狼っぽいのになった…タスケテ   作:富竹14号

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 コメント欄でみんなが紅い狼を兄呼びしてるの見て笑った。


ニイチャン!!

 

○月ベーコン日 晴れ

 

 今日はナーちゃんの所に行った、抱きつかれた。

 

 紅い狼のことについて聞かれたけど、何とも言えなかった。

 

 何かなかった? とか何もされなかった? とか身体ペタペタ触りながら色々聞いてくるからちょっとむず痒かったし、どうしてそこまで聞いてくるんだろうと疑問にも思った。

 

 だってアイツそこまで強くなかったし、厄介でもなかったし、強いていうなら馴れ馴れしくて鬱陶しかったことくらいだ、ナーちゃんに心配されるようなことなんてないはずなんだけどなぁ。

 

 ナーちゃんは何もないならそれで良いのって頭撫でながら言ってたけど、本当に何かあったんだろうか? 少し心配だ。

 

 

追伸

 

 この前会った変態っぽい絵描きにカードの束と説明書の様な物を渡された、なんでもやってみてほしいらしい…俺って一応狼で魔物なんだけどなぁ。

 

 とりあえず渡された説明書とカードの束、多分デッキであろうそれを読み進めた…意外と面白そうだな七聖召喚。

 

 けど一つ言わせてほしい…なんで俺が書かれたカードがあるの? しかも見た感じキャラ用のヤツ…なんで?

 

 

 

 

○月豚肉日 晴れ

 

 今日は本当に驚いた、だって兄ちゃんが居たんだもの。

 

 いやいやマジで驚いた、後ろ姿見てもしかしてって思ったけどやっぱり兄ちゃんだった、感極まって抱きついちゃったよね。

 

 けど何より嬉しかったのが兄ちゃんが俺のことに気がついてくれたこと、もう人じゃないから気づかれないと思ってたけど案外何とかなるもんなんだな、嬉しいや。

 

 しかも言葉まで通じたからこりゃもう話すしかないなと思って今日は夜遅くまでずっと話してたし、飯も食べた。

 

 暫くしたら兄ちゃんは遠慮がちそうに用事があると言って何処かに行った、それを俺も止めることはしない、だってこっちに居るって分かったなら何処かで絶対に会えるからな、次会う時を楽しみにってやつだ。

 

 まぁ、そんなわけで今日はとても良い一日でしたよっと。

 

 …あ〜、でも変なこともあったな、兄ちゃんがミナを見て何かポカンって顔してたことにしてもそうだけど、ミナに対しては『お前は本当に無相なのか?』って言ってたのも気になった…どうしてあんなこと聞いたんだろ?

 

 

追伸

 

 忘れてたから書くけど、昨日ナーちゃんに会いに行った時にはナーちゃんから首飾りを貰った、黄緑と青が合わさった綺麗な色彩が特徴的な首飾りだ。

 

 ナーちゃんにこれを私だと思って大切にしてねと言われて手渡された、大事にしようと思った、まる。

 

 

 

○学校鶏肉日 晴れ

 

 

 アヌビス──名前はセノというらしいことをこの前知った──が七聖召喚をやっているところを遠目に見つけたから、ちょっと勝負を挑んでみた。

 

 俺を見つけるや否や全力で突撃してこようとしていたセノさん? も俺がデッキを取り出すと一瞬静止した後に『良いだろう、勝負だ…!』と言いながら無駄にスタイリッシュにデッキを取り出した……いや、俺が言うのもなんだけど、よく魔物相手にカードゲームしようと思ったよね。

 

 まぁ、その後はあぁだこうだと七聖召喚してたんだけど…うん、割りと激戦だったんじゃいかなぁって思う。

 

 何回くらいしたかな? もう十越えた辺りから数えてないんだよなぁ、お互い勝っては負けてを繰り返してたから。

 

 あぁ、因みに最後の勝負では俺が負けた、とりあえず負けたからには何か渡そうと思って、報酬というか勝者に渡せそうな物がこの前拾った綺麗なカードくらいしかなかったから、それを額縁に入れたまま渡しておいた。

 

 何か言いたげだったけどそれら一切を無視して俺は帰った、だっていらないとか言われたら傷つくもん。

 

 

追伸

 

 俺の寝床の近くで踊り子ちゃんが踊ってた、綺麗だなぁって思った…もしかして兄ちゃんの彼女さんだったりするのかな?

 

 そんなこと考えてたら、ミナに虹色の羽で思い切り引っ張られた挙げ句に紫色の羽でベシベシと叩かれた、普通に痛い。

 

 

 

○月牛肉日 雨

 

 今日は懐かしい顔に出会った、稲妻で俺とミナに璃月のことを教えてくれたアーシアだ、懐かしいなぁ。

 

 アーシアは俺を見るなり久しぶりと笑顔で挨拶し…その直後に草元素のビンタで川の方向に吹き飛ばされていた。

 

 いや、ビックリしたよね、だって急に吹き飛ばすんだから。

 

 なんで吹き飛ばしたのかミナに聞いてみたら嫌な感じがするっていう非常に曖昧な答えが帰ってきたから流石に怒った、叱るって言った方が分かりやすいのかな?

 

 因みにアーシアは無事だった、というか無傷だったし本人は服が濡れたことしか気にしてなかった、器広いなぁ。

 

 その後は色々と話して別れた、なんでも『ラナ』って人に会いに行くらしい、とりあえず前にこの赤い目隠し集団の所から拾った*1ジャマダハル? の様な物を渡しておいた、喜んでもらえた…やったぜ…!

 

 

追伸

 

 寝床に四足歩行のロボットが来た、他のと違ってなんか綺麗な気がした。

 

 そいつは俺達を襲うことはせず、その代わりに俺が道端で拾った機械のパーツを持っていこうとしていた、どうせ道端で拾った物だからと全部上げておいた、なんか喜んでる気がした……なんか行動の端々から可愛さが見えるぞこいつ。

 

 

○月軟骨日 晴れ

 

 久しぶりに砂漠に行ってみたら蛍に出くわした、逃げようとしたら何か泣き出し始めたからとりあえず近づいてみたら…捕まえたって言いながら腕を鷲掴みにされた、こいつ嘘泣きしおったな!?

 

 だが残念こっちに瞬間移動があるんだよぉ!! 逃げるんだよぉぉ!!!

 

 そうしてまたまた始まる鬼ごっこと言う名のマラソン、砂漠でそれはキツいスッよ先輩。

 

 というかお前嘘泣きはないだろ嘘泣きは!? 俺久しぶりにお前にドン引きしたよ? どんだけ俺のこと捕まえたいんだよお前!?

 

 見ろよお前、パイモンもお前のこと隣でうわーって顔しながら見てるじゃないか! ドン引きしてるじゃないか!!

 

 もう絶対にお前のこと信用しないからなコンチクショウ!!

 

 

追伸

 

 蛍から逃げ切った後に砂漠の寝床に戻ったら、なんか目隠し二人組+緑と白い服を着たやつが住み着いてた。

 

 見た感じ色々とヤバそうだったので、適当に食料と水を置いて退散させてもらった、だって俺魔物ですしおすし。

 

 …また何処かで砂漠用の寝床探さないとなぁ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
強奪した





主人公

 遂に兄と再開した弟くん、嬉しい限り!

 アヌビスことセノと七聖召喚で遊びまくった、本人は十以降数えてないと言うが、実際に数えるのを止めたのは五十戦以降で計百回連続で七聖召喚で遊んでた。




 本名は『此方』と書いてコナタと読む。

 主人公が獣域ハウンドになってテイワットにやってくる前からテイワットに居た、主に居た地域は稲妻。

 主人公とは違って転生的な感じでテイワットにやってきおり、やってきた当時は子供の姿だった。
  
 弟に会った際に泣きかけていたらしい。

 実は天狗の女の子と花火屋の女の子の幼馴染がいる。


アーシア

 実は璃月辺りから主人公のことずっとストーカーしてた人、よく主人公と一緒に居た槍使いの女にボコボコにされてた。

 
四足歩行のロボット

 作者的にスメール編で一番可愛いと思っている子、早くタミミと一緒に出てきてほしいと願う今日この頃。

セノ

 こいつもしかして七聖召喚やりたかっただけなのでは? ボブはそう訝しんだ。


紅い狼

 主人公の兄ではなく父親、なお息子にその記憶は無い。

 
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