『逆に訊くがタキオンの速さで蹴られたことは』
……これが全てです。
ちょっとした思いつきで書いた一発ネタです。
がやがやとした騒がしさで溢れている船上の片隅で向かい合って盃片手に酒を呑み交わす。盃の中身を飲み干してぷはぁと一息ついた所で声が掛かる。
「オメェは好き勝手やってるが自由じゃねぇな!!そんなんで楽しいのか?もっと気楽にやれば良いだろうによぉ……」
「んはっふはっふわ!!そうもいかねぇからこうやってガス抜きしに来てんだよ!!」
実際に
「ガス抜きって言うんならもっと気ぃ抜いてから言いやがれ!!常に意識張り巡らせて言う事じゃねぇだろ!!」
「あぁっと悪いが死にたくねぇもんでな」
認めたくはないが正論をぶつけてくる相手に少し恥ずかしい思いを吐き出して頭を掻きむしる。それを見てかさらに不機嫌そうな表情を浮かべた。
「生きたくないのに死ぬのが怖いとは情けねぇ。悔いがある証拠だろう?」
「んはっふはっふわ!!ぐうの音も出せねぇが、これは俺のものでこれが俺だよ……」
「そうか…そりゃ仕方ねぇな!!ほれっもっと呑んでけ…ってあの野郎もう行きやがった?!」
騒がしい時もあるが基本的には静かな酒場のカウンターに頬杖つく。
「おや、君がそんな表情をするとは珍しいな。
顰めていたのかそれとも笑っていたのか自分でもわからないってのにこいつは無駄に鋭いな。
「いや、なに自由馬鹿と酒をちょっとな……」
「そうか……それはそんな顔になっても仕方ないな」
言っても言わなくても察するから口に出したが無駄にしんみりした空気ってのはどうにも苦手だ。そう思ってると店のドアが開いて店主ともう一人見知った顔がやってきた。
「ただいま」
「たっだいまー!!やっぱりここに居た!!船長、船長、ようやく会えた〜」
しんみりしたのは好きじゃないとは言ったがこうもハイテンションな奴がいきなり来ても切り替えられねぇぞ。まったく……
「おや、久しい顔が増えたな。しかし、なぜ君と
「買い物してたらキオの気配がする!!って言われて話を聞いてみたらキオくんやレイさんの知り合いらしいから連れて来たのよ」
そうかシャクヤクとエパはまだ知り合って居なかったか。どうしても混ざりがちだから区切ってるとは言え把握漏れには気を付けないとな……
「あっ、レイリーだ!!わー何十年ぶりだろう?!とりあえず久しぶり!!それで船長はなんで話してくれないの?無視しないでよー!!」
相変わらず騒々しい奴だな。まぁ、そうしないと
「なんだ…船長、船長って呼んでるが船員として認めてたっけか?」
「もう!!
「そうか…そっか…それくらい前に認めてたか……レイリー達がこうなんだから、そうだよな……」
よっぽどの事がなければ知り合いが存在するかどうか、そしてその知り合いの年齢で多少は分かるがどうしても大雑把になりがちだな。
「あら?遠回しに老けてるって言いたいのかしら?」
「はっはっはっ、目の前の例外二人を除くとお互いに若いとは言えない年齢だろう。ま、若い者に負ける気はしないがね」
そこらの若いのに負けたらびっくりだわ。というか例外ってのも中々に酷いと思うが……まぁそう言われるのも仕方ないか。
「それで船長はこれからどうするの?船が必要なら持ってきてるよ!!船長の扱う部分は劣化しないように跳ばしてたから整備は最低限で大丈夫!!」
「整備ねぇ…ベガパンクくらいか?」
タキオンから推進力を得るエンジンは強力だし、俺の能力で制御が出来るのでかなり便利だが、仕組みを完全に理解している訳では無い。
「飛ぶ訳じゃないんだからトキトキの実の圧縮エンジンで十分だろ」
「そっちは何時でも使えるよー!!」
あれは船の中で一番頑丈に造られている。特別な装置だがこれといった特殊性は無いために特に整備の必要がないのがあれの良い点だ。
「出て行くのを止める気は無いがもう少しここに居ると面白い者と会えるかもしれんぞ?」
「面白い者?」
「なんでもアイツと同じ事を言う奴が居たらしい。前の記事がエニエスロビーだ。もうすぐ前半の航海を終えるだろう」
アイツと同じ事か…そりゃきっと碌でもない奴に違いないな。人からの情報とはいえレイリーが気にする相手か……それに……
「初めてだな……」
「ん、あぁ……会った事が無いのか…!!そりゃあもしかするかもしれないな?」
「船長の初めて?!」
「その言い方は辞めろ……」
しかし、確かに初めて見る…いや、おそらく見掛けた事くらいはあるのかもしれない。だがこうも世界を賑わしたのは知らない。
「そうであってくれれば良いんだがな」
「ふふっふ〜ん〜希望・絶望詰め合わせ!!開けるまでは分かんない?!シュレディンガーかパンドラか♪」
戯けて笑って見せるエパ……こうもテンションを高く見せるのは流石に珍しいな…
「だって船長が嬉しそうにしてるからね!!それに合わせたんだよ!!」
嬉しそう……そう言われて頬に手を当てようやく自分が笑みを浮かべている事に気付いた。本当にこいつは……
「ありがとな」
「ふふ、どういたしまして?」
もし、こいつが鍵ならば見極めなければな。本当に世界を変えうるのか…どのように変えるのかをな。そんな事を考えながら記事を見つめているとふとレイリーが外へ出る準備をしているのが見える。
「あら、レイさんまた行くの?」
「少し遊んでくる。彼等が訪れる頃に帰ってるかは分からんが、問題ないだろう」
レイリーの言う遊びというのは賭け事に火遊びだろうな。世界は巡りゆく、その中でも巡り合わせと言うのはとても意味を持つ。
「俺も行こう」
「キオがついてくるのか?それは中々面白そうだ!!」
馬鹿程ではないがこいつも関わろうとするタイプだ。誘っても来ない俺が自発的に着いていくと言ったのがよほど予想外だったのか目を見開いて何処か嬉しそうに声を上げている。
「えぇ、船長?!せっかく会ったばかりなのにー!!」
「なら着いてくるか?俺もレイリーのあれこれまでに顔を出す気はない。賭け事程度なら手慰み程度にやれるだろう?」
船はどうせ島に留まるのであれば使わないからその時まで跳ばせば問題はないだろう。そう言って三人でシャボンディ諸島へと繰り出した。
「ん〜敗けてないけど辛勝って感じ…船長は?」
「盛大に敗けてる最中だ……仕方ない。敗け分だけルーレットやスロットで取り返すとしよう」
「あぁ、船長なら余裕で見れるもんね」
レイリーは賭けをすること自体を楽しんでいる為に身体能力も覇気も使わないが、俺は能力以外は普通に使う。ただし、それで儲けるような無粋な真似はしない。
「まさかあそこで予想が外れるとはな。能力を使いたくなりそうだ」
「その冗談昔も言ってたよね!初めて聞いたときは焦ったなぁ!」
昔なんて振り返り始めたら際限がないがこうして騒ぐのも悪くないと思える。その後で取り返したり、また敗けたりを繰り返して若干のプラス程度で俺らは終わりとなった。
「レイリー、連れて行かれちゃったね!!」
「わざとだろうがな」
「どうする船長?」
ギャンブルに関して自力に拘るのは良いが残るように勧めた本人が消えるのはどうなんだろうか。とりあえず、バーに戻って待つことにした。レイリーの帰りと例の海賊とどちらが先に訪れるかは微妙だがな。
結局レイリーは帰ってこず、そのままそれなりに時間が過ぎた。金を取るのにそこまで時間がかかるわけもない。
おそらく取った金を持ってそのまま遊び歩いているんだろう。下手に干渉するのもなんだから探しはしないが、少々呆れる。
今日も今日とて客から法外なお代を搾り取っているシャクヤクを横目にバーに居座っていると待ち望んでいた気配が近付いてくるのを感じる。
「レイリー、シャッキーいるかー」
「いらっしゃち何にする?…あらはっちゃん〜!!?」
「ニュ〜ごぶさたしてんな〜シャッキー」
「そうよもう10年振りくらい?座って待ってて、今この子達から法外なお代をぼったくってた所なの」
「ニュ〜ゆっくりでいいぞ。っと他に客が居るのか?」
この店のスタイルに慣れ親しんでいるタコの魚人、シャクヤクの様子からしてもかなりの馴染みなんだろうと推察できる。
まぁ、推察するまでもなく知ってはいるがな。とは言え間違いなく出会っていないので対応は間違えないようにしなくてはな。とりあえずは……
「シャクヤクの知り合いなんだろう。積もる話もあるだろうから俺たちは端にでも移るから座ると良い」
「どうぞどうぞ〜!!」
「ニュ〜悪いな〜ありがとうな」
そっから先はシャクヤクと彼等の会話を邪魔はせず聞きに徹していた。それから分かるが彼らは運や縁と呼ばれるものは持ち合わせている様だ。
結局はレイリーがいないから目当てのコーティングができないと知ると探しに、いや遊びに出掛けたがどうなることやら。
「でキオ君はどうするつもり?」
「あいつらならレイリーにも出会いそうだからな。見に行ってくる」
「船長レイリーの場所把握してるの?」
「あぁ、一番グローブだ」
オークションが始まるのに合わせて会場に入り、暇つぶし程度に商品を眺めていると30分程経ってから神妙な顔をして見知ったばかりの人物が入ってきた。
「タコ君か?また会ったね」
「ニュ〜あんたはシャッキーのバーに居た?!」
「そうだな名乗っておこうか。キオと言う隣にいるのはエパだ」
「エパだよ〜そっちに居るのは麦わらくんの仲間かな〜?こんにちは!!トナカイくんもさっきぶり〜!!」
「可愛らしいお嬢さん!!」
「チョッパー誰なの?」
「えっと、コーティング職人に会いに行くときにいったバーに居たお客さんで俺たちに席を譲ってくれた人たちなんだ」
人魚の姿が見えずにこの場に来たという事はそういう事だろう。それでこの会場にやってくると言うのは運がいい。ここで伝えれば不安はなくなるだろうが、それではつまらないか。
予想通りバーで見かけた人魚の姿が会場に現れた。商品としては珍しく、その見た目からしても人気が出るというのもわかる話だ。
「5億で買うえ〜!!5億ベリ〜!!」
そして天竜人が居るという事はこうなるのも分からなくはない。むしろ、なって当然とも言える。さて、これで後はなくなったぞ。
「……主役と言うのは遅れてやってくるもんだな。少し避けた方が良いぞ」
「なんですか船長?ってうひゃぁあ?!」
トビウオに乗って突入とは随分と大胆な登場だな。考えるまでもなく目的の為に一直線。そして……静まり返る会場……そして静寂は一瞬にして消え去った。
「んはっふはっふわっ!!最高だ!!」
「やりますねぇ麦わらくん!!」
そっから先は大賑わいだったが雑魚はレイリーが手伝い、外のレイリー対策…にしては貧弱な海軍も若人達によって叩きのめされた。
バーへと集まり、彼等にしてみれば偉大な大先輩であるレイリーからのありがたい話に聞き入っていた。そして次の言葉たちに俺は確信させられた。
「つまらねェ冒険ならおれはしねェ!!」
「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!」
そっとバーの扉を開けて外に出る。先程の彼はまだ強いとは決して言えない。だが確かなものを感じた。
「…あぁ、見つけた……!!」
んはっふはっふわっ、それにしても俺に溢れる涙を見せたくないなんて普通な感情がまだ残っていたとはな……だが何時までも地面を濡らす訳にはいかないな。
「船は…41番GRだったか。私が勝手に行って来よう。キミらどうするかね?島にもう『大将』が来ているかも知れんが」
「大将ならもう来ているぞ。27番GRにいるみたいだ」
「えっと、キオさんだっけ?それ本当?!」
「あぁ、ありゃあ大将黄猿だな」
俺が一時的にバーから出ていたから偵察でもしてきたと思ってくれたようで彼らは何処に逃げようか等を話し始めた。
「大将なら心配しなくても良い」
「えっ?」
「なんでだ?!やべえだろ?!」
「俺はお前たちを気に入った。俺が黄猿の相手をしてこよう」
「「「「「「「「「はあ?!!!」」」」」」」」」
俺がそう言っても簡単には信じられないだろう。だがそれを後押しする声が響く。
「キオが出るのか?それなら心配せずに済みそうだ」
「むしろ、黄猿が可哀想ね」
「え?!ちょっと待ってくれ!!あんたそんなに強いのか?!」
「冥王がそこまで言うってあなた何者?」
なんて答えるのが正解か、それとも応えないのが正解か、まぁ無言と言うのは良くはないだろう。なんて名乗っておくか……
「無名だけど海賊ではあるな。エパから船長と呼ばれているだろう?」
「船長は船長なのです!!」
同業者だと告げても冥王が強さを保証するレベルでありながら本当に無名な事に疑問を抱かれている。そして本当に俺が動くのか怪しんでいる。
「おし、なら頼んだ!!」
「あぁ、頼まれた」
周りは驚愕してる面々もいるが、お互いの船長が認めたのだ。これを否定するのは面子を潰すことになるのでこれ以上とやかく言われる事はない。
「でも逃げとくのは良いと思うよ〜大将以外にも厄介なのがいるからね!!」
「えぇ、大将だけじゃねえのかよ?!」
「それならやっぱり逃げるしかなさそうね」
エパからの助言を受けて彼らはコーティングが終わるまでの間はあちこちに逃げるようだ。さて、俺もとっとと向かうとしよう。
海賊と海軍が出会った雰囲気とは思えない程に独特な空間が広がっている。
「『戦闘』…敗北率……100%。『逃走』成功率…89%。『防御』回避率……76%」
「ちょっとォいいかねェ……"戦桃丸"という男を探してるんだけども」
方や目の前の大将を気もせずにカードを操り、方やカードをいじる海賊に対して質問をする。マイペースの一言では片付けられない異様な光景だ。
「『生存』死亡率……!!…………0%……そんな男は知らない。他をあたってくれ…」
「いやあそれが…見つからないとなるとォ。オー…ヒマだこらねー…そんな時にまはか
今まで何もすることなくただ質問していた男からの攻撃の意志。それによってまた違った空気が辺りに漂い始める。
「速度は…"重さ"…"光"の速度で蹴られた事はあるかい」
『割り込み失礼、逆に訊くが"タキオン"の速度で蹴られた事はあるか』
「っ?!」
大将黄猿の攻撃が海賊バジル・ホーキンスに当たるか否かといった瞬間にその場に居なかった男の声が響き渡り、次の瞬間には黄猿がその場から思い切り吹き飛んでいた。
「流石に覇気を纏うくらいは出来るか」
「おかしいねェ、わっしが視えなかったとは……きみぃ何者だい?」
「色々と背負うもんはあるが、今は名無しの海賊でけっこう。ただ、一つ教えるとするならば俺は"光"よりも速い。それだけだ」
「"光"よりも速いってェ〜?」
「あぁ、俺は…タキタキの実のタキオン化人間……さて、もう一度訊こうか? 速度は"重さ"大いに結構、お前は"タキオン"の速度で蹴られた事はあるか?」
「今、蹴られたばかりでしょうよォ……」
「んはっふはっふわっ!!あぁ、それもそうだな!!悪いが今から未来までお付き合い願おう!!」
「軽い気持ちで来たのに面倒になったねぇ〜」
簡易設定
主人公
名前:キオ
性別:男
年齢:不明
能力:超人系 タキタキの実
タキオン化人間
『最速の封印者』
タキオンの力を持って過去現在未来の全てに存在する事が出来る。時よりも素早く動く事が出来るために実質的な不老不死に近い。
実を食べた事実を変えないために自身が能力者になった時よりも過去には決して干渉しない様にしており、実の力を不用意に他者に渡さないために永劫の時を生き続けている。
かつては最高の世界を夢見て何度も時を繰り返したがどれだけの力を持ってしても一人では不可能だと悟り、滅ばない様に見守りながら生きても良いと思える世界を作る者を待っている。
気が遠くなる様な時の中で理解者足り得るエパの存在は決して伝えないが助けになっている。そのため、世界を繰り返しても必ずエパが生まれ、能力者になる様に調整をしているのはキオの我が儘である。
「タキオン化であるから能力使用時以外は良い」『基本的に常にタキオン化してるけどな』「話してる間に前提を覆さんでくれ……定義上、タキオンは光速以下では動けない筈なんじゃが?」『悪魔の実だからじゃだめか?』「科学者としてそれでしまいにはしたくないのぉ」
『……邪魔をしねぇんなら
『未来を見たところで時に囚われてるお前等が俺に勝てる道理はねぇんだよ』
『タキオン効果って知ってるか?なんだ知らねぇのか?まっ俺も知らねぇがな。んはっふはっふわっ!!』
『悪いがこの実は先にも後にも現れねぇ……あぁ、俺が居る限り譲る気はねぇんだ』
『ちっ、まさか予想が外れるとは……ポリシーに反するが過去に干渉を……』「賭け事程度でポリシーを崩さないで船長?!」
『楽しめよ若人!!それが今を生きる者にとって最高の権利だ!!』
名前:エパ
性別:女
年齢:不明
能力:超人系 トキトキの実
+オペオペの不老手術
『永久乙女』
光月トキの前の能力者にして、後の能力者。同じ時代に二つと存在しない悪魔の実であるが未来へと跳ぶ能力により、絶対的に存在しない期間にのみトキトキの実は存在できる為に有り得た者。
また、同じ時代に能力者は存在出来ないため、未来に跳ぶ際に既にトキトキの実の能力者がいる時代には跳べないという性質があるとする。しかし未来にトキトキの実の能力者が居ても他の者を送るだけなら可能である。ただし、送る者が能力者の場合は未来にその能力者が居ると送ることは出来ない。
オペオペの実による不老手術を受け寿命のない存在となっている。またそのオペオペの実の能力者は親友であった。
生きる時間を跳ばすだけの能力をあまり好んではおらず、キオと会うための待ち時間もきちんと生きて、時を過ごしている。だが多くの者に置いていかれる事に耐えれず、テンションを張り上げ、気丈に振る舞い自身を誤魔化している。そんな自分をあまり好きになれないが諦めて死ぬような事だけはしたくないと願っている。疲れ切っているキオの前ではキオの分まで感情を見せようとする。
偽善独善承知の上で自身を犠牲に生きているキオの事を尊敬しており、慕っている。少なからず恋慕の感情もあり、互いに理解しているが役割を優先している。また、自分の知らない自分がキオの中に居るのになんとも言えない感情を抱いている。
【船長ってば何時なら会えるか分かんないだもん!!本当に待ちくたびれちゃったよ!!ねぇ、聞いてる?ねぇ船長ってば!!】「騒々しいな……下手に干渉したくないんだって毎回言ってるだろ」【それでも私は船長と一緒に居たいの!!なんで分かってくれないかなぁー】
【もうちょっと、あとちょっとでこんなに生きちゃった……私も船長のこと笑えないなぁー】
【分かってるって★◎年には存在するし、〇△年から△▲年、▲□年から〇□年には跳ばないってば!!私が船長との約束を破る事は……たまにしかないよ!!】
【年を生きても重ねる事は無し……永久の乙女なんて嫌な皮肉だねぇ…まったく】
【うぐぐ……かくなるうえは一月先に跳んで回避を……】「その時期にはもう一本別の注射が必要になるな。二本一気に打てるぞ?」【うぐぅ、ワクチンなんて嫌いだー!!】
【あー!!それ、オペオペの実だ!!うわぁ、懐かしいなぁ〜あの子以外の使用者にあった事なかったからちょっと嬉しい!!】
【こんな能力必要ないんだよ?だって誰にでも未来に行く力はあるんだから。一秒先を生きて、一分先で笑って、一時間後は忘れて、一年後に思い出してみたりしちゃってさ……】
船名:タイセル・ドラグーン号
タキオンによる波動エンジンとトキトキの実を利用した圧縮エンジンを搭載。空海両用、波動エンジン使用時には悠々と空を駆ける事が出来る。……イスカンダルには行かない。
圧縮エンジンは発生する筈だったエネルギーを同じ時間まで跳ばす事で瞬間的にエネルギーを生み出し、一気に放出することで莫大な推進力を誇る。事前にエネルギーの確保が必要な点は難ではあるが用意さえあれば何倍もの力を発揮する事が出来、その負荷に耐えるために耐久性能が特別高い。というよりかは耐久性以外に特異性は無い。
一発ネタですと言ってる割には無駄に設定を考えてしまう……続きを書く気がないのに妄想ばかり捗るのが私の悪い癖なんですがね(某警部風)
トキトキの実について考察…と言える様な代物ではないけど設定を考えるのが一番楽しかったかな。
未来に跳ぶシーンから察するに空間移動は出来ないっぽいけど、跳躍先に何かあるとどんな挙動になるのか、そもそも跳躍出来るのか。
服ごと未来に跳んでるから生物以外も跳べるだろうとは思うけど、跳躍先に物を配置したら弾かれるのか、それともさっきも書いた様に跳躍不可なのな、不可ならそれを利用して未来の観測も出来そう。
エネルギーを跳ばす事が出来ればかなりの事が出来そう。エネルギーだけを跳ばす事で後で解放やエネルギーを纏めたり、そのままエネルギーを消して防御も出来そう。
それとも人に付随した物しか跳ばせないのか、だとしても触れてる物くらいは跳ばせないとおかしいし、それだけでも利用方は多そう。
タキオンはネタの都合上で調べたけど、性質とか正直な所よく分かんない……理系科目なんて高校までしかやってないし、高校でやったのもなんなら生物だし……
ではいつもの挨拶の短編風でさようなら。
読んでくれた方々に多大なる感謝を。