ここまでやって来れたのも読者の皆様のお陰です。
本当にありがとうございます。
皆様はぼざろの6巻買えましたか?自分は買いましたが、まだ読みません!
何故なら、読みながら小説書いてるからまだ4、5巻も読んでないかね!(最後の楽しみとして取っておくスタイル)
「凄い凄い!MV結構再生されてる!」
初めてのMV撮影から数日後、虹夏ちゃんが動画サイトでこの間のMVを確認していたら、この間確認した動画より再生数が伸びてると声を上げていました。僕達も確認すると、前確認した500再生に対して、今回はなんと10000再生越えしてました。
ほんとだ凄い!曲もそうだけど、本格的な映像つくと全然違うんだね!
「次のライブからは人が増えるんじゃない?頑張ろうね喜多ちゃん!」
「えっ、あ、はい!」
「でもただ動画あげただけだと、これ以上伸びないのかなぁ〜」
「まぁまぁ、焦ってても仕方ないよ。着実にやって行こっ?」
「そうなんだけどさ〜、どっか紹介してくれないかなぁ〜」
んも〜う、虹夏ちゃんったら欲張り屋さんなんだからぁ〜。
「ってかその前にこのMVのコメント閉じてくれる?」
そう言ってリョウちゃんが指を指したのは、一つのコメントでした。
『彼氏に振られた大学一年の冬、東京の夜の空をぼんやり眺めながら泣いていた時に聴いてた曲なんだろ・・・辛い思い出が蘇るの今でも何度でも聴いちゃうんだよね。あ〜大好きだったなぁアイツ。』
「ほら、よく見るやつ。その内心傷女達の日記帳代わりにされてしまう...」
「人の楽しみ方は人それぞれだから!」
「人の動画で好きな曲に変なエピソードつけるのやめて欲しい。ぼっちもそう思うでしょ?」
「あ、はい。分かります...」
ダメだ、ひーちゃんだと共感してしまう...。するとさっきから黙ってる喜多さんを方を見てみると、顎に手を当てて画面をマジマジと見ていました。今までならあーしたい、こーしたいと言っていた喜多さんが真剣な目で画面を見ている...。珍しい...。
(この曲...、嬉しくて何度も聞き返したけど、何か違和感が出てきたのよね...。自分の声だし、そう言うものなのかしら?折角良い曲なのに、達也くんは良い声出てるのに、私が歌ってると何かいまいちというか...)
「?喜多さん、何処へ行くの?」
「ちょっとPAさんの所へ........」
そう言って喜多さんはPAさんの元へ向かうと、僕も気になったので後を追う事に。
「あの...、PAさん。この間動画サイトであげた曲で、私の歌ってどうでした?」
「えっ?」
喜多さんがPAさんに質問した内容に、僕は首を傾げた。
「?何か不満でも?」
「あ、いや...。なんか私からしたら微妙だなって思って........」
そうだったかな?僕は良かったと思うけど?
「あーーー........、補正しがいがあって、私は楽しかった、ですよ?」
「アッ、ソウデスカ...」
PAさんそれフォローになってない!?
(えっ、それって下手って事よね...?でも私そんなに下手ではない筈なんだけ...。だ、だって皆んなから上手いって...、って達也くんの歌が上手くて、私の歌が微妙って分かった時点で達也くんの方が上手いって事よね........)
あぁ........、喜多さんがショックを受けてる........。
「た、達也くん!ひとりちゃん!!」
「ひゃい!?」
「あっはい!」
「お願い!一緒にカラオケに着いて来てくれない!?」
「「いきなり過ぎる!?」」
突然喜多さんが僕とひーちゃんを呼んだと思ったら、カラオケに着いてきて欲しいと頼み込んできた。至近距離に大声出されたからびっくりして変な声出ちゃった!
「えっと、どうしてカラオケ?」
「さっきも言ったけど、私の歌なんか納得してなくて........、もっと歌って練習すれば上達するんじゃないかなって...」
「で、でもどうして私達を...?」
「えっ?カラオケって1人じゃ行かないでしょ?」
「えっ?そんな事ないですよ、1人カラオケとかあるし、よく見かけますよ。ね?たっくん」
「うん、僕達は家族としか行った事ないけど、1人でカラオケやってる人見かけるよ?」
「えぇっ!?そんな人私の周りにはいないんだけど!?見た事がないわよ!カラオケって普通は皆んなで行く場所でしょ!?」
まさかの発言に僕とひーちゃんは傷つきました。た、確かに僕とひーちゃんは家族以外で行った事ないからね........。
「い、いいですよね喜多さんは........。数人でカラオケ行ける人達が居て........」
「どうせ僕達なんか...。家族としかカラオケなんて行かない、神奈川県在住の一般家庭の双子だよ...」
「(ま、まずい........。ひとりちゃんだけでなく達也くんまでもがネガティブに........)お願い!一緒に来てくれるだけでいいの!1人でなんて恥ずかしくて無理!お願い!!」
「........喜多さんの頼み事なら仕方ないね、行こっか
「
(ダメだこの双子........、早く何とかしないと........)
そんなこんなで、僕達は都内のカラオケ屋さんにやってきました。カラオケなんて何年振りだろう、最後に来たのは、僕とひーちゃんが小学校5年生当たりだったかな?
「二人共、3時間でいい?」
「あっはい(たっくんも居るし、少しは大丈夫な筈...)」
「喜多さんに任せるよ!」
僕はもうやり方忘れちゃったからね!それから喜多さんが部屋を取って、僕達は指定された部屋に向かう。そう言えば今のカラオケにDAMとかJOYSOUNDがあるみたいだね、何が違いがあるかな?ちなみにえらんだのはJOYSOUNDです!
「あっ此処ですね」
「よ〜し!人少ない分、私が盛り上げるから楽しみましょう!」
「おー!」
「あっ、へへっ...(違ったー!人数の問題じゃなくて、テンションの問題だったー!)」
そして僕達は上着をハンガーにかけて、部屋にあるマイクと曲を予約する機械を手に取って、早速歌う曲を探し始める。凄いね今のカラオケって!昔はタッチペンで操作してたのに、今ではタブレットみたいに手で操作できるんだね!
........なんかおじさんっぽい?知らないんだから仕方ないでしょっ!!
「よーし、早速歌入れよ〜」
「えっ、店員さんドリンク運んできますよ?」
「?別に良いじゃない、何か問題でも?」
「え、だって歌ってる最中に店員さんが入ってきたら........(歌を中断するのも意識してるみたいで恥ずかしいから、か細い声で歌い続けて更に変な空気になる!あの瞬間があるのは私だけではない筈!!)」
「えいっ」
(ってああああ!!もう予約しちゃったぁぁぁ!?)
ひーちゃんが何か言ってる途中に、喜多さんは半分無視して曲を予約すると、何故かひーちゃんが驚いた表情で喜多さんを見てました。さてはよくありがちな事考えてたね?んも〜う、ひーちゃんったら気にし過ぎだよ〜。
コンコン
「失礼しまーす」
喜多さんが歌い始めると、店員さんがドリンクを持ってきてくれたのか、部屋の扉にノックして入ろうとする。
が、何故かひーちゃんが部屋の扉を身体全身を使って開けないようにガードしてました。いや何やってるのひーちゃん!?
「き、喜多さん!わ、私が時間を稼いでる間に早く歌を歌い切って下さい........」
「何おバカな事やってるのひーちゃん!店員さんにご迷惑でしょ!!」
それからひーちゃんを無理矢理引き剥がして、店員さんに謝罪したあと、喜多さんが歌っている曲が終盤に差し掛かり、僕とひーちゃんは黙って聴いてました。
「ねっ、ひとりちゃんも何か歌ってよ〜!」
「えっいや........、私歌は........」
喜多さんが歌い終わると、ひーちゃんに一曲歌うよう頼むと、ひーちゃんはあんまり乗り気ではない様子。
「そっか〜、残念」
(くっ、こういう場で一番ダメなのは、頑なに歌わない事...!誰も素人の歌になんて期待しないないのに陰キャはすぐに自意識過剰に...。お互い場をしらけさせないよう、相手を思っての行動なのに思いやる程どんどん溝は深まってしまう...!)
「あっ、十八番歌います...」
(皆んなが自分の好きな歌を歌って笑い合えればいいんだ、カラオケって本来そういう場所なんだから...!)
ミッドナイトピーポー
へべれけサンバ feat.ハメ外し隊
「私が陰陽カラオケ問題に終止符を打つ!!」
「ひーちゃんにとってこの曲は十八番なの!?」
「無理してない!?」
まさかのひーちゃんが選んだ曲は、ひーちゃんの耐性のない青春コンプレックス満載の曲だった。ってか十八番が自分が苦手なジャンルって何!?
「もういい!もういいから!ひとりちゃんがそういう人じゃないってもう知ってるから!」
「あっいや本当に好きです...。小5の夏休み、お小遣い握りしめて必死に自転車漕いで行ったタワレコで初めて買ったCDですから...」
「何その嘘くさい青春エピソード!?」
「ひーちゃん、その日CD買ったんじゃなくてレンタルビデオでDVD借りたでしょ?」
「やっぱり嘘だったのね!?」
CD買ったのは父さんの誕生日プレゼントで買ったもので、レンタルビデオ屋さんで借りたのはリ◯カルな◯はです!
「ひーちゃん無理しなくていいよ!僕ならこの曲知ってるし、代わっていいから!」
「も、もう始まるし...、このまま歌う...」
本当に最後まで歌え切れるのだろうか........。
「殴り合って〜 喧嘩して〜 やんちゃしたけど さいこ〜〜〜のダチまじ卍 いっしょ〜〜〜 バカやってたい 死ぬまで地元離れね〜〜〜 走るぜ湘南〜 女乗せて〜〜〜 アクセル〜 ふかすぜNカスタム BUN!BUN!BUN!」
絶対無理してる!?あとそんな苦しそうな顔で歌う曲じゃないならね!?
「あー!もうひーちゃん代わって!僕が歌うから!!」
それからひーちゃんの使ってるマイクを半ば強引に奪って、僕が代わりに歌いました。久しぶりに聴いた曲だったから所々歌詞間違えちゃった♪
「ナイスカバーだったわよ、達也くん!」
「あはは、途中間違えちゃったけどね........」
「なら達也くんも何か歌って!普段何聴いてるのか気になるわ!」
「そう言われてもねぇ........。アニソンとかだし、それに結構古いのも聴くから分からないと思うよ?」
「それでも良いわ!お願い!!」
んも〜う、仕方ないなぁ〜。僕は喜多さんの期待に応える為、適当に曲を選ぶ事にした。え〜と、何しようかな........。
〜たっくん、『閃◯(ガ◯ダム)』を熱唱〜
「ふぅ、こんな感じかな」
「凄い!とても上手!!特に英語の部分!!」
「た、たっくんはアニソンと特撮は全般得意ですから........(サビの部分だけ例のカボチャのダンスが脳内再生ばっかりしてた...)」
「ねぇねぇ!今度はデュエットで歌いましょ!これ歌えるかしら!?」
「それ?........うん!いいよ!」
僕が歌い終わると、今度は喜多さんとデュエットしたり、喜多さんからリクエスト曲を歌ったりして、残り時間はあと1時間となりました。
「やっぱり達也くん上手いわね〜、何か意識してるのかしら?」
「ん?取り敢えずお腹から声を出して歌ってるよ」
「お腹から?」
「学校の音楽の時間で習わなかった?腹式呼吸する事で、もっと良い声が出るんだよ」
「っ!!言われてみれば、習った気がするわ........」
「あっ、すみません。私トイレに...」
「あ、僕も行ってくるね!」
喜多さんにアドバイスしてたら、僕もトイレに行きたくなったので、ひーちゃんと一緒にトイレに行く事にしました。そして5分もしない内にトイレから出てくると、横の部屋から凄い音量で歌ってる人の声が聞こえる。随分と盛り上がってるね、大人数で来てるのかな?
「たっくん怖い........」
「じゃあ急いで部屋に戻ろうか」
ひーちゃんが怯えて僕の服を摘むと、僕は急いで喜多さんが待ってる部屋に向かう。その途中、気になった部屋の扉の奥を覗いてみたら。
「あっ」
「「あっ」」
偶々扉の方を向いていたつっきーちゃんが、僕とひーちゃんの顔を見て固まってしまい、僕とひーちゃんも固まってしまった。何故か頭の中で『目と目が合う〜 瞬間すーきだときづーいたー』と曲が流れ始めてしまい、僕とひーちゃんはひとまずお互いの顔を見て頷く。
そして再度つっきーちゃんの方を向いて、太陽のような笑みを作ってお辞儀をし、何事も無かったかのように部屋に戻りました。
(見なかった事にされたーー!?)ガーン
「........ひーちゃん、今のは絶対に墓場まで持っていくからね」
「りょ、了解........」
そう誓った僕達は部屋に戻る。
「おかえり、遅かったわね........、って何その顔!?」
「き、気にしなくていいよ。喜多さん(´・*・`)」
「み、見てはいけないものを見てしまっただけなので... (´・*・`)」
「この数分の間に一体何があったの!?」
すると廊下からドタドタと荒らただしい音が、僕達の居る部屋にやってくると、勢いよく扉を開けて入ってきた。
「ちょっとちょっと!勘違いしてるみたいだけど、バンドメンバーが全員ドタキャンしたから仕方なく一人で来てただけで、好きでひとカラしてた訳じゃないから!!」
「大槻さん!?」
「それを勝手に勘違いして気を使ったのかもしれないけど、あの態度はないんじゃないの?特に後藤兄妹!とゆうかあれだけひとカラ来てるって決めつけるのが失礼じゃない?他の人間が全員トイレに行っただけかもしれないし........、いや一人だったんだけど!」
必死に挽回してるけど結局は一人で来た事に変わりはないよね?
「まぁまぁ、折角だし一緒に歌いませんか?」
「はぁ?........まぁ偶には大人数もいいか...。お邪魔するわ、あ、これ私の部屋で頼んでた料理食べる?」
喜多さんの提案につっきーちゃんは渋々承諾すると、すぐにつっきーちゃんの部屋にあった料理を持ってきた。さっき偶にって言ってたけど、よく一人で来るって事だよね?
「あ、そうだ!皆んなで採点勝負しようよ!」
「採点勝負?」
偶々曲を入れる機械を見ていたら、採点できるやつを見つけたので、皆んなに提案してみる事にした。これを機につっきーちゃんとの交流を深めよう!
「良いわねそれ!面白そう!」
「気は乗らないけど........、やってやろうじゃないの」
「決まりだね♪」
それから皆んなで(ひーちゃんを除く)採点勝負をする事に。
〜一回戦目(好きな曲)〜
喜多さん(今流行りの曲) 95.8点
つっきーちゃん(自分のバンドの曲) 97.7点
たっくん(t◯ke m◯ h◯ger) 98.7点
〜二回戦目(アニソン縛り)〜
喜多さん(ア◯ドル) 97.8点
つっきーちゃん(G◯d k◯ow...) 98.2点
たっくん(君◯僕に似ている) 98.7点
〜三回戦目(得意な曲)〜
喜多さん(残◯な天使のテーゼ) 96.4点
つっきーちゃん(自分のバンドの曲) 98.0点
たっくん(o◯er l◯p(遊◯王)) 99.2点
「やった!最高記録!!」
「........ボーカルやめようかしら」
「私ですら99点いった事ないのに........」
僕が高得点取ったら喜多さんとつっきーちゃんが落ち込んじゃった........。なんかごめんなさい........。
それから退室時間となり、僕達はつっきーちゃんと別れて帰路に就きました。そして電車のホームで待っていたら、帰りの電車が来たので僕とひーちゃんが乗り込むと、何故か喜多さんまでも乗ってしまった。
「........あれ?喜多さん?」
「で、電車違いますよ........?確か逆方向じゃあ........」
「ひとりちゃん、達也くん........。私気づいたのよ」
「「え?」」
「今後のバンド活動の為に、ボーカルは自分の曲への理解を深めた方がいいって、だからひとりちゃんに歌詞を直接解説して貰えれば私の課題の突破口が開けるかも!」
「「........えぇ?」」
「だから、今週末お家に泊まらせて!!色んなお話し、沢山聞かせてね!」
「「........えぇっ!?」」
終わりがっ!見えねぇ!!(泣)
皆さんはカラオケ行く時は一人ですか?二人以上で行きますか?
自分はどちらかと言えば、二人以上ですね。偶にひとカラ行きますけど、ドリンクバーで飲み物入れに行ったり、曲予約する時一人だと大変なので........。