ミッション5 塩
田畑が起動に乗り、青々とした稲や野菜、葉っぱが伸びている
気温は35度近くなり夏真っ盛り
村人達は暗室で夏の暑さを凌いだり、ポケモンバトルにせいを出す
マリルやブイゼル達も暑さで疲れが溜まっているのか、疲労回復効果の高い食事や冷やしそうめん、冷たいオボンのジュース等を振る舞う
木製のフォークやスプーンを上手く使い人間みたいに食べる姿にほっこりするが、塩が想像以上に使うので海水から塩の抽出を始める
まず海水の汲み取りポンプを設置し、ろ過装置からイオン交換膜を通し、かん水にした後真空式蒸発缶で煮詰めるすると大粒の塩となる
研究所から電線を海に伸ばしたが、相変わらず電線にコイルがまとわりつく
ほっとくとレアコイルやジバコイルに進化するが大量に張り付くそれは恐怖映像である
まぁ食べられる電力は微々たるものなのでほっておいてるが……
ということで塩の製造装置が完成
出力を最弱にしているが、1日に10キロもの塩が製造されるため塩余りが発生
塩を使う施設を作ることになり、ロンメルが塩サウナに入りたいということで共同浴場を作ることになった
電力が有り余っているから巨大な電気温水器を作り、塩でづくりで大量に出る真水をお風呂に使うという贅沢
真水の製造ができたので巨大な貯水タンクを建造し、各家庭に水道を通していく
今まで村唯一の井戸か川に水を取りに行っていたので生活水準が一気に上がる
お風呂も家庭のは五右衛門風呂だったが共同浴場だとシャワー付きで広々とした入浴ができる
共同浴場と塩と真水の製造システムのメンテナンスにウマ娘を2人取られてしまうが生活水準を上げるためには仕方ない
人間用(ウマ娘も)は男女別にする人数も居ないので混浴である
そして作られた塩サウナ
肌の保湿と殺菌、発汗作用により血流の改善、新陳代謝の向上等が効能としてある
ちなみにポケモン用のお風呂も作って上げたが、夏なので水風呂の方が人気である
塩を作る過程に少し介入して食塩水を電気分解することで塩素と水酸化ナトリウムが発生する
塩素は水で薄め、それに石灰で中性化して海に流す
水酸化ナトリウム……別名苛性ソーダは油脂と水と混ぜることで石鹸にすることができる
油脂はイノムーからラードを作ることで油を確保(畑が広がれば菜の花から菜種油を抽出可能)し、石鹸を作っていく
聞くところによると開拓団に連れてこられた子供達は病気でバタバタと亡くなったらしいのでこれで予防となる
健康な食事と石鹸による殺菌、風呂で清潔にすればある程度は大丈夫である
風邪くらいならオボンの実を擂り潰したジュースや飲み薬で体力を保てば自然治癒で大抵なんとかなる
呼吸困難等にならなければ
ミッション6 村人に勉強を
生活がある程度楽になれば勉強をする余裕が生まれる
ということで大人達も含めて勉強会を開く
で1つ困ったことがロンメルが日本語で話しているが文字を知らない点である
どうにかならんかと考えていると律が
『ポケモン文字データでありますよ!』
とのこと
律に教わりながらポケモン文字はローマ字に近いらしく文字が独特である点を除けば直ぐに習得が可能だろう
今まで異世界を旅してきたが文字で苦労する可能性を失念していた
数字は算用数字だったのでそのまま応用できるので良し
とりあえずタイプ相性、算数、国語に波紋や全集中の呼吸とチャクラ学、剣術を教えれば良いだろう
木刀でも波紋か全集中の呼吸とチャクラを組み合わせればポケモンを撃退するくらいはできるだろう
ということでロンメル式の教育を始める
紙がもったいないので黒板とチョークで授業を行う
チョークの材料の石灰と貝殻は海が近いこともあり問題ない
とにかくまずは走り込みで肺と心臓を鍛える
食事も筋肉が付くように今ある素材で工夫して料理をつくる
で、遺伝子操作で鶏を作り出す
新鮮な卵と不安定なイノムーよりも安定したたんぱく質の供給を行う
ロンメル式のトレーニングの1日だが
6時起床
ラジオ体操、柔軟及び呼吸トレーニング
7時朝食
メニュー ゆで卵、ご飯、コイキングの刺身、味噌汁、木の実の漬け物、オボンの実の皮のおひたし、焼きオボン(オレンの汁かけ)
7時半~9時半 座学
休憩30分
10時~12時 ランニング
昼食 ウリムー肉の南蛮焼き 木の実のサラダ ご飯 味噌汁 オボンの実ジュース 茶碗蒸し
13時~15時 剣術指導
30分休憩
15時30~17時 バトル
17時から整理体操、柔軟、入浴
夕食は18時からでコイキングの味噌漬け、各種木の実の料理、ご飯、木の実のスープ、パンケーキ
浜辺が広いのでランニングのトレーニングに向いている
ポケモンが居なければ遠泳をしたいがサメハダーやギャラドスを確認した為危ないので泳げない
これを週6行い、1日を休みの日とする
休みの日も食事をロンメルが作り振る舞う
なおトレーニングをしていると1匹のルリリが朝のラジオ体操からトレーニングに参加するようになる
普通のルリリはゴム毬の様なしっぽに乗ってピョンピョン移動するのだが、このルリリは必死に走る
めっちゃ遅いが必死に走る
毎日トレーニングに参加するので捕まえてロンメルの手持ち兼実験として飼うことにした
試しに波紋エネルギーを毎日流してみたりしていると捕まえて1週間でマリルに進化
呼吸する生物であれば理論上波紋か全集中の呼吸は使える
チャクラもそう
ポケモンにも該当するかわからないがとりあえずやってみる
あと喋るニャースをアニメで知っていたのでロンメルは言葉を暇な時間に教えてみることにした
超が付くほど真面目なマリルはロンメルに言われたことを健気にもこなしていった
秋となり収穫シーズンとなるとトレーニングを中断して村人総出で稲刈りや作物の収穫をしていく
米は200石以上の収穫量となり、薩摩芋とじゃがいもは半反で各3トン近くの豊作となった
小麦は600キロだが小麦粉に挽けば約360キロまで減る
大豆は200キロこれも米麹と麦麹の合わせで味噌や醤油を作っていかなければならない
他秋野菜も大量である
「「「万歳! 万歳! 万歳!」」」
これで餓える心配はしなくて良い
なんなら人口を10倍に増やしても大丈夫である
「村長ありがとうございます……不安でしたがこうして食べ物に困ることが無さそうで本当にホッとしているでごわす!」
「……廃民政策は続いてるんだよね?」
「祖国のですか? 多分来年も行われるとおもうでごわす」
「平均何人くらい来るの?」
「100から200でごわすな」
「よし、増えてもなんとかなるな。となるとそれを元に逆算して拡張計画を立てる必要が有るな」
「村長はどのような発展をさせるつもりでごわすか?」
「1地方として独立独歩できるくらいにはさせられれば良いかな?」
「開拓作業が続くでごわすな」
「数年は基礎基盤の確立でしょうね」
「拙者達は早く呼吸法なるものを覚えなければならないでごわすな」
「そういえば恋仲の者とかは居ないの?」
「ななな!」
「いや、次世代的な意味で……移民だけに頼るわけにもいかないでしょうに」
「子供達も来年には10歳となるので成人でごわすし、兄弟姉妹はいても親子は死別していてこの村には無いでごわすからな」
「なるほど……一夫多妻を奨励するか。ウマ娘は作れるし、そこから第二世代が誕生すれば良いし」
「村長凄く恐ろしいことを言ってないでごわすな」
「人間も生き物だ。生殖の話は切っては切れないし、人工的につくるしかウマ娘は現状増えない。数年後は違うかもしれないがね」
20人にも満たない限界集落以外の現状であるが開拓をロンメルは楽しんでいた
ミッション6 ウマ娘の増殖
現状機械類の関係で2週間~1ヶ月に1体のペースで増えているウマ娘を更に増やす必要がある
ロンメルは倫理観が壊れているが、ウマ娘という種族は勤勉、勇敢、強靭、美的種族であり、人の数倍の力を数倍の速さで移動するとが可能である
単為生殖可能というのも特徴か
ウマ娘は経済的、食料的困窮によるストレスでもない限り1人あたり10人から15人近くの子供を産める
が、種族的欠点として人に依存しやすい、ストレスに弱い
があるが、牧歌的、農耕的生活を送る現状にはウマ娘は問題ない
何より一定の学力があるウマ娘を量産しないと近代システムの維持が難しくなる
工場を稼働させても扱える工場長的立場の人間が必要であり、知識階級が存在しないと技術の発展も起きない
15歳前後まで成長させる分15年の寿命を削ってしまうが、それに見合う知識を持っているので良しとする
てなわけでたんぱく質やアンモニア、炭素は石炭や木炭から抽出し、石灰、リン、硝石、硫黄、鉄は素材が揃っているし、他の物質もポケモンの死骸から抽出可能
遺伝子情報はロンメルが前世で採集した1万もの遺伝子情報があり、それを遺伝子操作することで身体的欠点や遺伝の病気等を消して産み出す
とりあえず稼働ラインを5つに増やす
1ヵ月に5人を3年稼働させれば180人、人口的イニシアチブを握ることが可能である
それに高等教育されている人材が一定数居ないと教育もできないのでこれで良い
これで良いのだ