転生者がほどほどに原作改変しながらOSR重視な世界で足搔く話 作:タマヤ与太郎
【原作開始】ぼちぼち鰤の原作始まる件【ちょっと前】
1:OSR
さあ本編開始の7年前。
チャンイチと真咲さんがグランドフィッシャーに襲われる、
6月17日(雨)は過ぎました
2:名無しの転生者
過ぎてんのかよ
イッチは介入せんかったん?
3:OSR
いやー、それがだな。介入しようと現世の様子を窺ったら……
グランドフィッシャー、倒されてたんよ
4:名無しの転生者
は??????????
5:名無しの転生者
待て待て待て、何が起こった?
ていうか誰に倒されたんだ? 竜弦パパ?
ていうか真咲さんは聖別で滅却師の力無くしてたはずだろ?
6:名無しの転生者
つーか真咲さんは無事なの?
7:OSR
OKOK落ち着け皆、俺もちょっとパニクってる
ともあれ説明はちゃんとする
まず真咲さんは無事だ。大怪我はしたが命に別状はない
聖別は行われたみたいで、滅却師としての力は失ったようだ
8:名無しの転生者
おお、良かった。しかしそうなると誰が介入したんだ?
グランドフィッシャーを倒せるぐらいなんだから、
相応の力を持った霊能力者だろうし……
まさかドン観音寺じゃないよな
9:OSR
アウラちゃん
10:名無しの転生者
なんて????
11:名無しの転生者
いやまあ、この時点でもう大学生だし、
実家が空座町から20kmぐらいの位置だし、
居てもおかしくはないが
12:OSR
まあ、そこは後で解説するとして
アウラが助けに入ってグランドフィッシャーをぶち殺してくれて、
その後真咲さんを家に送り届けてくれたんだよ
14:名無しの転生者
なるほどな……イッチとの生活でいくらかでも真っ当な感性を持ってくれたか
15:OSR
そのようだ。かつて別れる時に、
『霊絡みの事で困ったら、空座町の浦原商店を頼れ』と伝えてたからな
どうやらその絡みで空座町にいたっぽい
16:名無しの転生者
なるほど、あそこ対霊グッズとか売ってるし、
元々死神相手の闇商売やってるもんな
17:名無しの転生者
しかしここで真咲さん生存か……
チャン一の滅却師フラグ立つ?
少なくとも虚が見える程度の霊能は残ってんだろうから、
指導そのものはできるよな
18:名無しの転生者
あるいはアウラから完現術教わってる可能性もあり得るぞ
19:OSR
いやーおもしれ―事態になってきたな!
20:名無しの転生者
おめーのせいだよ!!!!!
俺らのせいとも言うが
21:塵塚
そうだそうだこのおっぱい星人ー!
22:OSR
>>20
そうだぞ、だから責任は皆で山分けだ
>>21
今それは関係ねーだろうがよ!!!!!!
23:名無しの転生者
このやり取り安心する
しかし実際どう転がるかね、この後は目立ったイベントはなかろ?
何も無ければこのまま静観になるか?
24:OSR
そうなるかね?
藍染の目があるから直接的に黒崎一家に接触するのは危険かもしれないが、
一度アウラと会っておく必要はあるかもしれん
ネムさんも折に触れ気にはしてる様なんだよな
25:名無しの転生者
ほう
26:名無しの転生者
徐々に感情豊かになっていってるようだな……
いいぞいいぞ
27:名無しの転生者
だがちょっと待ってほしい。アウラは原作時点で20代後半ほどだ、
ネムさんとイッチを交えるとイッチが両手に花になるのでは?
おねショタサンドなのでは?
28:名無しの転生者
言うてはならんことを……
29:塵塚
処す? 処す?
30:名無しの転生者
屋上に行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ……
31:OSR
止めんか馬鹿共。塵塚も混ざらない!
今はこれからどうするかだろうが
とりあえずまあ、暫く、具体的に言うと原作1話までは様子見だな
七年後の五月だったか
32:名無しの転生者
その夜フィッシュボーンDの襲撃を受けてルキアが負傷、
一護が死神の力を譲渡されて死神として目覚める、が1話の内容だな
33:OSR
さーて忙しくなるな!
皆にも今まで以上に頼ることになるけど、ほんとよろしく頼む
34:名無しの転生者
任せろ、俺らは結局口出ししかできないからな
三人寄れば文殊の知恵だ
35:塵塚
がんばれ桃真! 屈服はしてあげないけど!
36:OSR
ぶん殴るぞこんナマクラがよぉ……
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「…………」
「…………」
現世に行くための書類作成などをした後、
桃真とネムは休憩がてら瀞霊廷へと繰り出していた。
朽木家の経営する茶屋の個室で一息つきつつも、黙り込む2人。
ネムは黙々とお茶を啜り饅頭を齧っているが、
桃真は相手が
個室と言う事で普段以上に意識してしまい何も言えぬままであった。
(気、気まずい……ネムさんは自分から話題を振ってくるような人ではないし、
俺から振ったほうが良いのだろうけど、
果たしてこういう時どういう話題を振るべきなのだろうか……
現世ではもう少し話が出来ていた気がするんだが……そうだ!
アウラの話題を振ろう! そうだそれがいい!)
「―――桃真さん」
「は、はいっ!?」
意を決し口を開こうとするも、先手を打ったのはネム。
上ずった声で居住まいを正す桃真に小首を傾げながら、ネムは話を続ける。
それは、奇しくも桃真が話を振ろうとしたアウラの話題であった。
「アウラさんは、元気にしていたでしょうか」
「あ……はい。この間は虚に襲われた親子を助けたりなどしていたようです。
この間会った時よりずっと大きくなっていましたよ、
現世の人間の成長は早いものですね」
「……そうですか」
黙り込むネム。しかしその口角は僅かに上がっており、
アウラが健やかに育っていることを好ましく思っているであろうことが見て取れる。
「……桃真さん」
「どうしました?」
「アウラさんのお父様は、どのような思いでアウラを閉じ込めていたのでしょうか」
「それは……」
返答に詰まる。アウラの父、安賀田天晶。彼の内心については作中で描写される限り、
妻を失ったことで歪んでこそいたものの、
アウラを愛し、守ろうとしていたことは間違いないだろう。
そう答えることは容易いが、ここで考えるべきはネム、
彼女がどのような意図をもってそれを問うてきたか、であろう。
これまでの30年近い時間の中でネムの出自について聞く機会もあり、
ネムが涅マユリの細胞や魂魄をベースにして、
義魂・義骸技術の粋を集めて作り出した被造死神であることは聞いている。
(無論、原作において描写されているので、
それ以前からネムがどういう存在なのかを知ってはいたのだが)
ネムはマユリの悲願である被造死神創造計画『眠計画』の第七号、
生まれた当初は『眠七号』と呼ばれていた。
かつて自分を眠七号と呼ばなくなったマユリを訝しみ、
三席である阿近に聞いた時、彼はそのように答えた。
そしてネムが食べ、眠り、健やかに成長していく間、
マユリはずっと夢の中にいるのだ、とも。
原作においても、破面編以降はネムに対し乱暴に出ることがなくなったマユリ。
この世界線においても大分前倒しされた感はあるものの、
マユリのネムに対する言動はかなり軟化している。
奇抜な感性と倫理観を逸した行動の多いマユリであるが、
ネムに対する感情の根幹は、やはり父性……
「こればかりは推し量る事しかできぬことですが……
歪んでこそいましたが、安賀田殿がアウラに対して抱いていたのは、
やはり愛情なのでしょう。我が子を危険にさらしたくはない、
我が子を己の手で守り育ててゆかなければならない。
涅隊長が、ネムさんに対して抱いているのと同じように。
まあ隊長は一種
それでも、我が子に愛情を抱かぬ親などいないでしょう」
「―――そうでしょうか」
「そうですとも。まあ、面と向かって言えば隊長は否定するでしょうが。
あ、俺がそのように言っていたことはどうかご内密に……」
「はい、畏まりました」
そう言って、蕾が綻ぶ様にネムは微笑んだ。
なお、ここから先は余談ではあるが。
ネムの微笑にどきりとした桃真は湯呑を取り落とし、
熱々のお茶を足にぶちまけて悶絶、そしてそれを拭く拭かないでひと悶着あったのは、
本筋や今後とは全く関係ないお話である。
そんなわけで次回以降原作時間軸で進行します。
桃真が関わらない部分はすっ飛ばしたりはするでしょうが。
この小説のメインヒロインはネムさんです。
塵塚? コンみたいなもん。
〇解説
・桃真くん
ほんのちょっとだけ進展したような気もするけど、
・ネムさん
ちょっとだけ母性に目覚める(自覚なし)。
・グランドフィッシャー
来世に幸あれ。
珈琲店員さん、カド=フックベルグさん、怪猫蜜佳さん、誤字報告ありがとうございました。
藍染を愛染と誤字ってる所が割と多かった。