世では小説版には手を出してなかったので、
SAFWY、CFYOWなどの小説版の事件に関してはノータッチ。
・ネムさん
桃真の監視をしている。
あまり自己主張の激しい性格ではないので、
一応上司ではあるけど任務とかの場合桃真が指揮することが多い。
・アウラちゃん
この頃はまだ『安賀田』姓だったアウラちゃん。
桃真・ネムと疑似家族みたいな生活をしていた影響もあり、
原作小説よりは真っ当な感性を持つに至る。
・涅隊長
今回未出演。
でもなんかネム感情表現豊かになって来てね?
あの小僧の影響かネ? とか思ってる