混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
あと面接受かりました。大手ゲーム会社の障碍者雇用枠です。残念ながらスパロボのメーカーではありませんが。
ま、スパロボの小説は「設定を入念に考える必要がある」ので無理ですが。個人的には機神飛翔デモンベインを入れたオリスパを書きたいんですけどねぇ。SEEDを持つ者はUXのヒーローマンみたいなきっかけがあったり、コーディネイターが純粋種イノベイター発生の過渡期を乗り切るためにイオリアが用意していたプランの一環とか、外なる神々や旧支配者が脳量子派の天敵とか、ネタはいろいろ思いついているんだけどなぁ……。
ま、それはこの際置いておきましょう! では次の話をどうぞ!!
和地Side
よし、この状況はまだましといえるだろう。
真徒達がアルティーネ及びカバーに回ったイッセーに集まっているが、あいつらやばいからな。
単純計算で魔王クラス一名最上級悪魔クラス四名に、眷属5セット分の敵だ。はっきり言って相手にするには苦労するのが確定といえるだろう。
イッセーならまだまだもたせるだろうから、今のうちにこっちで持ち直してからカバーすればいい。
幸いこっちにはサイラオーグ・バアル眷属もいるからな。やりようは十分にある……けど!
「乱戦なのは変わってないんだよな!」
「まったく、こうも入り乱れるとな!」
主力であると俺とサイラオーグ・バアルで、入り乱れる戦いを何とかしのいでいる。
乱戦になっていたら何時の間にかこうなってたよ。いやいややばいやばい。
不幸中の幸いは、サイラオーグ・バアルの眷属は間違いなく全員が上側であるという点。
彼らがいるなら、比較的安心ができるだろう。厄介な真徒連中もイッセー達に注力しているしな。
このチャンスを逃さず、一気に状況をひっくり返す。
「まずはそこの
俺は重装備を一斉に投射しつつ、魔剣を創造して切りかかる。
それに対して、相手も応じる体制だ。
魔剣を振るう騎士団を大量に出して攻撃に回しつつ、俺が放った攻撃は障壁を張って無効化。更に聖剣を具現化すると切りかかる。
……なんだ、この動き?
慣れてくると、何故か相手がどう動くかが何となく読めてくる。慣れてきたにしても読めすぎているぐらいだ。
しかも相手も、こっちの動きをある程度先読みした対応をしている。結果的に先日手に近い状態だが、付け狙ってきた事といい俺を知っているという事になる。それにしても、読みすぎな気もしないでもない。
「つくづく忌々しい奴だなぁ? だったら……こうだ!」
その瞬間、人造惑星は聖剣に魔のオーラを纏わせる。
更に同様のオーラを纏った鎧を展開。更に押し切るようにこっちに猛攻を仕掛けてくる。
俺は聖血も展開してしのいでいるが、こいつやばいな。
……人造惑星といってもピンキリはあるが、奴は間違いなく上位側だ。
こっちに対して苛立ちを向けて執拗に仕掛けているが、動きに無駄がない。
人造惑星は性質上、いくつか欠陥がある。
適当に振るうだけで強大な星を持ち、更に強い衝動で神星鉄を制御するのが根幹設計。その為魔星というのは基本的に、テクニックタイプになりにくい。
糞親父達が典型例だろう。元々厳しい訓練を積んでいるわけでないところに、細かい技術を習得しなくても強力な異能の獲得。そこに絶大な衝動が重なり、戦術や技術に対するモチベーションが持ち辛く、そもそも戦闘中に意識し難い性質を持つ。ステラフレームは基本フレームなどにプログラミングすることで対応しているようだが、それだって補佐が主体となる。
死者を素体として衝動をもって制御するという、基本設計そのものからして兵器であって戦士じゃない。プログライズキーや禁手で補正をかけている俺達が特殊であり、星辰体関連技術だけでこれを克服するのは絶大レベルに困難だ。
外観から見て、奴が第一世代を基本理念としているのは間違いない。にも関わらずあれだけの戦闘技術。それに細かいところで都合のいい流れに相手を誘導しようとする、駆け引きのようなものも感じている。
間違いなく、素体の段階で戦闘巧者。それも入念な訓練を受けているそれだ。
厄介な敵だな。サルヴェイティングアサルトドッグでは押し切りづらいか?
かといって、パラディンドッグは未だ限界時間がある。タイミングを見計らわなければ、半端な使用は敗北に繋がるだけだ。
チッ! 面倒な—
「和ちゃ……ん! 638!」
-その声に、俺は条件反射で対応した。
ザイアで散々叩き込まれた連携戦闘パターン。俺はそれに従い射撃に切り替える。
連携戦闘での運用を想定した、射撃による誘導。
俺が陽動側で、それに合わせた本命の射撃が行われる。
だが、それを相手は完璧に回避した。
……俺の攻撃を回避したうえ、回避の移動距離が絶妙に本命担当が狙いづらい位置にとどめている。
それを見て、俺は正直目を見開いた。
おい、ちょっと待て。完璧すぎる対応にもほどがあるだろう!?
「やっぱ……りね」
そう呟きながら、指示を出した緋音さんが俺の隣に並ぶ。
そして緋音さんは、微妙な表情を浮かべていた。
この反応。もしかして、知り合いか?
「緋音さん。もしかしてあいつ……ザイア関係?」
サウザンドフォース側だろうか?
そう思っていると、緋音さんは俺の方をちょっと呆れた目で見てきた。
「……阿武隈さんだよ。ほら、いっぱい突っかかってきた」
「……あ~……。思い出したくなくて記憶から引っ張り出せなかった」
思い出したー。そうだよ動きが似てるし、俺の動きも想定しやすいわぁ~。
本当に思い出した。というか、思い出したくなかったのかもしれない。
俺が仮面ライダーに認定される前から食って掛かってきて、合計千回以上模擬戦をする羽目になった記憶がある。
そういえば動きがそっくりだった。そして俺と戦い慣れているから、そりゃ俺の動きにある程度の先読みや誘導ができるわけだ。
「てぇめぇ……っ! 思い出すのが遅すぎだろうが! 取るに足らない木っ端だとでも思ってんのか!?」
「いやそこまでは言わねえよ。そもそも模擬戦の勝敗はそんなに大差ないだろうが」
大体600回ずつ勝ちと負けがあって、ぴったり50引き分けだった。
総合的にはトントンレベルだと思うんだけどなあ。
ま、それはともかくとしてだ。
……まさか人造惑星になっているとはな。誰が施術したのかは知らないが、因縁がこんなところで出てくるとは。
AIMSのメンバー全てが堕天使の世話になっているわけじゃない。多くは何らかの形で庇護下に入っているが、サウザンドフォースに流れたやつも多いだろう。
だが、おそらくあいつは別件。
これは気合を入れ直さないと……なっ!!
カズヒSide
戦闘は乱戦になっている。
時折相手を入れ替えながら、私達は素早く戦闘をし続ける。
油断と不運が死に繋がる。その緊張という鎖を気合で引きちぎりながら、私は何度目かの新顔との戦いに入る。
「砕け散れやぁああああ!!」
振るわれる爪に対し、私は素早く反撃を叩き込む。
比較的狭い空間であることから、私は大型の防御プレートを
だがその瞬間、防御プレートは粉砕された。
「脆いぜ!」
虎擬きのSF野郎は、あろうことか噛み砕いた。
……あれ、イッセーでも通常禁手じゃ一回殴った程度で壊れたりしないプレートなんだけど。ついでに言うとかなり高いんだけど。
警戒度を上方修正しつつ、私はその種を観察する。
迫りくる大型物体相手に、あえて噛み付きで対応する。その不可解に、私はある仮説を立てる。
おそらく噛み付き攻撃こそが、奴にとっての最強手段。そう考え、しかし外れている可能性も決して捨てない。
そのうえで、私は相手の猛攻を捌いていく。
「ウラウラウラァッ!! このクラッシュタイガー様に勝てるかよお!!」
……クラッシュタイガー。また安直な気もするけど、コードネームと考えるべきね。
虎をモチーフとした、破壊力特化型。そういう方向とみるべきか。
渦の団としてはネーミングセンスに乖離がみられるけど、とりあえず敵なのは確定。
結論は、すぐに出る。
「いいでしょう、ならもっと相応しい装いで対応してあげるわ!」
『BURST!』
私はプログライズキーをダイナマイティングライオンに切り替え、再び変身。
そして後退し—落ちた。
「間抜けがぁ!」
吠えるクラッシュタイガーは私を追撃する。
そこは戦闘で崩落した通路。そして落ちた個所は小さな倉庫。
逃げ場がないと判断した奴は、躊躇なく噛み付き攻撃を行使する。
……ええ、馬鹿でよかったわ。
「……まだだっ!」
気合と根性を入れ、私はあり得ない体制から瞬間加速で突貫。
掻い潜り、すり抜けるように、私は上下を切り替える。
「知ってるかしら? 狭い空間だと機動力より出力重視が有利らしいわよ?」
狭い倉庫は小さい空間。つまるところ、爆圧の逃げる道がない。
逃げ道側から爆圧を発生させれば、それは高出力で敵に襲い掛かる。
故に、この火力は恐ろしい。
「圧殺されなさい!」
『ダイナマイティングディストピア!!』
その瞬間、奴は逃げることを許されず爆圧に押し潰される。
……残心をとりつつ、私は思考を回転させる。
渦の団残党施設を狙う、多数の勢力による乱戦。それがこの状況の簡潔な説明だ。
つまるところ、奴が渦の団とは別口である可能性は十分すぎるほどにある。
まったく。終わったら終わったらで頭が痛くなりそうだこと。
そんな感じで正体発覚。
ちなみに阿武隈にはモデルキャラがいます。というか、そのモデルキャラを知ったことから作ったキャラともいえます。