ふたご・ざ・ろっく!   作:餡 子太郎

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続きです!(ドンッ!)

たっくんのイメージイラストが完成しました!


【挿絵表示】


ちなみに画像生成AIというアプリで作成しました。


僕がひーちゃんの為にバイトをするんだよ!の巻

 

「いや〜ミスったミスった〜!」

 

「でも、とても楽しかったですね!」

 

「MC良くやった。褒めて遣わす」

 

「喜んで貰えて良かったです!」

 

あれから僕達は無事に演奏を終えて、スタジオに戻ってくると、ようやく一息をつく事が出来ました。

 

「あ、虹夏ちゃんごめんなさい!MCを横取りするような事して!」

 

「全然大丈夫!寧ろやってくれて助かったよ〜、私だと多分失敗してたからね〜」

 

そう、実は初めてのライブという事もあって、テンションが爆上がりして本来、虹夏ちゃんがやる筈だったMCの仕事を横取りして僕がやってしまったんです。

 

 

〜回想〜

 

「初めまして!結束バンドで........」

 

皆さーん!盛り上がってますかー!?

 

「え」←いきなりマイクをぶん取られたのに驚いてる

 

「え?」←普通に驚いてる

 

「」←完熟マンゴー段ボールの中で両手で顔を隠してる

 

初めましてーーー!!結束バンドって言いまーす!!皆さん、これからよろしくお願いしまーす!

 

 

〜回想終了〜

 

 

........とまぁ、こんな感じで、僕がMCをやった事で初ライブは良くもなく悪くもない結果で終わりました。

 

まぁ、楽しかったし、終わりよければ全てよし!ってやつです!!

 

「ていうか予想以上にたっくん歌上手くない!?」

 

「確かに、私程じゃなけど」

 

「リョウちゃん歌上手いんだね!でもお気に召して良かったです!」

 

「たっくんさえ良ければ、うちのボーカルに入ってくれたら嬉しいんどけどなぁ〜」

 

「良いんですか!?ぜひーーー」

 

虹夏ちゃんのお誘いに引き受けようとした時、僕の頭の中は思考加速した。

 

 

〜たっくんの脳内会議(うまるちゃんの脳内会議風)〜

 

ミニたっくんその1『これは引き受けるべきだよ!ひーちゃんのちやほやされる夢を叶える一歩前進のチャンスだ!』

 

ミニたっくんその2『待て待て!君は過去の失敗を忘れたんじゃないよね?ひーちゃんの動画に飛び入り参加した所為で、僕達も求める視聴者が続出したんだぞ!?また同じ事を繰り返すと言うのか!』

 

ミニたっくんその3『じゃあどうすれば良いんですか!?他に何があるんと言うんですか!?』

 

ミニたっくんその4『ふふっ、僕に良い考えがあるんだ........。聞きたい?ねぇ聞きたいよね?』

 

ミニたっくんその5『焦らさないでよ〜早く教えて頂戴!』

 

ミニたっくんその4『良いかい?まずはねーーー』

 

『『『『おおーー!!』』』

 

ミニたっくんその4『さて、誰か異議はあるかな?』

 

『『『異議なーし!!』』』

 

ミニたっくんその1『よーし!この作戦で行こう!皆んな!最後にご唱和下さい!』

 

『『『僕達がひーちゃんの夢を応援するんだよっ!!』』』

 

 

〜脳内会議終了〜

 

 

「........あ、すみません!直ぐにって事は出来ないので、もうちょっと時間貰っても良いですか?」

 

「あ、うん!全然良いよ!別にすぐになって欲しいって訳じゃないからね、ゆっくり考えてね!」

 

「ありがとうございます!」

 

ほっ、良かった...。また同じ失態を繰り返す所だったよ...。僕は同じミスはしないって決めたんだ!同じ過ちは繰り返さないよ!

 

「あ、ひーちゃん!どうだった?初めてのライブは?」

 

「へ、あ、あぁ........」

 

するとひーちゃんが段ボールに入ったまま、カタカタと震えて何か言いたそうな様子だった。

 

「つっ、つつつつつつつつつつつ」

 

「何!?何怖いんだけど!?」

 

「んもぅ~ひーちゃんったら~、まず話すなら段ボール外そうよ~」

 

そう言って僕はひーちゃんの被ってた段ボールをスポッと外す。

 

「ひーちゃん、落ち着いて?焦らなくていいんだよ」ナデナデ

 

「あ、あへ......」

 

((堕ちた...))

 

ひーちゃんを落ち着かせようと、頭を撫でたら一瞬にしてひーちゃんの痙攣が治まった。うん!やっぱりこの手に限るね!(※この手しか知りません)

 

「ほら、ひーちゃん。言いたい事があるなら話そ?」

 

「う、うん........。つ、次のライブまでにはクラスメイトに挨拶できるくらいになっておきます!」

 

「なんの宣言!?」

 

「頑張ろうねひーちゃん!僕も応援するから!」

 

「だからなんの!?」

 

え〜分からないんですか〜?ちょっとずつひーちゃんのコミュ障を治していくって事ですよ〜。

 

「よ、よーし!ぼっちゃんとたっくんの歓迎会兼反省会するぞ〜!」

 

「ごめん眠い」

 

「あっ、きょっ、今日は人と話し過ぎて疲れたので帰ります........。ね、たっくん?」

 

「ごめんなさい!そろそろ帰らないとお夕飯の準備しないといけないんです!また今度で良いですか?」

 

「結束力全然ない!?」

 

まぁまぁ、そう時もあるよ。それに皆んな、初めてのライブで思ってたより疲れてる訳だし、今日は此処までにしてゆっくり休ませよう。

 

「大丈夫だよ虹夏ちゃん!今日だけ結成して解散って訳じゃないんだから、また後日にしよ?僕も参加するからさ、ね?」

 

「........たっくんがそう言うなら」

 

「ふふっ、ありがとう」ナデナデ

 

「!?」

 

「っ!たっくん!早く帰ろ!電車が無くなっちゃう!」

 

「うえっ!?あ、そうだね!ごめんね虹夏ちゃん!また明日!」

 

無意識のうちに虹夏ちゃんの頭を撫でてたら、ひーちゃんがいつ僕の荷物を持ったのか分からずに、腕を引っ張られてお店を後にした。

 

んもう〜ひーちゃんってば強引な所があるんだから〜

 

でも其処が可愛い!

 

「虹夏?大丈夫?」

 

「........リョウ」

 

「ん?」

 

「たっくんのなでなでにはきをつけて」

 

「意味が分からないし、呂律が回ってない」

 

 

 

 

たっくんが虹夏ちゃんに頭を撫でてた光景を見た瞬間、私は思わずたっくんと自分達の荷物を持ってスターリーを抜け出すかのように出てってしまった。

 

あ、危なかった...。危うく虹夏ちゃんがたっくんの犠牲になる所だった........。

 

「ん〜、楽しかったねひーちゃん!」

 

「う、うん........」

 

それから私とたっくんは駅に向かって帰路に着いている。手を繋ぎながら...。いくら双子の兄妹とはいえ、既に高校生な私達、とても恥ずかしい...。

 

「どうひーちゃん、虹夏ちゃんとリョウちゃんと一緒にやってこれそう?」

 

「........うん、こ、これからも結束バンドとして頑張っていきたいなって」

 

「そっか........、ねぇひーちゃん。ちょっと聞いても良いかな?」

 

「?」

 

珍しくたっくんからの質問に私は頭を傾げた。

 

「あのね、虹夏ちゃんからボーカルやらないか?って誘われてね?僕は入るべきなのかなって思ってさ」

 

「え........、入るんじゃなかなったの?」

 

「確かに入りたいよ?でもね、それだとまた僕が目立っちゃって、前みたいにひーちゃんのカッコいい所を見せられなくなっちゃうんじゃないかって........」

 

べ、別に其処まで考えなくても........。

 

「だってひーちゃん、皆んなからちやほやされたくてギター頑張って来たんだよね?もし僕が入ったら、ひーちゃんの夢を壊す事になっちゃうから........」

 

たっくん........、私の為に身を引こうとしてる........?それにたっくんがメガティブに...。

 

「........たっくん、一緒にやろ...?」

 

「........え?」

 

「た、多分........、私一人でも、虹夏ちゃんやリョウさんだけだと、夢は叶えられないような気がする...。でも、たっくんが居てくれれば、なんか........、いける気がするの...。私だけがちやほやされるんじゃなくて、皆んなでちやほやされたいって」

 

「ひーちゃん........」

 

「だから、わ、私と一緒に........。バンド、やろ?」

 

「........うん、ありがとうひーちゃん!なら明日虹夏ちゃんに頼んでみるね!」

 

良かった、いつものたっくんの顔に戻った。それに、私もたっくんの側に居てくれるだけで十分に元気が貰ってる。だから、やるならたっくんと一緒にやりたい...。

 

「ねぇひーちゃん!お夕飯はどうしよっか?何か食べたいのある?」

 

「え、........帰って来てすぐに食べられるのなら........」

 

「ん〜、じゃあカレーにする?トッピングでコロッケありの」

 

「うん、それで良いよ」

 

「分かった!じゃあ早く帰らないとね!」

 

たっくんが私の為に頑張ってくれるなら、私も頑張らないと........。

 

 

 

 

〜翌日〜

 

さぁ、初ライブから1日が経ちました!僕とひーちゃんは放課後、そのままスターリーに向かって、入り口前にやってきました!

 

ちなみに、学校では何故かひーちゃんじゃなくて僕が質問攻めされました。あれー?何で僕ー?ひーちゃんでも良かったんじゃないかなー?

 

まぁその事は一旦横に置いておいてですけどね、何故かひーちゃんが顔を青ざめてます。んんー?体調でも悪いのかなー?

 

「大丈夫ひーちゃん?具合悪くない?」

 

「だ、大丈夫........。私にはたっくんさえいれば........」

 

「それ何の話?」

 

よく分からない会話に虹夏ちゃん達を待たせるのもいけないと思ったので、ひーちゃんの手を掴んでスターリーの中へと入っていく。

 

「あ、ぼっちちゃんとたっくん!」

 

「お疲れ様です虹夏ちゃん!」

 

「お、お疲れ様です......」

 

お店の中へ入ると、虹夏ちゃんが出迎えてくれた。うわーい!とっても嬉しい!それから虹夏ちゃんが座っているテーブルの方へ案内されると、ちゃんと俺の分のイスまで用意されていた。うわーい!とっても嬉しい!(二回目)

 

「それでは!早速結束バンドの今後の活動について皆んなで話し合おう!........って言いたい所なんだけど、思えばあんまり仲良くないから何話せばいいかよく分かんない...」

 

うわーい、身も蓋もないや!

 

「そんな時の為にこんなものを」

 

そう言ってリョウちゃんが取り出したのは一つのサイコロだった。

 

んんー?なんでバンジージャンプって書いてあるのかなー?それってバンドに関係ない事だよね?というかこれ、絶対リョウちゃんが作ったやつだ!

 

「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

 

そんな事を気にせず、虹夏ちゃんはサイコロを振ると、『学校の話』と書かれた目になった。

 

ウキウキでサイコロ振る虹夏ちゃんも可愛い!

 

「学校の話~略してガコバナ~!」

 

「あっ、そういえば二人共同じ学校........」

 

「そう、下高!」

 

「二人共下北沢に住んでるから近い所選んだ」

 

それもそうだよねぇ〜、皆んな近場とか、制服の良さで選んでるからね〜。

 

「ぼっちちゃんとたっくんは秀華高って事は家は此処ら辺なの?」

 

「あっ、いや県外で片道2時間です」

 

「2時間!?なんで!?」

 

「ひーちゃんにはちょっと過去に色々ありまして、僕も付き添いで一緒の高校に選んだんです」

 

「高校は誰も過去の自分を知らない所にしたくて........」

 

「学校の話終了ー!」

 

これ以上はまずいと判断したのか、虹夏ちゃんはすぐに学校の話を切り上げて、次の話しを持ち掛ける。

 

「次は好きな音楽の話〜!たっくんは確かアニメ系だよね?特に好きなアーティストっている?」

 

「そうですねぇ〜、皆んな良い曲だから迷っちゃいますね〜」

 

「あたしはメロコアとかジャパニーズパンクかな?」

 

???????めろこあ?じゃぱにーずぱんく?

 

どうしよ!?さっぱり分からない!(グルグル目)

 

「私はテクノ歌謡とかサウジアラビアのヒットチャートを........」

 

随分と変わった曲聴きますねリョウちゃん。

 

「絶対嘘!」

 

「ほんとだもん」

 

どっち!?

 

「わ、私は青春コンプレックスを刺激しない歌ならなんでも........」

 

「たっくん、青春コンプレックスって?」

 

「えーと、夏とか青い海とか花火みたいな歌詞聞くと鬱々しちゃうんですよ。あ、でも逆バージョンが好きなんだっけ?」

 

「うん、青春の鬱憤をたたきつけるバンドが好きだなぁ........。好きなバンドが学生時代から人気者だったなんて知ったら急に遠い存在に思えてくるし...ロックとは負け犬が歌うから心に響くのであって成功者が歌えばそれはもうロックとは言わな........」

 

「ひーちゃーん!!戻ってこーい!」

 

「皆んな結束してよ〜!」

 

んも〜うひーちゃんったらまた自分の世界に入って〜、折角の話し合いなんだからしっかりしないと〜

 

「昨日インストだったけど、次はボーカル入れたいんだよね。本当は逃げたギターの子が歌う筈だったんなけど、たっくんやってくれる?」

 

「はい!僕で良ければお力になりますよ!」

 

「おー!ほんと!?」

 

「あ、でもリョウちゃんは出来ないんですか?」

 

「フロントマンまでしたら私のワンマンバンドになってバンドを潰してしまう」

 

「その湧き出る自信の源は何?」

 

えぇーと..........、それってベースとボーカルとの両立が出来ないって言ってるのかな?

 

「よし!ボーカルも見たかったから、曲も作っていこうよ!リョウ作曲できるし。歌詞に禁句多いならぼっちちゃんが書けばいいじゃん!」

 

「わ、私!?」

 

「あ、心配しないで!僕も一緒に考えてあげるからね!」

 

確かひーちゃん、小中9年間休み時間は図書室で過ごしてたんだっけ?なら言葉の比喩表現とか語彙力とか得意そうかも!だからひーちゃん一人にはさせないよ!僕も一緒にいてあげるからね!

 

「ん?じゃあ虹夏ちゃんは何するの?」

 

「わ、私はバンド内の潤滑油としての役割がありまして........」

 

「就活生?」

 

つまりやる事が無いんだね........。僕がそう思うと、虹夏ちゃんはサイコロを振る。

 

「つ、次はノルマの話〜」

 

「「ノルマ?」」

 

「昨日出たライブはブッキングライブって言うんだけど、バンド側には動員の保証する為のチケットノルマが課せられてて、集客出来なかったら自腹なんだ。ノルマ以上売れた分はバンド側に50%入ってくるよ!半分はライブハウスだけど」

 

「じゃあ、結構お金が必要なんですね?」

 

「ざっくり言うとね。昨日のライブはあたしらの友達が来てくれたからチケット結構はけたんだけと........、二回目は来てくれないたろうし。リョウは友達居ないから集客あてに出来ないし........」

 

お客さんを集める人材、か........。どうなんだろう?ひーちゃんは難しくても僕ならいけるかな...、それなりに友達は居る方だから集められると思うけど、虹夏ちゃんみたいにもし失敗して来てくれなくなったらどうしよう........」

 

「たっくんは誰か呼べそう?」

 

「う〜ん........、僕も虹夏ちゃんとリョウちゃんみたいな親しい関係のお友達ってあんまり居ないから難しいですね〜」

 

「そっかー、まぁ其処は一旦置いといて、ライブのノルマ代稼ぐ為に、バイトしよう!」

 

「あっはい........、バイトォ!?

 

うわっ!?ひーちゃん急に大きな声出さないでよ!?びっくりしちゃったよ!?

 

(絶対いやだ!働きたくない!怖い!社会が怖い!)

 

あ、ひーちゃんが物凄く絶望してる。そしてひーちゃんは戻りトートバッグからある物を出して伊地知さんに差し出すと、ジャリンッという音を豚さんが響かせていた。

 

「........何これ?」

 

「ひーちゃん、それって........」

 

「あっ、お母さんが私の結婚費用にと貯めてくれてるお金........」

 

「あたし達を鬼にする気!?」

 

ちょ、ひーちゃんストップストーーープ!!

 

「何考えてるのひーちゃん!?お母さんがひーちゃんの為に貯めてくれたお金を、アルバイトしたくない理由で使っちゃダメでしょ!!」

 

「だ、だって私結婚出来ないし........、どうせ使わないし........」

 

それ一応僕のお小遣いも入れてるんだけど!?

 

「「え?」」

 

それに働きたくないって?だったら僕がひーちゃんの為にアルバイトするんだよっ!!

 

もしそれでも嫌なら僕がひーちゃんを養ってあげるよっ!!(迫真)

 

だからその豚さん貯金箱は仕舞いなさい!というかいつ持ち出したの!?お金の管理は僕がしてる筈だよね!?

 

「大丈夫だよ!ぼっちちゃんもたっくんも此処でバイトしたらいいんだよ!」

 

「えっ、あっえ...?」

 

あっ、そっか!此処なら虹夏ちゃんとリョウちゃんも一緒に居る訳だし、他の所を選ぶより楽だ!

 

「内容もドリンクスタッフとか掃除だし!いろんなバンド見れるよ〜!」

 

「アットホームで和気あいあいとした職場です」

 

確かにこれはひーちゃんにとって、とても良い経験にもなるし、学ぶ事もありそう!それに、バンドをやっていく上では全然ありだと思うし、これは是非とも頑張って貰いたい!

 

「頑張ろうね!ひーちゃん!僕も一緒にアルバイトするから!」

 

「アッハイ、ガンバリマシュ........」

 

うん!やっぱり断れないか!でも大丈夫!僕が側に居てあげるからね!

 

「それと、バンドの経費は私が管理するからね」

 

「ん?虹夏ちゃんだけなの?リョウちゃんと管理するんじゃなくて?」

 

「あのねたっくん、リョウはこう見えて無茶苦茶お金遣いが荒いの。お金持ちでお小遣いたくさん貰ってるけど、楽器に注ぎ込むから常に金欠だよ。とても任せられないのよ」

 

「それ程でも........」テレッ

 

何処が褒め言葉に聞こえるの!?照れてる顔も可愛い!

 

「なら僕も管理させて下さい!こう見えて家のお金の管理もしてるので!」フンス!

 

「たっくんって、時々後藤家の大黒柱って呼ばれない?」

 

「寧ろ後藤家のリーダーみたいな感じです!」

 

「両親の立場が取られた!?」

 

失礼な!リーダーみたいだねって言われてるだけであって、僕は何処にでも居る普通の一家の双子のお兄ちゃんです!

 

「じゃあ近いうちにまたライブ出来るように頑張ろう!そして高校生でメジャーデビュー!」

 

「メジャーデビュー!」

 

「メジャーデビュー」

 

「アッハイ」

 

あははは!ひーちゃんったらノリ悪〜い!

 

「じゃあバイトは来週からね〜、学校終わったらうちに直行ね!」

 

「ぼっち、たっくん。ばいばい」

 

「アッハイ...」

 

「お疲れ様でした〜!」

 

それから良い時間になったので、僕達は虹夏ちゃんとリョウちゃんに別れを告げて、駅まで歩き出す。来週からSTARRYでアルバイトか〜、アルバイトはやってみたいなぁ〜って思ってたし、業務内容自体は難しくないって言ってたから、とても楽しみだなぁ〜!

 

隣に居るひーちゃんは物凄くガクブルしていて今からもうバイトの事を考えて怯えているけどね!

 

「大丈夫だよひーちゃん!さっきも言っけど、僕も全力でサポートするから、安心してね!」

 

「アッウン...」

 

だーめだ!全然信用してないよー!でも僕は諦めないよ!

 

 

 

 

 

 

〜一週間後・後藤家〜

 

「ふふんふっふふーん♪今日の夕飯はシチューですよ〜♪」

 

「おにーちゃーん!」

 

初めてのミーティングから一週間が経って、初のアルバイトの前日に控えた日の夕方、僕がお夕飯を作ってる途中に妹のふーちゃんがドタドタと僕の方へやって来た。

 

「ん?どうしたのふーちゃん」

 

「何かおねーちゃんが、お風呂に氷入れてるー」

 

「氷?」

 

ふーちゃんの言葉に首を傾げた僕は、冷凍庫の中にある氷を確認すると、ごっそりと減っていた。

 

........まさか!?僕は慌ててお鍋に火をつけていたコンロを消して、元栓を閉めてお風呂場へと向かって、扉を開くと

 

「あっ」

 

髪を二つのお団子ヘアーにして、バスタオルを巻いた状態で桶に一杯入ってる氷をお風呂場へ投入してるひーちゃんの姿があった。

 

「........................ひーちゃん?」

 

「あ、あば、あばばばばばばばばば!?」

 

「ひーちゃんの........、ひーちゃんの........」

 

「た、たっくん!?落ち着いて!?バイトが嫌すぎて休みたいとかじゃないから!正当な休める理由が欲しくて風邪を引こうとしたのだとか思ってないから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おバカアアアアアアアアアアアアア!!

 

その時、後藤家から可愛らしい怒鳴り声と、人とは思えない程の断末魔が叫びが聞こえたとか何とか。

 

アルバイト休みたいからって水風呂に入る必要無いでしょうが!!良い!?水風呂は、疲労回復とか冷え性改善とか自律神経を整える効果とかあるけど、逆に体内の血液循環スピードが上がるから心臓が体に送る為の血液も多く、速くなるから心臓が通常時よりも活発に働くから負荷が掛かるの!!それに筋肉や血管の拡張と収縮が一気に行われるから血圧が急に高くなって最悪の場合は心筋梗塞を招く可能性だってあるんだよ!?つまり死んじゃうんだよ!?もっと自分の身体を考えなさい!!もしまたやろうとするなら、僕もひーちゃんと一緒にお風呂に入ります!!それが嫌なら、今後は絶対に水風呂は禁止!!良いね!!

 

「ハ、ハイィ...」

 

つづく!!




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感想ぉぉぉぉぉぉ!!

よろしくお願いしまあああああああす!!(サマーウォーズ)

霧影龍騎「これが承認欲求饅頭の化した作者の末路か...」

イレイナ「そんな事はどうでもいいのでさっさと魔女旅書いて下さい」

今月中...、または来月の最初の週に出します!!(宣言)
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