決して早起きして水泳部の後輩と電車通学したりその弟のシスコンを治療したり妹の水泳を手伝っていたわけではありませんとも、ええ。三文の徳。
サイドDA
「前が見えねェ」
「どうしたんだお前…ボロボロじゃないか」
「いやまあ今回は半分くらい俺が悪いんだけどね?」
「スリザリンか?誰にやられたんだよ」
「サウナ…」
「なんて?」
6月下旬、ホグワーツ内。
数日前の喧騒が信じられない程に静かな廊下には、片手で数えるほどの人数しか見えない。
今年は元々生徒が少なかったのだが、ウィーズリー
そのポッターも頭痛がひどいようで顔を見ないし正直暇だ。アンブリッジに話が通っているとはいえ親衛隊は何も知らないだろうし、目立つわけにもいかない。だからオレはグレまくって内通者なんかやっている。
というか、サウナ壊したのは俺じゃなくて親衛隊なんだけどなぁ(責任転嫁)
そんなことを考えているとふいに、聞き覚えのある声が廊下に響いた。
「ラウロス!」
「ん?」
噂をすればなんとやら。今をときめく反逆者ことハリー・ポッター様が取り巻きを引き連れてこちらに向かってきた。水戸黄門かお前は。
あ、ラウロスってのは俺の名前ね。MSみたいで格好いいだろ?
「大変なんだ!シリウスが…え、どうしたのその顔」
「…
お前のせいやぞ(責任転嫁リブート)。
「それより、何か用があるんじゃないのか?」
「っそうだ!緊急事態だ!シリウスが捕まって僕も夢を見て、でも昼間だから夢じゃなくて現実で、でもあれは元々夢じゃなくて、それでやっぱりあの場所は神秘部でええと」
「落ち着けポッター…言ってること滅茶苦茶だぞ。グレンジャー、説明頼めるか?」
「ええ。まずハリーの言う夢というのは……」
「…なるほど、つまりポッターはここ最近の夢でヴォ…あの人と繋がっていて、ついに今日は叔父のシリウスが捕まっている場所が見えた」
「そういうことよ」
「フゥン……ハァッ?」
どうみても罠です。本当にありがとうございました。
いきなり逃亡中の叔父が捕まって?今まで不明だった場所がいきなりわかって?同時にヴォ卿がなんか欲しいのも判明した?尺がないのかな?
おまけに前回ウィーズリーの父親を助けていて、向こうが気付かないわけがない。闇の魔法使いなめてんのか。
とりあえず掲示板に送信しておく。
「あなたも罠だって思うでしょう?」
「うんまあ、そうだな」
「……それでも、行かなくちゃいけないんだ」
「ハリーは黙ってて。…とりあえず、シリウスが無事か確かめるために煙突飛行ネットワークで彼に連絡を取りたいのよ」
「なるほど。俺はその手助けをすればいいんだな?」
「…私たちは前回の件で既に大きなペナルティを負っているわ。これ以上迷惑はかけられない」
「
「でも…」
「俺はDAに貢献できる。アンブリッジは出し抜かれる。
「……ありがとう。じゃあ、私たちが暖炉で連絡を取ってる間の見張りをお願い」
「いいけど…今って大体の暖炉が監視されてなかった?」
「全部じゃないぜ」
そこで今まで黙っていたウィーズリーがようやく口を開いた
「ええ。一つだけ外と繋がっている暖炉があるわ」
「……もしかして」
「アンブリッジの暖炉よ」
「正気か?」
あまりに無謀な計画につい本音が出た。これ俺が裏切らなくても見つかるんじゃないか?
「ほら!やっぱり正気じゃないって。よりによってあのガマガエルだぜ?対策なんていくつあるか分かったもんじゃない!」
ここまで無口だった分だいぶ喋るなお前。
『──────』
「───」
「……ラウロス、何か言ったかい?」
「いや、なんにも」
ちょうど親衛隊の奴(レイノールというらしい)から情報が入ってきた。今はアンブリッジも部屋にいないらしい。絶好の機会ってわけだ。
「第一ハリーが連絡できたとしても今の本部に誰かいるのか!?あのクリーチャーとおしゃべりして終わりってのはあまりに分が悪いよ。ラウロスもなんか言ってやってくれ!」
「…何分持たせればいい?」
「君も正気か!?」
うるせえぞ口からナメクジ野郎。まあ言いたいことはわかるが。
「…5分。それだけあればシリウスがどこにいるかは確認できるわ」
「オーケー。承った」
現在の親衛隊はゴブストーン・クラブ共に追加の罰則を課しているらしい。アンブリッジが帰ってくるのは大体10分後くらいか。
それなら十分だろう。シリウスの安否が確認できた後に裏でバラせばポッターも安心、俺もおいしい。両方美味しいてハッピーハッピーやんケ。
「みんな時間が惜しい。急ごう」
ポッターの声を合図に俺たちは動き出した。
そして数時間後。
俺たちは親衛隊共に捕まってアンブリッジの前に立たされていた。
いやあ数分でバレるとは思いませんでした。あのクッソ多い猫ども監視カメラだったんすね。お兄さんゆるして…(小声)
気づいた瞬間手を振っておいたが大丈夫だろうか。プルプル、ボク闇の魔法使いじゃないよ。
「おい痛てぇよ」
「あー悪い悪い」
事前の打ち合わせ通り俺を捕らえたレイノールはまた賞を貰えるらしい。卒業後に俺も頂戴する予定だ。いやあ裏切者って楽しい。
「捕まえてきました、先生」
ドアを開けてマルフォイたちも入ってきた。その手には拘束したロングボトムたちを繋ぐロープが握られている。SMか何かで?
こうして高等尋問官の尋問が始まった。
実際目にするのは初めてだ。魔法省お墨付きともなればその手腕もただ物ではないだろう。高度な魔法を使うところも見られるかもしれない。自分は安全圏にいるし少し楽しみだ。
「…ダンブルドアと連絡を?」
「違いま」「おだまり!」パァン!
えぇ…(困惑)
開始五秒で暴力に頼ったよあの役人。
「い、いつもこんな感じなのん?」
「普段はもう少しマシなスタートだが…まあ最終的には大体同じかな」
「はえー原始的…」
高度な魔法も何もあったもんじゃねえな。膝蹴り魔法使いかな?
すっかりやる気をなくした俺たちは適当に演技しつつ駄弁り始める。
「正直に答えなさい。なぜ煙突飛行ネットワークを使ったのか」
「何故変身後に頭が痛むのかァ!」
「アロワナノー」
「どこに連絡したのですか!答えなさい!」
「あなたは犯罪者です!」
「刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!」
「ダンブルドアとあなたは何を企んでいるの!?」
「お前を消す方法」
「すみません、よくわかりますん」
おそらく魔法界で最も不毛な合いの手にネタ切れの足音が迫ったころ、童貞スネイプが校長室に入ってきた。
「お呼びですかな」
「スネイプ!ええ。呼びましたとも!」
「ファッジがくれたソープ割引券いります?」
「ンンンンン!吾輩、素人童貞にランクアップですぞ」
聞こえてはいなかっただろうがスネイプの目が一瞬こっちを向いた。笑いそうなんでいつも通りポッター見ててくれます?
「なんとしても答えを聞き出さねば。真実薬の用意を」
それズルくない?
「お言葉ですが校長。先日ご自身が使い果たしました。最後の相手は…チョウ・チャンだったかと。それとその件について聖マンゴ魔法疾患傷害病院院長、トーハル・イパンコ女史より抗議と吠えメールを受け取っております。貯蔵では飽き足らず出回っている既製品を買い占めるのはいかがなものかと」
どのチョウだよ(困惑)
……ん?
スネイプの言葉にアンブリッジが怒りを隠せない中、ポッターの目が輝いた気がした。
「ポッターに毒を盛りたいなら全力で協力しますが…力になれず申し訳ないですな。それでは」
「───スネイプ!パッドフットが!彼が捕まったんだ!例のあれの隠し場所で!」
ファッ!?
俺たちに背をむけ帰ろうとするスネイプにポッターが声をかけた。そのパッドなんちゃらさん例のアレなんか守って恥ずかしくないの?
というかこいつら暗号使うくらい仲良かったのか…(困惑)ツンデレかな?
「パッドフットとは?」
「…………………知りませんな」
「…結構」
嘘つけ絶対知ってるゾ(名推理)童貞族が使える通信か何かで?(マウント)
露骨な暗号を見逃したテツカブラはポッターに向き直って杖を構えた。お前なんかもうボムガスガエルや。
「やむをえません。"磔の呪い"で尋問を行います」
「違法よ!」
そうだよ(すっとぼけ)磔とか人が使っていい呪文じゃない定期。
あぁ可哀想なポッター…ひとえにてめェがヒーローなせいだが……
「というか尋問官なら開心術使えないの?」
「使えたら真実薬いらないだろ」
たしかに。
「…あー、大臣が知らねば問題はないわね。はい」
そう言いながら杖を構えたアンブリッジは3秒ほど瞑想し、いざポッターに振り下ろ────
「白状してハリー!…"アレ"の隠し場所を!」
みんなアレアレ言いすぎじゃない?そんなにホモビと東方ヴォイスドラマが大事なのん?
「……最後のチャンスですよグレンジャー。"アレ"とは何です?」
「ダンブルドアの武器です。…すべて、白状します」
お話しします。199X年……(小説投稿サイトにあるまじき汚い広告)
「ッシャ!…いいでしょう。それはどこに?」
「禁じられた森です。私たち以外が見つけられないように奥深くへ隠してあります」
小さくガッツポーズを取ったアンブリッジにグレンジャーが告発している…の、だが。
ウィーズリー滅茶苦茶驚いてない?三倍マシでキョロキョロしてるじゃねえか。ペットがおっさんに化けたか?
「なあ、どう思うよアレ」
「…罠では?」
「だよなぁ……」
うーん、ちょっとまずいな。ここでポッター達がカエルに勝つと色々まずい。
何がまずいって俺の裏切りがバレてしまう。今年はポッターがスネイプの教室でイチャイチャしてるなんて噂も聞くし、あの童貞グルっぽいからなぁ…真実薬とか支給しててもおかしくない。
万が一バレたら俺の立場が完全に崩れる。この一年の無駄な授業が本当に無駄になってしまう。無駄無駄言うのは吸血鬼とギャングだけでいいのだ。
……ちょっと頑張りますか。
「いいでしょう。ではマルフォイ5年生。レイノール5年生。あなた達は他のメンバーと共にロングボトム達の拘束を。グレンジャー!それと他の二人は武器の場所に────」
「待った!」
「…なんでしょうかラウロス。心配しなくともあなたは──」
「──その証言は明らかにムジュンしています!」
「…どこがですか?特におかしいところはありませんが……」
「…しませんかね。やっぱり」
「全然しませんわね」
「ではなくて。…俺が案内しますよ。その、"ダンブルドアの秘密兵器"に!」
「!?」
「ほう?あなたも知っているのですね?」
「何考えてんだお前!?」
「もちろん存じております!あのダンブルドアが化学に魔術に錬金術に
「…本当、なのですよね?」
「なんなら起動キーなんて俺しか知りません。ポッターの知ってるパスなんて別の名の愛のインチキな街ですよ。英語で言うとイミテーション!」
「……まあ、そこまで言うなら。わかりました。案内はレイノール5年生とラウロスに任せましょう。それで構いませんね?」
「え、ええ。喜んで。お前ほんといい加減にしろよ仕事増やしやがって」
「うるせー なりふり構ってられねえんだよ裏切者は!」
形だけは保っていた拘束を外してもらい上着を羽織る。部屋を出る前にポッター共に声をかけておこう。
「じゃあなアホ共。俺は情報を売って一足先に帰るぜ」
「ラウロス…」
おっ泣いとる泣いとる
まあ情報売ってるのはマジなんですけどね、初見さん。
「…お前らはすぐに裁かれる。とっとと吐いて
「──!ああ!」
「準備は出来ましたか?私は後ろで杖を構えるので二人は先に進みなさいね」
「はい」「わかりました。先生」
さて、何も考えてないけどこの先どうすっかな(ヤケクソ)
えー、私事を長々と書くのもアレなんですが
色々あってスマホも住む場所も変えました。だから3週間も休む必要があったんですね。これを専門用語でバカと言います。許してください!なんでもしますから!(原点にして頂点)
休んでる間にプロットは出来たので、これからはそこそこの頻度で投稿していこうと思います。具体的には週に1、2回くらいで。
とりあえず次回はほぼ出来上がってるので明日か明後日には出せます。
誤字訂正兄貴、感想兄貴たちいつもありがとナス!正直もう忘れ去られてると思うけど暇な時間にでも適当に読んでどうぞ
返信できなくとも感想欄が一番の励みになっています。同率一位はここすき一覧です。特に書くことない人は闇のスレミオの可能性でも書き込んでください。