ふたご・ざ・ろっく!   作:餡 子太郎

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続きですっ!(ドドドンッ!)

お気に入り400件ありがとうございます!(感謝の舞)

........恋愛要素どうすればいいんだっ!!(頭抱え)


逃亡ギター少女をなんとかシタマエッ!!の巻

 

ひーちゃんが風邪を引いて3日、未だに風邪が治ってないので一人で登校してるんですが........。

 

「はぁ........」

 

正直に言うと、寂しいです........。ひーちゃんと一緒に居ないだけでこんなにも気持ちが落ち込むなんて僕でも驚きです。

 

「........退屈」

 

(((後藤(くん)が溜め息吐いてる........)))

 

僕が机の上にうつ伏せになって外を眺める。他の子達は今流行りのアニメの話しとか、話題のニュースとか、はたまた一人でスマホゲームやってるかの、何処にでも普通の空間な筈なのに...、皆んな楽しそうなのに...。僕だけが退屈な時間を只々外を眺めてるだけだ........。

 

「ひーちゃん........、早く元気になってよぉ........」

 

(((ほっぺ膨らませて落ち込んでる後藤くん可愛いぃぃぃ!!)))

 

(((あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃあ〜!!)))

 

........何だろう、二つの感情が僕に襲って来てる感覚は...。

 

「ご、後藤くん!」

 

「........?」

 

すると、廊下側から一人の女の子に声を掛けられた。僕は扉の方へ向くと、赤い髪の女の子が立っていた。

 

はて........、この子は他のクラスの子だろうか?見た事が無いので分からない...。取り敢えず僕は赤い髪の女の子の元に向かう。

 

「あの...、僕に何かご用ですか?」

 

「うん...、ちょっと相談があってね........。あ、私は喜多って言うの」

 

「喜多さんだね、僕は後藤達也です。相談事だと、教室だと話しにくいよね?ちょっと移動しよっか?」

 

「えぇ...、お願い...」

 

それから僕は喜多さんを連れて、屋上の入り口付近にやって来ました。

 

「よく僕の事が分かったね。クラスの子ならまだしも、他クラスの子には伝わってないって思ってたよ」

 

「そんな事ないわ、後藤くんって男の子なのに女の子みたいな見た目してて可愛いって有名なのよ?」

 

「えへへ〜、ありがとう喜多さん」

 

(可愛い)

 

喜多さんが話しかけて来てくれたお陰か、徐々に元の調子が戻ってきたような気がする。よし、本題にいこう!

 

「それで喜多さん、僕に相談って何かな?」

 

「え、えぇとね........」

 

何か喜多さんが言いづらそうに身体をモジモジさせて言い淀んだ。何か話しずらい内容なのかな?

 

「前にクラスの子に聞いたんだけど、後藤くんってギターって出来る?」

 

ギター?何でギターの話しになるのかな?

 

「う、うん........。まぁ弾けるよ?」

 

「そ、それでね........?私、路上ライブしている人を見た時、一目惚れしちゃってね...。その人の活動を追ってたんだけども、ライブ前に抜けてしまっちゃったんだ...。新しく結成されたバンドにその先輩がいることを知って、飛び入り参加したという訳だし........」

 

「成る程........」

 

つまり、その一目惚れした人に失望させたくなくて逃げ出しちゃったんだね........。

 

「でも、それと僕に相談事って何か関係があるの?」

 

「相談って言うより、愚痴を溢したかったのが正解かな...。後藤くんなら色んな事を引き受けてくれるって聞いたから」

 

あ、あはは........。まぁ僕の悪い癖でもあるんだよね...、治す気は無いけど。

 

「私、このままバント抜けようと思うの...。これ以上は先輩達に迷惑をかけるわけにはいかないし...」

 

「そんな........、後悔しない?ずっと引き摺ってる事になっちゃうんじゃないの?」

 

「いいの、そういう訳で私は一度逃げ出したのよ。そんな人間が、またバンドなんてやっちゃだめだと思うわ........。それに、嘘ついて入った私を出迎えてくれる筈...」

 

「........だったらさ、その嘘を現実にしてみない?」

 

「........え?」

 

僕の返答に喜多さんは素っ頓狂な声を出した。僕は微笑みながら喜多さんにある提案をする。

 

「もし喜多さんが一目惚れした人に償いをしたいなら、喜多さん自身がギターを上手く弾けるようになれば良いんだよ!幸いにも、僕と僕の双子の妹ちゃんが居るから、二人で喜多さんを教えてあげれば良い話しだし!」

 

「え?双子?」

 

「うん、ひーちゃんって言ってね?僕の隣のクラスの女の子なんだけど、僕よりもギターやってるし、とても上手だから僕より教えられると思うよ?あ、僕もサポートするから、安心してね?」

 

「........いいの?其処までして貰えるのは嬉しいけど、その双子の妹さんに悪くないかしら?」

 

「寧ろ逆だよ!ひーちゃん人と話すのが苦手だから、コミュニケーション取れるし、喜多さんはギタースキルも付けるし、僕との仲もよくなれる。一石三鳥だね!」

 

「........ 考える時間くれないかしら?」

 

「あ、うん!無理強いはしないよ、あくまで喜多さんが決めることだしね。でも...、後悔のないようにしてね?」

 

「っ........」

 

そう言って僕は喜多さんの不安を取り除きたいが為に、喜多さんの両手を包み込むように手を掴む。

 

キーンコーンカーンコーン

 

すると、丁度いいタイミングで予鈴が鳴ってしまった。

 

「あ、鳴っちゃったね........。またね喜多さん、今度は相談とかじゃくて、プライベートな話しをしようね」

 

「え、えぇ........。ありがとう........」

 

僕が手を振って教室へ戻ろうとすると、喜多さんも小さく手を振ってくれた。それにしても喜多さんがバンド経験あったなんて意外だったなぁ........。そんな事を思いながら僕は急いで教室へと戻った。まぁ、ちょっと怒られちゃったんだけどね。

 

 

 

〜数日後〜

 

ふっかーつ!ひーちゃんふっかーつ!

 

そして僕もふっかーつ!(便乗)

 

ようやくひーちゃんの風邪が治ったので、またいつもの登下校が出来るようになりました!僕ほんと寂しかったんだよひーちゃん、クラスの子に『元気ないね?』って心配されちゃう程寂しかったんだよ〜?

 

そして肝心のひーちゃんなんですが........。

 

「ひーちゃん!また今日から一緒に通えるね!」

 

「憂鬱な月曜日が始まった...。学校しんどい........、行きたくない........」ブツブツ

 

うん!小声で何か言ってるけど元気そうだね!

 

あっ、そうだ!喜多さんの事言わないと!

 

「ねぇ、ひーちゃん。ちょっとお手伝いして欲しいんだけど、いいかな?」

 

「え、な、何?」

 

それから僕はこの間の喜多さんについて説明すると、ひーちゃんは顔を青ざめて首を横に振って拒絶反応を起こし始めた。

 

「むむむむむむりむりむりかたつむり!?私じゃなくてもたっくんならやれるでしょ?ね?そうでしょ!?」

 

「ひーちゃん!よく考えてみて、喜多さんはギターを弾けない理由でバンドを逃げ出しちゃって罪悪感に襲われてるんだ。それでね?ひーちゃんが喜多さんにギターを教えてあげるの」

 

「だ、だからそれはたっくんが........」

 

「まだ分からない?もし、喜多さんがひーちゃんの指導で上手くなって、バンドに復帰出来たらさ、ひーちゃんの立場はどうなる?」

 

「それは........っ!」

 

おっ、ようやく気づいたみたいだね!流石ひーちゃん!承認欲求は僕の倍以上だ!

 

「そう!つまりひーちゃんは喜多さんのヒーローになれるって事なんだ!」

 

「ヒーロー........」

 

「困ってる人を助けるのが、ヒーローのお仕事でしょ?だからってひーちゃんばっかりじゃあ厳しいと思うから、僕もお手伝いするよ!」

 

「たっくんも一緒........、これ勝ち確じゃあ........」

 

よしっ!あともう一押しだ!

 

さぁひーちゃん!今こそ本当のギターヒーローになる時だよ!!

 

「ふ、ふへへへ........!後藤兄妹の最強伝説の幕開け........っ!」

 

これでよし!このまま学校に行って、喜多さんをギタースキルアップ計画、開始だぁ!!

 

 

 

 

 

 

まぁやる気があっても、ひーちゃんに持久力が無いのは昔からなんだよね........(白目)

 

「」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

「ひ、ひーちゃん?大丈夫?」

 

「」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

 

ダメだ!!完全に怯えちゃってるよ!?

 

んも〜う、朝のテンションは何処へいっちゃったの〜!

 

はぁ........、仕方ない。ちょっとだけ手伝ってあげようっか........。

 

そう思った僕は五組に来るなり僕は教室のドアを勢いよく開け放ってそう言った。

 

「失礼しまーす!喜多さんは居ますかー?」

 

「あ、後藤くん」

 

声がした方に視線を向けると、この間とは違って、謎の圧倒的なオーラを纏っていた。あれ?喜多さんってそんなオーラ出せたの!?まるで僕の好きな漫画にそっくりだね!

 

「ごめんね?いきなりで、用があるのは僕じゃなくて、廊下に待ってる子なんだ!」

 

「え、そうなの?というかこの間よりテンション高くない?」

 

「えへへ♪これがいつもの僕だよ!」

 

(可愛い)

 

僕は喜多さんに歩み寄り、教室の入り口の外にいるひーちゃんを連れてくる。すると喜多さんは右手を口に持って来て驚いていた。

 

「ご、後藤くん?その子って........、二組の後藤さんよね?」

 

「うん!僕の双子の妹のひーちゃん!」

 

「ひ、ひゃい!?」

 

んも〜う、ひーちゃんったら気ぃ張りすぎだよ〜。もっとリラックスしよ?

 

「ほらひーちゃん、挨拶しよっか」

 

「あっ、あぁ........」

 

するとひーちゃんが痙攣し始めた。あれ?ひーちゃんどうしちゃったの?

 

バンッ!キッ!ボッ!

 

「バンッ!キッ!ボッ!?」

 

「突然のヒューマンビードボックス!?」

 

ちょっとひーちゃん!?バンッ!キッ!ボッ!ってどう言う意味!?流石に僕でも翻訳出来ないよ!

 

「えっと........、ぶんつくぱーつく?」

 

喜多さん、乗ってあげてごめんね?気を遣わせちゃったね........。

 

「ごっ、ごめんなさい!」

 

「あっ、待って!」

 

喜多さんに謝罪してひーちゃんは逃げ出すかのように教室から去ってしまった。うわぁあああ〜!!こうなっちゃったかあああ〜!!でもよく分からない事言っても、声に出せたんだから成長は出来てるよ!うん!もっと自信をつかせてあげよう!

 

「喜多さん!ひーちゃんを追いかけよう!」

 

「あ、うん。それは別にいいんだけど、やっぱり本当に双子?」

 

「うん!ごめんね?ひーちゃん本当に人と話すのが苦手で」

 

「だ、大丈夫よ!それよりも早く追いかけましょう!」

 

あぁ........、喜多さんはなんて良い子なんだ........。ひーちゃんとはまた違う可愛さがあって良い........。

 

そして僕と喜多さんは、逃げ出しちゃったひーちゃんの捜索を始めた。と言っても、ひーちゃんが居そうな目星は付いてるんだけどね。そして僕と喜多さんは階段下にある薄暗い謎の物置スペースへとやって来た。するとギターを奏でる音が響き渡る。そのまま進むと其処には、ひーちゃんが泣きながらギターを弾いていた。

 

あちゃー、逃げ出しちゃった事後悔してるんだろうなぁ........。

 

(後藤さんって、ギター弾く子だったのね!それにしてもこの演奏すごく心惹かれる........)

 

おっ、喜多さんの顔つきが変わった。さてはひーちゃんのギターに惹かれちゃったな〜?

 

「凄ーい!感動!後藤さんギター上手いのね!」

 

「き、喜多さん!?いつの間に........」

 

「僕が連れて来たんだよ!」

 

「え、あ、あぁ、も、もうたっくん遅いよぉ........」

 

突然、喜多さんが現れてひーちゃんは驚いていたけど、僕の顔を見て安心したのか、顔面がふにゃふにゃになっちゃった。

 

ひーちゃんごめんごめん、お家に帰ったら一杯甘えてあげるからね!

 

「後藤さんって、バンドやってるの?」

 

「アッハイ」

 

「ねえ、他にも何か弾けるの? 弾いて?」

 

喜多さんの太陽のような笑顔に直視できず、ひーちゃんは僕の後ろに隠れてしまった。流石にまだひーちゃんには耐えるのは無理だったか...。

 

それから喜多さん自身が事の経緯をひーちゃんに話すと、喜多さんはギターが弾けないどころか、何一つも分かって無かったようだ。メジャーコードとかマイナーとかを野球と認識してしまう程の次元だった。

 

........まぁ言いたい事は分からなくはないけど。

 

「まあ、そういう訳で私は一度逃げ出したのよ。そんな人間が、またバンドなんてやっちゃだめだと思うわ」

 

「で、でも........ここで辞めたら一生その事引き摺るんじゃ........」

 

うんうん、やっぱりひーちゃんも僕と同じ事を考えていた。さっすがひーちゃん!僕の自慢の(双子の)妹!

 

「........後藤くん、前に言ったわよね?私の嘘を現実にするって」

 

「うん」

 

「........ じゃあ、二人がギター教えてよ。私の先生になってくれないかな?」

 

「え"っ!?(たっくんの言ってた事マジだったの!?)」

 

「こんな上手い後藤さんが教えてくれたら頑張れるかも」

 

「うっ、うへへ........」

 

おー!ひーちゃんの顔が崩壊したかと思ったら即座に修復された。凄いよ喜多さん!この短い時間でひーちゃんの扱い方をマスターしたんだね!

 

「今度こそちゃんと練習して、前のバンドの先輩達に謝りに行こうかな........」

 

「そうだね、それが一番だと思うよ?」

 

突然逃げ出したのは悪い事だけど、ちゃんと謝りに行こうと思ってるって事は根っこは良い子なんだね、喜多さんって。

 

あぁ、ほんと良い子だよ喜多さんは........。もっと甘えてあげたい........。

 

........あれ?そういえば突然逃げ出して音信不通になったギターが居るって虹夏ちゃんが言ってなかったっけ?

 

........................まさか、ね...。

 

「いつ教えてもらえる?放課後とか......」

 

「ほ、放課後はライブハウスでバイトが........」

 

「合間でもいいから!スタジオは併設されてる?ねっ?お願い。...ダメかな?」

 

「わ、分かりました........」

 

なんか話しが進んでるけど、どうしようか........。喜多さんに聞いてみる?でも聞いたら聞いたで嫌な予感がするし........、その嫌な予感が当たってたら........。

 

いっ、一回喜多さんの事を振り返ってみよう!(推理ゲーム風)

 

・確か喜多さんは路上ライブをしていた人に一目惚れして、その人を追いかけるようにバンドに入った。

 

・でも実際はギターなんか弾けなくて、ライブ前に逃げ出しちゃった。

 

・それで今、僕とひーちゃんの説得でもう一度ギターを始めようとしている。

 

 

Q.僕が言いたい事はなんなのか

 

A.・その一目惚れした人の名前と扱ってた楽器は何?

 ・喜多さんが逃げ出したバンド名は?

 

 

........もう直接聞くしかないじゃない!!(ヤケクソ)

 

「き、喜多さん?質問いい?」

 

「うん、どうぞ」

 

「前にバンドの先輩目当てで入ったって言ってたけど、その人の名前って知ってる?」

 

どうか僕の知らない人でありますように........。僕の知らない人でありますように........。

 

「えっとね........、山田リョウ先輩なんだけど........」

 

「」

 

い、いやまだだ!まだ終わらんよ!(某金髪グラサン風)

 

楽器だ!扱ってる楽器を聞こう!もしかしたら同姓同名の人かもしれないし!

 

「ち、ちなみに楽器は何使ってたのかな?」

 

「ベースだけど........」

 

「」

 

さ、最後だっ!!バンド名!!これが結束バンドだったら、正直に全部さらけ出すしかない!!

 

賭けてもいい!!僕のあ、あんなところ(意味深)やこんなところ(意味深)を全部、賭けてもいいっ!!(グルグル目)

 

「さ、最後の質問......。逃げ出したバンド名は...?」

 

「結束バンドだけど......、なんでそんな事聞くの........?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

「「!?」」

 

僕は喜多さんの返事を聞いて、暫く固まると頭を抱えて悲鳴に近い声を上げてしまった。

 

「ご、後藤くん!?いきなりどうしたの!?」

 

き"に"し"な"い"て"く"た"さ"い"!!

 

「いや気にするんだけど!?」

 

き"た"さ"ぁ"ん"!!

 

「は、はい!」

 

僕は喜多さんの両肩を掴んで、目を左右に泳がせ、あたふたしながら僕の本心を伝える。

 

「辛い事とか些細な事でも良いからいつでも言ってね!!相談でも愚痴でも聞いてあげるからね!!僕が可能な限り力になるから!」

 

「突然どうしたの一体!?」

 

「き、喜多さん........。つ、強く生きて下さい...」

 

「そんなに哀れまれるような事言ったかしら!?」

 

違うんだ喜多さん!この先の未来が心配なんだ!リョウちゃんの事はアルバイトで分かったんだ!!

 

リョウちゃんは結束バンドの中で一番の問題児なんだよ!!

 

リョウちゃんには失礼だけど事実なんだよ!多分、そう簡単に更生出来る人じゃないよ!!

 

「兎に角!!今日の放課後、アルバイト先のライブハウスに行きます!!喜多さんも来て貰いますからね!」

 

「今日!?なんでいきなり!?」

 

だって喜多さんが逃げ出した日に代わりに入ったの僕とひーちゃんなんだよっ!!

 

「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

「だから!ついでに謝りに行くついでに()()()!!」

 

「今()()って言わなかった!?出来れば喜多って呼んで...」

 

「喜多さんの下の名前言ったんじゃないよ!?」

 

 

 

 

あれからあっという間に放課後になり、僕とひーちゃんは喜多さんを連れてスターリーのある下北沢駅までやって来ました!

 

此処まで連れて来るのに苦労したよ...。まずひーちゃんを引き取りに行くでしょ?そしたら虹夏ちゃんから連絡が来て『ぼっちちゃんの言ってる意味が分からないからちょっと聞いて来て?取り敢えずエナドリ買って来るから!』って書かれた時は目を疑った。

 

意味が分からない........。何でエナジードリンクが関係があるの?

 

それからひーちゃんに連絡した内容を見せて貰うと、

 

『すみません........!EDMガンガンかけてリョウさんとエナジードリンク片手に踊り狂いながらバイトしてて下さい』

 

???????????????????????

 

本当に意味が分からない........。もしかしたら僕も風邪引いちゃったのかもしれない........。

 

そんなこんなで喜多さんの居るクラスに行ったのは良いものの、喜多さんがお昼休みの時とは違って、どんよりしてたから仕方なく強引に連れて来ました。

 

「それじゃあ喜多さん!スターリーに行こう!ひーちゃんも準備はいいね?」

 

「え、えぇ........」

 

「う、うん........」

 

二人とも緊張してるみたいだ。仕方ないか、ひーちゃんはまだ下北沢に慣れてないし、喜多さんはバンドを逃げ出しちゃった事があるから行きずらいよね...。

 

でもさ........。

 

何で二人揃って僕の後ろに隠れるのさ!?

 

いや待って!?ひーちゃんはまだ恥ずかしがり屋さんだからまだしも、喜多さんはこう言うのは大丈夫なんじゃないの!?せめて隣に居てよ!?

 

........とまぁこんな感じで、僕の後ろですみっコぐらししてる二人を連れてスターリーに向かってます。

 

もしかして喜多さん、意外とひーちゃんと直ぐに仲良く出来るのでは?そんな事を思ってたら奥から聞き覚えのある人がやって来た。

 

「お、たっく〜ん!ぼっちちゃ〜ん!よく分かんないけどエナドリ沢山買って来た........」

 

奥から虹夏ちゃんが、エナジードリンクを片手に手を振ってやって来ると、喜多さんの顔を見ると、すぐに驚いた顔になる。

 

ってあ〜〜〜〜〜!逃げたギタ〜〜〜〜〜!!

 

「あひいいいいいいい!!」

 

こら虹夏ちゃん!!事実だからって大きな声で叫ぶんじゃありません!!

 

ひやああああああああああああああああ!!

 

 

あっ................、ご、ごめんね喜多さん.....................。

 

つづく!!




たっくんの弱点その1
ひーちゃんが側に居ないと調子が上がらない。意外と寂しがり屋さん。


最近、自分でもこの作品を読み返してたら「なんだこのエ◯ゲー感は?」という悩みを陥ってます。

........エ◯ゲーっぽくないっすか?(質問)
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