狼っぽいのになった…タスケテ   作:富竹14号

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 仙人の出し方が分からぬぅ。


マイゴ~

 

○月H日 曇

 

 俺が草元素を使えるようになったことはすぐにミナ達にバレた。

 

 というかバラした、隠すようなことでもなかったから。

 

 ミナは特に反応してなかったけど、小龍はそれはもう驚いてた。

 

 何時目覚めたのか、身体は大丈夫なのか、何が原因でそうなったのとか色々と聞かれた。

 

 これも別に隠すようなことじゃなかったから、正直に夢で見た内容を話してそれから使えるようになったと答えた。

 

 そしたら小龍はそっかと一言言って…唐突に、本当に唐突に槍の手入れをし始めた。

 

 柄から刃に至るまでそれはもう入念に手入れをし始めた、刃をこれでもかってくらい鋭く研いでた。

 

 ミナは何も反応せずに何時も通り俺の身体に引っ付いてたけど…えっ、何? 何なの? 怖いんですけど。

 

 聞いてみたら猫を狩りに行こうと思うって言ってた…なんで猫?

 

 

追伸

 

 ミナがまた何処かに飛んでって帰ってきたと思ったら、なんか物理的に冷たくなってた。

 

 俺はそんなに冷たく感じないけど、小龍はそうでもないらしい。

 

 それと、なんか最初の頃みたいに触手で雁字搦めにされて一日中抱きしめられた、近づいてきた小龍も暫く一緒に抱きしめられてた…

本当にどうした?

 

 

 

 

○月I日 雨

 

 ミナに行かないでと言わんばかりに触手で引き止められた、なんというか本当に珍しいな、最初の時以来じゃないか? こんな風に反応するのって。

 

 昨日のことにしてもそうだけど、本当に何かあった? 大丈夫?

 

 とりあえず心配だったから今日はずっとミナと一緒にいたけど、マジで片時も離れてくれなかった。

 

 大丈夫かこいつ?

 

 

追伸

 

 昼寝をしてる時に前と同じ夢を見た、この前と同じ場所で同じようにそこにはナーちゃんが居た。

 

 ナーちゃん曰く、時間を掛けても良いから『スメール』という国に来てほしいそうだ、そこにナーちゃんは居るらしい。

 

 まぁ行かない理由なんて無いし、そもそもナーちゃんにも実際に会ってみたいしで、二つ返事で了承した。

 

 それを聞いたナーちゃんは嬉しそうにはにかみながら『ありがとう…待っているわ、私の彼方』と笑顔で言ったのを最後に俺は夢から覚めた。

 

 一つ思ったことがあるんだけど、俺は何時からナーちゃんのものになったんだろ?

 

 そう言われることに不満はないけど、少し気になるかな。

 

 

 

○月J日 晴れ

 

 ミナが喋るようになった…いや、より正確に言うと鳴くようになったの方があってるかもしれない。

 

 寝て起きて、何時も通りミナにおはようって挨拶したら、ラ〜っ…どっちかというと『Laaa』なのか? まぁとりあえずそんな音がミナから聞こえた。

 

 名前を呼ぶと同じ様にLaaaって聞こえてくるから、ミナから聞こえてくるのは間違い無い。

 

 喋ってるというよりも鳴き声…もっと言っちゃうと鳴き声っていうよりも歌声なんだけど、なんていうか所々に感情が籠もってる気がするから鳴くと定義することにする、まる。

 

 まぁ、そんなわけで、うちのミナが喋れるようになりました……嬉しぃなぁぁ…。

 

追伸

 

 俺に抱きつく時は凄く甘える様に鳴くのに、小龍に対しては無茶苦茶機械音声みたいな声で鳴く。

 

 というか一昨日抱きしめてたのが噓みたいに引っ叩いてた、まぁ何時通りの光景が戻ってきたってことで良しとしよう。

 

 

 

 

○月K日 晴れ

 

 外を出歩いてたら人間だった頃の俺と同年代くらいの男に出会った、大剣で斬りかかられたから取り上げたらデカい氷の剣叩きつけられた…いやまぁ、だから何なんだって話だけど。

 

 とりあえず、そいつから取り上げた大剣はそのまま持って帰った、返すわけにもいかないしな。

 

 それにしても、キュキュウニョリツリョウ? だっけ? 何処かで聞いたことがあるような気がするんだけど…何処だったかな?

 

 まぁ、なんでもいいや、とりあえず大剣はそこらへんに立て掛けておこう。

 

 

追伸

 

 この前、俺の身体使って昼寝してた女の人が住処の近くで寝てた、小龍曰く『甘雨』さんというらしい。

 

 凄くのんびりな雰囲気してるけど、実はめちゃくちゃ強いらしい…だから襲っちゃ駄目だよ? って言われた……俺が敵でもなんでもない女性を襲うとでも?

 

 

 

○月L日 晴れ

 

 璃月港付近の海面を飛んでいたら船に乗ってる船長に会った、カズハはいないらしかった。

 

 白いの! と笑顔で呼び止められて船長だ〜と近づいていったらワシャワシャと撫でられた、気持ちいいんじゃ〜(・∀・)

 

 その後に元気そうで何よりと言われ、今度は途中で降りずに最後まで乗って行けよと言って船長は船を指揮して何処へ行ってしまった…相変わらず姉貴だなぁ〜。

 

追伸

 

 小龍に他の雌の匂いがするって言われると同時に抱きつかれた、本人曰く匂いを上書きするらしい…なんで?

 

 

 

 

○月M日 曇

 

 大きな滝のある方向に行ってみた、変な魚みたいなのが居た。

 

 なんか湖の真ん中に天下一武道会とかにありそうな舞台みたいなのがあって、そこに行ってみたら何か出てきた。

 

 そこから四角? それとも視覚? だの水の尊さみたいなこと言って出てきた、んで俺見て止まった。

 

 暫く俺のことずっと見てきて、時折首を傾げたり真ん丸な一つ目をパチクリとしたりと色々やって、最終的にどういう結論が出たのかは知らないけど『申し訳ない、間違えた』と一言言って元の場所に戻っていった。

 

 ……何あれ?

 

 

追伸

 

 小龍に聞いてみたら純水精霊と呼ばれる元素生物らしい、知能も自我もあって話そうと思えば話せるそうだ、向こう側に話す気があればの話らしいが。

 

 意外と親しみやすく感じたけどなぁ。

 

 

 

 

○月N日 晴れ

 

 

 デカい穴の中に突撃したら出られなくなった、タスケテ。

 

 

 

 

 いや待ってくれ言い訳をさせてくれ。

 

 ちょっと探究心が湧いちゃったんだよ! だってしょうがないじゃないじゃないか!

 

 あんな如何にもここから先は危険ですと言わんばかりに兵士配置してて? なんか如何にもな封印があって? その先から漏れ出る何かヤバげな雰囲気…これもう行くしかないじゃん! 探求するしかないじゃん!? しなきゃフロムプレイヤーの名が泣いちゃうじゃん!?*1

 

 というわけで、色々やって岩元素に反応することが分かった封印(仮)を解いて、誰にもバレないように穴の中に侵入したわけであるのだ俺は。

 

 因みにミナと小龍は住処だ、今日は偶然連れてきてなかった。

 

 まぁ、そんな訳で俺は穴の中を突き進み、色んな所を見て回って……最終的に迷った。

 

 うん、迷った、盛大に迷った…けど迷っても問題無いだろうとこの時の俺は思ってた。

 

 だって、俺瞬間移動使えるもの、なんだったら入口付近に目印置いて何時でもそこに跳べる様にしてたもの。

 

 けど…迷っていざ使おうって時に気づいた…あれ? 瞬間移動使えねぇって。

 

 いや、使えはするんだよ何かを取り出す用のやつだけは…けど外に移動する為の目印が一切反応しない、うんともすんとも言わない。

 

 分かる? 入念とは言えないかもしれないけどちゃんと準備して来たのにその準備したモノがまともに動かなかった時の俺の気持ち……終わりだ…*2

 

 まぁ、そういうこともあって、今に至る……タスケテ。

 

 

 

 

追伸

 

 なんか騎士っぽい人が助けてくれた、なんか人間じゃない感じがしたけどそんなこと言ったら俺も人間じゃねぇと言うわけで、暫く厄介になることにした。

 

 何故か前に追い払った仮面集団が寝てたけど、襲ってこないから放っておくことにする。

 

 ところで騎士さん、カーンルイアって何処の名前です?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
人による

*2
イチゴォ!!





主人公

 純水精霊に会っても何故か襲われなかった、ただいま絶賛とある場所で迷子中。


ミナ

 物理的に冷たくなった、ついでに久しぶりに主人公に一緒に居てと甘えた。

 因みに、原因は全て主人公が草元素に目覚めたから…ではなく、その草元素から感じ取った別の誰かの気配を感じたからである……あげない。


小龍

 猫を狩りに行くらしい…どんな猫なんだろうなぁ…。


ナーちゃん

 主人公の周りに嫌な気配を感じ、心配になって自分が直接確認出来るスメールまで来てほしいと頼み込んだ。
 
 絶賛軟禁中。


純水精霊

 主人公に会ってこいつ倒していいのか? と自問自答した、最終的に倒さないことにした。


狂気の沙汰を繰り返すであろう女冒険者

 主人公の作った目印が機能しなくなった原因、危なそうだからと壊した。


 
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