もうちょっと話数と日数合わせればよかったのに
主人公宅
「えぇ!?俺の母親を名乗る女が家の前に!?」
「うん」
「それはそれとしてルーミア」
「?」
「お前本当に一緒にいる気なんだな」
「うん!」
さて俺の母親なんぞ誰だったかと思い…いや思えんわ。だって寝てたらここにいたもん。残りの活動時間は僅か二時間くらい…さっさと帰ってもらおう。そして俺は寝る。寝る間にルーミアは俺の血を吸う。意味わからん。昨日吸ってたらしいし。
「誰だオラァ!」
「ひぃっ!?」
「…おいルーミア、誰がお母さんだって?」
「それ」
「ルーミア」
「なーに?」
「お前これ誰かわかる?」
「わからない」
「…で、誰?」
「わ、私ですか?稗田阿求と申しますが…」
「おいルーミア、魔理沙か慧音先生…博麗の巫女の誰か一人呼んでこい」
「わかった!」
「さて…」
「さてもクソもあるかぁ!」ドンガラガッシャン
「えぇ!?」
「稗田ってアレだろ!名家以上に名家してる場所だろ!そんな奴が護衛一人も付けずにここに来るなんて有り得てたまるかぁ!」
「いえ、ですから」
「そもそも!俺がそこの家の子供なら俺はここに住んでない!」
慧音先生ですらよくわからんけど敬意を払ってるお方だぞ。落ち着け俺。どーせ影の集団がいるんだ。忍者的なアレ。わかってんだよそれくらい。さあ白状しろ!自分は偽物ですと!紫色の髪をした偽物ですと!!…しかし見るからに高そうな服だな…
「っと」
「連れてきたぞー」
「お、阿求じゃねーか」
「お久しぶりですね」
「…待て、ってことは」
「お前なんでここにいるんだ?」
「産まれてから寝ていた弟を起こしに」
「母親じゃねえじゃん」
「あっとそれは」
「…踏み潰せぇ!!」
「待って!?」
「話を聞いてやれよ?それくらいしてやるのが血縁関係の成せる」
「お前が言えたことか!」
「っ」
「では。貴方は産まれた時すでに眠っていました。そこから十八時間の睡眠が始まったのでしょうが…」
「待て。人間の記憶だ、どーしても誤解ってもんが」
「私は忘れることはありませんよ?」
「事実だな」
「…ちっ」
「とにかく。貴方は寝ていました。そして知る限り目覚めることはなく…死んだ、もしくは直ぐに死ぬとして捨てられたんです」
「何で捨てられるんだか。外に出さなければ良いのに」
「名家中の名家ですよ?外に知られずに育てることができるわけがないんですよ。かと言って死んだとして処理したら稗田家にとっては泥塗りたくりですし」
つーわけで捨てられたと何とも簡易な説明で済まされた。泣きそう。ウッウッ…と言うわけで俺は捨てられて、んでも生きてて。あれ、じゃあ俺何で生きてんの?と思ったがそこは知らないらしい。神のみぞ知る…と言うわけだな。神の溝、知る。ちょっと面白い。
「そんで?捨てられた俺に姉様が何を?」
「やはり家族は共にいるべきだと思うんです」
「私はそう思わないぞ」
「ルーミアもそう思います」
「と、言うわけで!どうでしょうか。人里で一緒に」
「嘘つけ」
「?」
「稗田家に子供が二人いたとしてもそれを慧音が知らないとは思えない」
「貴方に教えたくなかっただけでは?」
「それもあり得ない。前慧音が子供にお前の親は死んだとか言ってたからな」
「わあ鬼畜」
「だろ。よってあり得ない。お前の嘘は丸分かりだ」
「事実なんですけどねぇ…次は証拠でも持ってきますよ」
「おう、何でもござれ」
「…あれ、本当だろ」
「俺は知らんよ。おいルーミア」
「何?」
「お前またやりやがったな!」
「え?」
「俺の腹に絆創膏貼りやがって!」
「バレた!」
「貸せ魔理沙!」パシッ
「あ、八卦路」
「マスタースパーク!!」
「出せるの!?」
「んなわけねえだろ」ブンッ
「いだっ!」
八卦路でマスタースパークを撃とうとしてみると、ルーミアが動きを止める。咄嗟に周りを闇で包み…とかどうでも良いわ!闇の中でどうなってるか知らんけどあいつも何が来てるのか見えないはずだ。物理攻撃!魔法攻撃なんざ知るかよ撃てるかボケ!
「八卦路投げんなよ!?」
「ルーミアが悪い」
「こんな美人に傷付けられて騒ぐ男がいるかよ!」
「騒がない男がいるのか!?」
「香霖」
「香霖。」
「あいつは特にな?」
「はぁ…ルーミア」
「何?」
「次お前が俺が起きてる間に血吸ったら蹴っ飛ばすからな」
「かかってこい!」
「魔理沙、守矢から妖怪撲滅のお札貰ってきてくれるか?」
「あー!ごめんなさいごめんなさい!許して!ね!?ね!?」
「次はないからな」
「次…うん!」
「何なんだお前は…」
「まあまあ。今日はたくさんなことがあったから寝てくれ」
「うい」
夢の中
「血筋、と言う奴ですかね」
「何が」
「稗田阿求ですよ。貴方が以前見ていた悪夢は…彼女の悪夢とよく似ている」
「そんな物に血筋があるのか?」
「ありますよ。双子が同じ夢を見るような物です」
「俺とあいつは双子じゃないぞ。少なくとも俺はアレより年上だ」
ちょっと反論してみる。少なくとも今の俺は…だが。双子ならもう少し似ているはずだ。髪色も違いすぎる。何が双子だ。あっちは紫色の髪で、俺はちょい赤色。正反対って奴だろ。多分。と思ってみるがそうすると俺は赤色の髪の毛である奴と家族になるからやめた。
「貴方は自分が何歳かわかるんですか?」
「…」
「身長が高いからと言って相手より歳上なんてあり得ないんですよ。」
「それもそうだが」
「自分の誕生日すら知らないのに…自分の年齢が分かるとでも?」
「わからんな。だがアレは」
「さらにダメ押しで証拠を出してあげましょうか?」
「いやごめんそれは良い」
「それなら別に良いです」
阿求さんは本当の家族だと思っている
主人公は自分の名前と歳と自分の誕生日が分かればいいかなと思っている
阿求の母は浮気者