18時間寝る奴とドレミーさん   作:覚め

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埴輪って言ったらあの人ですよね。
ええ。
出てきませんよ。


八話目なので埴輪

 稗田家

 

「…」

 

「では、こちらが血縁関係を示す証拠で…」

 

「うん」

 

「こちらが人里に戻ることを認める文書となっています」

 

「…」

 

うむ。わけわからん。生活は変えない。人里には前から入り浸っている。だから無理して里の中に住む必要はない。なので拒否する。規則正しい生活は苦手だしな…うん。そうしよう。そうするしかない。権力とかそんなの知らない。あそこが俺の家だ。

 

「俺は戻らないし、これがあっても血縁関係認めないし」

 

「そうですか」

 

「ん。そう言うわけ。だから帰るわ」

 

人里

 

「うお慧音先生」

 

「…何でお前が稗田家の玄関から出てきたんだ?」

 

「あー、阿求さんから聞いたら?」

 

「私はいつでも会える関係ではないんだが…」

 

「あの」

 

「うおっ」

 

「失礼だろう」

 

「これ…」

 

「これは?」

 

「稗田家の紹介状です。妖怪が寄り付かなくなる博麗印の結界を無料で」

 

「それを言ってくれよなぁ全く!」ダッ

 

「…何故?」

 

「彼と私、双子です」

 

「は?…はぁ!?」

 

博麗神社

 

「うぉい!」

 

「何よ」

 

「稗田家の紹介状!」

 

そうして差し出すと博麗の巫女はチラリとこちらを見て読んでいった。終いには泣き出していたが。まあ手紙の内容はよくわかんねえけど、これで博麗の結界がタダなんだろ?早くウチのぶっ壊れた結界を直してくれよ!

 

「阿求って苦労してるのね…」

 

「え?」

 

「死んだと思ってた弟を心配しまくってるのよ。さっさと人里に行きなさい」

 

「…結界は?」

 

「は?そんなの書いてないけど」

 

「えーっと」

 

「生まれた順番で弟にはなったけど対等の立ち位置だと思っているって…可哀想でしょこれ!」

 

「お姉様ぁ!?」

 

「しかも双子って…あんまり似てないけど」チラッ

 

「ぶっ飛ばすぞ」

 

「ま、血縁関係とかわかんないけど…永遠亭でそういうの検査してくれるって言ってたわよ?」

 

「それだ!」

 

一週間後 永遠亭

 

「あー…きちんと双子よ」

 

「え?」

 

「でしょうね」

 

「似てないのに!?」

 

「二卵性双生児ね。詳しいことは全部ぶち抜くけど、二卵性なら似てなくても特に不思議ではないのよ」

 

「でしょう?」

 

「どっちが先に生まれたとかは」

 

「お姉さんの方ね」

 

「えっ」

 

「私の記憶に嘘偽りはありませんから」

 

「…」バタンッ

 

「倒れた!?」

 

「薬なんて盛ってないけど」

 

夢の世界

 

「…」

 

「驚きの事実でしたねぇ…私も、てっきりハッタリかとばかり」

 

だよね〜、当事者である俺がそう思ってるんだもん。ドレミーもそう考えて仕方ないよ。でも俺外で暮らすもんね。里の中は嫌いだかんね。と言うわけでどうするべきだろうか!これ、この事態誰も想像してないんじゃない!?だよな!?

 

「では…夢の中で血縁関係を探れる機能を実装しときますか…。」

 

「そんなことできんの!?」

 

「記憶の中からですがね。阿求さんのように能力程の力はありませんが…その時見た夢から推測するんですよ」

 

「絶対確定じゃないでしょ」

 

「当たり前です。と言うか当たりませんよ」

 

「じゃあ実装すんなよ」

 

「わかりました」

 

「はー…」

 

「辛ければこっちにいても良いんですよ?」

 

「寝すぎはダメなんでしょ」

 

「勿論。」

 

「じゃーダメじゃん」

 

「砂時計も珍しく3分と書かれてます。まあそのうち起きるでしょう」

 

永遠亭

 

「っ!」ガバッ

 

「起きた?」

 

「起きましたよ」

 

「…心配したんですよお姉ちゃんは」

 

「姉様!?」

 

「そうだ、貴方の名前を決める前段階の巻物持ってきましたよ」

 

「ルーミア!ルーミア来てぇ!」

 

「来てるぞ」

 

「ルーミアこの巻物潰して!」

 

「良いぞ!」グチッ

 

「ああっ!?」

 

「俺はずっと名無しの権兵衛がいいんでね…」

 

「んもう!折角お姉ちゃんが決めてあげようと思ってたのに」

 

あれ、阿求さんってこんな人だっけ?変な憶測が頭を巡る。巡り巡ってまあこんなもんだったろと言う着地点に至る。さて逃げよう。ルーミア助けて。たしゅけて。と言いたいのだが生憎ルーミアは寝てしまった。ふざけんなよお前宵闇か常闇か知らねーけどとにかく闇の妖怪だろ!?

 

「私が眠らせた」

 

「ああ…」

 

「酷いですよ、祈願関市史上丸桐麿堂栗千班太郎乃助金星!」

 

「ちょっと待って今なんて言った?」

 

「祈願関市史上丸桐麿堂栗千班太郎乃助金星ですけど?」

 

「祈願関市史上丸桐…なんて?」

 

「祈願関市史上丸桐麿堂栗千班太郎乃助金星」

 

「?????????????」

 

「長ければ長いほど名前というのは」

 

「それに稗田つくんでしょ?」

 

「はい」

 

「稗田祈願関市史上丸桐麿堂栗千班太郎乃助金星ってこと?」

 

「はい!」

 

「じゃあ俺助金でいいよ」

 

「スケキン!?なんて卑猥な」

 

「何言ってんのこいつ」

 

「では、人里に戻りましょうか」

 

「…あー、そのこと、なんだけどね」

 

「?」

 

「俺あの家にいるから!絶対!」ダッ

 

「あ、待ってください!」

 

主人公宅

 

「着いた!!」

 

「おかえり〜」

 

「ルーミア…か」

 

「そーなのだー」

 

「あれ?なんか元に戻ったな」

 

ルーミア曰く。ドレミーから『今見ている夢は十分楽しかったでしょう』と言われて元の姿に戻ったらしい。つまり簡単に言うと、夢の中のルーミアと現実でのルーミアをリンクさせて夢の中で元の状態に戻したと言うことだ。

 

「本当すげえな夢って」

 

「そーなのかー」

 

「しっかし、祈願…なんたらね。親はどんな考えしてんだか。」

 

「わかんない」

 

「喋れんのかよ」

 

「そーなのだー!」

 

「…汎用性高いなその言葉」

 

「そーなのだ」

 

「そうであろう、そうであろう」

 

「そーではないのだ」

 

「!?」




祈願関市史上丸桐麿堂栗千班太郎乃助金星。
読み上げさせてください。アホ長いです。
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