人里
「団子うめえ」
「団子…私嫌いなんだよ」
「なんで?」
「最後の一個取るたびに喉の奥にさ」
「ルーミア、お前棒ごと喰え」
「うん!」バギバギ
「私はやらないからな?」
どうやら霧雨氏には出来ないらしい。霧雨…お前も人里の外に住んでんだからさ?多少は…ね?と言いたかったが彼女はそれを望んでおらず適当にフンと鼻を鳴らし団子を食った。お前団子嫌いなんだろ。最後の一つだけ俺に渡すな。
「俺も食わねえよ」
「魔理沙様との間接キスだぞ?」
「すまんな、俺そう言うの無理なんだ」
「あ、そうか。すまん」
「はいこれ!」
「食べかけ」
「おいおいさっきの話を」
「うまいな」
「は?」
「あ、お前のが無理ってだけで」
「そう言うフォローはいらねえんだよ!」
「その声は我が」
「撤退するぞ」
「御意」
「うん!」
魔理沙宅
「ほっほーい」
「どっこい」
「わっしょい」
「ったく客が来るなら片付けとけば良かったぜ」
「きったね」
「きたねー!」
「あーそれ触んなよ」
「え?」
「それ触ったら浄化作用が働いて森の中の花粉胞子その他諸々全てが消える」
「ほい」タッチ
そんなことができる魔法なんかあるかいと思いつつルーミアが押しちゃった。んぇ?ど、んぇ?やばい。魔理沙が顔面蒼白になってる。文字通りだな。さてどうするか…やべえどうしようもねえ!!待て、待ちなさい!ちょ、ちょっと誰か来ないで!
「ルー…ミア?」
「あ、押しちゃった」
「まずい…」
「え、何g」
「魔理沙ぁ!!」バギィッ
「アリス!」
「まだこの機械持ってたのね!!」
「あかん(あかん)」
「霧雨さん?」
「そのせいでまた研究がパーよ!」
「こいつの頭は?」
「グー」
「硬くない!」バチーン
「痛い」
「よく今のわかったな」
「もうこの機械ぶっ壊すわよ!!」ドゴォンッ
「待ってくれアリス!それは私の研究の一環でだな!」
「知るか!!」
「花粉症の私を救う唯一の方法なんだ!やめてくれアリス!!」
「やめないわ!花粉症で苦しんで死になさい!」
「ルーミア、喰え」
「うい」バクバク
「あぇ…?」
「えっ」
「私の…研…」
「旨し」
「よし。じゃあ今すぐ逃げよう」
「ふざけるなぁ!!マスター」
「今すぐ逃げるんだ今すぐ!」
「スパーク!!」ギュォォォォ
「ルーミア様に任せなさい!」ビュンッ
本気で殺されるところだったわ!やはりルーミアは偉大!ルーミア最高!貴方もルーミア最高と言いなさい。だがしかし、魔理沙も追っかけてきている。香霖堂に逃げ込もう。そうすることによって俺が助かる!香霖よすまない!
香霖堂
「うっす」
「うい」
「…聞いて良いかな」
「何?」
「今すごい速さでここに迫っているのは誰だい?」
「霧雨魔理沙」
「…初対面だけどね、ひとつ言わせてもらうよ」
「うん」
「僕を殺そうとす」ォォォォオン
「外した!」
「誰かぁ!たんすけてー!」
「火力こそがパワー!」ズバァンズバァンッ
「ちょ━」
「良い加減にして」ガシッ
「え?」
「ルーミア!」
「ちょっと調子に乗りすぎじゃないかな」ググッ
「ぁ、何言ってんだルーミア!こ、こいつ」
「我儘言わない!」バギィッ
「ぇうっ」
「る、ルーミアさん?」
「なんで止めるの?」
「それ以上は死んじゃうって」
「殺すんだよ?」
「殺すな殺すな。八雲紫isブチギレすっぞ」
「…わかった」
「それで良いんだ、そ」
「マスタースパーク!」ギュォォォォ
「ちょっと」パシッ
「片手で弾き落としやがった」
「は…?」
「ねえ。魔理沙はさ、今誰のおかげで助かってるのか分かってる?」
「あーもうやめえやめえ!逃げるぞ!」
「なんで?」
「第二の鬼が来る」
第二の鬼。つまりそれは…香霖堂の主人、香霖である。と言うのは嘘で、その後ろで少し寝ていたのが見えてしまった女性…そう。貧乏神である!何故貧乏神がここにいるのか、博麗神社ではないのか!?多分主人の趣味だろう。ゴミも宝物とか言ってそうだし。
「はっはー!」
「許さない…!」ゴゴゴゴ
「あれはやばいあれやばい!ルーミア!逃げ!逃げ!この世にある不幸という不幸が俺たちを襲うぞ!」
「…おにぎり食べる?」
「君は良い人だ」バクバク
「あ、助かった」
「今日は疲れたー!」
「じゃあ帰るか」
「帰ろー!」
「…あ」
「ん?」
「…やらかした…かも」
「え?」
「ルーミアが結界ぶち壊してからずっとそのままだった…」
「…あ」
主人公宅跡地
「うぉおおぉぉおぉぉ!!!!」
「ご、ごめんなさい」
「どこで寝よう」
「…魔理沙の家…とか?」
「死ににいくのか」
「嫌だね」
「うんいやだ」
「…人里?」
「稗田」
「ダメだ…」
「どこになら生き延びる方法が」
「あ!良いとこ知ってる!」
「マジ!?」
「博麗神社!」
「お前死ぬぞ」
「なんで私?」
博麗神社
「…」
「お願いします!」
「萃香」
「ん〜?」
「家と結界やってきて」
「ほいほい」
「私はがっぽり頂くわ!」
やはり金だったか…チッ。舌打ちしてる場合なんぞではないのだが。あと宿決まったし。ヤッタネ!これにて閉館!ちなみにルーミアは入り口付近で阿吽とかいう奴と戯れてる。そいつって確か守神的な立ち位置なのでは…?
「いや、神じゃないから守り犬…?」
「何言ってるかわからないけど、ルーミアは入れさせないからね」
「なんで」
「逆に聞くけどアンタはずっと一緒にいたの?」
「壊されるまでは」
「つまり?」
「あの姿では一回。以前の姿では数え切れぬ」
「…」
「何その顔。馬鹿にしてる?」
「明日には家は元通りでしょうから、帰ること。結界は博麗印だから月額よろしく」
「…うす」
魔理沙は妖怪に威厳を見せつけられるところが可愛い