東方黒雲録   作:文才の無い本の虫

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作者「もうちょい続く」

作者「あと何話か日常とエピローグ」

作者「その後設定とかexストーリーとか書いて完結」

作者「そしたらリメイクだあ!!」


8「真相と花火」

あの後、黒幕の惡魔を探したら諏訪子の『滅び』の余波で瀕死になっていた。

 

・・・少し憐れだなと思った。

 

僕は諏訪子に待っていてくれと言い奴に近づいた。

 

横たわっている惡魔が口を開く。

 

 

 

「クカカカ・・・我ながら滑稽だ。なあ、エクソシスト。」

 

 

「・・・何故、僕を消そうとした?」

 

 

「クックック。簡単なことよ。オマエが目障りだっただけの話だ。・・・兄よ。」

 

 

「どういうことだ?!僕に弟は居ない筈だ!」

 

 

「・・・クハハ、ハハハハ!そうか!そういうことか!!滑稽だ!怖れていたことは起きるわけもなく、我がから回っただけか!!なんと滑稽!!なんと馬鹿らしい!!・・・かふっ。」

 

 

 

バエルが赤い血を(・・・)吐く。

 

惡魔に血は流れていない筈だ。

 

バエルから敵意が消える。

 

 

 

「・・・エクソシスト、少し、昔話を・・してやろう。」

 

 

「僕にそれを聞く必要が有る?」

 

 

 

バエルに『アメノムラクモ()』を向ける。

 

 

 

「ふっ・・少し付き合え。死にゆく者の戯言だ。・・・そうだな、話を聞けばこの件に関わった黒幕を教えてやろう。」

 

 

「・・・それなら少し付き合おうか。地味に長い付き合い(エクソシスト時代の宿敵)だしな。」

 

 

「・・・気が遠くなる程昔の事だ。有るところに、親を亡くした兄弟が居た。兄は優しく強い人だった・・・。弟は自分の野望の為に兄を後ろから刺し殺した。そうして弟は野望を達成し、その後何故か永い時を経て惡魔に成った。ヤツは苦悩した本当にあの優しかった兄さんを殺す必要があったのかと・・・。」

 

 

 

僕にはそう話すバエルが惡魔というより過去に後悔する一人の人間に見えた。

 

 

 

「・・・偶然だった。・・・我が兄の魂を見かけたのは。兄の魂は一部が変質していたが本質は兄のままだった。我は・・・俺は恐れた。兄が俺を殺そうとしているのではないかと。その疑念は兄がエクソシストになったことで確信に変わった。・・・だから俺は配下を使い、人を使い、ありとあらゆるものを使って兄を、エクソシストを殺そうとした。だがヤツは唐突に姿を眩ませた。俺は兄を殺す為にありとあらゆる手段を探した。・・・そして兄を怖れている神を見つけ、奴らの力を借りて時空の彼方へ飛ばす術を創り出した。」

 

 

「・・・ツクヨミか?」

 

 

「ふっ・・・そうだ。ツクヨミとアマテラス。奴らはお前の報復を怖れている。奴らは臆病なのさ・・・。まあ、それはいい・・・。俺は滑稽だ。あの誰にでも優しかった兄さんを殺す必要は無かった。兄さんは病弱で、邪魔だった。たったそれだけの理由だ。・・・かふっ。・・・もう時間が少ないな、エクソシスト。お前は兄さんではないかもしれない、俺の勘違いかもしれん。・・・これは兄さんを殺した俺の自己満足だ・・・お前は、幸せになれ。・・・宿敵よ、汝の生に幸があらんことを。」

 

 

「・・・言われなくても幸せになるさ。」

 

 

 

――じゃあな、かつて血を分けた弟よ。

 

バエルは目を見開き笑った。

 

 

 

「ク、クハハハ、はははは!・・・は、はは・・・」

 

 

 

バエルは笑いながら塵になって消えた。

 

バエル、君が野望を優先したから僕は諏訪子と出逢えた。

 

そこにだけは感謝している。

 

僕を刺したのはそれでチャラだ。

 

 

僕はバエルが居た場所に背を向けて歩き出した。

 

 

帰ろう。

 

やらなきゃいけないことが山積みだ。

 

 

――後ろで風が吹いた気がした。

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

その後僕達は幻想郷の被害を確認して回った。

 

まぁ、大きな被害は精々博麗神社の境内が滅茶苦茶になった位だったので後始末は簡単だった。

 

後始末が終わり、僕達は博麗神社の居間で事の内容を説明した。

 

今はツクヨミとアマテラスに関してどうするか話し合っている。

 

因みに議長(自称)はイエスだ。(議長というTシャツを着て座っているだけだが)

 

 

 

「クロ、あの神達には幻想郷を危機に陥れた代償は払わせなければならないわ。」

 

 

「師匠、私も紫に賛成よ。何なら一発殴ってやりたいぐらいよ。」

 

 

「そうですよ王様!奴らは処すべきです!」

 

 

 

話し合いといっても奴らを懲らしめるのは決定事項だ。

 

そうやって話しているとクランが手を挙げていった。

 

 

 

「はいはーい!イエスさん(ぎちょー)、提案があります!」

 

 

「はい。クランドール君、どうぞ。」

 

 

 

クランとイエスが現代でよくやっていたやり取りをする。

 

 

 

「ワタシとゆかりんで誘拐してお兄ちゃんとお姉ちゃんに花火にしてもらったら良いと思いまーす☆」

 

 

「あら、面白そうね。」(口元を扇子で隠しながら)

 

 

 

そうしてクラン&紫のタッグにより花火大会をする事になった。

 

内容は普通に幻想郷全体で大々的な花火大会を実施、花火の打ち上げに乗じて誘拐してきた神共を僕と諏訪子で汚い花火に(爆☆殺)するという感じだ。

 

因みに他の花火は紅魔館と河童達が協力して制作するらしい。

 

本番が楽しみだ。

 

〈最後の晩餐を楽しんでおけ!!ってやつだね!!〉

 

・・・なんか違う気がするような?

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

・・・本番が楽しみだとか言ってた僕を殴りたい。

 

なんとクランとイエスの提案で見栄え的にも見世物(笑)としてもということで諏訪子とアレ(・・)を打つ事になった。

 

練習は博麗神社でやって紫と霊夢に爆笑された。

 

恥ずか死にそう。

 

因みにレミリアとは花火大会の時に出来ないという理由で散々やらされた。

 

諏訪子とレミリアはノリノリだった。

 

そんなに楽しいかな、アレ。

 

 

 

『とうとう今日がやってまいりました!!幻想郷花火大会、開幕で〜す!!』

 

 

 

『烏』のアナウンスがひびきわたる。

 

その後、幻想郷の各地に色とりどりの花火が咲いた。

 

 

 

『この花火は紅魔館と河童たちが協力して作り上げたものです、最後にはとびっきりの催し物もあるのでどうぞ最後までお楽しみ下さい!!』

 

 

 

諏訪子と手を繋ぎながら空を飛んで幻想郷を見下ろす。

 

今回諏訪子と僕は色とりどりな浴衣を着ている。

 

 

 

「黒、花火が綺麗だね。」

 

 

「うん。諏訪子も綺麗だよ。その簪も似合ってる。」

 

 

「ありがとう。黒も格好良いよ!」

 

 

 

そんなやり取りをしながら飛んでいると博麗神社の上空に着いた。

 

 

 

「お兄ちゃんー!!」

 

 

「クロー!」

 

 

「王様〜!」

 

 

 

クランや紫、ルーミアと合流する。

 

その横には簀巻きにされた神共がジタバタとしている。

 

 

 

「お兄ちゃん、準備できてるよ。仕上げ、頑張ってね☆」

 

 

「・・・うん。頑張るよ。」

 

 

『さー今回の大目玉!柏手様による大花火です!!』

 

 

「黒、行こう!!」

 

 

「うん!」

 

 

 

諏訪子と一緒に博麗神社の上で手を繫ぎ、波長を合わせる。

 

クランが簀巻きにした神共をぶら下げて飛んでいく。

 

諏訪子がノリノリで台詞を言う。

 

しょうがない、乗っていこう!!(開き直り)

 

 

 

「二人のこの手が!!」

 

 

「真っ赤に燃える!!」

 

 

「愛していると!!」

 

 

「轟き叫ぶ!!」

 

 

「「必殺!!」」

 

 

 

二人のエネルギーを束ねて遠くでクランがぶら下げている神共に狙いをつける。

 

 

 

「「愛符『ラブラブ!塞破(せきは)天恐拳(てんきょうけん)!!」」

 

 

 

束ねたエネルギーを炸裂し易いように調節して放つ。

 

クランは紫のスキマで撤収し、エネルギーの奔流は神共へ命中し、大きく鮮やかな光の花を咲かせた。

 

――その後クランと紫により台詞が中継されていたのを聞き、僕は一日恥ずかしさで悶えた。

 

 

 




黒:恥ずか死ぬぅ!!が神共が吹き飛んですっきりした。後でレミリアを花火が綺麗だったと褒めた。

諏訪子:黒とラブラブ!!を言えて満足。因みにクランにより音声は生配信☆

レミリア:黒に褒めてもらえて満足。が、ラブラブ!!は言いたかった模様。

クラン:愉悦愉悦ゥ!!

イエス:爆笑!!

紫:神共が吹き飛んですっきり!!

『烏』:小っ恥ずかしいことよく言えるなあ。(爆笑)




バエル:から回って諏訪子と黒の戦いの余波で死んだ。兄のことは嫌いじゃ無かった。最後に黒の幸せを願った。

ツクヨミ&アマテラス:黒幕?いつの間にか誘拐されて簀巻きにされ、汚い花火になった。神は死んだ!(ガチ)
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