赤字にポケモンの襲撃と問題が多くなってきた3月
とりあえずポケモンの襲撃問題は2月は小手調べらしく、食料が多くなるこれからが本格化するだろう
もしくは森の木の実が不作でこちらの木の実を奪うために襲撃を仕掛けてきている可能性もあるが……
このタイミングでシャンハイから人型ポケモンが奴隷の如く運ばれてきた
「進化前のポケモンを多くしたね。進化後だと高くなるあるよ。とりあえず1体10万ポケドルね」
運ばれてきた数は200体近く
種類もバラバラであるが進化前……レベルも5レベ以下である
ただ本当に色々混ざっている
ワンリキー、バルキー、ラルトス、アサナン、ドッコラー
この5体はタマゴタイプ的に人型なのでわかるが
ププリン、トゲピー、ピンプク、カヌチャンは人型じゃなくて妖精だぞ?
「あのこれは?」
「人型ポイポケモンね。弱いし、本国も進化が不確定でよく分かってなくて売れ残ってたある! いや! 売れて万々歳ね」
そりゃなつき進化は分からんよな
というかカヌチャンって危険生物って聞いていたが大丈夫かな?
やたらとカヌチャンが多いが
「あのカヌチャン多くない?」
「き、気のせいあるね」
いや、カヌチャンだけ30匹居るんだが
他10匹とかなのに
「鋼や金属をハンマーに加工するから売り払われたなさては……まぁええわ」
今回は小麦粉200t(2000万ポケドル)、肥料50t(500万ポケドル)を売ることでやや黒字
「次粘土や石灰中心でお願いしますササキ船長」
「あいよ」
とりあえず交易は終了
メイメイ氏はロンメルの中で要注意とレッテルを張り、ポケモン達をウマ達や村人に配り育成をしていく
カヌチャン軍団はウマ娘に管理させ不用意に鉄を盗まれないようにする
と思っていたら早速コイルに集団で殴りかかる
レベルが高いコイルに集団は全滅させられたが……
「蛮族やんけ……怖」
レベルが低いから良いが、コイツらが育ったら反抗してくるんじゃないかと思いながらも管理を任せる
成人式が村の中で行われ30名が成人となった
成人になって変わることは結婚できることと労働の強制従事くらいだが……十分変わるな
ただ学校で1年近く学んでからの労働従事なので呼吸や波紋をしっかり覚えかつ文字の読み書き、四則算、集団行動はできるので十分な戦力である
というかポケモン世界の人達って発育が良いな
10歳にはとても思えない
まぁ大人組なんかは栄養不足でそこまで身長は無い(男が160、女が145くらい)だが、子供達は成長に必要な栄養を取れたためか10歳で男女共に150を超えている(ロンメルが元居た世界の子供10歳の身長が140なので10センチもデカイ)
恐らくポケモンという脅威に対抗するための早熟性なのだろう
女性陣も男性陣も10歳で射精も初物も全員来てるから驚きである
これで労働人口が約200名、内人間が120名、ウマ娘が80名である
男女ウマ娘の比率は1:2:2である
他未成年が41名なので村の総人口は約240名となる
最初の13人の約18倍と考えると感慨深い
ただ労働効率を考えると男性陣が1とすると女性が0.9ウマ娘が2.5となる
元々の種族的優位及び高等教育人工生育で学士クラスが人工的に産み出される故なのだが……人達が波紋を覚えればウマ娘達も波紋を覚えるので効率が変わらない
ちなみに波紋を覚えてない男性の労働効率は0.6である
律の計算によれば高等教育……大学まで教育を受ければ労働効率は1.5まで上げられるらしいが、それが種族的限界である
知能労働であれば別だが、ここは開拓村……肉体労働が主である
(ウマ娘が圧倒的少数にならないようにしつつ、人間との合計比率は子供も合わせれば3:1……できれば5:3くらいがベストだがベビーブームで血が混ざれば警戒心は薄くなるか。調整をミスればユダヤ人になりかねないからな……できれば人型ポケモンに言語と知恵を教えることで新たな人類種に近しい者ができれば対立等も無いだろう)
「カヌー?」
近くに居たカヌチャンを抱き上げ
(どうやって教育する? 人工生育器を調整できれば良いが……律に計算してもらうか)
「ヌチャ?」
「ごめんごめん考え事をしていた」
カヌチャンを離す
「ロンメルトレーナー、大丈夫?」
「大丈夫だよマリさん(ロンメルのマリルリの渾名)お前は可愛いな」
「えへへ」
(成功例は目の前に居るからな。人型ポケモンじゃなくても人の言語は習得可能かつ他のポケモンも人の言語を理解できている……コミュニケーションと読み書きができればポケモン達の労働の質も向上する……その分人を別の仕事に就けさせる事ができるか)
ロンメルは悩みながらも物事を進めていく
我々はロンメル総督より産み出された存在だ
知識を与えられ、個性を与えられ、機械から排出される存在
待遇は良い
知識だけであるがロボットのようにずっとの強制労働でもなければ大量の食事にポケモン達に触れあうことで癒され、共に強くなるのが心地よい
休みの日は広場で行われる野良レースで同族のウマ娘達と走り、村人と互いの手持ちのポケモンでバトルをし、意見を交換し、ポケモン達とトレーニングをする
拡張された100人風呂と呼ばれる共同浴場に入り、キンキンに冷えたミルタンクのモーモーミルクを飲み、共同食堂で産まれた当初から大幅に増えた料理の中から選んで食事を取る
「お、親子丼がメニューにある! 久しぶり食べるか」
ポケモン達用の餌はポロックは輸出用や戦闘従事のポケモン優先なので木の器に入れられた木の実のジュースとポケモンフーズを食べさせる
ポケモンフーズはポロックより量産しやすく、ポケモン達の疲れを癒すがポロックみたいに毛づやが良くなったりかっこよくなったりはしない犬や猫の餌みたいな物だ
味はそれぞれタイプで好みが有るらしく現在は水、草、虫、氷、炎、電気の6種類のポケモンフーズが作られている
ただ味が同じなのでふりかけ(木の実のドライフルーツ)をかけることで味を変えて食べやすくしている
ウマ娘の私が興味本位で食べてみたところボサボサした味の薄いクッキーに近い
……調理台を見ると調味料が前より増えていた
知識だけだったマヨネーズ、ケチャップ……ミルタンクから出る牛乳でバターからホワイトソース、デミグラスソース、オニオンソース……これに味噌、醤油、塩、酢、山葵、ニンニク、香辛料等が加わる
ただ不足しているのが甘味と酒だ
今島である甘味と言えば薩摩芋と甘い木の実を煮込んだジャム類と蜂蜜……結構あるな
砂糖をロンメル総督は作りたいらしいが人手が足りないと嘆いておられ、ウマ娘か労働人口が増えればやりたいと仰っていた
酒は……皆密造酒を作ってそれを通貨代わりに使っている
果実酒、蜂蜜酒、清酒、味醂……ロンメル総督はガラスの材料が揃い、瓶が作れるようになれば酒造りを始めたいと仰っていたので楽しみである
ただ皆思い思いにアレンジした酒を作るので味が違って娯楽の一種になっている
家に帰ると他のウマ娘ももう帰っていたのかツマミと人参をテーブルに置いて賭けトランプをしていた
「ただいまー」
「お! キタキタ! アナログほらあんたも参加してよ! 参加費は取るけど何かある?」
「わかったわかった。この前作ったピリ辛の漬け物と人参の糠漬け出すよ」
「やり! アナログの漬け物美味しいんだよな!」
「あんたは何出すの?」
「ヤドン尻尾の燻製とソーセージ」
「ツマミには最高だね」
「デジタルがどぶろく作ってたからそれを飲みながらパーっとやろうよ! 今大富豪が熱いよ」
今私達は同じ時期に製造された5人で同じ家で生活している
もっとも家の広さは36畳程の広さがあり、台所(釜戸、水道)、風呂、外にはトイレ、薪置き、備蓄庫が設置されていて1人5畳の個室と6畳のリビングとなかなかの広さだ
床は木な為固いが布団や座布団をひいて生活する
「誰か好きな人できた?」
「あー、あたし告白された」
「「「まじかよアナログ!」」」
「同じ職場の新しい子が職業訓練時から好きだったんだって。成人したから結婚しませんかだって」
「いいじゃん良いじゃん付き合っちゃえ」
「ということで来月にはここ出ると思うわ」
「まーじか、アナログは最後だと思ったのにな」
「どういう意味だデジタル!」
「痛い痛いほっぺた引っ張らないで」
「たく」
私達は作られた存在ですが……まぁ楽しく生きてます
親であるロンメル総督にはボチボチ感謝してるのでもっと楽しく生きて欲しいです