ミッション14 船着き場を作ろう
8月に入り収穫シーズン前に船着き場を作る必要がある
フッケン及びアクア団との交易のためにも50m級の船着き場を作る必要がある
そこでロンメルは浅瀬だと船が座礁する可能性が高いので沖に100メートル進んだ場所に土石を運び、出島を作ることで海底の深さを確保しようと計画した
が、そんな建材やそれを輸送する重機や船が無いので計画段階で不可能とわかり破棄
とりあえずできる範囲でやる
まず桟橋を作っていく
木材で杭を打ち込み、土台を作り、徐々に沖の方へと広げていく
約1ヶ月村人総出で幅5メートル、長さ100メートルの桟橋を完成させる
木材は海水に浸けていると腐りにくい為10年持てば良いなぁとロンメルは考える
10年有ればしっかりとした港の建造も可能であると思われるし……
9月中旬になると収穫シーズンとなり勉学も中断して収穫作業となる
今年は殆どがポケモン任せだったこともあり、肥料と作物の生命力に頼った結果だったので1反辺りの収穫量は落ちる結果となった
が、人間が監督していた田んぼはポケモン主体の田んぼに比べて数倍の収穫量となり、植え方、手入れの仕方、水を抜くタイミングの必要性、草取り等々をすればこれだけ収穫できるぞという目安になった
一方ポケモンだけでも芋系はすくすく育ち、薩摩芋、じゃがいも、里芋、長芋が20t、25t、4t、3t
全て1町辺りの収穫量となる
ちなみに米の全体収穫量は1万石、小麦500石、とうもろこし7tという結果だった
人の手が加えられれば更なる増収は可能だ
水ポケモン達の雨乞いによって雨を降らせて水撒きをしているので除草及び土寄せを行えばさらに芋類地中の作物は収穫量が増える
「来年からは更なる増産が可能だろう」
収穫を終えたロンメルはそう締めた
(収穫物は腐らないように四次元ポケットの中に収納されております)
収穫が終わった10月、貨物積載量250tのアクア団の貿易船が入港した
積まれていたのは大量のケムッソとムックルであった
「おう、ロンメル村長……いや、今はロンメル総督だったか。頼まれていたケムッソとムックルを連れてきたぜ」
「ササキ船長ありがとうございます」
「いやいや! お、スズミヤも元気そうじゃないか」
「ササキ船長もおかわりなく……どうですか本社は」
「うむ、港の建築は輸出量が増えてからだな。当面の間はこのミニマリン号で貿易を行う予定だ」
「250tですか。こちらからも当分の間は穀物の輸出しかできませんが」
「ああ、それで良い。一応ルートはホウエン→フォルモサ→シャンハイ→フォルモサ→ホウエンで、フォルモサには毎月1回来る予定だ」
「なるほどなるほど」
「で、大陸側が欲しいのは食料、ホウエンが欲しいのは布、ポロック、蜂蜜、肥料だ。そっちが欲しいのは粘土、石炭、鉄、家畜だったか?」
「ええ、ミルタンクと人型ポケモンができれば欲しいです」
「OKOKホウエンに戻ったら用意するよ。とりあえず今回は米200t、小麦粉5t、あとは芋類を買おう」
「ありがとうございます。真水と船員の食料補給はこちらで出します」
「助かる……スズミヤ、差し引いたらどんぐらいだ?」
「差し引きフォルモサ側に2000万ポケドルの支払いですね」
「よし、取引成立だ。貨幣支払いだったな……細かいのが欲しいって言ってたからほら細かい貨幣もほら」
「確かに……紙幣はすみませんが無しで」
「しゃーない。貨幣じゃないと担保が無いからな。ただ、銅山や銀山、金山があるのならば国際通貨発行委員会と連絡を取り合った方が良いぞ」
「聞くからに通貨を作ってる所に聞こえますが」
「そのまんまだな。世界通貨ポケドルを管理している部署でそこの許可があれば通貨の発行ができる。銀行みたいなもんだ」
「なるほど……呼ぶにあたって何か条件がありますか?」
「人口が1万人以上もしくは銅銀金山のどれかを保有しているかつ経済規模が10億ポケドル以上の地方だ。人口は難しいから鉱山と貿易規模をなんとかしてしまえ……俺らとの貿易を10億ポケドル以上にすれば解決だな」
「ふむふむ……ありがとうございます」
「おう! じゃあ明日には出発するわ。荷の積み降ろしさっさとやってしまおうぜ」
早速ケムッソの糸を製糸にするととんでもなく丈夫なかつ肌触りの良い布に仕上がった
「成分分析したけど絹に近いけど生糸よりも糸の長さ、量が桁違いだわ。ユキハミの糸が300gなのに対して1キロも糸を吐き出す事が可能だとわかった」
ユキハミは雪だが、ケムッソは葉っぱが好物なので色々食べさせて見るとオボンの木の葉っぱを好むらしい
ただ注意としてユキハミの布の方が価値が高いとアクア団のスズミヤに言われた
「ケムッソ、キャタピーによる繊維業はジョウトに大規模な工場があるのでそこまでユキハミの製糸よりも売れないと思います。着ると涼しいという特徴は素晴らしいですからね」
とのこと
なのでユキハミを増やすのを続ける
雄のケムッソと雌のユキハミを交配させて数を増やしたりする
ポケモンはタマゴグループが同じであれば異種交配しても雌のポケモンが生まれる性質がある
メタモンが居れば全て解決なのだがメタモンは徹底管理されているらしい為輸入は不可能とのこと
ユキハミに頑張って貰い日に10匹ずつ増やしているが目標生産量の日に10坦に到達するのはまだまだかかりそうである
10月となり、5ヶ月間の基礎教育が終わった100名の移民達、未成年の10歳未満はこのまま教育を続けるが、とりあえず労働力として始動である
農業、料理、畜産業、繊維、建築業、開拓、鍛冶屋、製材、製紙、捕獲、皮革業、木材加工、ポロック製造
これが基礎教育で就役可能の職業である
高等職は教師、機械エンジニア、設計士、肥料工場、塩・真水工場、栄養師、医者、各種監督
これくらいか
で、現在基礎労働人口が72名、外部労働者1名、ウマ娘45名(うち5名ホウエンに出向中)、未成年40名となっている
これを希望職種で振り分けていきロンメル>ウマ娘>労働者>ポケモンという構図を作り上げる
どの産業も拡張をしなければならないので末端労働力のポケモンの指揮者としてトレーナー達が必要
ロンメルが希望のアンケートを取り、ここから2ヶ月の試運転期間を行う
とりあえず島の産業が動き始めたが、オルテガがギルドの設置を求めてきた
「ギルド?」
「ええ、まだまだ未開拓の大地が広がるこのフォルモサに冒険者ギルドを作ることで開拓を促しつつ、強いポケモントレーナーを作るのが目的です」
「却下だ。そんな人的余裕は無い。生産リソースを開拓に集中させることで計画的な産業育成をしなければならない段階だ。それに島のマッピングは律に頼んで行っている」
「律とは?」
「私の友人でありポケモンであり右腕だ。君達が入植する前に地図を作るように指示してある」
『ロンメルさん! 島の北半分のマッピングが終了しました』
「噂をすれば」
「見たこと無いポケモンですね」
「バーチャルポケモン……人が人工的に産み出したポケモンだよ」
『ポリゴンPこと自律思考固定砲台の律です! ロンメルさん印刷機借りますね』
「ああ、頼む」
ということでフォルモサ北部の地図ができあがる
| 海 | 海岸 | 海岸 | 海岸 | 海中洞窟 | 海岸 | 海岸 | 海岸 | 海 |
| 海岸 | 草原 | 草原 | 草原 | 山 | 草原 | 廃墟 | 川 | 海岸 |
| 海岸 | 草原 | 湿地 | 湿地 | 森 | 森 | 森 | 川 | 海岸 |
| 海岸 | 田 | 山 | 山 | 山 | 川 | 川 | 川 | 海岸 |
| 村 | 森 | 森 | 森 | 森 | 森 | 森 | 川 | 海岸 |
| 空地 | 森 | 森 | 雪原 | 雪山 | 雪山 | 雪原 | 湖 | 海岸 |
| 海岸 | 草原 | 草原 | 草原 | 山 | 雪山 | 山 | 高地 | 海岸 |
| 海岸 | 草原 | 森 | 森 | 川 | 山 | 大穴 | 沼地 | 海岸 |
| 海岸 | 森 | 川 | 森 | 森 | 森 | 森 | 森 | 海岸 |
「これが……フォルモサの北部ですか」
「はい、全体の3分の1ほどですが」
「なるほどなるほど……廃墟があることに驚きですね」
『廃墟には強いゴーストポケモンがうようよ居ました。北西部の平原には人型のポケモンが少し居ました。リオルとルカリオ、ミミロルとミミロップですね。あと大穴は隕石によるものだと思われます』
「なぜ隕石と断定?」
『ピッピ系、ソルロック、ルナトーン、スターミー系が住み着いていました。また月の石や星の欠片がそこらにむき出しで落ちていましたので』
「なるほど……宇宙の研究もしないといけませんねぇ」
「ロンメル総督、となると我々は」
「まず升目のすぐ東の森を更に開墾して畑を広げ、山まで接続しましょう。目標は鉄道の敷設です」
「て、鉄道!」
「ええ、山から様々な鉱石が眠っているのは過去の探索でわかっていますので山をも生存圏に組む込みましょう」
当面の方針が決まる