混沌世界のプロローグ―好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話・第二部   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 書き溜めも十分すぎるほど溜まっておりますグレン×グレンです。

 そういうわけで、ゲームもクライマックスです!


闇動神備編 第二十七話 究極の一瞬

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベルナと共に猛攻をしのぎつつ、俺はタイミングを計っている。

 

 アーネ・シャムハト・ガルアルエル。そして一橋・幸弥・ディアドコイ。

 

 二人揃って強敵で、更に氷結星辰眷属(エンキドゥ)が八人。

 

 いい加減休憩が欲しいレベルだが、この手の土俵で光を極めた連中は止まらない。

 

 つまるところ、このままだとこっちが確実に競り負ける。

 

 結論として、そろそろ敵を減らして俺が受け持つ段階だ。

 

 と、いうわけで!

 

「じゃ、こっちもそろそろ本腰を入れるとするか」

 

『BLANCE SAVE』

 

 素早くパラディンドックプログライズキーを取り出して、パラディンドッグに再変身。

 

 加えて、展開する禁手も決まっている。

 

 誓約成す勝利の銀剣(カリブリヌス・シルバーレット)

 

 戦場駆ける従士の戦車(ウォー・チャリオット・サーヴァント)

 

 俺は禁手をフルに活用し、一気に仕掛ける体制に入る。

 

「やっとか! だが……まだだっ!!」

 

 当然、一橋を筆頭に覚醒して相手も対抗。まぁこれは想定内。

 

「固有結界来るぞ! 気合を入れろ!」

 

「魔力放出分動きが変わる! それも忘れるな!!」

 

 そして当然、血筋に依らぬ魔導聖人(アンチェイン・パプテスマ・プライド)も警戒される。

 

 残神である絶対なる守り(アブソリュート・ディフェンダー)も含めて強力だから当然だ。ああ、当然だとも。

 

 だが甘い。俺がただ一辺倒にそれを使うだけだと?

 

 まず三人!

 

 一瞬の判断で、俺は近くにいた氷結星辰眷属を狙い撃ち、そいつら()()()固有結界に取り込む。

 

 そして瞬時に接近した。

 

 氷結星辰眷属は、大きく分けて三つに分かれる。

 

 一つ。鎧を含めた氷の武具を作り出して操る。おそらく操縦性が高いタイプで、これにより質量や慣性を半ば無視した戦闘動作を行う前衛タイプ。

 

 一つ。氷塊を操作して攻防に転用する。こちらは操縦性が高いタイプであり、ある程度間合いを調整することができる、いわば中衛タイプ。

 

 そしてこの三人が保有するタイプ。氷塊を形成して高速射出する。こちらは収束性が高いと見え、それによる攻撃力を遠距離から押し付ける後衛タイプ。

 

 そして戦闘とは長所を押し付けるのが基本的に有利であり、短所を攻められれば基本的に不利になる。

 

 そして俺はこの一瞬で、後衛タイプの三人が近い地点に集まっていたのを見逃さなかった。

 

 故に、このチャンスを一気に狙うのは当然だった。

 

「「「まだだっ!!」」」

 

「知ってるとも。だが甘い」

 

 放たれる攻撃を障壁や回避、切り払いでしのぐ。そして間合いに入ったその瞬間、一気に斬撃で切り裂いた。

 

 覚醒して強くなっているようだが、このレベルで俺を相手にするにはあと五回は必要だ。そしてそんな時間はひとかけらも与えない。

 

 誓約成す勝利の銀剣を小出しでぶっ飛ばし、跡形もなく吹き飛ばすぐらいの気概で叩きのめす。

 

 そして溜め込んでから固有結界を解除。

 

 ベルナは高速機動でとにかく時間を稼いでくれており、きちんと生き残っている。

 

「早い!? これが、涙換救済(タイタス・クロウ)か!?」

 

「極晃奏者、旧済銀神(エルダー・ゴッド)は伊達じゃないってか!」

 

 驚愕する氷結星辰眷属達だが、其れより先に突貫する者が一人。

 

「待ってたぜ義親父ぃいいいいいっ!!」

 

 一橋・幸弥・ディアドコイ。帝国船長が突貫した。

 

 だが甘い。何もかもが甘い。

 

 残念だが、今回は奥の手込みの新技だ。

 

「誇りに思え。この残神(コスモス・ボルト)銀剣の誓約書(ラウンドナイツ・シルバーレット)の被撃破第一号になることをな」

 

「二本だと!?」

 

 驚愕するようだが、もう遅い。

 

 誓約成す勝利の銀剣の残神、銀剣の聖約書。

 

 能力は単純に言うと、銀剣に一回分の魔力を溜め込めるというもの。

 

 つまり、他の禁手と併用することで俺は事前チャージによる連射や斉射が可能。要はシューティングゲームでチャージ系のボムを一気に連発する奴だ。アレだ。

 

 溜め込む必要があるので使い勝手はあれだが、これで俺の火力は更に増す。

 このまま、吹き飛べ!

 

「必殺、銀剣二刀流ッ!!」

 

 これで、一気に流れを変えて見せる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 凄まじい威力の斬撃がぶっ放された。

 

 九成の奴、更に成長してるな!

 

 びっくりしたぜ。っていうか、戦ったらやばいだろあれ!?

 

「……ふむ、今のイッセー様と正面から打ち合うのなら、疑似龍神化相手に最低二本は必要ですわね」

 

「それも片方オンリー{∞ブラスター及びロンギヌススマッシャーとの打ち合いの意}の場合でしょうしね。ここから要修練になるのかしら」

 

 レイヴェルとカズヒが意外と辛辣な評価!?

 

 いや、言われてみればその通りな気もするけど。気もするけどいいのかそれで。

 

『いや、疑似龍神化の火力が絶大すぎるだけだぞ? むしろ褒めてるだろう』

 

 ドライグそれでいいのか!?

 

 だけど実際、とんでもない火力がぶっ放された。

 

 反対側の山が跡形もなく吹き飛んでる。間違いなく、今の九成が放てる最大火力だろう。

 

 やっぱりアイツ、凄いや。

 

 で、幸香達はこれで何とかできたのか―

 

『……サンキューな』

 

 ―その瞬間、魔力斬撃を()()()()突貫する奴がいた。

 

 あれは、一橋・幸弥・ディアドコイ……!?

 

 あり得ないだろ。あれの直撃を喰らって、其れで突貫したってのか?

 

 いや、直撃してない。見る限り、負傷が少なすぎる。

 

 まさか、九成が仕損じた? このタイミングで!?

 

 目の前に突貫された九成は、大技を振り切っていて隙がある。

 

 それに対して、一橋は氷の大剣を振りかぶり―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……チッ!』

 

『……マジか』

 

 

 

 

 

 

 

 

 一瞬ですれ違った二人の反応は、舌打ちと驚愕。

 

 一橋の右腕は切り飛ばされて宙を舞い、だけどそれで済んでいる。

 

 逆に九成は魔剣を放した膝蹴りを放っていて、だけど胸部を深く切り裂かれている。

 

 そのまま九成は力なく倒れていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『悪いが、今回はドローだ』

 

『……オイ、マジかよ?』

 

 

 

 

 

 

 

 その言葉に、反応が一瞬遅れた。

 

 九成に遅れて倒れていく一橋の背中には。五本ぐらい魔剣が突き立ってる。

 

 刺さり方もばらばらだし、狙いも甘い。あ、あれすれ違った一瞬のスキをついて、背中から勢いよく創造しながら魔術を使って発射したのか。

 

 見れば周りには、二十本ぐらい魔剣が飛び散ってる。なんだっけ……クレイモア地雷?

 

 いや、でもこの結果は―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『涙換の救済者チームの王が撃破されたことにより、進軍制覇の覇王チームの勝利です!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―九成達の、負けか……っ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……意外だな。あの涙換救済(タイタス・クロウ)が、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)とはいえ氷結星辰眷属(エンキドゥ)如きに負けるとはな」

 

「何か一手あるかもしれんな。あの後継私掠船団から、氷結星辰眷属が兵士以外で参加だ。それぐらいはあり得るだろう」

 

「なるほど。奴らもただ大勢にしっぽを振るわけではない。油断できんな」

 

「となると、彼らを動かしますか?」

 

「落ち着け。真徒の意向に背くわけにいかんし、彼らもヴァーリチームほどではないが気まぐれだ」

 

「確かに。暴走されても困りますな。やはり難儀な戦力だ」

 

「まぁいいでしょう。彼らは漏れなく有力な戦力。精々力を貸してもらうとしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ファファファ。よもやあの旧済銀神(エルダーゴッド)が三下風情にやられるとはな』

 

「意外でしたね。いえ、あの帝国船長(キャプテン・マケドニア)とやら、氷結星辰眷属という三下にしてはできる相手でしたが」

 

「そうですね~。ま、後継覇王(アレキサンダー)と恋仲になるなんて宣言するだけはある、ということでしょうかね?」

 

「まぁいいでしょう。奴が今回負けようが、我々にとって懸念となる戦力であることに変わりはないですし」

 

『確かにな。幸い、今回のデータは中々に興味深い。氷結星辰眷属を後継私掠船団の三下と切って捨てるべきではないということじゃろうて』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『がぁあああああっ! 何やってんだあの野郎が! 三下風情に負けるとか……ざけんじゃねえぞぉ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それはそれとして、マークツヴァイだったか。荒れておるな』

 

「申し訳ありません。彼、涙換救済のことに凄まじい執着心を持ってまして」




和地「頑張ったけど四人道連れにするのが限界だった件」

 レベルが低いのがほとんどとはいえ、光狂い10人を二人で相手をしたうえ、四人も道連れにするのは十分すぎる戦火ではある。

 しかし敗北は敗北。後継私掠船団は、いかに涙換救済でも楽に勝てる相手ではない。

 そして真っ向から勝機を見出せない限り、主神すらはびこるこの大会を優勝する事もまた不可能。

 ……さて、そろそろテコ入れかな?
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