TS綾小路とオリ主   作:七画

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全話所々修正してます


....僕もCクラス行こうかな

 

無人島生活2日目の朝

 

早くもDクラスでは面倒な事が起こっていた

まず最初に高円寺がリタイアした為、マイナス30ポイント

そして、僕が余りにクラスの内情に疎かったので知るのが遅れたが何故かCクラスの女の子の伊吹さんを招き入れていた

昨日の内にクラスの皆に許可を貰って入れたらしい

確かに昨日何か聞かれた気がするが僕は人の話を聞いているようで聞いている事がないのでいつの間にか適当に頷いていたのだろう自業自得だった

今回もクラス対抗戦だからどうして敵であるCクラスの生徒を入れようとしたのか知らないが決して低くないリスクを冒してしまっている

お陰でDクラスはボロボロだった

僕は現実逃避する事にした

 

 

「高円寺君って独特な雰囲気あったけどまさかリタイアするなんて驚いたなぁ」

 

あーあ、何かの間違えで堀北さんと櫛田さんに告白されないかなぁ

 

 

「....私は高円寺と探索チームとして一緒になったけど彼は変人だと思う。....急にプロポーズしてきて驚いた」

 

なんで君が告白されてるんだよ

 

「え??驚いたなぁ。綾小路さんは彼と面識なかったよね?」

 

相変わらずほぼ初対面みたいな人に告白なんて行動力凄いなぁ

・・・にしても綾小路さんを選ぶなんて

 

「高円寺君も可哀想に」

 

「!?....私の方が可哀想だと思う。丹羽は私に同情すべき」

 

「どうせナンパされただけだろ。別に同情しなくても平気だよ」

 

そもそも君、何とも思ってなさそうじゃないか

 

「そう言えばだけど、また何か見つけたでしょ?」

 

僕の言葉に綾小路さんが不思議そうな顔をする

 

「....?何の事か分からない。丹羽はもう少し具体的に話すべき」

 

「君にはもう少し表情を表に出してほしいなぁ」

 

お陰で本当に僕の勘違いかと思ってしまったじゃないか

 

「どうせ、伊吹さんの事は君が調べたんだろ?何か見つかったのかなと思ってさ」

 

Cクラスのリーダーの龍園については須藤の件で僕も綾小路さんも手を焼いた

伊吹さんも龍園の刺客としてここに来ても何らおかしくはない

殴られているのを見るに可能性は低いかもしれないがゼロではない

仕事の出来る綾小路さんの事だ

どうせ何か掴んでいるに違いない

 

「....須藤の件は手を焼いたもなにも、丹羽は働いてない.....けど警戒していたのは私も同じ。」

 

心を読まないで綾小路さん

 

「てことは?」

 

「今朝、伊吹のバッグの中身を確認した。中々面白い物が出て来た」

 

「君みたいに優秀な優秀な人材がDクラスに残っていて良かったよ。

僕はその答えを聞けただけで満足したからさ、あとは状況に応じて対策を自分で考えて行動してくれると僕は嬉しいかな」

 

さて僕は事が終わるまで邪魔にならないように須藤達と同じように働くとしよう

 

そう思いながらその場を離れようとすると肩を掴まれた

誰?などと考える余地も無い・・・綾小路さんだった

相変わらずの無表情で僕の肩を掴んでいた

試しに手を外そうと身を翻そうとするも万力のように動かない

これ女子高校生が出して良い握力じゃないだろ

 

「私だけ働かされるのは癪。丹羽にも手伝ってもらう」

 

一応手加減はされているのだろう

 

「OK、シスター。僕も手伝うよ。だからまずはその手を離して欲しいね。じゃないと手伝う前にリタイアしてしまうかもしれない」

 

「・・・私は丹羽の妹じゃないけど」

 

どうでも良いよそんな事

 

結果僕には堀北さんと一緒に他クラスの偵察を任された

非常に面倒だが僕に出来る数少ない仕事なので頑張るかぁ

まぁ優先度が低いから綾小路さんも任せたのだろう

気楽にやろうかな

 

「じゃ、早速偵察に行こっか堀北さん」

 

「はぁ、付いてくるのは良いけれど問題は起こさないで」

 

「須藤じゃないんだし、起こることはあっても起こす事は無いよ」

 

「・・・信用ならないわね」

 

僕がいつ堀北さんの信用を損なう様な事をしたのか疑問である

 

そんな訳で僕と堀北さんは取り敢えず今朝挑発してきたCクラスの拠点に行く事にした

着いた先のCクラスは支給された300ポイントを使って大盤振る舞いのバカンスを楽しんでいた

 

「嘘でしょ・・こんな事があり得るの?」

 

「これは凄いね。....僕Cクラスになろうかな」

 

堀北さんに軽く睨まれた

 

「Cクラスはポイントを節約するつもりがないのかしら?」

 

「うわぁ、バーベキューまでしてる。僕も混ざれないかな」

 

「もし混ざったらDクラスの全員から嫌われるわよ」

 

そうだわデメリットの方が大きいから意味なかった

 

「よう鈴音、バカンスは楽しんでいるか?」

 

堀北さんと話していたらとCクラスのリーダーである龍園が近づいて来た

堀北さんを鈴音呼びだと?

馴れ馴れしい奴だな

口に出したら目を付けられそうなので心の中だけに留めておく

 

「どうやら過大評価していたみたいだわ。貴方がここまで愚かだったなんて」

 

「愚かなのは本当に俺の方か?たかが数百ポイントの為に飢えや暑さに耐える方が滑稽だと思うけどな」

 

やめてくれ龍園そんな事言いながらバカンスを楽しまれたらリタイアしたくなってしまうだろ

 

「今回の試験は耐えて工夫を凝らし、協力し合う試験よ」

 

「下らねぇな。協力?信じられるのは自分だけだろ」

 

堀北さんと龍園がお互いに挑発しながらを探っている

僕は関わりたくないから物置と化した

 

「そういえば伊吹さんも貴方と同じCクラスだったわよね?」

 

「ああ、そうだが・・・それがどうした?」

 

「彼女の頬が腫れていたのだけれど・・何か知っているかしら?」

 

「ハッ、知っているどころじゃねえ俺が殴ったんだ。逆らった罰としてな。あいつがリタイヤしても別に問題はねえしな」

 

女の子にも容赦ないのか龍園

ちょっと怖いな

まぁ生徒会長と同じだと考えるとマシか

いや、やっぱりおかしいか

 

「・・・もしかして貴方、もうポイントを使い切ったの?」

 

「そういう事だ。伊吹の奴が何処にいようが初日に使い切れば引かれることもねえ」

 

成る程、確かに無いポイントからは引けないしリタイアしてもデメリットがないのか

ポイントを残したい僕達とは真逆の戦略である

 

「もう用は済んだか?ま、お前が望むなら歓迎してやるよ。俺と一緒に遊ぶか?」

 

「遠慮しておくわ」

 

もう話す事もないと思ったのか堀北さんは元来た道を戻り始めた

 

「・・・誰だ?お前」

 

堀北さんが離れていく中、近付いて来た僕に龍園が気づく

 

「・・・あの僕、Dクラスの生徒なんですけど、仲間に入れてもらえますか?」

 

「・・・丹羽君?何をやっているのかしら?」

 

「何もしてないよ?だからそんなに睨まないで欲しいかな」

 

堀北さんが戻ってきた

そんな馬鹿な!?早過ぎるし、背後に立たれると怖いよ堀北さん

堂々と寝返り交渉しようとした僕は苦笑いしか出来ずにいた

すると龍園が笑いながら言った

 

「そこの馬鹿は寝返ろうとしてたんだよ。本当に笑えるぜ。この試験は協力し合うだったか?鈴音、協力する相手ぐらいはもっとマシな奴を選んた方が良いぜ?」

 

「・・・・はぁ、行きましょう丹羽君」

 

一瞬、呆れた目を向けられたが一先ずCクラスから離れる事を優先して堀北さんは歩き始めた

 

 

 

「いやぁお見苦しい所を見せちゃったね堀北さん」

 

笑いながら話しかけるとジト目で溜息を吐かれた

 

「貴方があんな余計な行動をすると思わなかったわ。一体何が目的だったの?」

 

「・・・Cクラスの豪遊が羨ましくて」

 

罪悪感を感じながら答えると

堀北さんのジト目が睨みに変わった

流石にやり過ぎたか

お互い足を止めて沈黙が場を呑み込んだ

 

「・・・貴方私を馬鹿にしてるの?そんな誤魔化し誰にも通用しないわ。ちゃんと答えなさい」

 

思い付きで行動すると後悔すると何かで書かれていたが本当らしい

もしも数分前の僕に苦情を言えるのなら言いたい

何も考えずに行動したと言っても本気で信じて貰えそうにない

後付けでそれなりに納得される理由を言わなければならない

ま、それなりの解答を用意すれば良いし大丈夫か

 

「まさか?ちょっとした冗談だよ。まぁ言わなくても堀北さんも思いついてるんじゃないかな?スパイだよ」

 

仮に龍園が僕の寝返りを了承していたら錯乱したり、王様が誰かを絞れたり出来るようになるかも知れない

まぁちょっと考えれば思い付くから普通なら不用意に自クラスの拠点に部外者を入れないだろうけど

うん?Dクラスはどうなのかって?

入れても平気なように綾小路さん(セキュリティ)が居るし大丈夫でしょ

 

「やっぱり貴方も伊吹さんの件はまだ疑っているのね」

 

再び歩き始める堀北さんに着いていく

会話は止めないままだ

 

「いや?僕は可愛い子だなとしか思ってないけど」

 

そもそも疑うのは僕の仕事ではない、彼女がスパイでも仲良くできれば良いかなって感じだし

 

「・・・次のクラスでは貴方は私の許可無く行動や発言しないで。」

 

次のクラスはBクラス

今の所僕達Dクラスと良好的な関係を築けているクラスだ

遂に発言権まで取り上げられてしまった訳だが

やはり信用はないのだろうか

 

「意外と独占欲強いんだね堀北さん」

 

せめてもの抵抗で揶揄ってみるが堀北さんの表情は真面目なままだ

 

「次ふざけたら綾小路さんに報告するわ」

 

「ちょっと待ってくれ、どういう事かな?」

 

どうして綾小路さん?

 

「綾小路さんに丹羽君が私に対して何か変な事を発言したら報告して欲しいと言われているわ。貴方の監督責任は綾小路さんが受け持つと彼女が言っていたわ」

 

意味がよく理解できない

いつそんな事が決まったのだろうか

というか何がどうなったら綾小路さんに報告する事になるんだ

報告された場合は僕にどんなデメリットがあるのだろうか

あと監督責任って何?

僕は君たちにどんな風に見られているんだ

それからは後が怖くなったのであまり変な事を言わずに堀北さんの後をついて行った

 

 

 

 

「あれ?堀北さん?...ともう一人は?」

 

Bクラスの拠点は森の中に造られていた

前に須藤の件でお世話になった一ノ瀬さんが居た

因みに彼女と僕はお互いに初対面である

僕は単純に特徴を知っていたから分かったが彼女は僕が分からないだろう

 

「こんにちは一ノ瀬さん。彼は私と同じクラスの丹羽君よ。・・・それにしてもBクラスは上手く機能しているみたいね」

 

「あはは、色々工夫したりしてやる事がいっぱいだけどね」

 

BクラスはDクラスと違った協調性がありとても上手く生活できていた

ハンモックやウォーターシャワーなど参考になるポイントの使い方を教えて貰い大いに役立った

そして今回の試験でも手を組むらしくお互いにリーダーを指名するのはやめようと取り決めが行なわれた

なお僕はこの間一切喋ってはいないし、目立つような行動もしなかった

一ノ瀬さんともなるべく話さないようにしていたから特に問題ない

そういえBクラスもCクラスの生徒を保護しているらしい

一応心配した堀北さんが龍園の事を伝えていたからBクラスも多少は注意をするだろう

長居するのもBクラスに悪いのでと離れる事になった

 

「・・・Bクラスは総じてDクラスの上位互換と言わざるを得ないわね」

 

「一ノ瀬さん可愛かったね。まぁ堀北さんも同じくらい可愛いけどさ。あとはBクラスのリーダーとしても人望ありそうだったし」

 

徹底したチームワークに特に問題児もいない平和なクラスだ

 

「・・・Aクラスのベースキャンプに行きましょう」

 

Aクラスは完全に情報漏洩をさせないという固い意思を感じられる拠点だった

ビニール張りで洞窟の入り口を塞いで一歩も中に入る事はできなかった

 

Aクラスは収穫がなかったが取り敢えず全てのクラスを見回る事が出来たので拠点に帰る事になった

 

 

「丹羽、堀北に迷惑を掛けたと聞いた・・・罰として一つ頼み事をしたい」

 

帰って早々綾小路さんに捕まった僕は大人しく従うことにした

 

「困ったなぁ・・・面倒事は僕の本領じゃないんだけど?」

 

付き添いだけだったがかなり歩いたから疲れたし肉体労働は期待しないで貰いたい

 

「ん、簡単ものだから安心して。今から渡す地図に印を付けた場所に一人で偵察して来て欲しい」

 

綾小路さん僕の話聞いてた?

 

 

 




お久しぶりです
生きてるけど投稿するかは分かりません
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