混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 自分も新年初仕事を終えたグレン×グレンでっす!

 さぁて、新年もこれから頑張っていきますよー


闇動神備編 第四話 攻略戦は順調です

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 作戦開始と共に、私は使い魔を飛ばして戦場を確認している。

 

 奇襲に近い形だったけれど、やはり対応はされている。大欲情教団、やはり練度が高くて厄介ね。

 

 性欲に連なる高い士気。更にそれを訓練に回すことによる練度も相応。そして天才をこじらせた変態どもにより、優れた技術力。

 

 大欲情教団は強大な組織であり、厄介以外の何物でもない。

 

 展開されるのは、何度も見てきた小型の人型兵器。

 

 股間部にコックピットブロックを持つ、股幅と肩幅の広い人型フレーム。しかも股間から砲撃が放たれるとかいう、ツッコミどころの塊。

 

 しかも忌々しいことに、奴らの人工神器技術は性欲に呼応して力を引き出す設計らしい。結果として性欲が人体的に最も集まる股間部に使用者を搭載することで効率化が図られている。そして性欲において奴らが低いわけがない。

 

 ……地味に中級悪魔でも手こずるレベルだ。本来、自衛隊でも勝てる相手ではないわけだ。

 

 だが、今回は違う。

 

「全部隊、戦闘開始!」

 

 自衛隊の部隊長が声を張り上げ、同時に反対側から攻撃が当たる。

 

 囮作戦は見事に成功し、敵部隊は先制で被害を受けている形ね。

 

 そして、今回その戦いを優勢にする切り札が突貫した。

 

「GOGOGO!!」

 

 正面から突貫するのは、イノシシのライダモデルが装着された新型レイダー。

 

 敵の攻撃を重装甲で無理やり押し切り、両肩の砲撃で逆にダメージを与えていく。

 

 米国政府が合同開発プロジェクトから発展形として開発した、パーシングボアレイダー。

 

 コストパフォーマンスは若干悪いが、国力と技術力を生かした力押しによる突破が持ち味。パーシング戦車の名を冠しているだけあり、正面装甲の分厚さと両肩のガウスキャノンによる砲撃能力を誇る、戦車を人型にしたと言ってもいい戦闘兵器だ。

 

「米国に負けるな! 続けぇええええ!」

 

『『『『『『『『『『『ぉおおおおおおおっ!!』』』』』』』』』』

 

 それに続くように集団で戦闘を仕掛けるは、ネズミのライダモデルを装甲にした、国際開発型のレイダー部隊。

 

 今回参加する部隊としては練度が明確に低いはずだが、それを感じさせない戦い方で、大欲情教団と渡り合っていく。

 

 あれが国連合同開発による、普及型のレイダー。ジャパニングラットレイダー。

 

 日本主導の開発研究に伴い、それらの普及型として開発されたレイダー。それに伴い、戦闘用ではあるが欧州が東洋の漆器を模倣した結果生まれた技術を意味するJapanningを冠している。

 

 兵士の練度や国家の技術力が低くても運用できるよう設計されており、正規軍レベルの訓練課程を終えている必要がある負荷と引き換えに、戦闘支援システムを利用した底上げを可能としている。

 

 そして、彼らが正面から激突する中、流れるように戦っていく忍者の如きスマートな攻撃が、敵人工神器兵器を破壊していく。

 

「……次だな」

 

「了解……っ」

 

 あれこそが、日本政府が合同開発の果てに生み出した最新兵器にして、反撃の切り札。

 

 ジャパニングディアレイダー。鹿のライダモデルを利用した、日本自衛隊の切り札だ。

 

 総合力ならパーシングボアレイダーと同様だが、その在り方は正反対。

 

 豪快に敵と激突するパーシングボアレイダーに対し、ジャパニングディアレイダーは流れるように敵の猛攻を受け流し掻い潜る、仕事人のような雰囲気を持つ。

 

 設計思想の違い……いえ、お国柄の違いかしらね。日本と米国では技術の使い方に違いもあるし。

 

 この調子なら、この戦闘は連合軍が有利。それは間違いない。

 

 奇襲を受けた上に隠し玉も貰っているものね。圧倒的に大欲情教団が不利でなければいけないでしょう。

 

 とはいえ、あいつらも無能ではない。

 

 ここからが本番になる。それは確実だわ。

 

 さて、私達が派手に出張る必要が無ければいいんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦闘は激しいけれど、今のところは僕達が積極的に動く段階ではない。

 

 後詰の一環として参加しているけど、この作戦は基本的に人間側の作戦だしね。異形の僕達は積極的に関与できないといってもいい。

 

 ただ、不穏な感覚も覚えている。

 

「意外と、抵抗が大きくないですね」

 

「そうですね。なんというか、拍子抜けですわね」

 

 そう、朱乃さんと同意見になるぐらいには、あの変態達は脅威ではないのだ。

 

 これまで戦ってきた彼らは、もっと脅威に感じていたと思う。

 

 それがどうしたというのか。なんというか、圧力があまりない。

 

 僕達がこれをやったのなら、僕らが強くなったと勘違いしていたかもしれない。

 

 だが、対抗しているのは人間の軍隊だ。

 

 言っては何だが、彼らと僕達なら僕達の方が個では圧倒している自覚がある。客観的に見ても断言できる。

 

 それが、数で圧倒しているとはいえ大欲情教団を相手にこうも戦えている。これに違和感を覚えてしまう。

 

「大欲情教団にも、ピンキリがあるっていう話でしょうかぁ……?」

 

 ギャスパー君がそう考えこむけど、もしかするとそうなのかもしれない。

 

 僕達が今まで戦ってきたのは、大欲情教団にとっても精鋭だった。そう考えればつじつまも合うだろう。

 

「……単に、本部と教主を失って士気が下がったのかもしれません」

 

 小猫ちゃんの言い分もあり得るだろうね。

 

 相当カリスマだったようだし、本部である地下性都も、日本政府が今獲得している。神滅具や地下鉱脈を考えれば、失った影響力は絶大だろう。

 

 それも考えると、心身共に弱体化している可能性は確かにある。

 

 だからこそ、それなりの警戒はするべきだろう。

 

 そういう手合いが暴発したときは、単純な強弱とは別の意味で面倒なことになる。クリフォトが実権を握り切る前、駒王学園が襲撃を受けたガス抜きの件もあるしね。

 

 ……少し、警戒心を強く持った方がよさそうかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達兵藤一誠眷族は、外側の方を警戒する動きになっていた。

 

 なにせ、俺達って基本的に派手だからね。

 

 赤龍帝の鎧はレイダーとは毛色が違いすぎて注目を浴びるだろう。ゼノヴィアのデュランダルも破壊力が大きいから目立つだろうし、レイヴェルの不死が発現すると、衆目を集めてしまうだろうし。

 

 なので、俺達離れたところで外周を飛びながら様子を確認している。

 

「……島ごと吹き飛ばせればすぐ終わるのですが、そういうわけにもいかないのが難儀ですわね」

 

「だな。久しぶりにまずデュランダル砲を放ちたいぐらいだ」

 

 パワーを如何に叩きつけるかのレイヴェルと、基本的には力こそパワーなゼノヴィアが物騒だ。

 

 うん、レーティングゲームとか疑似フィールドならともかく、ここ日本だから。やったらいろんな人に怒られるからね?

 

 ただ、あいつらが相手だとそれぐらいしたくもなるよなぁ。

 

 俺も大概変態だけど、あいつらには絶対負けるし。

 

 俺やファーブニルもたまにやるけど、変態ってはたから見ると意味不明なとんでもないことをたまにやるからなぁ。その辺りを考えるとちょっと怖い。

 

 気づいた時には何かが起きる。そしてそれで戦局がひっくり返る。

 

 ……本当に、俺って実践しているから警戒しちまうよ。

 

 俺がリアスのおっぱいで何かやるのが、グレモリー眷属の必勝パターンなんて言われてるし。実際言われた時には形勢がひっくり返ったし。

 

 あの変態達だって神器持ちが何人かいるわけで、それを考えると本当に警戒しないとなぁ。

 

 それに、他にも警戒することはあるだろうし。

 

 大欲情教団は、俺達がロキや禍の団と三つ巴で戦った時に第四勢力として引っ掻き回せるだけの部隊を送り込めた。

 

 神聖糾弾同盟との一件でも、他勢力が入り乱れる大乱戦の一角だった。

 

 つまり、あいつらは俺達だけでなく禍の団やサウザンドフォースも警戒する組織なんだ。

 

 もし、もしもだ。

 

 奴らのどちらかがこの作戦を知ったとしてだ。

 

 何もしない、そんな虫のいい話があるんだろうか?

 

「……ロスヴァイセさん。外の方の警戒もお願いします」

 

「分かっています。とりあえず、今のところは大丈夫ですよ」

 

 ありがとうございます。俺達だと、それが一番できるのがロスヴァイセさんなので頼ってます。

 

 頼もしいロスヴァイセさんに心から感謝していると、シャルロットが少し目を細めて島の方を見ていた。

 

「イッセー、念の為他のメンバーと連絡を取ってみますか?」

 

 ん、どういうこと?

 

「相手はあの大欲情教団です。もしかすると我々に気づいている可能性もありますし、一度情報交換して再確認……ぐらいなら問題ないと思いまして」

 

「なるほど。それぐらいなら問題ないか」

 

 そうだな、その方が―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、現状はいい感じだけど、今後はどうなるかだな。

 

 相手は大欲情教団であり、油断は禁物。

 

 少し前には意味不明な現象も多かった以上、トラブルが発生する可能性もあり得る。

 

 壊滅的打撃を受けたとはいえ、禍の団は新たな象徴を得て立て直しを図っている。

 

 そして、サウザンドフォースに至ってはいまだ健在。

 

 何か起きても不思議ではない。その辺りは真剣に考慮するべきだ。

 

 だからこそ、呼吸を整え、常に対応ができる状態を。

 

 そう思った時、通信が繋がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『みんなヤバイ! 海からなんか来てる!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセー?

 

 その声に、俺はイッセー達がいる方向を確認した。

 

 そして、軽く眩暈を覚えた

 




 攻略作戦は順調。

 だが、順調では物語がつまらないのです。

 さて、九成和地にめまいを覚えさせる事態とはいったい!?
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