ラブコメが書けない・・・。
暫くして紅魔館に着いた。
中に通してもらうと見覚えのある小柄な吸血鬼が鳩尾に突撃してきた。
「クロ〜!!」(無邪気な笑顔&加速)
「ぐえっ。」(鳩尾にクリティカル)
「黒?!」
「クロ、遊びましょ!!」(天使の様な笑顔)
「・・・。」(痛みで喋れない)
その後痛み二悶絶していた僕を諏訪子が擦ってくれたり、フランに引っ張られたりしていたら咲夜と一緒に来たレミリアがフランを回収してくれた。
ごめんフラン、異変解決したらまた遊びに来るよ。
咲夜と少し待っていると霊夢達がやって来た。
すると魔理沙とパチュリーが目をキラキラさせながら話しかけてきた。
「黒!黒って柏手様だったんだな!!」
「?そう呼ばれてるけど?」
「柏手様って魔法の開祖なんだろ!すごいぜ!!」
「貴方が魔法の開祖、
「
思い出したので魔理沙とパチュリーに少し昔話をしてあげよう。
――昔のことだ。有るところに僕のことを魔法使いと呼んだ金髪の人形の様な少女がいた。
彼女は「摩訶不思議の法則を使うから、魔法使いじゃないの?」と言った。
僕は彼女の頭脳に興味を持った。彼女の持っていた力(今は魔力と呼ばれてるけど)に合った術を教えた。
彼女は控えめに言って天才だった。
彼女は数年でその術、魔力を用いる法則を魔法として体系化した。
彼女は僕を
それが魔法使いの始まりの物語。
彼女は
副作用として成長が止まる、要す不老になってしまったけどね。
僕はそれを見届けたあと、彼女に「姓をつけて欲しい」と言われたので三日悩み『マーガトロイド』という姓を贈った。
僕はその後、また旅に出た。
それだけの話。
魔理沙、パチュリー、どうだった?
「しょ、衝撃だぜ・・・。」
「ええ・・・。」
「どうした?」
「知り合いに居るのよ。」
「何が?」
「「マーガトロイドがよ/だぜ。」」
おう。
それはそれは。
彼女本人?
それとも子供?
弟子?
・・・異変解決したら会ってみたいなあ。
ってそうだ。
異変!!
「そういえば、異変に関してわかったことは?」
「春のエネルギーが無くなった事が原因みたいだぜ。」
「なるほど。じゃあ、犯人は冥界に居るな。」
「師匠、どういうこと?」
「ん?ああ。春告妖精に聞いてみたら春のエネルギーの気配が冥界からするんだとさ。冥界には春は無い。だから無くなった春は冥界にあるってわけだよ。」
「なるほどね。じゃあ師匠、さっそく行きましょう!」
「でもどうやって冥界に行くんだぜ?」
「ん?空を上ってけば行けるけど寒さで普通の人間は死んじゃうし、時間が掛かるから空間を歪めていくけど?」
「・・・なんでそんな事知ってるんだぜ?」
「・・・若かりし頃の過ちってやつだよ。」
諏訪子よジト目で見ないでくれ、しょうがないだろ。
だって、サタンが冥界に逃げるとか思ってなかったし。
・・・そんな事は置いておいて。
行く準備を整える。
冥界に行くメンバーは霊夢、魔理沙、咲夜、僕、諏訪子だ。
ふと、勘が囁く。
それと同時に
〈アハハ!!キレイな桜!〉
――桜?・・・嫌な予感がする。
頭を少し振り嫌な予感を考えないことにする。
「よし、行こう!」
「うん!早く冬を終わらせて花見をしよう!」
「おう!異変解決したら魔法を教えてくれ!」
「ええ。さっさと行きましょう師匠。」
「はい、行きましょう先生。」
「黒、また遊びましょ〜!!」
「魔理沙、気を付けなさい。」
フランやパチュリー達の見送りの中、柏手を打つ。
空間が歪み、冥界に繋がる。
そうして僕達は冥界へ踏み出した。
◇◇◇◇
「カカカッ。コレが妖怪の賢者が封印した冥界の妖怪桜か。」
冥界にある花が咲かない桜の前で黒い人影が嗤う。
その影は桜に手を刺した。
「ふむ。コレが封印か。・・・む?既に解けかけている?」
暫くすると影は狂った様に笑い出した。
「クカ、クカカカッ!!此の妖怪桜を目覚めさせようなどという大馬鹿者もいたものよ!!・・・まあいい。妖怪桜、少しお前に力をやろう。」
すると影から桜へ黒い魔力が注がれる。
「西行妖よ、アノ憎きエクソシストと巫女を殺せ。クククックカカカッ!!」
影は人知れず、高らかに嗤いながら見えなくなった。
◇◇◇◇
此処が幻想郷の冥界か。
欧米の冥界は焦土みたいだったのにここは霊を休ませる建物がある。
管理者の違いだろうか?
ん?
・・・見覚えのある髪色と体質だ。
少し先に立ち塞がる様に銀髪の
彼女は此方に刀を構えて言った。
「生者よ、速く帰れ。此処は貴方達の来る場所ではない。」
僕は彼女に声をかけた。
「僕は柏手。ここに春を返してもらいにきたよ。君は?」
「私は魂魄 妖夢。ここにある白玉楼の庭師件剣術指南役です。此処は通しません。」
「魂魄?・・・ねえ、もしかして君は妖忌の娘だったりする?」
「えっ?お祖父様の知り合いですか?!」
「えーっと。剣の師匠ってとこかな?」
「・・・ま、まさか貴方はお祖父様が話していた柏手様?!」
「うん。」
「・・・。お、お祖父様の師匠であろうと此処は通せませんっ!!」
「霊夢達は先に行って。僕は「私も」・・・僕と諏訪子はこの子の相手してるから。」
「わかったわ。」
霊夢達は飛んでいった。
それを阻止しようと妖夢が斬りかかる。
僕は【アメノムラクモ】でそれを受ける。
懐かしい太刀筋だ。
諏訪子は後ろで僕と妖夢の剣戟を見守っている。
完全に観戦モードだなあ。
冥界に剣戟の音が響く。
彼女の、妖忌の剣は時に速く、時に苛烈に、常に鋭く。
僕はその剣を無駄を省いた剣――妖忌曰く"機能美の剣"――で対応する。
「くっ。コレがお祖父様が言っていた"機能美の剣"っ!・・・悔しいですが私より強い!!」
「まぁ、ね。流石に数千年修行した剣でそう安安と負けれる程じゃないと自負しているつもりさっ!!」
「くぅっ!!」
妖夢を追い込む。
既に妖夢は切り傷が全身に有る。
ちょっと済まないが無傷で圧倒できるほど彼女は弱くない。
妖忌、良い孫を持ったみたいだな。
この子はもっと強くなる。
妖忌にも見せたし、最後に奥義位は魅せてあげよう。
満身創痍の妖夢に声をかける。
「妖忌の孫、妖夢。君に敬意を称して剣の頂を少し見せてあげよう。」
「っ?!」
僕は空間を斬る要領で
妖夢の背後で【アメノムラクモ】を仕舞う。
彼女は肩に一筋の切り傷が出来ている。
妖夢は血が足りなくなって地面に膝を着いた。
「はぁ、はぁ。い、今のは?」
「時間を斬った。妖忌みたいに言うのなら、この剣に斬れないモノの中に時間は無かったのってだけだよ。」
「・・・コレが、剣の頂。幽々子様、すみません。」
妖夢は気を失った。
僕は彼女の傷を簡単に手当して、道の端に寝かせる。
すると諏訪子が駆け寄ってきた。
「黒、凄く格好良かったけど時間を斬るなんてデタラメだよ。」
「まぁ、旅の間はずっと剣を振ってたからなぁ。」
「・・・そんな黒も好きだけどね。」
諏訪子が微笑み、そう言った。
僕は左手を腰に回し、そっと抱き寄せる。
ああ、とっても可愛いっす。(重症)
〈ねぇ、
フラン?僕?の狂気が囁く。
それを聴いて少し調べてみたら霊夢達より強そうな妖怪?が向こうで目覚めそうだ。
「・・・ずっとこうしてたいけど、霊夢達の方が不味そうだ。諏訪子、行こう。」
「うん!」
僕が手を握ると諏訪子は僕の手を握り返してくる。
僕と諏訪子は霊夢達に追いつくために飛翔した。
黒:妖夢に後で稽古をしてあげようと思っている。諏訪子大好き。フランの狂気がまともに見えるのあら不思議。
諏訪子:久し振りに黒の格好良い姿が見れて満足。時間を斬る?黒が格好良かったから問題なし!
妖夢:妖忌から柏手様について聞いていた模様。ちなみに妖忌は時間が斬れる。
霊夢達:おもっくそヤバい。幽々子がガチで強く、狂化(誤字にあらず)された妖怪桜がアップを始めた。
影:エクソシストに恨みがある模様。妖怪桜を狂化する。