混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
ぶっちゃけると面接までちょっと暇だったりしてるのですよ。やはり感想が欲しくなるぜー!
あ、あと今後の作品展開にもかかわる相談的な活動報告を乗せているので、よければ一言あるとうれしいです!
和地Side
なんか急にたくさん出てきたなぁ、おい!
「千客万来にもほどがある! 乱戦にしたってやりすぎだろ!」
星魔剣を振るって魔星に一撃を叩き込もうとしながら、俺はぼやく。
それに対して、魔星は聖なるオーラを持つ剣を構えると、俺の攻撃を受け流しながら愉快そうに笑う。
「面倒な仕事だが悪くねえ! 薪は多い方が騒がしくなるしなぁっ!!」
俺の相手に集中したいってか。厄介なファンに好かれたもんだ。
舌打ちをしたくなりながら迎撃するが、敵の動きに何となく覚えがある。
……というか、ザイアで教えられた剣術モーションに近いな。関係者か?
しかし様子見や探りを入れている余裕もない。何せ事態は厄介なほどに乱戦だから、いちいち魔星にかかずらっているわけにもいかない。というか、パラディンドッグの持続時間が厳しい。
流石に一時間ぐらいなら問題ないが、あまり長期戦ができるわけでもないからな。
なのでこちらも容赦はしないと思った時、魔星を起点に大量の敵影が出現した。
いや、数がいきなり増えるとか勘弁してくれ。
こちらも禁手を切り替えて対応したいが、それより先に動きが変わる。
魔星が更にギアを上げると共に、手に持った聖剣に魔のオーラがまとわりつく。
その瞬間、奴の剣が聖魔剣へと変貌した。
「なんだと!?」
咄嗟に躱してしのぐが、これは想定外だ。
木場の聖魔剣は相当のイレギュラー。簡単に真似できるものではない。
禁手によるものといえど、簡単にできるわけがない。それをこうもあっさり?
警戒度を跳ね上げた方がいいな。こいつ、かなり研鑽を積んでいる!
そう思った時、渦の団残党の方から何かが接近してくる。と思ったらオーラの弾丸やエネルギー弾が飛んできた。
「「ちっ!」」
同時に舌打ちして、俺達は互いを蹴り飛ばすようにして距離を開ける。
直後、放たれた攻撃が俺達のいた地点を通り過ぎる。
そこから乱戦の形で現れるは、かつて見た欲望のままに動く魔獣達と、それに対応する謎の集団。
衝動のままに暴れる怪物達を相手するは、まるで機械のように無感動かつ無感情な動きで連携攻撃を仕掛ける集団。
と思ったら、今度はガトリンガル・ゴリラとか言われていた人工神器兵器までもが出現する。
ああもう、数が多すぎるだろうに!
これは短期決戦でどうにかなるレベルじゃない。これは、パラディンドッグを使うタイミングを間違えたな。
俺は意を決して禁手を解除すると、サルヴェイティングアサルトドッグにプログライズキーを変更する。
禁手で畳みかけるのは、状況の変化を考えて立ち回る時だ。まずは長期戦を視野に入れてしのぐしかない。
だが、魔星の方は俺のその態度に苛立ちをあらわにしている。
「禁手もなしに俺をどうにかできると? ……なめてんじゃねえぞ、狂犬!!」
「失敬な!」
狂犬扱いは不愉快だな。俺はむしろ逆方向だぞ!!
百歩譲ってカズヒやイッセーなら分かるが、俺をピンポイントに狂犬扱いとは失礼な。
「寄りにもよって狂人扱いか! 流石に苛立つな」
吐き捨てながらミサイルを発射。同時に機銃掃射を行って、乱戦の中注意を俺に引き付ける。
まだリハビリ中の緋音さんや、戦闘慣れしていない有加利さんがいるんだ。ここはしっかりフォローしておかないとな。敵の注意はこちらに引き付けるぐらいでちょうどいい。
実際問題、まず一体に集中して撃破するのは乱戦だと有効でもある。そういう意味では乗っかってくれやすいだろう。
そして、無感動な連中は攻撃の優先順位を俺に向ける。欲望の怪物も、俺に攻撃を受けたことで俺の対する攻撃に意識を向けている。魔星は当初から俺狙いなので分かり易く乗ってくれた。
ガトリンガルは乗っかってくれてないが、そこはイッセー達に任せるとするか。
そう判断しつつ、俺は一呼吸を入れてギアを切り替える。
普通に考えれば、とりあえず共通の敵に集中攻撃をするのは理に適っている。高確率で集中攻撃により撃破できるだろうしな。
だが、俺の場合は別だろう。
極晃に到達しているが故のポテンシャルを全力で振るい、俺は防衛戦を開始。
障壁で攻撃を受け流し別の敵にあて、接近戦は捌きつつ敵同士が邪魔になるように誘導。そのうえで魔術も踏まえて攻撃を入れることで、更に浮いた敵を始末していく。
生憎防衛戦は得意なんでな。ここでしっかり仕事をさせてもらう!!
イッセーSide
九成はやっぱりこういう時強いな!
ちょっと感心したけど、そればっかりでもいいわけがない。
すぐに俺は真女王になり、接近してきた敵を殴り飛ばす。
同時にサイラオーグさんも獅子の鎧を身に纏い、敵を殴り飛ばしていく。
亜香里達はサイラオーグさんの眷属もいるし、当分は大丈夫。まずはペースを取り戻す!
「サイラオーグさん! 右は任せました!」
「ああ、行くぞ、兵藤一誠!!」
サイラオーグさんと共に敵を殴り飛ばし、とりあえず全員が合流できる場所を開ける。
乱戦だからな。まずは合流して陣形をとれるようにする! これも戦術の内だ!
とにかく固まって対応できるようにしてから、分散して倒せばー
「なるほど、これがチームD×Dのフィジカル二大巨頭というものか」
-その瞬間、目の前に男が現れた。
なんだ、これは。
高速移動? 空間転移?
いや、それとも何かが決定的に違う。寒気すら覚えるほどに、何かが決定的に違う。
「イッセー気を付けて!」
思わず俺達が面食らっていたのに気づいたのは、離れたところで乱戦をどうにかしていたアルティーネの大声だ。
「そいつはアルグラブ! 僕と同じでスタードライブの真徒だよ!」
マジか、こいつもスタードライブ!?
構えをとるその時、更に真徒と思われる奴が二人ほど現れる。
「お前達はアルティーネを頼む。こちらは俺が引き受けよう」
「「承知」」
アルティーネに向かっていく真徒二人。
俺もサイラオーグさんも対応したいけど、それは相手が許さない。
「悪いが魔王クラス以上が相手ならば、こちらも手加減は一切ない」
その言葉と共に、相手はいきなり抜き放つ。
「創生せよ、地より溢れし星辰よ―――我らは煌く星の使徒」
その瞬間、いくつもの球体が出てきた俺達に襲い掛かってきた。
「青き宝珠、命育む奇跡の星。今ここに、その輝きを代行せん」
俺もサイラオーグさんも拳で迎撃するけど、硬くて重い。
「無尽に広がる星の海。その砂粒の一つにある、この奇跡に宿る我らが幸運。そこに感謝を捧げよう」
巻き込まれた敵が文字通り跡形もなくぶっ飛ばされる中、アルグラブとかいうのは冷静だった
「故に星敵粉砕あるのみ。星の重みで押し潰されろ」
殺気すら感じない。それが逆に寒気を感じちまう。
「この一撃こそ星の代行。大地を汚すというのなら、その業に立ち向かうが義務である」
こいつ、本当にアルティーネと同じ種族か?
そう思うぐらい、目の前のこいつからは相手を殺す気負いってのが感じない。
「汝、星に挑む価値はあるか? 能わるのなら、砕け散れ」
どこまでも無感動なのが、思わず振るえそうになるぐらいになる。
俺が例え滅ぼすことになろうと、皆と過ごす平和を汚すやつを倒すという決意を持ったのと真逆。そう言いたくなる。
「
こいつらは、本当に掃除感覚で人間を間引くつもりなのかよ……っ!
アルグルス・スタードライブ
☆
基準値:A
発動値:AAA
収束性:AA
拡散性:B
操縦性:AA
付属性:D
維持性:AA
干渉性:D
「我が星槌、果たしてお前はしのげるかな?」
Other side
その光景を見て、アルティーネは舌打ちを仕掛けている。
「あ~もう! 厄介なのが来るしなぁ、もう!!」
この状況はめっぽうまずい。
真徒はその性質上、地球上では戦闘能力が大幅に向上する。
あくまで例えるなら、自身の力量と釣り合った眷属フルメンバーを従えるに等しい。そしてスタードライブの名を冠す真徒は魔王クラスであり、当然だがそれに比例する眷属フルメンバーを敵に回している状態だ。
如何にイッセー、そして肩を並べられる戦士がいるとはいえ、今のアルグラブはそう簡単には倒せない。
そもそも真徒は命を懸けるつもりはあまりない、害虫駆除やごみ掃除の感覚で動いているのだ。その状態で魔王クラスすら打倒できるあの二人を相手にする以上、更に札を持っていると考えるべきでもある。
必然として、アルティーネは気合を入れる。
イッセーといる毎日は楽しい。
無感動な日々は好きじゃない。
それは断言できる。
なら、戦える。
だから、こそ—
「創生せよ、地より溢れし星辰を———我らは煌く星の使徒」
ここで、やるべきことは決まっている。