狼っぽいのになった…タスケテ   作:富竹14号

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 今回はある伝説任務のフラグをベキベキにへし折ります、ご注意ください。
 

ヒント:蛍ちゃんはとある伝説任務の第二幕をクリアしていません。


ダークネス園○コエンザイムだぁぁぁぁ!!

 

○月五日 晴れ 

 

 熊パンダことグゥオパァーが俺の住処に来た、今度は女の子も一緒だった。

  

 なんか無茶苦茶ニコニコしながら俺に丸っこい手を振って、俺にぴとぴとと触れてくる、ミナの時とは別方向で好感持たれてる気がする、なんで?

 

 女の子――シャンリンと言うらしい――もその様子に警戒を解いちゃったのか触っていい? と遠慮がちに聞いてくる始末…君達もうちょっと警戒心というものを持ったほうが良いのでは?

 

 因みに、シャンリンはなんともなかったけど、グゥオパァーはミナに水元素の拳で吹き飛びされかけた…まぁグゥオパァー炎みたいなので防いでたけど。

 

 あぁ、それと帰り際にグゥオパァーに妙なことをされた。

 

 炎元素を手に纏わせて俺の手に触れてきたんだよね、しかも熱くないし何の異常も無かったから何がしたいのか分からないという。

 

 なんか妙にニコニコしてたし、何だったんだろ?

 

 

追伸

 

 毛並みの一部が若干赤くなってる気がする、ミナと同じような変化なのかなと思って炎元素を扱うことを意識してみたけど使えなかった、元素関係じゃないのかな?

 

 

 

○月X日 晴れ  

 

 

 なんかこの前の小規模地震を起こしてた奴の強化版みたいなのが地面から急に出てきた。

 

 なんとなくクローズマグマ*1みたいな感じがした、配色が黒とオレンジ色っぽいし。

 

 それで…なんか話しかけられた。

 

 いや、話しかけられたのに驚いたというかそもそもお前話せるのかよというか…しかも開口一番に出てきた言葉が『お兄ちゃん知らない?』な辺りどうしようもない。

 

 言葉が通じるかどうか分からなかった、とりあえず知らないと答えたら『そっか〜』って言いながらその場で横になり始めた。

 

 面倒くさいタイプっぽかったから、放っといて帰ることにした、だって絶対面倒なタイプなんだもの。

 

追伸  

 

 なんか住処の近くにさっきのやつが住み着いたんだけど、近くどころか住処のすぐ横で寝始めたんだけど。

 

 ……いやまぁ、何処に住むかは自由だから別に良いけどさ、頼むから地震起こさないでよぉ?

 

 

○月W日 晴れ

 

 寝て起きたら元気な声でおはようございます! って昨日のクローズマグマ(仮)が住処の中覗き込んできた。

 

 本当は入りたかったけど、身体大きいから無理だったらしい。

 

 んで、どうも一緒にお兄ちゃんを探してほしいらしい、気配を辿っても見つからないからなんでも良いから手伝ってほしいらしい…………………なんで?

 

 寝惚け…というか寝起きでそんなことを言われたら俺だって苛つく、誰だって苛つく、だって要するに休みの日に寝て起きて急にお前今日仕事しに来いって言われるようなもんだぞそれ。

 

 だからヤダと一言言って二度寝しようとしたら、泣かれた。

 

 いいじゃんいいじゃん手伝ってよ〜と泣きながら住処の中を覗き込んで言ってくる、おいバカやめろ、その懇願の仕方はドラクエ8の井戸から出られなくなったスライムを思い出すからやめろ。

 

 というかそんなギャン泣きされたらこっちも断りづらいじゃないか、ふざんけるんじゃない、手伝ってやるよコンチクショウ*2

 

 なお、手伝うと俺が言った直後に泣き止んでじゃあ行こう! って言って元気良くるんるんしながら歩き出したのは許さないからなお前。

 

追伸

 

 名前を聞かれたから人間だった頃の名前そのままで『彼方』って答えた、変な名前って言われた、ぶん殴った。

 

 逆に俺が名前を聞くとテンション高めで『ダークネス小龍(シャオロン)プロトタイプ』だぁぁ!! ってドヤ顔で叫んでた。

 

 ……………………お前ざーさん*3じゃねぇか!?

 

 

 

 

○月Z日 曇

 

 朝起きたらミナが小龍のこと無茶苦茶殴ってた。

 

 『痛っ! 痛いって! やめてよ痛いって!!』って感じで小龍凄く痛そうにしてたから流石に止めた、小龍に抱きつかれた。

 

 無茶苦茶ぶるぶる震えてるし、お前どんだけボコられたのよ。

 

 ミナはミナで何か威圧感あるし、何かあったと聞いてみてもそっぽ向いて何の反応も見せてくれないし、朝から割りと疲れた。

 

 とりあえず兄を探すということなので、小龍にその兄の特徴を聞いてみた。

 

 まず前提条件として、血の繋がった実の兄じゃなくて自分が勝手にそう呼び慕ってるだけだから、姿は全く似ていない。

 

 身体的特徴としては、金色のデカい二つの角にギンギラと照りつく赤い瞳、自分の倍以上ある大きな身体で四足歩行、岩元素と吸収した元素を使用して戦う…だそうだ。

 

 ……いや分かんねぇな、見たことないし、これは探すの苦労しそうだ。

 

 とりあえず、気配を辿れるらしいから俺は元素で探ろうと思う、なんでも凄い龍らしいから元素なりなんなり残ってるだろう。

 

 

追伸

 

 またこの前の凄い人にあった、今度は向こうが話しかけてきたから小龍にしたみたいについ言葉を返してしまった。

 

 そしたらあの人――ショウリさんと言うらしい――普通に俺の言葉に反応して返答してくれた、人の姿してるやつに言葉が通じたのは始めてだ。

 

 嬉しくなってついつい名前を教えた、なんか凄い驚かれた。

 

 『そうか、貴殿が…』って無茶苦茶意味深な台詞ボソッと言ってるし、俺の名前がどうかしたかな?

 

 とりあえず、今度はりーゆぇの食材で料理作ったからそれを食べてもらうことにした、美味と言ってもらえた、嬉しい。

 

 その後、小龍がお腹空いた〜って言いながら帰ってきて、ご飯頂戴〜と言いながら住処の中を覗き込んで、ショウリさんの姿を目にした途端に氷みたいに止まった。

 

 んで、『帝君ッ!? 帝君ナンデ!!?』って裏声全開で叫びまわってゴロゴロと後ろに転がってた、というか帝君呼びってことはやっぱりショウリさん神様だったんだなぁ、しかも『岩神』。

 

 驚かないんだなってショウリさんに言われて、いやまぁ分かってたんでって答えるとフッて薄く笑われた…なんだよかっこいいじゃねぇかイケメンめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
ボトルバァーン!!

*2
許してくださいってかぁ? 許してやるよぉ!!

*3
花澤香菜





主人公

 疲れた
  
ミナ

 新しい同居人を殴った、何だったら殺したかったけど主人公の影響で無抵抗のままだと殺しづらいから殺さなかった。

 ……二人きりだったのに。


小龍

 クローズマグマみたいな配色したヴィシャップ、♀。

 凄くテンションの高い性格で主人公を振り回す、実は兄と慕っていた誰かを探しているのは本当だけど、それと同時にあるものを探しており、つい最近それを見つけた。


ヒモ

 意味深な言葉を吐いた後に意味深に笑った、こいつ怪しい。
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