東方黒雲録   作:文才の無い本の虫

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前半はノリと勢いで書いた後悔はしてる。
※この物語はフィクションです。


9「修行!修行!!」

さて、諏訪子とレミリアと結婚してから数日が経った。

 

今僕は強くなるために古い友人にアドバイスを貰おうと思っている。

 

彼は格としてはアマテラス達より低いが信仰の力ではトップクラスだ。

 

しかも、僕の格闘の基礎の師でもある。

 

だが彼は幻想郷にいるわけではなく、現代の新界という場所に居るので会うことが出来ない。

 

なら、召喚すればいいのではと思い、僕は今人気のない草原に来ている。

 

 

 

「ここらへんで良いかな。」

 

 

〈お兄ちゃん、何してるの?〉

 

 

「ああ、少し古い友人に会おうと思ってね。」

 

 

 

そうしてクランと話しながら準備をしていると僕の横にスキマが開いた。

 

 

 

「こんにちは、クロ。・・・一体何をしようとしてるのかしら?」

 

 

「やあ、紫。友人に会おうと思ってね。少し遠いから召喚しようとしてるんだ。紫も会ってみる?」

 

 

「・・・え、ええ。相席させていただこうかしら。(古い友人?嫌な予感がするわね・・・。)」

 

 

「よし、準備完了!」

 

 

 

僕は準備した陣の中心で香霖堂で買ってきた聖書を開く。

 

〈あれ?詠唱とかはしないの?〉

 

ああ、どちらかというと召喚というより呼び鈴と扉を創る為の陣だからね。

 

そうしていると陣が輝き出す。

 

 

 

「紫、来るよ。」

 

 

「この気配は?!」

 

 

 

すると僕の前に懐かしい男が現れた。

 

 

 

「何者でもない友よ、久しいですね。」

 

 

「うん。久し振り、かつて聖人だった友よ。」

 

 

 

僕は友と挨拶を交わす。

 

その後、あまり時間がないので手短に要件を話す。

 

 

 

「なるほど。強く、ですか・・・。」

 

 

「うん。何か助言とかしてくれると嬉しいかな。」

 

 

「ふむ、取り敢えずは神力を使えるようにしたほうが良いでしょう。」

 

 

「神力を?」

 

 

「ええ。友よ、貴方は未だ神としての力を使いこなせていない。神力は理に干渉する力です。天を統べる神が使えば天の理を操り、地を統べる神が使えば地の理を操る。貴方は神としての在り方は歪ですが立派な神性を持っています。それを使い熟せば他の3つの力とも合わせて使えるでしょう。」

 

 

「判った。参考にさせてもらうよ。」

 

 

 

紫はさっきから驚愕の表情を浮かべたまま黙っている。

 

そうして話していると友の身体が透け始めた。

 

 

 

「む、そろそろ時間ですね。友よ、ご結婚おめでとう。近い将来、貴方の前には困難が立ちはだかるでしょう。ですが、貴方の伴侶達と協力すれば乗り切れるでしょう。友よ、また合うのを楽しみにしています。惡魔に気を付けなさい(・・・・・・・・・・)。では、また。」

 

 

「うん。また今度。」

 

 

 

そうしてかつて聖人だった友は帰って行った。

 

友が帰った後、片付けをしていると紫が話しかけてきた。

 

 

 

「・・・クロ、今のは?」

 

 

「僕の古い友人。今は、現代で神様やってるよ。」

 

 

「なんてものを呼び出してるのよ?!っていうか師匠、まだ強くなるつもりなの?!」

 

 

「うん。諏訪子とレミィを守れる位は強くなろうと思ってね。あ、紫も久し振りに一緒に修行する?」

 

 

「え、ええ。まぁ有事のためにも力が有って困ることは無いわ。師匠、よろしくお願いするわ。」

 

 

「うん。一緒に頑張ろう!」

 

 

 

そうして数千年振りに妖怪の賢者と何者でもないバケモノの師弟関係が復活した。

 

 

 

「よし、ついでに霊夢と『烏』も鍛え直そう。」

 

 

〈ワタシも修行するー!!〉

 

 

「うん。クランも頑張ろう!」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

友からアドバイスをもらってから、1年が過ぎた。

 

その1年僕は、紫達と修行をしたり、諏訪子とレミリアと過ごしたり、息抜きで皆で小さな宴会をしたりして過ごした。

 

1年の間にレミリアは自身の力を完全に使い熟し、紫と同じ位強くなった。

 

諏訪子は僕の神力の修行のときに一緒に妖力の使い方を修行した。

 

諏訪子は僕の影響で妖力が使えるようになっていたので、正直言ってスペック的には僕の上位互換みたいなバグキャラと化している。

 

ちなみに僕の家族の強さは僕=クラン≧諏訪子>レミリアって感じだ。

 

諏訪子と戦うと2〜3回に1回は負ける。

 

今は経験とか剣の腕とかで勝っているが、諏訪子は僕よりスペック高いからそろそろ負けそう・・・。

 

〈お兄ちゃん、諏訪子お姉ちゃんのお尻に敷かれそうだね☆〉

 

うん。

 

諏訪子とレミリア守りたいのでもっと頑張ろう。

 

霊夢と『烏』と魔理沙と早苗(・・)は良きライバルになって切磋琢磨してる。

 

以外だったのは早苗が強くなりたいと言ってきたことだ。

 

どうやら霊夢の活躍を聞いて中立にはなれないが人の役に立ちたいと思ったらしい。

 

早苗は翡翠の子孫なので才能はあった。

 

まだまだ荒削りだが持っていた【奇跡を起こす程度の能力】も相まって結構強くなっている。

 

今僕は、博麗神社で早苗と霊夢の訓練を見ている。

 

 

 

「はあっ!秘法「九字刺し」!」

 

 

「甘いわね、早苗!「夢想封印」!」

 

 

「え?ヤバっ――」

 

 

ドカンッ!!

 

 

「――きゅぅ。」

 

 

 

霊夢の放った「夢想封印」によって早苗が吹っ飛んだ。

 

いつ見ても霊夢の「夢想封印」って封印っていうより封殺って感じだよね。

 

少しして霊夢が降りてくる。

 

 

 

「師匠、どうだった?」

 

 

「うん。前よりも技の速度が上がってるね。」

 

 

「よしっ!」

 

 

「ぐえ。」

 

 

 

吹っ飛んだ早苗が落ちてきた。

 

が、少し不味い姿勢でビタンッと大きな音を立てた。

 

 

 

「「・・・。」」

 

 

「取り敢えず早苗の手当をしようか。」

 

 

「ええ・・・。」

 

 

 

その日は早苗を僕が神社に連れ帰ることでお開きになった。

 

まぁ『烏』に運んでもらったんだけどね。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

「お帰り、黒。」

 

 

「ただいま。」

 

 

 

早苗を神奈子に預けた後、僕は湖の家に帰宅した。

 

最近はレミリアもちょくちょく此方に泊まりに来ている。

 

今日はレミリアは用事があって来ていない。

 

どうやら湖の畔に僕達が一緒に住めるような屋敷を造る準備に奔走しているらしい。

 

・・・言ってくれれば手伝ったのに。

 

〈お兄ちゃんは乙女心がわかってないなぁ。・・・まぁお兄ちゃんだしね☆〉

 

クラン、酷くない?

 

〈あはっ☆〉

 

そんな事を考えながら夕飯の準備をする。

 

諏訪子とレミリアと結婚したことで、守矢神社ではなく基本的に湖の家で暮らす様になった。

 

諏訪子に神社の神様としてどうなのかと聞いてみたが幻想郷で新たに信仰を集める時に表向きの神の立場を神奈子に譲ったらしい。

 

信仰が消えたら消滅しないのかと焦ったが諏訪子によると僕の影響で柏手様への信仰(柏手様は魔道、霊術の祖となので魔法使いと霊術使いからの無意識の信仰が入っている)と僕という楔が有るため不滅なのだとか。

 

・・・もう僕より強いのでは?(汗)

 

そうしていると夕飯が出来上がった。

 

最近は紅魔館で咲夜に料理を教えたりもしているので僕自身の料理の腕も上がっている。

 

結構料理は好きだ。

 

諏訪子やレミリアの美味しそうに食べる顔が見れるしね。

 

〈・・・ワタシは?〉

 

もちろんクランも入ってるよ?家族だしね。

 

 

 

「クラン、出ておいで。ご飯にしよう。」

 

 

「うん!今日はどんなの?」

 

 

「あ、私も気になる!」

 

 

「最近は寒くなってきたからお鍋だよ。」

 

 

「「やったー!お鍋だ!」」

 

 

「ほら、座って。」

 

 

「うん。」

 

 

「はーい。」

 

 

 

皆で手を合わせる。

 

 

 

「「「いただきます。」」」

 

 

 

皆で鍋をつつく。

 

うん。

 

今日も美味しくできてる。

 

魔理沙から貰った茸(8割は食用では無かった)もいい味だ。

 

・・・後で頑張っているレミリア達に差し入れでも持って行こう。

 

そうして時間は過ぎていく・・・。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

クランが僕の中に戻ったあと、僕と諏訪子は湖の家の縁側で酒を飲んでいた。

 

 

 

「こうしていると昔を思い出すね。」

 

 

「うん。そういえば翡翠に言われてお祭りに行ったこともあったっけ。」

 

 

「あー。あの時の諏訪子も綺麗だったなぁ。」

 

 

「あーうー。恥ずかしいよ。・・・そういう黒だって格好良かったよ。」

 

 

「そう?(照れる諏訪子も可愛いな。)」

 

 

「うん。黒は今も格好良いよ。・・・あれ?」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「昔で思い出したんだけど、そういえば黒に私の分霊を渡したけどどうなったんだろう?」

 

 

 

諏訪子に言われて存在を思い出した。

 

・・・諏訪子が居るし、色々ありすぎて存在を忘れてた。

 

僕は自身の中から諏訪子の分霊を取り出す。

 

出てきたのは、太陰太極図のような黒と白の玉だった。

 

霊夢が使う陰陽玉に似てるな。

 

 

 

「「・・・。」」

 

 

「諏訪子、貰ったときって蛇だったよね?」

 

 

「・・・うん。何か凄い力を感じるね。」

 

 

「うん?もしかしてこれ、僕の魂が混ざってる?」

 

 

 

よく見ると白い部分に諏訪子の、黒い部分に僕の力を感じる。

 

・・・何となく諏訪子に持っておいて貰った方が良い気がする。

 

久し振りに勘、というか能力が発動したな。

 

よし、諏訪子に持っておいて貰おう。

 

 

 

「諏訪子、これは諏訪子が持っておいて。」

 

 

「?わかった。」

 

 

 

諏訪子は陰陽玉モドキを何時も首から下げている懸守りに仕舞った。

 

よし、これでこの話はお仕舞い。

 

諏訪子と飲み直そう。

 

 

 

「よし、気を取り直して乾杯しよう!」

 

 

「うん!」

 

 

「「乾杯!」」

 

 

 

 

 

〜〜

 

 

 

 

「愛してるよ、黒。」(抱き締め合いながら)

 

 

「諏訪子、愛してる。でもさ、こういう時ぐらい噛むの止めません?」(もう既に噛まれた)

 

 

「やだ。」(噛みつく)

 

 

「・・・しょうがないなぁ。(諏訪子可愛い過ぎかよっ!!)」(重症)

 

 

 

 

 




かつて聖人だった友:ほぼ初登場。台詞を考えるのが難しい。当分出番は無い。因みに長時間幻想郷に滞在すると幻想郷の結界が彼の存在の大きさに耐えられなくなる。

ゆかりん:黒の友が帰った後に結界の修復、点検に走り回った。有事のために修行中。ゆかりんは止まらないッ!

黒:諏訪子に負けそう。どちらかというと戦闘力より主婦力があっぷ(レミリアは咲夜任せのため)。アドバイスにより戦闘力が1,5倍位に。主婦力は2倍(湖の家の家事は全部黒がやっている)。

諏訪子:めっちゃ強い。スペックだけなら黒より上。黒とセットにすると最強な最凶に。一歩間違えると黒以外(レミリアはぎりぎりセーフ)を滅ぼすバーサーカーになる。そうなったらはっきり言って勝ち目ない。

レミリア:ゆかりんと張り合える様になった。運命を操れる様になったため能力が当たれば最強。地味に弱点がない。今は黒と暮らすために家を建てようと奔走中。

早苗:一夫二妻してる黒を見てこの幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!と思ってる。霊夢はライバル。今のところ霊夢より弱い。


ざっくりとした強さ

かつて聖人だった友=最強で最凶な夫婦
>黒=クラン=キレた諏訪子=妖怪の賢者
≧諏訪子=覚醒レミリア
>アマテラス達高位神=ゆかりん=覚醒フラン(?!)
≧れみりゃ
>霊夢達
>一般人の強者達=早苗
>一般人



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