混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 今日はちょっと疲れ気味ですが、書き溜めは100kbを超えているのでまだ問題ないグレン×グレンでっす!

 さぁ~て、そろそろ本格的にハーデス側の猛威を示しますよ~?


闇動神備編 第九話 激突、冥府派VS英雄派!

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいつら、殺されないと良いんだけど」

 

「カズヒカズヒ、物騒なことを言わないで?」

 

 オトメねぇに指摘されるけど、正直その辺が心配になるわ。

 

 なにせ偉大なる冥府神の従僕チームには、英雄派がテロの一環で誘拐・洗脳・実験を行った者がいるということが判明しているわけで。

 

 そりゃもう恨み骨髄でしょう。私としてもそれはまごうことなく事実であり、否定する気はない。

 

 例えしっかり刑罰を受けていようと、だから被害者が加害者を許して仲良くしろと言われてできるかと言われれば別問題。刑罰を受けたという事実をもって生活を容認するのはともかく、友として肯定しろとまで言うのは困難だろう。相手が刑罰に納得いってないのならなおのこと。

 

 元々三大勢力が中心になって保護していたにも関わらず、その三大勢力の潜在的な敵であるハーデス達冥府についているわけだし。納得いっているわけがない。下手をしなくても、今の英雄派幹部に対する対処の不満があるだろうから、三大勢力も嫌いでしょうし。

 

 だからまぁ、試合にかこつけて「ぶっ飛ばす!」と気合を入れるぐらいは私だって許容する。ただし―

 

「競技試合でも死者や重篤な後遺症を患う事例がないでもないし、レーティングゲームでも同じことだしね」

 

「あ~。勢い余って殺してしまう系の事例を悪用して、どさくさに紛れて殺せないか試す可能性はあるかも?」

 

 鶴羽もそう言うけど、本当にそこが懸念なのよね。

 

 まぁ、恨まれるのは曹操達の自業自得。実際にそれで無法を働くのなら私も止めるけど、嫌悪や憎悪を向けるのまでは止める気はない。

 

 だからまぁ、きちんと試合をしてくれるのなら問題ないけれど。

 

 ……映像越しでも分かるぐらい、一部メンバーがピリピリしてるわね。

 

「……一応ねぇ? 今回、審判や監視役を増員しているのぉ」

 

「あ、やっぱり?」

 

 リーネスが裏事情を明かして、鶴羽も納得しちゃってるし。

 

 ま、どうせこの位置だと何もできない。

 

 精々頑張りなさい、英雄派。ほぼほぼ自業自得だけど、刑罰案件はこちら側にも責任はあるから試合の外では手伝ってあげるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日はみんなにも色々予定があったので、久しぶりに外食中。

 

 ……回らない寿司をみんなで食べるという、俺が金を使う為の努力をしている!

 

 ちなみに異形を知っているお店なので、個室を借りてレーティングゲームの試合も観戦可能。今日は此処で試合を見る予定だ。英雄派が試合をするらしい。

 

 で、今回誘ったメンツは、だ。

 

「その、よかったのですか? 私まで誘っていただいて」

 

 三美さんも連れてきた。色々いっぱいいっぱいだったろうしな。

 

 それに他にも数名は連れているわけだ。

 

「うっす先輩! ゴチになります!!」

 

「ありがとうございます、先輩。ふふ、いっぱい使わせてあげますね?」

 

 アニルとルーシアの後輩信徒。更に―

 

「ひっさりぶりのお寿司ですのー!」

 

「おー。回らない寿司、豪勢じゃん?」

 

 ―ヒマリとヒツギも連れてきた。

 

 三美さんのメンタルケアも兼ねているけど、あくまでメンタルケアと金の消費が目的だ。勘違いされないようにそういう方向にならないメンツを集めている。

 

「ささ! 三美さんは成人ですしお酒どうぞ! お酌します」

 

「あの、和地様? 一応私従者なので恐れ多いというか……?」

 

「なら私がおしゃくしますのー♪」

 

 こういう時、ヒマリがいるとありがたい。

 

 ま、それはそれとしてだ。

 

「とりあえず全員大トロに―」

 

「先輩。とにかく値段高い順から頼もうとしないでください」

 

 ルーシアの鋭いツッコミはありがたいけど、お願いだから高いものを頼んで欲しい。

 

 正直お金を使ってないと不安になるんだ。国家予算クラスの金額がどんどん利子で増えていくこの状況下。俺としては心をゴリゴリ削っていく。思わぬ強敵参上だ

 

 一応義援金の類を提供できるようにしているが、安定して供給できる設計にしているので増殖が若干上回る。

 

 どうすれば使える、どうすれば?

 

 もうテンションぶち上げて、俺専用のTFユニットでも開発してもらおうか。神の子を見張る者(ウチ)ならワンオフ機体とか作ってみたいだろうし。世界の英雄用ワンオフ機体とか、ロマンだらけで乗っかりそう。

 

 いや、問題はそのノリだと別の方向から予算が出てくるかもしれん。……まぁ、維持費は意地でも俺が出せばいいか。

 

 それはともかく、そろそろ試合だな。

 

 テレビに異形のチャンネルを通して、試合会場の映像を確認する。

 

 結構大盛り上がりだが、相手であるラツーイカのチームはピリピリしているのが多いな。

 

 ま、メンバーの中に英雄派の被害者がいるから当然か。そういった方面から人員を確保するとか、ハーデスもやはり侮れない。

 

 とはいえ、現状大人気チームの一角が英雄派による天帝の槍チームだ。罪状に関しても処罰を受けて復興支援金を常に送っている以上、こちらにも言い分はあるからな。

 

 向こうもこの場で堂々と罵倒するような真似はしないみたいで良かった良かった。まぁ、このタイミングだとハーデスが言わないように言い含めるだろうがな。

 

『さーて! 今回のルールはシンプルなもの! 試合時間は三時間で、フィールドはそこそこの広さとなっております!』

 

 良かった良かった。この時間で三時間なら、この店で食べたり飲んだりしてたら問題なく終わるだろうさ。

 

 さて、この後はどうなるかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レーティングゲームのフィールドで、曹操はチームメンバーを散開させながら冷静に状況を俯瞰していた。

 

 偉大なる冥府神の従僕チームには、自分達がテロ活動の際に誘拐・洗脳・投入をした、民間の神器保有者がいる。

 

 相当恨まれているだろうが、そこを付け入る隙にできるだろう。

 

 恨み骨髄の相手なら、どうしても前のめりで攻撃的になりやすい。その隙をつけば突き崩せる隙も生まれるだろう。

 

 だが同時に、相手は優勝候補である黒チームを打倒したチームだ。

 

 ハーデスにとっては一種のブラフだったのだろうが、それでも有数の実力者が揃っている。そうでなければ、巨人の王たるスルトを打倒するなどできるわけがない。

 

 だからこそ油断できないチームであり、ゆえに相手に付け入るスキがあるのなら付け入るべきだ。

 

 そもそもテロリストをやる時点で恨まれて当然。如何に処罰を受けていようと、呆れるぐらい自由があるので思うところもあるだろう。

 

 むしろ納得すらしているので、試合のついでに恨みを晴らしに行くことは構わない。ただ、それができるのならといったところだ。

 

「さて、そろそろ接敵するだろうが、どうなる?」

 

 一人ごちると、通信が繋がった。

 

『曹操、こちらペルセウスだ』

 

 テロ活動をする前に離れ、アザゼル杯参加に伴い戻ってきた盟友。ペルセウスの魂を継ぐ者が通信をつなげる。

 

『出くわしたぞ。まずは手札をッ見ながっ!?』

 

 そして、すぐに通信が途切れる。

 

 怪訝に思い問いただそうとした時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『天帝の槍チームの騎士(ナイト)一名、リタイア』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだと?」

 

 そのあまりにあっさりとしたリタイアに、曹操は耳を疑う。

 

 ペルセウスは、ジャンヌやヘラクレスと肩を並べるほどの使い手だ。どう少なく見積もっても、最上級悪魔クラスにだって通用するだろう。

 

 そのペルセウスが、接敵した直後に倒された。

 

 想定外の事態に、曹操はしかしすぐに警戒態勢を取る。

 

 何より、ペルセウスの位置は自分に一番近い。

 

 ゆえに即座に至り、七宝も展開。

 

 その上で呼吸を整えた時、殺気を感じた。

 

「あら、もう終わりになるのかしら?」

 

 切りかかるのは、兵藤一誠に敵意を持っているだろう壱崎虎美。

 

 英雄派を恨んでるわけではないだろう彼女がくることを意外に思いながら、曹操は女宝をまず展開する。

 

 一定以上の力量を持たない女の異能を封印する。とはいえ、スルトを打倒した時に無事だった彼女に効くとは考えづらい。

 

 これは異能封印をデコイにした攻撃。瞬時に槍の形にして貫くのが狙い。

 

「甘いわね」

 

 だが、彼女は拳でそれを弾き飛ばした。

 

 そのあまりの光景に、曹操も目を見開いてしまう。

 

 だが同時にいくつかの可能性を踏まえつつ、防御の為に槍を構え―

 

「だから甘い」

 

 ―その刃は、バターを切るように聖槍を断ち切った。

 




【悲報】ペルセウスカマセ化【瞬殺】





 すまぬ、お前出番が少ないから出番が創りづらいうえ、神器の性質上虎美相手に初見で勝つのが不可能だったので、つい……

 ちなみに壱崎虎美がペルセウスを一瞬で片づけたのには明確な理由があります。単刀直入に言うと完璧に初見殺しを叩き込まれたパターンです。出なければ英雄派主力クラスならもうちょっと戦えます。
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