灼焔の呪術師   作:辛味噌の人

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オリ主を盛りすぎたかと思ったけどこれくらいしないと活躍どころか生き残ることすらも怪しいから仕方ない本当に仕方ない


反省、そして合流

 

 

 「なっ、なんで皆手ぶらなのー!?」

 

 例の特級呪霊退治からしばらく、ついにやってきた姉妹校交流会。その日、釘崎は何やら大層な荷物を持って集合場所にやってきていた。なんでぇ?

 

 「お前こそなんだよその荷物」

 

 「何って……これから京都でしょ?」

 

 あーなるほど、釘崎は京都()姉妹校との交流会を京都()だと勘違いしていたのか。道理で最近話が妙に噛み合わないと思った。

 

 「去年勝った方の学校でやるんだよ」

 

 「勝ってんじゃねえよ!!」

 

 り、理不尽……

 

 「去年は俺たち出てねえよ、憂太が参加したんだ」

 

 「『里香』の解呪前だったからな、圧勝だったらしいぞ。私たち京都行ってねえから見てねえけど」

 

 「許さんぞ乙骨憂太ー!!会ったことないけど

 

 可哀想な乙骨パイセン……ひとえにアンタと「里香」とやらが強すぎるせいだが。

 

 

 「おい、来たぜ」

 

 真希パイセンの声にそちらを向くと、そこには──

 

 

 「あらお出迎え?気色悪い」

 

 「乙骨いねえじゃん」

 

 東堂パイセンをはじめとした京都校の面々が到着していた。相変わらず口悪っ。

 

 「うるせえ早く菓子折り出せコラ。八ツ橋くずきりそばぼうろ」

 

 「しゃけ」

 

 「腹減ってんのか?」

 

 こっちもガラ悪っ。そして狗巻パイセンと釘崎を一緒にしないでくれ、狗巻パイセンに失礼だろ。

 

 「怖……」

 

 「乙骨がいないのはいいとしテ、一年3人はハンデがすぎないカ?」

 

 うわあ魔女っ子とロボだ。呪術師……呪術師か?

 

 「呪術師には歳は関係ないよ、特に伏黒君。これは禪院家の血筋だが宗家より余程できがいい「チッ」何か?」

 

 「別に」

 

 やっぱみんなガラ悪いよー京都人怖いよー。まともなのがなの水色髪の人しかいなさそうだよー。

 

 「はーい内輪で喧嘩しない、全くこの子らは。で、あの馬鹿は?」

 

 そう言いながら現れたのは準1級術師の庵歌姫センセ。幾度か任務で一緒になったことはあるが、呪術師にしては珍しい常識人だった。ただ五条センセにまともにとりあうのはやめた方がいいと思うの。あの人の相手なんてテキトーがちょうどいいんだからさあ。

 

 「悟は遅刻だ」

 

 「(バカ)が時間通りにくる訳ねえだろ」

 

 「五条センセのことはほっといた方がいいですよ庵センセ」

 

 「誰も馬鹿が五条先生のこととは言ってませんよ」

 

 いやだって……ねえ?

 

 「おまたー!」

 

 おっと噂をすれば五条センセ。何やらでかい手押し車を押しながら爆走してきた。デカい子供……。

 

 「やあやあみなさんおそろいで。私出張で海外に行ってましてね」

 

 「急に語り始めたぞ」

 

 そう言いながら何やら怪しげな人形をお守りと称して京都校の面々へと渡していく五条センセ。大丈夫?へんな呪物だったりしない?

 

 「そして東京都の皆にはコチラ!」

 

 「ハイテンションな大人って不気味ね」

 

 ねー。

 

 そして謎の手押し車の蓋が音を立てて吹き飛ばされ、中から出てきたのは──

 

 

 

 

 

 「故人の虎杖悠仁君でぇーっす!!」

 

 「はい!!おっぱっぴー!!」

 

 

 

 

 ……

 

 

 

 

 

 

 ……は?

 

 

 

 

 

 

 「……おいなんか言うことあるだろ」

 

 「生きてること黙っててすんませんでした……」

 

 

 

 

 ゆるさん。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 東京校サイドミーティング。最悪のサプライズをかました虎杖は罰として遺影の枠を持たされて部屋の中央に正座させられていた。発案者は釘崎。

 

 「あのぉ〜これは……見方によってはとてもハードなイジメなのでは……」

 

 「うっせぇ火葬すんぞ」

 

 まあ俺も同情する気はないというか残当だとは思っている。どうせ五条センセの差し金だろうけどそれにノった虎杖も同罪だ。五条センセはさっき夜蛾センセにボコられてたから許した。

 

 「まぁまぁ事情は説明されたろ、許してやれって」「喋った!」

 

 「しゃけしゃけ」「なんて?」

 

 いい反応するなあ虎杖。リアクション芸人目指したらどう?

 頭にハテナマークを浮かべた虎杖に伏黒が狗巻パイセンの呪言について説明する。パンダパイセン?パンダパイセンはパンダだし……

 

 「んなことより悠仁。屠坐魔(とざま)返せよ」

 

 あーそういえば真希パイセンの呪具借りてたんだっけ。うらやま〜。

 

 そんなことを考えつつ虎杖の方を向くと、何やら冷や汗を流しまくっていた。うん?

 

 「五条先生ガ……持ッテルヨ……」

 

 「チッあのバカ目隠し」

 

 壊したな(確信)。多分少年院の特級の時かな?ほら伏黒もジトっとした目で見てるしやっぱ壊したろこいつ。

 

 まあ?真希パイセンには新しい呪具が?()()()()()呪具があるからあ?大した問題じゃないだろうけど?それでも人に借りたもんは大切に扱おうね。

 

 「でどうするよ。団体戦形式は予想通りとして、メンバーが増えちまった。作戦変更か?もう時間ねえぞ」

 

 「おかか」

 

 微妙な雰囲気になったところで真希パイセンが話を変える。

 ちなみに人数オーバーの件に関しては向こうが「別に1人増えた程度どうということは無い」的なこと言ってたから気にしなくていいらしい。まあ真希パイセンの妹さんとか魔女っ子とか水色髪の人とかはいやそうな顔してたけど。ドンマイ!

 

 「それは悠仁次第だろ。何ができるんだ?」

 

 「殴る蹴る」

 

 「そういうのは間に合ってんだよなあ……」

 

 そういえば俺虎杖が戦ってるところ見たことないんだよな。廃ビルの時は外にいたし、少年院の時は到着した時には宿儺が出てたし。

 

 そう考えていると伏黒が口を開いた。

 

 「……虎杖が死んでる間何してたかは知りませんけど、東京・京都校合わせて全員()()()()で戦ったら虎杖が勝ちます」

 

 ほーん……えっマジ?呪力なしで真希パイセンに勝てるの?いや伏黒の目は信用に値するし嘘つくような奴でもないからマジなんだろうけど……

 

 「マジ?」

 

 「マジ」

 

 「マジかあ〜……おい虎杖」

 

 「なになに?」

 

 「期待してるからな?」

 

 「うわっなんか圧がすごい!」

 

 真希パイセンより強いと豪語するならそれなりの活躍はしてもらわないとなあ……?(虎杖は言ってない)

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 「虎杖。大丈夫か?」

 

 ミーティングの後、試合に向かおうとしたところで伏黒が虎杖に声をかけた。

 

 「おーっ大役っぽいけどなんとかなんべ」

 

 「そうじゃねえ、なんかあったろ」

 

 「そうなのか?」

 

 俺にはよくわからんが伏黒がそう言うならなんかあったんだろう。

 

 「あ?なんもねーよ。……あった」

 

 ほんとにあったのか、すげえな伏黒。というか……

 

 「本当に大丈夫か?」

 

 「ああ、大丈夫なのは本当だよ。むしろそのおかげで誰にも負けたくねーんだわ」

 

 「……ならいい。俺も割と負けたくない」

 

 おお、伏黒にしては珍しい発言。クールぶってても熱いとこあるよなこいつ。

 

 

 

 「何が割とよ一度ブッ転がされてんのよ!?圧勝!!コテンパンにしてやんのよ!!真希さんのためにも!!」

 

 「……そーいうのやめろ」

 

 「明太子!!」

 

 「そう!!真希のためにもな!!」

 

 「よっしゃ真希パイセンにいいとこ見せるぞー!!」

 

 「お前はいつも通りで助かるぜ……ああ、期待してるからな、私の刃」

 

 「えっあっハイ!!」

 

 「ヘヘッそんじゃまぁ……勝つぞ」

 

 

 

 

 

 「何仕切ってんだよ」

 

 あっ蹴られた。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 「……うん?」

 

 「……はあ?」

 

 「どうした虎杖、釘崎」

 

 「いやさっきの2人どういうことだよ!?」

 

 「えっ真希さんと茜屋ってそういう関係だったの!?」

 

 「ああ……。あれはそうだな、悪女に誑かされる哀れな子犬みたいなもんだ」

 

 「「ええ……」」

 

 




いかん真希さんに茜屋を揶揄わせるの楽しくなってきた

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