主人公 睡眠欲だけすげー
=
別の欲との境目を無くす
人里の少し隣
「さて、実験と行こうじゃない!」
「守矢から帰ってきて速攻でこれですか」
「急かしい奴」
「せかしいってなんです?」
「…貴方の三大欲求の境目を無くします」
わ、クレイジー。驚くレイジー。さてどうするのか。言っては悪いが他の欲も人並みにはあるはずだ。俺の活動時間は後3時間と言ったところか。そろそろ睡魔が霧雨として襲ってきそうな具合である。て言うかもうやったらしい。確かになんか食いたい。
「…」
「食事!」スパコーン
「スキマから大量の飯が!」
「いったいどこから…?」
「頂きます」
「たらふく食べると良いわ!」
「…あの、胃が大きくなってないのだから食べる量変わりませんよね?」
「うん、これ一つで満腹」
「…じゃあ性欲!」
「いたぁっ!?」
「うわ藍だ」
「え、なんで藍さん?」
「…ヒントをやる。藍は今溜まっている」
「はい」
「そしてあいつは三大欲求を混ぜられているから性欲も多いはず」
「つまり…私たちはお邪魔ってことですね!」
「ああそうだ早苗逃げるぞ!」スタコラ
さて、なんかもうよくわからんが狐に何かやられそうである。狐が少し身体を抑えようとしているのかわからんが、ジリジリと俺の方に寄ってきている。幻想郷の管理人はどこかへ消えた。どうするか。どうする?どうしようもない。つまり?逃げられない。
「うわっ!?」
「もう我慢できない!」ガシッ
数時間後
「紫様…」
「え、なに?急に呼ばれたから来たんだけど…え、どう言う状況?」
「やる前に寝てしまって…そのせいか反応がなく…」
「えぇ…?」
夢の世界
「全く無駄な努力を…」
「外どうなってんだ?」
「ああ、えーっと…起きたら服着てくださいね」
「俺今裸なのか」
「さ、夢の中でなにをします?夢旅行でもしますか?」
「なんだかわからんが難しそうだな」
「ええ。法律違反です」
「ダメじゃん」
「まあ、それはそれとして」
「夢の管理人の癖してそれは如何なものか」
「ドレミーのアップデートですよ」
「?」
「貴方の寝る時間を砂時計で表すようになりました」
「ほーう?アナログかデジタルにしてくんね?」
「ふざけないでください。とにかく、今回の寝る時間を砂時計の上に書いてありますから確認してくださいよ?」
「ふーん…見えない」
「足場を作ってください」
夢の力で台を作り見てみる。十五時間としっかり書かれてるのを確認して、食事の意味はあったかと納得する。元々十八時間と考えればまぁ…と思いドレミーをチラリとみる。少し不機嫌そうだが触れないでおこう。残り十五時間をどう過ごすか…
「不思議なこともあるのですねぇ」
「全くだ。さてこれは」
「ああそれは触らないで」
「?」
「試験的なものですので」
「どういうの?」
「上のボタンを押すと現実と同じ状態に、下のボタンを押すと現実の状態と切り離されるボタンです」
「ぽちっとな」
「触らないで、と言ったはずですよ」
「本当に裸じゃん」
「早く下のボタンを押してくださいね」
「ういうい」ポチッ
「さて、警告したのに聞かない貴方の夢にはどんなアップデートを加えましょうか…」
「触れてほしくないものに触れられないアップデート」
「良いですねそれ、来月までには実装しておきます」
「実装なのかアップデートなのか…」
「まあどっちも一緒ですって」
「一緒か…」
「おや?砂時計が急激に減りましたね」
「んー…つまり?」
「誰かに起こされている、と言うことです。外的要因の時には急激に減るよう設定しましたから」
現実
「んっ」
「性欲とまぜまぜした意味がないじゃない」
「でも十五時間になったぞ」
「…彼女が言ってたの?」
「おう」
そういうとこっちの管理人はため息をつきまあ良いかと息を吹いてどっか行った。狐はほぼ裸の状態で続き…と小さい声で言っている。小さい声であるが故に聞かなかったことにしよう。服も着て、さっさと逃げ出そう。どこへ行こうか。妖怪の山くらい?
「何故妖怪の山へ?」
「守矢」
守矢神社
「オラ十八時間寝るやつの時間ダァ!」
「黙れ」ゴンッ
「ぉうっ!?」
「他の出方を知らんのか!」
「知らんね!」
「なんてやつだ…あ、早苗か?世継ぎなら早ければ早いほど良いからな。だが早苗が23になるまでは」
「神奈子様!?」
「おい諏訪子、あいつまじパネーよな。だってここ、参拝客だっているんだぜ?」
「一番パネーのはそんな話をされて直ぐに私に言いにくるお前だよ」
「っぱ、ぱねぇっすわ…!」
「どうする?早苗は別にまんざらでもない感じだけど」
「残念だけど、十八時間寝る奴が世継ぎなんか作れるとは思えん」
「奇遇だね。私も」
「…何だ、そこで世継ぎを作るのか?」
「神奈子様?」
「お、それも良いね」
「だってよ小鈴」
「何で私?」
「たまたま見かけたから」
「来なければよかったです。ほんと。だから腰くねらせないでくださいきもいきもいきもい」
「流石に子供にやるのはねえだろ早苗…」
「ええ!?」
早苗は変態行為をした。小鈴はキモがった。早苗は無意識にやっていたようだ!小鈴はさらに気持ち悪いと露骨に顔に表した。早苗は少し泣いた。髪の色で思い出した。風見幽香のところに久しぶりに行こう。風見幽香のところで寝た時はきちんと九時間睡眠だったのだ。花の香りだとか何だとかで。
「久しぶりに風見幽香に会いに行くか」
「えぇ!?」
「…私が言うのも何ですけど、やめといたら…」
「自覚ありかよ早苗」
早苗 自覚アリ
風見幽香 自覚まあアリ
主人公 自覚ナシ