ミッション18 ポケモンの反撃を撃退せよ
至急人員と動員できるポケモンを集めて問題の場所に急行するとポケモンが地均しの如く徒党を組んだポケモン達が開拓した場所を襲っていた
「天候を霰にし、吹雪だ!」
大量のバイバニラやマンムーが天候を霰に変えて吹雪を連発する
ただレベル差が野生のポケモンの方が高くなかなか崩れない
足止め程度にはなり、時間を稼いでいる間に木材や丸太で簡易的なバリケードを作る
そこから支援砲撃としてレアコイルやジバコイルのラスターカノンやハイドロポンプが発射される
が、相手方もソーラービームや種爆弾、ミツハニーの特攻攻撃等で対抗してくる
一時的な拮抗状態となり、進撃スピードが緩やかとなる
「ロンメル総督敵の足が止まりました」
「霰と吹雪を継続し、雪を積もらせて侵攻不可能にしろ!」
村民達はこの攻防を見てここが最前線の開拓地であることを思い出す
結局雪が3メートル近く積もったことで侵攻不可能となり野生のポケモン達は退いていった
こちらも負傷したポケモンや遺体を回収していく
双方合わせてポケモンの死者数が100体近くであり、殆どがミツハニーであった
「とりあえず当分の間は東への開拓は無理だな。危険すぎる」
「そうでごわすな。そしてスタンピードに備えて軍を作るべきでごわすな」
アオギリの意見に対してオルテガが反論する
「いやしかし、軍は必要ないのではないか? 今回のように撃退できたではないか」
「それはロンメル総督が素早く指揮を執ってくださったからじゃないか」
解放主義者達は軍に対して嫌悪感がある
これに対しアオギリ達は普通のポケモン達では対抗できなくなっているので指揮官となる人物が必要な為、軍は必要であると反論する
「「ロンメル総督どっちですか」ごわすか」
「軍は最終的に必要だけど今は不必要に拡張する必要は無いよね。ただ軍に準じる組織は今後ポケモンとの戦争では必要だ……現在の生存圏約150町を更に拡張するためには森のポケモンと生存競争をする必要があるからね」
「オルテガ達の軍へのアレルギーはわかるが武力無くして生存圏を守ることはできないよ。……まずは監視施設と罠の設置、それを指揮する人材が必要だねぇ……とりあえずウマ娘で防衛隊を作ることにするよ」
「それだと我々にウマ娘が反乱を起こすのでは……」
「おい、ロンメル総督もウマ娘だぞ」
「いや、ウマ娘が支配するというビジョンを持つのは良い視点だよ。常にそれは警戒しておいた方が良いだろう。ウマ娘と人間は人類であるが良き隣人でしかない。互いに利用し合う関係くらいに考えなければ」
「外部はロンメル総督をポケモンとの混血と考えていますからね」
「まぁまず軍の前身組織を作ろう……自警団だと締まりが悪いから防衛隊にするか」
次に森との境界部分をどうするかの話になる
「バイバニラとマンムーの吹雪で広範囲を通行止めにしている間に堀と土壁を作るしかないだろうな。コンクリートブロックによる壁だと撤去が大変だし……兵器も開発するしかないのかなぁ」
「兵器ですか?」
ロンメルはそもそもポケモンの世界の武器のレベルがどれくらいなのか知らないことに気がついた
「そもそも軍は何を使ってポケモン達と戦争してるの?」
「そりゃ銃とポケモンでしょう」
「銃か……どれぐらいの技術レベルなんだろうか」
「それはアクア団のスズミヤ殿や国民党のメイメイ氏の方が我々より詳しいと思いますよ」
「移民組は村に自衛用の古い猟銃くらいしか見たことが無いと思うでごわす」
移民組はそもそも従軍経験が無いので武器を触れた事が無いとのこと
そこでアクア団のスズミヤに聞いてみると
「自衛用に銃が欲しいですか……構いませんがポケモンの方が手っ取り早いですよ」
「というと?」
「ポケモンを捕まえて戦わせればその方が強いからです。地面、岩、鋼、ゴーストポケモンに銃弾は効きませんし、他のポケモンにも一定のレベル以上であれば効果が薄いです。鍛え上げられた人間や異能持ちと呼ばれるポケモンとの混血にも銃弾は効きづらいのですよ。それより鍛えての白兵戦やポケモンを使っての攻防の方が侵攻も防衛もやり易いですよ」
「なるほど……ポケモントレーナーを育成してそれを量産する方が強いと」
「ただ全部の武器が弱いわけではありません。大砲なんかは榴弾はポケモンのじばくと同じ程度の威力があります。バリスタや弓なんかも威力は落ちますが毒を塗ることで殺傷能力を高めることができます。ゴーストポケモンにも効果がありますからね」
とのこと
どーも聞くに銃火器の発展がこれは進んでないだけかもしれないぞ?
ロンメルは試しに3Dプリンターで銃を作り(強化プラスチックがロンメルが持っている分しか無いため量産不可能)、シキジカに発砲したところ確かに効きが悪い
殺すに至らない
5発ぶちこんでようやく動かなくなったので弱いシキジカでこれなら確かに銃より刀で叩き斬った方が早い
(それがこの世界のルールなのかな? 効きづらいで効かないわけではないのかポイントか……ポケモンに効く武器の開発……やってみるか)
「律」
『はい』
「ポリゴンの設計図はできているね」
『はい、ポリゴン、ポリゴン2、ポリゴンPに至るまでのデータが出来上がっております』
「素材は?」
『クローンの素材を流用可能です。実体化できなくてもパソコンの中でウイルスとして増殖可能でしょう』
「よろしい。平行してポケモンにも対抗可能な武器の開発も行う」
『何か考えが?』
「ポケモンの特殊技と呼ばれるエネルギーを蓄積、放出することが可能である武器が理想、物理は波紋と全集中の呼吸、チャクラコントロールで底上げする」
『わかりました。となると研究所の地下にある連立式量子コンピューターを起動させても』
「ああ、電力も安定化しているし研究する余裕も出てきた。律はどんどん技術を確立して欲しい」
『わかりました。ロンメルさんは統治を中心に?』
「あぁ、やれるだけやってみようと思う。案外闘争が面白くなるかもね」
『死なないように頑張りましょう』
「ああ、互いにね」
ミッション19 森のポケモンへの攻勢計画を立案しよう
森のポケモンは約1000匹であり、伝説と呼ばれるポケモンが統率している
平均レベルは65
低くても50で高いと75くらいであろうか
歴戦かつ最精鋭のマリルリやフローゼルが70レベルなのでいかに今回の戦いが難しいかわかるだろう
ただ難しいがやり方を工夫すれば何とかなるだろう
村人達を集めて会合を開き
「ポケモン達に波紋や全集中の呼吸を伝授することにした」
「「「おぉ……」」」
「ポケモンも扱えるのですか?」
「扱える。うちのマリルリができるのだから知能があり呼吸を行うポケモンであれば可能だ。逆にコイルやコイキング等の機械や魚類は恐らく無理だ……ギャラドス等はわからんが」
「……ギャラドスは制御できれば強いですが……」
「ギャラドスとサメハダーは難しいよな」
「波紋や呼吸は第三移民組以外は扱えるよな」
「「「はい」」」
「医者のウマ娘達と教員のウマ娘と合流してポケモン達に戦い方と呼吸を教えなさい。完了次第反攻作戦を開始する」
「しかし水タイプが多いうちらでは森のポケモンに不利では?」
「そもそも田んぼ川に生息するポケモンの数がわからないのですが」
「こちらで独自に調べたが戦闘従事しているのが150体、開拓従事が500体、農作業に従事が2500体、他未成熟だったり非協力的なのが300~500体だな。さすがに非協力的なのまでは調べられなかった」
「農業従事のポケモンを戦闘従事に変更すると広大な農地の維持が破綻するのですよね?」
「あぁ、だから農業従事のポケモンを引っ張ることはしたくない」
「となると開拓従事のポケモン500体は開拓が現在中止していますし戦闘従事に変更できると」
「戦闘従事もポロックが安定供給できるように絞っていただけだからポロック工場が拡張し、人員も配置できるようになったことで650体くらいなら十分に供給可能です」
「決まりだ。それにウリムー牧場を再稼働させる」
「それはなぜ?」
「ウリムー……いや、氷地面タイプのマンムーの強靭な力が必要となった。数を増やすのに牧場の方が良く、ウリムーは全村民に配ろうと思う。マンムーとなれば農耕地を耕したり背中に乗れば移動が楽になる。移動要塞として戦うことも可能だ」
「わかりました」
ウマ娘達はすぐに納得し、人間サイドも問題なし
そして数日後に防衛隊が設立され、ウマ娘10名が指揮官としてポケモン達と建築業に従事する人員を指揮して空堀と土壁を建造することとなる