リサ姉の妹、バンドを始める   作:ローマン

10 / 24



 久々の投稿です、お待たせしました



 
 


ヴァイオリニストと天敵の少女

 

 

 

?「え!? 王女様の演奏を!?」

 

ミサ「うん、良かったら私と…私たちと演奏してくれないかな?」

 

 

 

 その子は少し考えてる素振りを見せていた

 

 うん、じっくり考えた方が良いよ

 

 

 

ミサ「その前にさ、もう一回君のバイオリン聴いてみたいんだけどいい?」

 

?「い、いいけど……」

 

 

 

 ややおどおどしながらだけど、その子は慣れた手つきでバイオリンを取り出すと直ぐに構える

 

 そしてゆっくりと、音色を奏でだす

 

 

 

?「……こんな感じだけど。」

 

ミサ「うん、じゃあ私も見せてあげるね。」

 

?「見せる?」

 

ミサ「ベースの演奏だよ、私、ベース弾けるんだ。」

 

 

 

 そして、私の出来る一連のベーステクニックをその子に見せた

 

 

 

?「あの、私の話聞いてくれるかな?」

 

ミサ「も、もちろんだよ!」

 

 

 

 そしてバイオリン少女は、私に正直に話してくれた

 

 その子の話を簡潔にまとめると、最近までバイオリンをしていた子といざこざがあったそう(現在は解消)

 

 その子と一緒にセッションして仲直り出来たそうだけど、それ以降はずっと1人で弾いていたらしく、誰かとのセッションが出来るのか不安だったそうだ

 

 

 

ミサ「そうだったんだ。」

 

?「私、ずっと自信が無かったんだよね、でもあなたが見せてくれたベースを見たらなんだかテンション上がってきちゃった。」

 

ミサ「そ、それって……!」

 

?「私もそのライブに出させて! 皆が驚くような演奏しちゃうから!」

 

ミサ「本当に!? ありがとう!」

 

 

 

 この子、さっきより表情がさらに明るくなってる

 

 良かった、スカウト成功だ!

 

 

 

結衣「それと私の名前まだ言ってなかったよね、篠原結衣、よろしくね!」

 

ミサ「今井ミサだよ、よろしくね結衣ちゃん!」

 

結衣「よろしくミサちゃん!」

 

 

 

 そして私たちは連絡先を交換してから、お互い帰路を目指すのだった

 

 あれ? 普段の私ってこんな初対面の人と話せたっけ?

 

 少しは成長したって証かな!?

 

 

 

 

__________________________________

 

 

 

 〜数日後〜

 

 

 

麗音「……うん! 良い感じなんじゃないかな!?」

 

綾香「あの曲のソロ、ミスらずに弾けました〜!!」

 

明里「まぁ、まずまずだったと思います。」

 

 

 

 私たちは今日もニコリーナ王女生誕祭に向けて、練習に励んでいた

 

 そして今日からは、もう1人の新メンバーが加入している

 

 

 

ミサ「結衣ちゃん! さっきのソロ凄いカッコよかったよ!」

 

結衣「ありがとう! 凄く練習したから出来てよかった!」

 

 

 

 そう、結衣ちゃんだ

 

 あの日から結衣ちゃんは、以前よりもバイオリンに熱中するようになったようで、1日に何時間も練習しているという

 

 さすがに勉強に響くまではやめてほしいけど…

 

 

 

麻弥「皆さん、今よろしいですか?」

 

蜜璃「えぇ! どうぞ!」

 

麻弥「失礼します、衣装が出来たので試着してみてください!」

 

麗音「お〜! 待ってました〜!」

 

 

 

 私たち楽器隊の着る衣装は黒を基調としたロングコートで、渋みがあってカッコいい

 

 

 

麻弥「曲の方はどうですか?」

 

明里「難しいには難しいですけど、とてもやりがいがあります。」

 

蜜璃「そうね、私も意外と難しい曲は好きよ!」

 

 

 

 私も、難しい曲は燃えると言うか嫌いではない

 

 というか、皆そうじゃない?

 

 

 

麻弥「あと、これからボーカルの方たちが来られるんです!」

 

綾香「ボーカルってガールズバンドパーティーの!?」

 

薫「つまり、そういうことさ。」

 

麗音「薫〜!」

 

 

 

 いつの間にか薫先輩も登場していた

 

 相変わらずカッコいいなぁ…////

 

 

 

薫「それじゃあ入ってきてくれたまえ!」

 

 

 

 薫先輩の合図で入ってきたのは、香澄先輩、彩先輩、友希那先輩、こころ先輩、後は赤メッシュの人、白髪の子、背の高い人の7人だ

 

 

 

香澄「じゃあ自己紹介するね! 戸山香澄、よろしくね!」

 

蘭「美竹蘭、よろしく。」

 

彩「丸山彩です! 皆、よろしくね!」

 

友希那「湊友希那よ、よろしく。」

 

こころ「弦巻こころよ! よろしく頼むわ!」

 

ましろ「く、倉田ましろです、よろしくお願いします。」

 

レイ「和奏レイです、よろしくお願いします。」

 

 

 

 おぉ…! これがボーカル陣の皆さんか

 

 綾香が目をキラキラさせてる、ガールズバンド業界では有名な人たちなんだね

 

 

 

薫「それでは歌から演奏まで、一度合わせてみようか。」

 

麗音「OK! 皆、頑張ろ〜!!」

 

 

 

 こうして、私たちの通し練習が始まったのだった

 

 

 

 

__________________________________________

 

 

 

 〜通し練習後〜

 

 

 

 

麗音「よし、今日はここまで! 各自ちゃんと休んでね〜!」

 

ミサ「つ、疲れた〜……」

 

綾香「流石に20曲ぶっ通しは凄いけど、まだ1日目だけの楽曲なんだよね……」

 

 

 

 これを2日間やるのだから、骨の折れる作業になりそうだ

 

 でも、蜜璃先輩と燈ちゃんは普段と全然変わらない

 

 

 

結衣「ふぅ、ミサちゃんのベースカッコよかったよ。」

 

ミサ「ありがとう、バイオリンはソロが多いから大変じゃない?」

 

結衣「確かに多いけど、その分ちゃんと練習してるから大丈夫だよ!」

 

?「Heyユイ! 調子はどうかしら?」

 

 

 

 ゲッ!? こ、この声は……!

 

 そこに立っていたのは、噂に名高い最強を掲げるガールズバンド、RAISE A SUILENのメンバーだった

 

 

 

結衣「ちゆ! 来てくれたんだね!」

 

チュチュ「ユイとレイヤが出ると聞いたから来てみたけれど……」

 

結衣「……?」

 

チュチュ「何でアンタまで居るのよ!!」

 

ミサ「ひいぃっ〜!!」

 

 

 

 私は思わず、結衣ちゃんの後ろに隠れた

 

 この猫耳ヘッドホンを付けたチュチュさんとは、色々と訳アリなんだ……

 

 

 

?「へぇ、なかなか可愛いやつだな!」

 

結衣「ミサちゃん? ちゆは怖くないよ? 」

 

ミサ「でも、私はこの人と色々あって……」

 

チュチュ「全くよ……」

 

?「チュチュ、この子と何かあったの?」

 

 

 

 金髪の人はますき先輩って人で、カラフルな髪の子はパレオちゃんって言うらしい

 

 レイヤ先輩もだけど、背が高くて羨ましいなぁ…

 

 

 

チュチュ「ミサはRASのベーシスト候補だったオンナよ!」

 

六花「えぇ!? ミサちゃんが!?」

 

ますき「待てよ、じゃあどうしてレイが選ばれたんだ?」

 

チュチュ「ミサにはたったひとつ、大切なpieceが欠けていたのよ。」

 

レイ「そのピースって……?」

 

チュチュ「……ミサの英語力よ。」

 

 

 

 …………

 

 

 

一同「え…?」

 

チュチュ「ミサの英語は恐ろしくnothingだったわ、だから不合格にしたのよ。」

 

結衣「えぇ…なんか勿体無い…」

 

ミサ「め、面目ない…」

 

 

 

 私、本当に英語だけは全く出来ないんだよね…

 

 綾香とかに教えてもらってるけど、それでも毎回テストは赤点ギリギリだ

 

 

 

チュチュ「けど…ミサのベース力は凄まじいものだわ、さっきの演奏も。」

 

ますき「ほぉ、ベタ褒めじゃねぇか!」

 

六花「確かに凄かった! かなり上手かったと思うよ!」

 

 

 

 うわっ…! 六花ちゃんが輝いて見える…

 

 天使みたい……!

 

 

 

パレオ「確か、本番はまだ先なんですよね?」

 

結衣「うん、あと2週間くらいかな?」

 

チュチュ「そう、excellentな演奏は期待してるわ、全員帰って練習よ!」

 

ますき「あぁ、ちょうど叩こうと思ってたんだ!」

 

レイ「奇遇だね、私もだよ!」

 

六花「わ、私も!」

 

パレオ「パレオもお供します〜!」

 

 

 

 そしてRASの人たちはぞろぞろと帰って行った

 

 

 

結衣「びっくり、ミサちゃんってちゆと会ってたんだね。」

 

ミサ「まぁ、出会いは最悪だったけどね…」

 

結衣「でも、あの時のちゆ、満更でもない顔してた。」

 

ミサ「え?」

 

結衣「何でもないよ! そろそろ帰らないと怒られちゃうよ?」

 

ミサ「ま、待ってよ〜!」

 

 

 

 これは後で聞いた話だが、結衣ちゃんとチュチュちゃんは共に幼馴染でバイオリンを弾いていたことがあったそうだ

 

 チュチュさん…あの人もあの人なりに苦労してたんだな…

 

 私もライブ、頑張らないと…!!

 

 

 

 

 

 







 そのヴァイオリニストの正体は、別のバンドリ2次小説のオリキャラでした

 実はそっちの方じゃ現時点ではチュチュとは和解してなくて……先行して出す形になりました

 気になる方はこちらをご覧ください!

 https://syosetu.org/novel/310374/11.html



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。