完結まで書けって言ったら書くしかないじゃない!!(ヤケクソ)
ちなみにたっくんのイメージCV誰が浮かびますか?
自分は圧倒的に釘〇氏、田〇氏、悠〇氏で、歌ってるときは水〇氏なんですが...。
私、後藤ひとりには夢がある。
...ちょっとたっくんの持ってた漫画のキャラのセリフを言ってみただけです......。推しですけど。
それは兎も角、きっかけは中学1年生の時だった。
私は家族以外の人と話す事が苦手、というより無理だ。必ず人と話す前に「あっ」って言っちゃうし、目合わすのも苦手、King of the 陰キャのような........、いや、キングというよりクイーンでは?
兎に角、日々が身の丈に合って、このままで良いんだろうかって思ってた時にだ。
私はとあるテレビを見て、聞いてしまった。
『まぁ、バンドは陰キャでも輝けるんで』
その時、私に電流が走る。それを聞いて私はソファから立ち上がった。
「おう!?...どうした?」
「お父さん!ギター貸して!」
「え?...いいよ」
「あ、ありがとう!」
私はお父さんが頷いたのを見てから、ギターの有る二階へと向かった。
バンド組んだら...、もしかしたら私みたいな人間でも輝ける?とか考えながら、二階にあるギターを見つけて、私の部屋で持ってみた。
「わ~...わはぁ」
生まれて初めて持ってみたギター、そして私はギターを持った私の姿を見て、カッコイイと思った。
だから決めた!ギターうまくなる!そして、学校でバンド組んで、私もいつか上手くなって、それで文化祭でライブして、みんなからちやほやされるんだ!
勝手に目標を立てた途端、我が家の小悪魔が現れた。
「ひーちゃーん!ホットケーキ焼けたよ!ふーちゃんと一緒に食べよっ!」
「ピ」
突然私の部屋の扉が開けては大声で叫ぶ小悪魔こと、たっくんがやって来た。
「あれ?ひーちゃんそれどうしたの?父さんのギターだよね?もしかしてギターに興味出たの?」
「へっ?あ、うん...。そんな所...」
「ほぇ~珍しいね。ひーちゃんギターには興味なかったと思ってたんだけど」
「わ、私だって興味の一つや二つは持つよ!」
「そっか...。でも嬉しいよ!」
......嬉しい?どうして?
「やっとひーちゃんが自分がやりたい事を見つけたんでしょ?だったら別に隠す事なんてないよ!もっと自信持って!」
「でも私ギター始めるのは皆んなからちやほやされたいだけで......」
「そんなの関係ないよっ!」
「っ!?」
「ちやほやされたいとか、プロになりたいとか、問題はそこじゃないよ!大切なのは、どれだけ叶えたい想いが強いかだよ!」
叶えたい...、想い...?
「さっきちやほやされたいって言ったよね?だったら良いじゃないか!」
え......
「やりたい事を思いっきりやる為には、やりたくない事も思いっきりやんなきゃいけないんだよ。僕だって最初はお料理は出来なかったし、お洗濯もまともに干せなかったよ?でもね、やっていくうちに、お母さんや父さんに褒めて貰ったり、ふーちゃんにも頼ってくれてとても嬉しいんだ。今でもやって良かったって思うよ、一生懸命に頑張っるってのはね、楽しいんだよ!」
「たっくん...」
「だからひーちゃんがギターをやるなら全力で応援するよっ!例えひーちゃんの事を悪く言うお馬鹿さんは、僕が叱ってあげるからね!」
拳を握り、両手を掲げて満面な笑みで返すたっくん。ほんと、ずるいよ........、そんな事言うなんて........。
でも、期待に応えたい。これが私がたっくんに出来る、精一杯の恩返しだろう........。
ありがとう...、たっくん...。
それから私は必死にギターを練習した。最低でも6時間、色んな動画を見ては参考にして、偶にたっくんがリクエスト曲を要求してくるのでそれを弾いたりしていた。
そして、ギターの練習を始めて一年が経過した時........。
「ひーちゃん!」
「どうしたのたっくん?またリクエスト........何それ?」
「見て見て!ギター貰っちゃった!!」
いや何があった!?
「ど、どうしたのそれ........?」
「これね!実はさっき父さんの部屋を掃除してたらもう一つのギターを見つけてね!父さんに聞いたら『良かったらあげる』って!」
えええええええええ!?もう一つあったのおおお!?
でも私が始めた日には一つしか無かったのに........。
「部屋の片隅に放置してたから貰っちゃった!!綺麗にすればまだ使えると思うよ!!」
嘘でしょおおおおおおおおおおおおおおお!?
「それでね!ひーちゃんにギター教えて貰おうと思って!」
「........へっ?私に?」
「うん!ひーちゃんがギター弾いてる時、とてもカッコいいもん!僕もひーちゃんみたいにカッコよくギター弾いてみたいって思って!!」
わ、私が、か、カッコいい........?
「ふへ、ふへへへへへ........」
「あ、また変な顔になってる。でもその顔も可愛い!!」
はっ!いけないいけない!たっくんが真剣に頼んで来てるんだから、しっかりせねば!
「い、良いけど........、教えるの下手だよ?」
「大丈夫!大体の事教えてくれれば後は自分でなんとかするから!」
流石はたっくん、私よりハイスペックだ。いや、本当は後藤家の中での大黒柱なのでは?
ほんと、何でこの子が私の双子の兄なんだろ........。
「........分かった」
「ほんとっ!?ありがとー!ひーちゃん大好き!!」
「ワフッ」
嬉しかったのか、いきなりたっくんに抱きつかれた。あ、良い匂い........。
あと頬を擦り寄りないで、色々とダメになるから....、超えちゃいなけないゾーンに入っちゃうから....、あぁ、団々と視界が真っ白に.....。
『ねぇひーちゃん、キス........しても良い?』
ふぇ?
『僕.....、ひーちゃんが大好き!僕と結婚して!!』
え...、えええ!?たっくんにプロポーズされてる!?
『僕達...、幸せになろうね!ひーちゃん♡』
えええええええええええ!? たっくんがウエディングドレス着てる!?
ちょ、ちょっと待ってたっくん!!たっくんは双子の兄で男...、おとこ...、オトコ...?
お、男の娘!オトコのムスメと書いて男の娘!! ........アレ? オトコノコダヨネ?
「ひーちゃん!?しっかりしてひーちゃん!!どうしちゃったの!?」
「タックン...ダメダヨ...ソレハマダ...」ガクッ
「ひーちゃああああああああん!!」
説明しよう!!
たっくんこと、後藤達也は誰かに頼られたり、惚れられたり、何かをしてくれたりすると、相手の頭を撫でたり、抱き着く習性があるのだ!!
この行動が原因で、中学校の同級生(特に男子)の性癖を爆散(MAP兵器)させた事により、ファンクラブまで作られたり、天使として拝められたりとされていたのだ!!
更には!女子にも被害が遭った事もあり、男子と比べて間接的には被害は少ないが、直接被害に遭った女子生徒は自身が憧れているシチュエーション(幻覚)に取り込まれてしまうのだ!!
当然、我らがぼっちちゃんこと、ひとりはこの事は知らず、今回初めて被害に遭ったわけで、初見殺しをくらったのだ!!
結論!!たっくん、恐るべしっ!!
あ、今のナレーションは私、作者こと、餡 子太郎が担当しました。ご清聴ありがとうどざいました。
という事で、私はたっくんにギターの弾き方を教えることにした。流石のたっくんもギターに関しては全く分からなかったようで、まともに弾けるようになったのは約10ヵ月程かかった。
ふふふ...、初めてたっくんに勝ったような気がするよ...。
それからたっくんは、徐々に上達していって一年後........。
「鳴らない言葉をもう一度描い〜て〜♪
赤色に染まる時間を置き忘れ去れば〜♪
哀しい世界はもう二度となくて〜♪
荒れた陸地がー♪零れ落ちてく〜♪
一筋の光へ〜♪」
私はたっくんと一緒にYoutubeで動画投稿していた。
たっくんにギターを始める前から、「ギターヒーロー」としてギターを弾いてたところをたっくんに見られてしまったのが原因。
「ひーちゃんだけずるいっ!!僕もやってみたい!!」
「え...、でも...」
「お願いひーちゃん!!一回だけ!一回だけでいいから!!
当然、ミジンコの私が断る事ができないので、一度だけたっくんと動画投稿してみた。
そしたら案の定、めちゃくちゃ絶賛だった。
『ギターヒーローさん双子だったんすか!?』
『双子揃ってめちゃくちゃうめぇwwwwww』
『新人の双子ちゃんめっちゃ良い声してて感動した』
『この双子無敵すぎだろ』
等と、嬉しいコメントをくれる人がいるけど、大半はたっくんだった。
それもその筈、私と違って歌ってたからその影響があったのかもしれない。
はっきり言って、たっくんは歌うのが上手い。思い返してみると、私とたっくんはカラオケなんて行った事がないから、いつも鼻歌まじりしか聞かないたっくんの本気の歌声を聞く機会が無かったかもしれない。
それ以降、『もう一緒にしないのか?』とコメントをよく目にする事が日に日に増えてきてしまった。
あれ?もしかして私のチャンネルたっくんに毒されてる?
そこで私はたっくんに相談してみたところ
「ごめん!僕のせいでひーちゃんの立場奪っちゃって........」
頭を下げられて謝罪された。うおおおお...!ざ、罪悪感が......!
「い、いや別に怒ってないんだけど........、その、さ........。良かったら、一緒にやらない?」
「え?何を?」
「ギターヒーロー........」
「........うん!やりたい!ひーちゃんとまたギター弾きたい!」
再びたっくんに抱き着かれた私は二度目の夢の国(妄想)へ...。それからたっくんを正式採用して、動画投稿する時はたっくんを誘って一緒にギター演奏しては、私がギターを弾いて、たっくんが歌を歌ったりして、動画活動をし続けた結果、チャンネル登録者数が5万までいった。
「凄い凄い!やったねひーちゃん!」
「た、たっくん落ち着いて........」
「落ち着けないよ!色んな人がひーちゃんの演奏を見てるって事だよ!」
いや、殆どたっくんが目当てだと思うけど........。なんて言えなくてもいっか。たっくんとギター弾いてて楽しいし。
それから私はたっくんと順調にYoutubeに動画を投稿していって、中学校を卒業した...。
まぁ黒歴史はできるし、相変わらず友達できませんでしたけどね!!
〜高校入学二週間前〜
「ひーちゃん!一緒にギター弾こっ!!」
「え、あ、うん........。良いけど、何の曲?」
「これなんてどうかな?」
「あー........、うん、それで良いよ」
「やったーー!!ありがとうひーちゃん!!」
「ちょ、急に抱きつカナイデェ...................」
高校入学まであと二週間、たっくんがギター弾こうと誘いを受けたら抱きつかれた(12回目)。ほんと良い匂い...、そしてそのまま視界が真っ白になって夢の国(妄想)へ........。
『ひーちゃん!良く頑張ったね!!凄いよっ!』
えへへ........、やったよたっくん........。
『さっすがひーちゃん!!僕、信じてたよっ!!』
ふへへへへ........、でしょでしょ〜
『おめでとう!ひーちゃん!!やっぱりひーちゃんは宇宙一だよっ!』
でへへへへへへへへ........、もっと褒めて褒めて〜
私の目の前には、文化祭でライブをして大成功した時にたっくんが褒めてくれた時と、高校卒業後にプロになった事をたっくんに報告したら褒めてくれたり、最終的には世界から認められるギタリストになった時にたっくんに認められた光景(幻覚)が広がっていた。
「ひーちゃん!!しっかりして!!酷い顔だよ!?ひーちゃああああん!!」
たっくん
ひとりちゃん程ではないが、初心者にしてはえぐ過ぎるギタースキルの持ち主
あと歌も上手い
得意な曲・・・アニメ、ゲーム、ボカロ、特撮系の主題歌やbgm
苦手な曲・・・アイドルソング(例:A〇B、S〇E等)
ひとりちゃん
原作との違い・・・ギターヒーローにたっくんを加入させた。原作よりチャンネル登録者数増加
漫画買ったよっ!(未読)
一緒に魔女の旅々(5巻)買ったから財布が軽いよっ!(涙目)
ぼざろとまどマギのクロスオーバー思いついちゃったけど...、どう思う?