混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部 作:グレン×グレン
イッセーSide
真徒どもは本当にやばい連中だ。それは分かっているつもりだった。
アルティーネは俺達のチームで
その、つもりだった。
「如何に君といえど、私だけならともかくこの数で勝てるかな?」
「負ける気はないよ! イッセーもいるもん!」
それにしたって強すぎだろ!?
地球の共生体。その言葉の意味を改めて実感したよ。
こいつら、地球上で戦うとマジ強いな!
「食らっとけ!!」
速射でドラゴンショットを放ったその瞬間、狙っていた真徒の眼前に岩山が立ち塞がる。
ただの岩山じゃない。まるで神の加護を受けた霊峰のようなそれは、ドラゴンショット二発で何とか消し飛ばせる程度の頑丈さ。それがいくつも出てきた。
精々50mほどの岩山を壊すのに、真女王の俺がドラゴンショットを使う。これがやばくなくて何だってんだ。
甘かった。俺達は、まだどこか真徒をなめてかかってた!
そう思った瞬間、今度は氷山が真上にできた。
更にそこに蔦が絡みつき、俺に向かって振り下ろされる。
回避……はアルティーネの方にも向かう。なら答えは単純だ!
「赤龍帝をなめんじゃねえぞ!」
拳を握り締め、撃鉄を起こす。
そして全力で殴りつけ、一気に氷山を粉砕する。
そして壊れた氷山の向こうから、合計十本の剣が襲い掛かる。
真徒が使う星真光で振るう剣だ。聖魔剣とも打ち合えるだろう、やばい性能なのはもう分かってる。
だからこそ、なめんな!
「オールレンジ攻撃は俺にもある!」
飛龍を操って迎撃し、俺はそのうえで真徒の一人に突っ込んだ。
殴り掛かかられた真徒は素早く後退するけど、それはもうお見通しだ。
「アスカロン!」
『BLADE!』
瞬時にアスカロンを展開し、奴の首を切り飛ばす。
これで一人。そう思ったけど寒気を感じた。
次の瞬間、ツタが伸びて首と体を繋げた途端、跳ね飛ばされた真徒の手が動き、応じるように溶岩が現れた。
すぐに後退して安全圏に到達するけど、その時にはその真徒は首を繋げ、まだ血がこぼれているけどすぐに体の調子を確かめている。
……首を跳ね飛ばしたぐらいじゃ死なないってか。フェニックスもびっくりな不死性だな。
『まったくだ。こんな連中が数十も息を潜めていたのだから、この世界も大概魔境だな』
そうだな、ドライグ。でも戦えている。
確かに厄介だ。でも、普通の真徒相手なら同時に複数相手にしても、俺でもしのぐぐらいはできる。
ま、燚誠の赤龍帝なんて言われている俺が、数体相手にするだけで苦労してるってのはやばいんだけど。それでも、俺クラスなら無銘の真徒複数程度ならしのぐことができる。
ならやれる、戦える!
『今の相棒は魔王クラスすら打倒できる、いうなれば準超越者クラスだ。疑似龍神化なら超越者クラスに届く以上、見極めれば奴らも殺せるさ』
ああ、その辺はドライグさまさまだ。
ドライグだけじゃない。アザゼル先生にアジュカ様、オーフィスにグレートレッド。そしてもちろん、リアス達俺の大事な愛する女と頼れる仲間達。
みんなと続けてきたこれまでの日々が、俺に奴らに対抗する力を与えてくれる。
なら負けない、負けられない!
「こいつらは抑える! やっちまえ、アルティーネ!!」
和地Side
現状、阿武隈川人こと、人造惑星マークツヴァイ。コードネーム
乱戦状態ゆえに緋音さんとはぐれ、今はサイラオーグ・バアルと共に戦っている。ちなみに阿武隈は放置できないので、残神による疑似固有結界で隔離している。
人造惑星マークツヴァイ。こいつは間違いなく強敵だ。
準神滅具を二つ保有。更に魔剣創造を多重に再現し、そのすべてが独立具現型で更に至っている。
魔剣創造は創造系神器故、多重に保有するメリットが禁手の同時展開以外にないという無駄がある。だが魔剣の騎士という独立具現型で再現することで、その無駄を省いている面倒な星を振るうことになる。
多重に再現して更に組み合わせることで、奴は軽機関銃による集中攻撃を敢行。しかも何体が離れていたのか、汎用機関銃による遠距離制圧まで加えている。
とどめに、準神滅具の一つが聖なる武装だったことから、聖魔の融合まで成し遂げている。簡単にできることではない以上、マークツヴァイが強敵であることは間違いない事実だ。
だからこそ、一気に仕掛ける。
「サイラオーグ・バアル! 畳みかけるぞ!!」
「任せておけ!」
俺はサイラオーグと共に、猛攻を仕掛ける。
もとよりパラディンドッグは時間制限必須。ならやることは決まっている。
全ての神器を禁手にし、更に残神まで展開。波状攻撃で圧殺を仕掛ける。
サイラオーグ・バアルも覇を解き放ち、既に仮面ライダーレグルスに変身済み。
全力で、一気に、撃破あるのみ。もとより戦闘特化型魔星相手に、長期戦は基本として愚策だからな。
とにもかくにも一点特化。数で圧殺される前に押し切ればいい。
故に、こちらもどちらも遠慮は無用。今後の粘着は殺し合い前提が確定的だし、ここで終わらせるぐらいの勢いで叩き潰す!
「覚悟してもらおうか、阿武隈ぁ!」
「我らの前に立ち塞がるなら、容赦せん!」
左右から猛攻を仕掛け、更に固有結界を生かした複合障壁により防御も加える。
この多重攻撃に、マークツヴァイは防戦一方。
当然だ。如何に戦闘特化型魔星とはいえ、神滅具の禁手が左右から襲っている。
更に片や二つも神器を別に持つ極晃奏者。片や若手悪魔最強と称され、生身で下手な最上級悪魔を返り討ちにできる肉弾派悪魔の頂点クラス。
同時に相手をしてしのげている、マークツヴァイが十分すぎるほどにやばいだけだ。
故に逃げられるとまずい。必然として、ここで一気に叩き潰す!
「クソがぁっ! 魔力を使えない欠陥悪魔との連携だけで、ここまでやるってのか……っ!!」
マークツヴァイも善戦しているのは認めるが、それが限界。
一対一ならやばいところもあるだろう。だが二対一なら押し切れるレベル。
油断はしない。遠慮もしない。躊躇なく、このまま押し切-
『カズちゃんまず……い! 敵の増援!』
-る直前、事態が急展開を迎えている。
ここで外側が非常事態。
躊躇する時間もなく、故に迷いはない。
躊躇うことなく、俺は固有結界を解除する。
Other side
固有結界を解除した九成和地は、躊躇することなく後ろに下がる。
同時に魔剣創造の禁手を切り替え、星を振るう騎士団を具現化し、マークツヴァイ相手に遅滞戦術を開始。
眷属から通信を聞いていたサイラオーグもまた、振り返り味方のカバーに入る。
そしてそこには、大量の欲望のままに暴れ回る魔獣達の姿があった。
それにイッセー達が気づいた時、更に割って入るように突貫する存在がいた。
それらはサイラオーグ・バアル眷属の猛攻をいなし、一直線にターゲットを見据えて狙う。
敵との乱戦。だがしかし、彼らは瞬時に判断した。
「奴は抑えるっ!!」
「今すぐ行って!!」
声を上げるサイラオーグとアルティーネ。
それと全く動じのタイミング。それを半ば予期していた、二人が一気に突貫する。
「させるかぁあああああっ!」
「なめるなぁあああああっ!」
一瞬でかけるは、兵藤一誠と九成和地。
かろうじて距離を間に合い、互いが示し合わせるまでもなく庇う相手を選択。
突貫する攻撃を受け、迎撃を成立させる。
そしてその瞬間、守った二人と
そう、何故ならその姿は—
「「……嘘……っ!?」」
-驚愕するまでに、望月有加利と鰐川亜香里に瓜二つ。
そう、かつて戦った時の二人に、あまりにも似通っていたのだから。