混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 最近蕎麦をメインで食べることを多くしているグレン×グレンでっす!

 いやぁ、蕎麦が調べれば調べるほど健康にいいだろうこれという事実が発覚して以来、なるべくそばを食べる機会を増やしたいグレン×グレンです。太りにくい肝臓に言い糖尿病予防する成人病も防いでくれる関節痛も和らげてくれるといいことづくめで、なるべく二八蕎麦を一日一回は食べるようにしたいグレン×グレンです!


闇動神備編 第二十四話 星辰光、(本当に真面目に)開帳

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんか俺達のVIP席が酷いことになってる!?

 

 オトメさんのダメージが一番でかいけど、カズヒも割と喰らってるし。

 

 というか、試合が始まってから一時間で派手な戦いが連発してるんだけど。これワンデイ・ロングウォーだよね!?

 

「……なるほど。別に制限時間が一日とはいえ、数時間で終わらせてもかまわないといえばかまいませんわね」

 

「いやぁ~。評価的にはどうなのかなって、先生思っちゃう?」

 

 レイヴェルが怖いことを言ってるけど、とりあえずリヴァさんが抑えてるからいいのかな?

 

 俺のマネージャーは辣腕参謀すぎて、結構派手なことやとんでもないことするからなぁ。今度俺達がワンデイ・ロングウォーをした時、「開幕速攻∞ブラスターで即殺」なんて提案しそうでちょっと怖いぞ。

 

 ……別にいいのかも? あれ、混乱してる?

 

「気を取り直しますけど、和地先輩達って大丈夫っすかね?」

 

 と、アニルが首を傾げていた。

 

 ま、確かに。ベルナと二人で10人を同時に相手してるわけだしな。

 

 しかも全員光極めちゃってる系。殆どが氷結星辰眷属(エンキドゥ)だけど、あいつらも大概強いからなぁ。

 

「まぁ、九成が防御に徹していれば当分大丈夫だろう。その間にどれだけベルナがどれだけ削れるかが重要だな」

 

「そうですね。ただ和地先輩は禁手の持続時間が低いですから、主力が一気に畳みかけると押し切られるリスクはあるかと」

 

 ゼノヴィアとルーシアが冷静に推測しているけど、それが問題だよな。

 

 ワンデイ・ロングウォーにおいて九成達が最も不利なのは、九成の禁手持続時間だ。

 

 ……まだ一時間できないぐらいだったっけ? 俺でも至ってからこれぐらい経ってると、数時間は持続できるんだけどなぁ。

 

 あいつ、本当に禁手の才能がないんだなぁ。パラディンドッグを使っても、これってやばくね?

 

 ただ、ベルナと連携をとった九成は、十人がかりの猛攻を至ることなく捌き切っている。

 

 高速機動を得意とするベルナが撹乱しつつ、それを九成が障壁でフォロー。この戦法でしのいでるな。

 

 同時に、九成は一橋、ベルナはアーネを中心に相手をしてる。それで戦えてるんだから、やっぱすげえよ。

 

 でも、それ以外でも戦闘は頻発してる。

 

 ……勝てるかな、あいつら……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 武山黒狼にとって、現状は比較的好都合といえる。

 

 想定外のマッチメイクとなっているが、和地が「一対一の決闘」を「対多数戦闘の支援」を片手間にしつつ戦えているのが特にいい。おかげで、相手のアドバンテージである数の差を防ぐことができているからだ。

 

 黒狼にとって光を極めた者達は慣れていないが、それでも言えることはある。

 

 半端に圧殺を試みてはいけない。そうなれば、文字通りその場で上回られる。

 

 各種データや経験者の聞き取りにより、黒狼はそう結論付けている。

 

 本来、心身の消耗ゆえに弱体化し続けるのが常である前線での戦闘継続。それを意志の力で困難を乗り越えることで、彼らはあっさりと捻じ曲げる。

 

 必然、あの手の手合いに対応するには「圧倒的確殺を一気に叩き込む、有無を言わせない必殺」が最適解。そういう意味では、レーティングゲームという競技では相手をしたくない手合いといえる。

 

 だが同時に、その覚醒は「より強い存在を乗り越える」という形で発揮されやすい。

 

 つまるところ、遅滞戦術や受け流しによる消極的な戦闘では本領を発揮しづらい。

 

 その点において、防衛戦闘に長ける和地は間違いなく最適解。

 

 彼がベルナと連携して、相手チーム18名中10名を足止めしているのは、間違いなく数で劣るこちらにとって圧倒的有利。

 

 その間に何人かを各個撃破できれば、初手のプランが失敗したこちらの勝算が取り戻せる。

 

 問題は―

 

「さて、貴様の相手は妾がしよう」

 

 ―自分が、九条・幸香・ディアドコイを足止めできるかどうかだ。

 

 超獣鬼(ジャバウォック)の単独撃破。魔王クラスであるグレイフィア・ルキフグスですらできなかった難行を成し遂げた、後継私掠船団の長。

 

 まごうことなく化け物であり、そんな彼女が王であることそのものが、彼女達と相対するにおける最難関。

 

 つまるところ、初手のプランが失敗した時点でこの戦いは「幸香以外を可能な限り減らしての逃げ切り勝ち」か「戦力を集中投入しての後先を考えないごり押し勝ち」の二択だ。

 

 それを成すには、当然だが彼女に各個撃破される現状だけは回避しなければならない。

 

 ……つまるところ、ここが正念場である。

 

「……創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星」

 

「天進せよ、我が守護星———鋼の未開(あした)を駆けるがために」

 

 全力で星を開帳。それをもっての防衛線。

 

 

 

 

 

 

 

 

 歯を食いしばり、死力を尽くす戦いが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 両チームは、最重要人物が二人いる。

 

 最強戦力でもある王は当然。だが、その上でのもう一人も共通項。

 

 それは、経験豊富なブレインである。

 

 互いにレーティングゲームは経験が浅く、専門的知識も豊富ではない。実践では圧倒的に強くても、ゲームはゲームで勝手が違う。

 

 故にこそ、それを補えるブレインがあってこその快進撃ともいえる。

 

 和地たちにとって黒狼が担うそれを抑えられれば、こういった戦術プランが無視できないルールにおいて有利になる。

 

 必然、準最強戦力である行船三美が、進軍制覇の覇王チームのブレインを潰しに向かうのは当たり前の戦術だった。

 

 対策が施されることは想定していた。その上で、食い破る必要があることも理解していた。

 

 やることは奇襲速攻。リーン・ヴァプラという光を極めていない悪魔が相手なら、勝ち目は十分すぎるほどある。

 

 ……だが、ここで想定外が起きる。

 

『見つけました。その手は喰いません』

 

 かけられたのは、通信ではなく念話。

 

 魔術的に直接届けられたメッセージに対し、三美は全力で警戒。

 

 その瞬間、幾重もの魔術攻撃が放たれた。

 

 瞬時に大剣乱舞(バスター・ダンシング)を展開し回避と迎撃を敢行。

 

 だがその瞬間、周囲の地面が隆起し、そこから魔力が迸る。

 

 初手の奇襲で気を引き、そのタイミングでこちらを包囲して圧殺を狙う。

 

 戦術としては一理ある。可能ならば行けるだろう。

 

 だが、これをかなり離れたところから行うのがどれだけの難易度が。

 

 魔術回路保有者は時として奇跡の真似事すらできる。だが、これだけの行動は超一流の回路と練度をもってなお、周辺に緻密な加工を施す必要がある。

 

 レーティングゲームで扱えるような能力ではない。あり得ない。

 

 だが、現実にそれを成している以上は対応するしかない。

 

「創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星」

 

『天進せよ、我が守護星———鋼の彼方(あした)を駆けるがために』

 

 今ここに、張越最良(チョウリョウ・エボリューション)が開帳する星に立ち向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして同時期、約三名が致命的に追い込まれていた。

 

「ふぅうううううううっはっはっはぁああああああああっ!! この程ぃいいいいいいい度ぉおかぁあああああああっ!!」

 

「いやうるさいから!?」

 

 ―特に耳が酷い事を、インガの大声が証明した。

 

 枉法インガ、ヴィーナ・ザンブレイブ、シルファ・ザンブレイブ。この三人は聴覚を中心に追い込まれていた。

 

 アザゼル杯において、フェニックスの涙は使えないが回復ポイントがそれぞれに設置されている。だが、それ以外の手段で回復してはいけないなどということはない。

 

 そしてヴィーナ・ザンブレイブの神器を利用した回復は、霊薬を製造するがゆえに悪魔にも通用する。これは大きなアドバンテージだ。

 

 だからこそ、当然敵だって妨害する。

 

 それを読んでいたからこそ、二人も護衛を配置していた。

 

 だが、この方向性で攻撃してくるのは予想外だ。

 

 そして何より、相手の攻撃も予想外といえる。

 

「さぁああああああくらえぇえええええええいぃっ!!」

 

 放たれる消滅の魔力を、インガは素早く回避する。

 

 そう、消滅の魔力。だが同時に、相手はシュメイ・バアルでもナシュア・バアルでもない。

 

 後継私掠船団の一人、道間・禅譲・信姫(どうま・ぜんじょう。のぶひめ)。純粋な人間だ。

 

「なんで!? どうやって!?」

 

「教えぇえええるぅううかぁああああ!! さぁぐるぅううううがよぉおおおおおいぃいいいいいっ!!」

 

 そして謎の巻き舌で声が大きい。地味にうざい。

 

「馬鹿なの? 特殊な馬鹿なの!?」

 

 シルファもげんなりしているが、こちらも発動体を構えながら対応している。

 

 だが、消滅の魔力は密度が高い為、うかつに弾けば発動体が消滅する。

 

 そして問題は―

 

「とったよ!」

 

「あまぁああああっいぃいいいいいいいいいっ!!」

 

 ―ヴィーナが一撃を叩き込んだ瞬間、炎と共に負傷が回復される。

 

 ……そう、この回復方法はフェニックスの不死に近い。

 

 目の前にいる女、道間・禅譲・信姫は、あろうことか悪魔の力を振るっている。

 

 そういう系統の神器が一切ないわけではない。だが禁手に至っているとしても不自然な進化を遂げている。

 

 何か裏がある。だが、それが分からない。

 

「探ってみぃいいいよぉおおおおおおお! 当てれるぅうううのなぁああらぁっ!! 褒めぇてやるぅうぞおおおおおおお!!」

 

「「どうやって!?」」

 

 インガとヴィーナは思わず同時にツッコミを入れた。

 

 状況が意味不明すぎて、現状ではどうしようもない。そもそもなんでもありな星辰光も存在する以上、探りようがない。

 

 だが―

 

「いいわ。それがあなたの望みなら」

 

 ―そこに、一手を叩き込める者がいる。

 

 力強く宣言するシルファに、信姫は面白そうににやりと笑う。

 

「ほぉおおおっうぅううううう! 探れぇええるぅううかぁあああああ!!」

 

「お望み通り当ててあげるわ。ま、粘れられればになるけれどね!!」

 

 手段を、一人だけは持っている。

 

「創生せよ、天に描いた星辰を———我らは煌く流れ星」

 

 今ここに、更に星が開帳される。

 




 割と壮絶にガチバトルが起きているところもあるのです。()等つかないのです。
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