ミッション15 国民党
12月……糸の増産、アルミニウム工場の建築、家の増築等々
やることが山盛りで大変であるが順次こなしていく
そうしているとアクア団のササキ船長が見慣れない人を連れてきた
「ロンメル総督、1ヶ月入港が遅れてすまねえ。シャンハイ側との取引をするに当たって交渉していて遅れちまった」
「あ、大丈夫ですよ」
「紹介するがアクア団と取引しているシャンハイ地方の国民党のメイメイ殿だ」
「メイメイです総督様よろしくね」
「ロンメルです。よろしくお願いします」
話してみるとどうやらシャンハイ側にも交渉役が必要だろうと話しになり、シャンハイ地方の与党である国民党から交渉役としてここに来たらしい
「シャンハイ地方は貿易により莫大な富を蓄積し、ビルが建ち並ぶ大陸一の金持ち国家ある。シャンハイ地方は未開拓地を他の地方に売ることにより高レベルポケモンが蔓延る危険地帯に接しないことで安定して成長することができたね」
とのこと
シャンハイ側は食料を欲する代わりに人型ポケモンを輸出してくれるらしい
「シャンハイでは人型のポケモンが大量に居るので捕まえての輸出は可能ね。ただ食料はいつも高価ある。なるべく大量に送ってくれると助かるね」
「わかりました。農作物の増産を何とかしましょう」
「あと家を1軒借りたいある。ダメかね?」
「いえ、至急用意致します」
こうしてフォルモサにメイメイ担当官が在住することとなった
人工生育第1号の子供が生育を終えて家族の元に返された
「お父様、お母様、ヒムラです。よろしくお願いします」
最初は困惑だったが数日も立てば受け入れ、ヒムラも両親の手伝いや学校で勉強し、周りの皆からも最初は見せ物的であったが、整った容姿と愛される言動で馴染んでいった
1月、製糸工場の拡張が終わり、各種糸の増産が始まる
ポケモンの繁殖も順次おこなっているがまだ目標量には到達していない
ロンメルは今年の生産目標を決定し、計画経済令を発令
現在の田畑の広さが150町ほど
1反の収穫量が米10~20石、小麦3~5石、芋類20~30石、とうもろこし20~30石
1石180キロ計算で、水田100町、主食畑30町、野菜や木の実の畑が20石である
水辺の労働ポケモン達の数が爆発的に増えているので今年度は100町の開拓を目指す
遺伝子組み換えにより作物の収穫量が増えているが、肥料を投入しないと土地が枯れてしまう
生産計画としては
農業部門
・米 3万石(二期作故に)
・小麦 3000石(裏作含め)
・芋類 1500石
・とうもろこし 1500石
・他 500石
製造部門
・製鉄 50t
・鋼 追加で特殊電炉を建造
・製糸 50坦(3t)
・製紙 内需分
・電力 現状維持(約800億kWh)
・塩 10t
・石鹸 内需分
・肥料 2万t
・ポロック 5t
・調味料 内需分
・アルミニウム 貿易による
・モンスターボール 約5000個(日産10~15個)
特殊
・ウマ娘 60人
家畜
・鶏 5000羽
・豚 500匹
・魚類 5t(主にコイキング)
の計画を大々的に打ち出した
とても開拓3年目の生産量ではないが努力目標としてはこれぐらいを見据えなければならない
鉄鉱石や石炭、ボーキサイト等は輸入に頼るため生産量は安定しないと思うが……
この計画が成功すれば生活がより安定するし、通貨も国内で回せる分を確保できるだろう
ミッション16 道を整備しよう
開拓村も近代的な工場と木造住宅という時代がぐちゃぐちゃな建造物が建ち並び、気がついたら最初はマサラタウンくらいの3分歩いたら村の端だったのに今では村の端に行くのに走って(ウマ娘基準時速60キロ)10分近くかかるようになった
で、広くなれば道が広くないと色々と不都合である
現在道は舗装はされておらず、土の道となっている
雨の時はぬかるみ、荷車を走らせればわだちができる
これでは良くないためメインストリートだけでも舗装することとなった
現在の村を十字に分け北は田園地帯に、南は住宅予定地に、東は畑に、西は船着き場に接続するように計算し、コンクリート道路を作っていく
舗装距離12キロ
中央の道は幅が20メートルあるため10メートルで区切り、通行止めにし、まずスコップやピッケルを使って穴を堀り、コンクリートを半分入れ、砂利を入れて更にコンクリートを入れ、レイキを使ってならして固めていく
コンクリートは固まるのに1ヶ月かかるし、複数の工程があるため12キロの舗装……ウマ娘やポケモンを合わせて100名投入して完全開通するのに3ヶ月の期間を要した
工事の遅れた理由としては固まる時間もあるが、石灰を火山から取りに行くのにウマ娘達何人もが荷車を引いても1時間で1tが限界であり、他に砂利も運ぶ必要もあり1ヶ月を予定していた工事は伸びに伸びて3ヶ月かかることとなった
このことを受けてコンクリートの石灰使用量の増加のために火山までの鉄道計画をたてていくこととなる
道路工事をしている間にササキ船長がミルタンクを30匹と鉄道用レール50tを持ってきてくれた
これで国内のレールの総量は250t
1m50キロ片車線なので100キロかかる
その為10mで1t、250tといっても2.5kmしか線路を引くことができない
しかも加工品なので高い
1t100万ポケドルであるため今回だと5000万ポケドルもする
しかも粘土や石炭、家畜代金等の他の物も合わせると9300万ポケドルもする
ミルタンクが値段が高く1匹成体で120万ポケドルで3600万ポケドルとなっている
こちらは食料を250t分出すが3500万ポケドルにしかならない
今回はミルタンクが居たとはいえこれをレールの比率を上げればそれだけ値段も上がる
250t全てレールにすると2億5000万ポケドルとてもでないが支払えない
更に言えばフォルモサは難破船の200tのレールを買い取っているので2億ポケドルの借金がある
大幅な貿易赤字である
これを何とかしなければならない
ちなみに布は今回5坦1500万ポケドルで売れ、合わせて5000万ポケドル
4300万ポケドルの赤字は借金となった
アクア団としてはMAXでも10億ポケドルの赤字が許容範囲なので現在2億4300万ポケドルの赤字なので約7億と5000万となる
気を付けないと超えてしまいそうである
「ちなみに超えたら?」
「土地の強制差押えでしょうね。植民地化です。もちろんロンメル総督からスズミヤに権力も譲渡して貰います」
とのこと
ミッション17 借金を何とかしよう
このままではフォルモサは破綻してしまうし、いつまでたっても貨幣経済に移行できない
借金返済をするに当たり、換金率の高い物を売る必要がある
一番は布の生産量を上げることだがそれもなかなか難しい
アルミニウム工場ができれば全てが解決するのだが……
アルミニウム相場は1t140万ポケドルらしい
250t作れば3億5000ポケドルの収益となる
まぁ最も理論値であるが……
アルミニウムは加工しやすいのもポイントである
缶詰め、食器、防具等々
ハイパーボールの生産にもアルミニウムが素材の1つで必要らしい
需要は大量にあるが供給が間に合ってないらしいのでフォルモサのアルミニウム工場はフォルモサ飛躍の柱になる可能性を秘めていた
とにかく今はアルミニウム工場を完成させること、今年度の計画経済の完遂を予定通り行うこととなった
2月、裏作の小麦が収穫され、予定以上の3500石の収穫となり計画の1つをクリアーした
小麦粉に加工作業となるが、電動のふるいをかけた後、ロール製粉機を5連続させて1日250石の小麦が上質な小麦粉となる
ちなみに小麦から小麦粉になる量は約60%なので3500石あっても2100石分しか小麦粉にはならない(正確には378tの小麦粉となる)
これが30キロごとに袋詰めされ、保管される
とりあえず計画は順調に推移いくと思われたが開墾を担当していたウマ娘がロンメルの研究所に駆け込んできた
「ロンメル総督! 大変です! 森のポケモンが大連合を組開拓組を襲撃! 既にこちら側のポケモンが20体程死亡!」
「数と種類は?」
「1000以上、キノガッサ、フシギバナ、ベイリーフ、トロピウス、モジャンボ、ララテンス、リングマ、ニドキング、ビークインを確認、司令塔と思わしきポケモンはビリジオンかテツノイサハと思われます」
ミッション18 ポケモンの反撃を撃退せよ