東方黒雲録   作:文才の無い本の虫

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狂■〈あはっ!最終章始まるよ〜☆〉

■■者「テンション高いね□□□・・・。」

狂■〈だって作中時間で数億年振りの出番だもん!〉

■■者「僕達が出るのはもう少し後だけどね。」

狂■〈えぇ〜。まあいっか!〉


第五章「表と裏、白と黒、始まりと終わり」
1「平穏は唐突に」


諏訪子とレミリアと一緒に墓参りに行ってから半年が経ち、冬になった。

 

冬の間はあまりすることがないので僕達は湖の家で過ごしている。

 

先週は萃香と『烏』と酒を飲み、その次の日は諏訪子とレミリアと布団でごろごろしていた。

 

とても良い時間だった。

 

〈お兄ちゃん、そろそろ現実を見ようよ〜☆〉

 

はぁ。

 

僕は眼の前の魔物モドキに【アメノムラクモ】を振るう。

 

今僕は幻想郷の各地に現れたファントムを片っ端から祓魔している最中だ。

 

ファントムは惡魔の下僕。

 

放置していると人の魂をファントムに書き換えて増殖して惡魔を呼び寄せようとする。

 

その為、エクソシストは基本的にファントム狩りが仕事だ。

 

今の僕はエクソシストじゃないんだけどなぁ。

 

〈でもなんでいきなり幻想郷にファントムが出てきたんだろうね。〉

 

確かに。

 

ファントムの目的は惡魔召喚だから幻想郷に惡魔が来ようとしている訳だ。

 

でも博麗大結界はファントムでも抜けられないはず。

 

霊夢と紫に聞いてみるか。

 

そうして、ここ一帯のファントムを祓魔し終えた僕は博麗神社に向かった。

 

空から見下ろすと、神社の縁側で話している紫と霊夢を見つけた。

 

 

 

「やあ。紫、霊夢。大結界に何か異常とか無い?」

 

 

「あ、師匠。さっき調べたけど大結界に異常は無いわ。・・・大結界について聞くってことは師匠はあの亡霊モドキの事を知ってるの?」

 

 

「うん。アレはファントムっていう惡魔の下僕。放って置くと増えて惡魔を呼び寄せるから駆除してるんだ。」

 

 

「なるほどね。惡魔?が幻想郷に来ようとしているってわけでしょ。」

 

 

「・・・クロ、惡魔の強さは?」

 

 

 

紫が問いかけてくる。

 

 

 

「うーん。ピンキリかな。弱い惡魔は早苗でも倒せるし、強い惡魔は霊夢が苦戦するかも。多いと厄介極まりない。」

 

 

「うそでしょ?!」

 

 

「それは不味いわね・・・。」

 

 

 

そう言った後、紫の纏う雰囲気が幻想郷の管理者としてのものに変わる。

 

 

 

「ええ、これを異変と見做します。霊夢、いえ16代目博麗の巫女。ファントムの駆除を。・・・数が多いわ。私も動きます。クロ、手伝って貰えるかしら?」

 

 

「うん、もちろん。・・・惡魔には少し因縁があるしね。」

 

 

「クロ、元凶に心当たりが?」

 

 

 

紫に聞かれて血に濡れた教会とあの惡魔を思い出す。

 

この規模のファントムを呼び出せる惡魔はヤツしか居ない。

 

 

 

「うん。この規模のサバトを起こせる惡魔は『バエル』しか居ない。」

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

霊夢と手分けしてファントムを駆除し始めて3日が経った。

 

紫はスキマでファントムの集団の近くへの僕達の送迎や情報収集、大結界の管理、幻想郷全域の警戒等をしてくれたのでとても助かった。

 

効率の為に霊夢に霊術とは違う退魔術(エクソシズム)を教えたりもした。

 

・・・『教会』の相伝だけどしょうがない。

 

〈それ大丈夫なの?〉

 

まぁ、その相伝の技術は僕と友が体系化したものだから大丈夫さ!

 

〈・・・お兄ちゃん疲れてるね。〉

 

うん。

 

だってブラック企業も真っ青な労働環境だもの。

 

紫達に合流する前から不眠不休で祓魔してるから・・・10日は不眠不休で肉体労働&精神労働してる訳だな。

 

〈ブラック企業だって週一時間は寝れるもんね。〉

 

いや、もう少し寝れると思うよ?

 

何かネットでは平均睡眠時間は3時間弱とか言ってたし。

 

 

そんな事を考えながらファントムを片付けていく。

 

周囲一帯のファントムを片付け終わると隣にスキマが開いて紫が出てきた。

 

 

 

「ごめんなさいね、クロばかりに負担が行ってしまって。」

 

 

「あーしょうがないよ。霊夢は強いけど人間だ。休みは必要だし、紫だってぜんぜん休んでないでしょ?僕は不眠不休でも動き続けられるからさ、少し休んだら?もう少しでファントムも狩り終わるし、こういう時ぐらい自分の師匠を頼っていいんだよ。」

 

 

「・・・ええ。お言葉に甘えさせていただくわ。」

 

 

「うん。霊夢も一緒に休ませてあげて。じゃあ僕は最後の集団を駆除しに行くよ。」

 

 

「クロ、気を付けて。」

 

 

「了解!」

 

 

 

そう言った後、僕は最後のファントムの集団の居場所に向かって飛んだ。

 

〈暇だしワタシも暴れたい!!〉

 

良いよー。(疲労)

 

 

 

「やったー!!殺る気増々で頑張る!!【フォーオブアカインド】!!」

 

「「「「アハハハはっ!!」」」」

 

 

 

フランが僕の中から出てきて四人に増えて、ファントムの集団に突っ込んで行った。

 

うん、応援してるー。

 

そうして最後のファントムの集団は壊滅(地形変化付き)した。

 

直すの僕と紫なんだけどなあー。

 

うん。

 

帰って寝よう。

 

〈そして諏訪子とレミリアとイチャイチャするんだ!でしょ?〉

 

そうとも言う。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

side:???

 

 

「ふむ。順調に奴らの視線をサバトに釘付けにできているな。アマテラス、ツクヨミ。術の準備はどうだ?」

 

 

人影の問いかけに何らかの準備をしていたアマテラスとツクヨミが答える。

 

 

「ああ、順調に出来上がっているとも。この術が完成すれば例えあのバケモノであろうと戻って来るのは無理だろう。なにせ時空の彼方へ強制的に送るのだからな!」

 

 

「ああ!これならあのバケモノでも解けない!あと少しで完成だ!」

 

 

「そうか。あとは人質でも取って奴にそれを当てるだけだな。」

 

 

 

人影は作業を再開したアマテラスとツクヨミに背を向けて密かに嗤う。

 

 

 

「くっくっく。忌々しいエクソシストめ、束の間の平穏を楽しむといい。それがお前が過ごせる最後の時になるのだから!!」

 

 

 

崩壊への歯車は廻り始めた・・・

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

――最近、嫌な夢を見る。

 

 

――黒が離れて行って手が届かなくなる。

 

 

――何故?どうして?

 

 

――私は嘆き悲しんで世界を滅ぼす。

 

 

――そんな悪夢。

 

 

 

 

 

――嫌だ。

 

 

――黒を私から奪うやつは■■■■を■って■してやる。

 




黒:疲労。直帰して諏訪子とレミリアに癒やされた。が、諏訪子に説教を喰らった。その後「お仕置き」と称して血を吸われた。その後3日程諏訪子とレミリアを抱きまくらに寝こけていた模様。クランも黒の中で寝こけていた。

諏訪子:黒になんで協力を求めなかったのかと説教。その後レミリアと連携して黒を美味しく頂いた。3日程黒の抱きまくらになっていたのだが諏訪子的には約得だった模様。現時点の最凶。黒の寝顔を見て落ち着きを取り戻した。

レミリア:諏訪子と連携して黒を美味しく頂いた。いきなり黒の運命が見えなくなった為に警戒を強める。諏訪子は三日間黒の寝顔を見ていたがレミリアは一緒に寝こけていた。

霊夢:ファントム狩りを終えた後、布団に入って寝た。だが彼女は見てしまう。世界が滅ぶ夢を。飛び起きた霊夢は行動を開始した。

紫:黒に休めと言われた後、まる1日寝た。その後真っ直ぐ飛んできた霊夢を見てとても嫌な予感を抱く。霊夢の見た夢を聞き、諏訪子と黒を封印するための結界術を考え始めた。

人影:アマテラスとツクヨミと協力関係にある。エクソシストを時空の彼方に飛ばす術を制作中。人質作戦を準備中。

アマテラス&ツクヨミ:とある理由のために人影と協力して術を制作中。何故か二人揃って自身が削られて殺されるという悪夢を見た。
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